骨粗鬆症12、骨粗鬆症の治療5
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 141 号 ◆
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H20年9月12日発行 購読者数 12971名
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)12
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1,原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2,続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
1,脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合「骨粗鬆症」
2,脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
●骨粗鬆症の検査
○問診、単純X線検査
○骨密度測定、血液検査、尿検査
●骨粗鬆症の治療
○続発性骨粗鬆症の治療
まずは、原因となる病気の治療をする。
○原発性骨粗鬆症の治療
1,食事療法
○「カルシウム」、「ビタミンD」を多く含む食品を摂る。
2,運動療法
○骨に負荷を与える事が出来れば何でも良い。
出来る範囲で無理せずやる。
3,薬物療法
○骨が壊れまくっている場合。
もしくは重症の骨粗鬆症の場合。
「ビスフォスフォネート製剤」、
○骨の壊れ方がさほどでもない時。
活性型ビタミンD3,又はビタミンK2
○それ以外にも、女性ホルモン(エストロゲン)や、
カルシウム製剤による治療もある。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)っていう病気は、
骨が壊れる > 骨が修復される、 っていう状態なんで。
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足の人です。
「骨粗鬆症の診断」は、骨密度を測ったり、
レントゲン写真を撮ったりとか。
あとは、血液検査や尿検査なんかも使います。
そんで、骨粗鬆症の治療なんだけど。
食事療法でとしては、カルシウムに加えて、
ビタミンDも摂る事が大事です。
そして、運動療法は、できる範囲で運動をして、
骨に負荷を与えてやるのが大事です。
もちろん、薬を使う薬物療法、
という治療もあります、っていう事でしたね。
そいじゃあ、今日も「骨粗鬆症の治療」について。
具体的に話していきましょうか。
●骨粗鬆症の治療5
今日やるのは、厳密に言うと、
「骨粗鬆症」という病気自体の治療ではありません。
本当の意味での骨粗鬆症の治療っていうのは、
骨が壊れるのを抑えたり、骨の量が増えるようにする治療。
っていう事だとは思うんですけど。
骨粗鬆症になった結果、骨折をした場合。
痛いですよね、骨が折れてるんだから。
そしたら、その時に使う痛み止めとか、
そういうのも、治療にはなりますよね。
そんなような、骨そのものに対する治療ではないんだけど、
骨粗鬆症に関連するものの治療、と思って下さい。
4,理学療法
○温熱療法:
入浴、温湿布、ホットパックなど。
○マッサージ:
血行をよくして新陳代謝を進め痛みを軽くします。
○コルセット:
圧迫骨折による痛みを軽くし、また、
脊柱の変形を予防します。
「温熱療法」っていうのは、その名の通り。
あったかくしてあげる治療です。
お風呂に入ったり、あったかいシップをはったりとか。
まあ、そんな感じのやつですわ。
「マッサージ」はわかりますよね。
そのまんまです。
あったかくしたり、マッサージでほぐしてあげると、
血行が良くなりますから。
痛みがやわらいできます。
あったかくしたり、マッサージをしたら、
骨が強くなる、とかそういう事はなくて。
あくまでも、補助的なもんです。
「コルセット」っていうのは、
腰とかに巻くバンドの、がっちりしたやつですね。
背骨の手術って、かなりの大手術だし。
完全に元に戻すっていうのは難しいですから。
コルセットでがっちり固定して、
骨に負荷をかけないようにして、痛みを和らげる。
そして、骨が固まるのを待つ。
っていう治療です、簡単に言うと。
コルセットをしたから、骨が強くなるって事はありません。
5,手術
骨粗鬆症という病気で骨が弱くなると、
骨折しやすくなっちゃいます。
そいで骨折した場合に、どういう治療をするかっていうと。
手術による治療と、手術以外の治療があります。
手術をするかしないかっていうのは、
どの骨を骨折したか、っていう事と。
開放骨折(複雑骨折)かどうか、とか。
骨が折れた後、ずれていないか、とか。
まあ、そういう条件を見て、手術をした方が良いのか、
手術をしなくても良いのか、っていう事を決めます。
骨折の専門科っていうのは、整形外科医で、
私は循環器内科医なので。
全然、分野が違うので、細かい事はわかんですけどね、
私には。
まあ、そこは主治医の判断に任せて下さいな。
手首の骨とか、背骨(脊椎)の骨折の場合は、
保存治療っていって、ギブスやコルセットで固定して。
痛みがあれば、痛み止めとか。
そういう治療をします。
大腿骨っていう、「太もも」の骨。
その中でも、太ももの付け根の当たりの骨折に関しては、
手術をする場合が多いです。
手術をすれば、骨はくっつくけど。
骨そのものを強くする事はできませんから。
「手術」っていうのも、骨粗鬆症そのものの治療ではなく、
「骨折の治療」になります。
そんな訳で、本日も「骨粗鬆症の治療」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の治療5
4,理学療法
○温熱療法:
入浴、温湿布、ホットパックなど。
○マッサージ:
血行をよくして新陳代謝を進め痛みを軽くします。
○コルセット:
圧迫骨折による痛みを軽くし、また、
脊柱の変形を予防します。
5,手術
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