骨粗鬆症8、骨粗鬆症の治療
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 137 号 ◆
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H20年8月15日発行 購読者数 13003名
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ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
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HP:「病気の症状と予防」
http://www.yabuishi.com/
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)8
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
●骨粗鬆症の検査
○問診
○単純X線検査
○骨密度測定
○血液検査、尿検査
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気で、
日本で約1000万人も患者さんがいます。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、
レントゲンを撮ったり、骨密度を測ったり、
血液や尿検査等の検査を行ったりするのと、
軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、
って事を組み合わせて行う、っていう話でしたね。
そいじゃあ、「骨粗鬆症の検査と診断基準」を勉強して、
骨粗鬆症の検査をして診断した後で。
どうやって治療するのか、って事で。
今日は「骨粗鬆症の治療」について、です。
●骨粗鬆症の治療
「骨粗鬆症の分類」のとこでやった事だけど。
骨粗鬆症には、大きく分けて2種類あるんですよ。
どんなものか、もう一回復習してみると。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっている骨粗鬆症
この2つに分かれます。
○続発性骨粗鬆症の治療
原因がわかっている「続発性骨粗鬆症」。
これは、原因となる病気とか、薬とか。
そういうのがあってなる骨粗鬆症、っていう意味ですから。
こっちの場合は、まず「原因となっている病気の治療をする」
っていうのが、治療になります。
他の病気でも、全部そうなんですけど。
当たり前ですね、これ。
骨粗鬆症の原因となる病気っていうのは、具体的には。
糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、関節リウマチ、
肝臓の病気、甲状腺の病気、婦人科の病気。
なんかがあります。
糖尿病と慢性腎臓病(CKD)に関しては、
以前にこのメルマガでも勉強しましたよね。
忘れちゃった人は、これを読んでね!
★日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
そいで本題の、原因がわからない骨粗鬆症
(原発性骨粗鬆症)の治療についてなんだけどね。
実際は、続発性骨粗鬆症に関しても、
まずは原因となる病気(基礎疾患)の治療はするんだけど。
「それに加えて」、これからやる治療も平行してやるんで。
ここからがホントの「骨粗鬆症の治療」
って言っても良いと思います。
○原発性骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の患者さんっていうのは、
骨折を起こして初めて病気だ、
っていう事がわかる人も多いんですよ。
理想的には、糖尿病とか慢性腎臓病(CKD)とか、
関節リウマチとか、そういう「骨粗鬆症の原因になる
可能性のある病気」を持っている患者さん。
言い方を変えると、「骨粗鬆症になるリスクの高い患者」。
こういう患者の場合は、医者の方で積極的に
骨密度とかの検査をして、骨折する前に、
「骨粗鬆症」の診断をつけてあげるべきだと思いますけど。
実際のとこ、なかなか難しいんですよー。
「骨粗鬆症」は「整形外科医」が専門ですけど。
「骨粗鬆症になりやすい病気」である、
糖尿病とか、慢性腎臓病(CKD)とかっていう病気は、
主に「内科医」が診ていますからね。
医学が発達して、専門化してしまったので。
ある程度はやむを得ない面はあるんでしょうけど。
骨密度の検査って、精密なやつはかなり大きな病院
なんかに行かないとできないんだけど。
簡単なやつは、普通の病院とかでも
出来るとこが多いですからね。
もちろん、レントゲン写真も。
骨密度の場合は、健康な人(YAM)の何%っていう
数字で出てくるから、間違いようがないです。
整形外科医でないと、なかなかわかりにくい、
っていうレントゲン写真なんかは当然あるんでしょうけど。
明らかな骨折とか、すごく骨密度が低いっていう場合は、
整形外科医でなくても骨粗鬆症って診断はできますからね。
明らかなものだけでも、「骨粗鬆症」と診断する。
で、骨折とかがないのであれば、治療をする。
という事は、整形外科医でなくても、ある程度はできるので。
個人的には、内科医なんかでも、糖尿病とか、
慢性腎臓病(CKD)とか関節リウマチとかの病気があって、
骨粗鬆症のリスクの高い人は、「骨粗鬆症」かどうか、
積極的に検査はしていった方が良いんじゃないかと思います。
あ、なんか話が本題とはずれて長くなっちゃったので。
原発性骨粗鬆症の治療については、おおざっぱに。
○原発性骨粗鬆症の治療
1、食事療法
2,運動療法
3,薬物療法
4,理学療法
5,手術
がある、って事で。
細かい話は次回以降に、って事にしましょうか。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の治療」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の治療
○続発性骨粗鬆症の治療
まずは、原因となる病気の治療をする。
○原発性骨粗鬆症の治療
1、食事療法
2,運動療法
3,薬物療法
4,理学療法
5,手術
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症7、骨粗鬆症の検査
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 136 号 ◆
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)7
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、
軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、
って事と、骨密度、骨のレントゲンを組み合わせて行う。
っていう話でしたね。
そいじゃあ、「骨粗鬆症の診断基準」がわかったところで。
実際にどういう検査をして骨粗鬆症って診断するのか。
って事で、今日は「骨粗鬆症の検査」について
勉強していきましょうか。
●骨粗鬆症の検査
○問診
これは、全ての病気、患者で基本になります。
他の病気の時にも出てきましたね。
その名の通り、患者さんに問いかける診断です。
骨粗鬆症っていうのは、どれだけ骨折しやすいか。
っていう事が基準になる病気ですから。
ささいな原因で骨折したことがあるか、とか、
家族に骨粗鬆症の人がいるか、とか。
腰・背中の痛みがあるか、身長が低下したか。
喫煙・飲酒の習慣、運動の習慣等を聞きます。
○単純X線検査
背骨(腰椎・胸椎)のレントゲン撮影をして、
骨が変形してないか、骨折がないかなどを観察します。
前回「骨粗鬆症の診断基準」のとこで、
「脊椎X線」での骨粗鬆症化あり
とかってやりましたよね。
あの検査の事です。
○骨密度
骨粗鬆症っていうのは、骨がスカスカになる病気です。
実際に写真で見るとこんな感じ。
→ http://www.med.or.jp/chishiki/kotu/001.html
参照:健康の森「日本医師会HP」:骨粗鬆症
この写真の左側が健康な人の骨の断面。
そいで、右側のやつが、骨粗鬆症の人の骨です。
見た感じ、スカスカですよね、右の方。
でも、生きている人の骨を切って診断する事はできませんから。
その替わりに、X線を使ったり、超音波を使って、
どのくらい、骨がスカスカなのか。
言葉を変えると「骨密度」っていうのを測定します。
○骨密度の検査
細かい話はどうでも良いんだけど。
骨密度を測る方法にも、いくつかあります。
1、二重X線吸収(DXA:デキサ)法
腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの骨)にX線を当てて、
骨密度を測る方法です。
一番信憑性の高い検査方法って言われているんですけど。
高価な機械なんですよね、これ。
装置も大きいから、大きな病院にしかありません。
2,MD法
両手の人差し指と、アルミニウムの基準計っていうのを
いっぺんにX線で撮影して、
骨の透過度と基準計の透過度を比較する検査です。
レントゲンを撮るだけなので、簡単な検査です。
3,超音波測定法(QUS法)
踵骨(かかとの骨)や脛骨(すねの骨)に、
超音波を当てて、骨密度を測ります。
放射線を使わないで超音波を使うので、
妊婦や子供にも使えます。
4,QCT法
CTっていう機械を使って、骨を輪切りにして、
骨の密度を測定します。
○血液検査、尿検査
血液・尿検査では、骨そのものの強さを、
直接測る事はできません。
でも、「骨粗鬆症」っていうのは
骨が壊れる > 骨が修復される
という状態なので。
どんだけ骨が壊れているのか(骨吸収)、
どんだけ骨が修復されているのか(骨形成)、
っていうのを測る事は出来るんですよ。
血液検査とか、尿検査をして、
「骨代謝マーカー」っていうのを測ればね。
骨粗鬆症の薬を使っても、骨が丈夫になるまでには、
かなり時間がかかりますから。
その前に、薬の効果があるのか、っていう事を
判定する為にも、血液検査とか尿検査を行います。
医者とか看護師とか、医療関係者も、
このメルマガを読んでいる方がいるようなので。
ちらっとだけ書きますけど。
「骨代謝マーカー」には「骨吸収マーカー」
(NTX:尿、血清DPD、デオキシピリジノリン)と
「骨形成系マーカー」(BAP:血清など)があります。
保険適応にもなっていて、よく使われるのが、
「尿 NTX」っていう検査ですので。
もし骨粗鬆症で通院されている方でしたら、
血液検査や尿検査の内容を見てみてね!
医師や看護師の方でしたら、骨粗鬆症の患者がいたら、
是非測ってみて下さい。
http://www.oie.or.jp/html/test/osteoporosis.htm
参照:高齢者運動器疾患研究所「骨粗鬆症の検査」
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の検査」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の検査
○問診
○単純X線検査
○骨密度測定
○血液検査、尿検査
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症6,骨粗鬆症の診断基準
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)6
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。
タバコ、お酒の飲み過ぎ。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんですよ。
どんな人が骨粗鬆症になりやすいかっていうと、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいよ、って話でした。
そいじゃあ、骨粗鬆症のイメージがつかめたところで。
どうやって「骨粗鬆症」だ、って診断するの、って事で。
今日は「骨粗鬆症の診断基準」について勉強していきましょう!
●骨粗鬆症の診断基準
骨粗鬆症っていうのは、骨がスカスカになって、
骨折しやすくなる病気ですから。
もっとわかりやすく言うと「骨が弱くなる病気」です。
骨が弱くなって、結果的に骨折しやすくなるんです。
じゃあ、「骨の強さ」っていうのを測定できれば、
「骨粗鬆症」って診断できますよね。
骨の強さ(骨強度)っていうのは、
骨の密度(骨密度)と骨の質(骨質)で決まります。
骨の強さの7割くらいは、「骨密度」で決まっちゃいますから。
おおざっぱに言うと、骨の強さを測るには、
「骨密度」を測れば良い、って事になります。
実際にはそれだけでなく、「骨粗鬆症」っていうのは、
「どれだけ骨折しやすいか」、って事も大事なので。
それと合わせて診断する事になります。
具体的には
1、軽い力によって起こった骨折
(脆弱性骨折:ぜいじゃくせいこっせつ)の有無、
2、骨量の減少度合い(骨密度)
3、X線による脊椎(せきつい:背骨)の状態、
を組み合わせて行います。
●骨粗鬆症の診断基準
まずは、きちんとしたやつ(笑)
日本骨代謝学会の診断基準を見てみましょうか。
○原発性骨粗鬆症の診断基準 (2000年度改訂版)
〈骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドライン
2002年度改訂版〉
低骨量をきたす骨粗鬆症以外の疾患
または続発性骨粗鬆症を認めず、骨評価の結果が
下記の条件を満たす場合、原発性骨粗鬆症と診断する。
1.脆弱性骨折がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化あり
2.脆弱性骨折なし
1)正常:骨密度値がYAMの80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値がYAMの70%-80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値がYAMの70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
はい。
相変わらず、何言ってんだかわかりませんね。
それでは、いつものように、解説していきましょうか。
○「脆弱性骨折」
普通、骨折っていえば、高いところから落ちたり。
車に引かれたとか、そういう「強い力」が
外から加わって、骨が折れますよね。
そうではなくって、ちょっと尻もちをついた、とか。
もしくは、知らないうちに骨折していた、
っていうのが「脆弱性骨折」です。
背中が丸くなって、背がすごく小さくなっちゃった、
おじいちゃんとか、おばあちゃんっていますよね。
あれって、知らないうちに「背骨が骨折して潰れちゃった」から、
あんな風になるんですよ。
ああいうのが、「脆弱性骨折」ってやつですわ。
○「骨密度値」
その名の通り、骨の密度です。
レントゲンとか、CTとか超音波検査とか。
いくつか調べる方法はあるんですけどね。
細かい話は、「骨粗鬆症の検査」の時にするとして。
要は、どんだけ骨の量が減っているか、っていう検査です。
○「YAM」
「young adult mean」の略です。
日本語に訳すと、「若い大人の平均値」っていう事っす。
もっと具体的には、20-44歳の若年成人の平均値の事です。
○「脊椎X線」
脊椎っていうのは、おおざっぱに言うと、「背骨」ですね。
ホントは、腰とか頸とかの骨なんかも脊椎なんですけど。
レントゲン写真をとって、背骨の状態を見て。
健康な状態とは違って、スカスカであるような状態を
「脊椎X線像での骨粗鬆症化」って呼びます。
それを踏まえて、もう一回、上のやつを見てまとめると。
おおざっぱに言うと。
軽い力によって起こった骨折なんてしていなくって。
そいで、骨密度が若い人の80%以上。
っていう人は、「正常」です。
脊椎X線で、骨が潰れちゃっている、とか。
骨がスカスカとか。
骨密度が若い人と比べて70%未満だったら、
軽い力によって起こった骨折していなくても、「骨粗鬆症」。
軽い力によって起こった骨折をしていたら、
骨密度が若い人と比べて80%未満なら「骨粗鬆症」。
ちょうどその中間の人は、「骨量減少」になります。
わかったかなー。
骨粗鬆症っていうのは、どんだけ骨折し易いか。
っていうのが前提になる病気ですから。
もう既に知らないうちに骨折してる人、
っていうのは、また骨折しやすいですからね。
「骨粗鬆症」と診断されやすくなる、
っていうのがポイントになるかな。
それと、80歳の女性にしたら骨が強かったとしても。
あくまで比較するのは「若い人」になります。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の診断基準」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症4,骨が減るメカニズム
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 133 号 ◆
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H20年7月18日発行 購読者数 13006名
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ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)4
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、
病気や薬など、原因がわかっている続発性骨粗鬆症がある、
という話でした。
「骨粗鬆症」っていうのは、
「骨の量が減って、骨が弱くなる病気」、
とは言ってみたものの。
「骨って、どうなったら減るんじゃー。」
っていう事を理解していないと、
その後の理解が難しくなるので。
今日は、「骨が減るメカニズム」について説明しますか。
●骨が減るメカニズム
骨っていうと、皆さんがイメージするのは、
手とか足とかの長い骨でしょうかね。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、
頭蓋骨とか、腰の骨とか、背骨とか。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、いろいろあります。
ちなみに、背骨っていうのは、
まっすぐの一本の骨じゃなくって、
たくさんの骨が繋がって、体を支えているんですよ。
皮膚をこすると、「垢(あか)」が出てきますよね。
あの「垢(あか)」っていうのは、泥とか汗とか、
そういうものではなくって、
「皮膚」の一部なんですよー。
古くなった皮膚の一部が、皮膚から剥がれ落ちて
「垢(あか)」になって、ぼろぼろ落ちているんです。
皮膚の寿命っていうのは、だいたい4週間くらいで。
皮膚の表面からどんどん剥がれていって、
下の方から新しい皮膚が作られていきます。
それと同じように、骨っていうのも、
皮膚みたいに、毎日少しづつ作られて、
また、少しづつ壊されているんですよ。
イメージ的には、骨ってがっちりして硬そうですよね。
まあ、たしかにそれはそうなんですが。
皮膚と違って、表面がぼろぼろ落ちていく、
っていう訳ではないんですけど。
骨も新陳代謝を繰り返して、絶えず新しく
生まれ変わっているんですよ。
こういうのを「骨のリモデリング(再構築)」って言います。
まあ、言葉はどうでも良いんですけどね。
イメージ的にはこんな感じ
→ http://tinyurl.com/5kvbvg
参照:武田薬品工業株式会社HP
「破骨細胞」っていう細胞が、古くなった骨を溶かします。
これを、「骨吸収(こつきゅうしゅう)」って言います。
「骨芽細胞」っちゅう細胞は、破骨細胞によって
溶かされた部分に、新しい骨を作って修復します。
これは、「骨形成(こつけいせい)」って言います。
上のサイトの絵にあるように、
「破骨細胞」が骨を壊して、「骨芽細胞」が、
その壊した所を埋めていって、そいで
骨のしなやかさや強さを保っているんですよ。
全く新しくならなかったら、骨も古くなって
ぼろぼろになっちゃいますよね、当然。
そうならないために、骨の一部を壊して、
それを修復する、っていう事が行われています。
そいじゃあ、どういう状態になると「骨が弱くなる」のか。
っていうと。
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態になれば、骨は弱くなりますよね。
もっと具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう風になると、骨が弱くなっちゃいます。
専門用語で言うと、骨吸収が骨形成を上回って、
骨量が病的に減少し骨折しやすくなった状態。
これが「骨粗鬆症」です。
健康な人っていうのは、骨の破壊と修復の、
バランスが良く骨の新陳代謝が行われているんです。
でも、そのバランスが崩れて、骨の修復よりも
破壊の方が進んでしまうと、
骨が弱くなる「骨粗鬆症」になっちゃうんですよ。
わかったかなー。
専門用語がいっぱい出てきたけど、
そんなの全く覚えなくても良いですから。
あくまでも、イメージで良いっすからね。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症5,どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)5
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんだ、って話でした。
そいじゃあ、「骨が減るメカニズム」がわかったところで。
もっと具体的に、今日は、
「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
について勉強していきましょう!
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
先週勉強した
「骨が減るメカニズム」では、
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
という話をしましたけど。
もっと具体的に、どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか。
それぞれ書いてきましょうか。
1)、高齢者(加齢)
年齢が高くなるにつれ、筋力も衰えるし、
内臓の機能も衰えてしまいます。
以前にやった、心不全とか慢性腎臓病(CKD)でも、
年齢が高くなると、ある程度はしょうがない。
って話をしましたよね。
それと同じように、骨の場合も、
歳をとると弱くなってしまいます。
なんでかっていうと、歳をとると内臓の機能も弱くなるので。
胃酸の分泌が低下するとか、
腸からカルシウムを吸収する能力が低下するとか、
腎臓での尿へのカルシウム排泄が増加するとか。
そんな理由で骨が弱くなります。
ま、細かい事はどうでも良いんですけどね。
それと、歳をとるとともに、からだの中の
ホルモンが変化するんで、骨量が減少します。
具体的にどんなホルモンかっていうのは、
これも全く覚える必要はないんだけど、
女性ホルモン(エストロゲン)、副甲状腺ホルモンとか、
カルシトニンっていうホルモンが関与します。
これらのホルモンは、どれも前回学んだような、
骨を壊したり、修復したりするのに関係あるホルモンで。
歳を取ると、こういうホルモンの分泌が低下して、
結果的に骨が弱くなる(骨粗鬆症)になりやすくなります。
2)、女性、閉経
男性と女性だったら、女性の方が「きゃしゃ」ですよね。
何故かっていうと、男の方が筋肉の量が多いから、
という理由と、あとは「骨格の差」ですね。
男性の方が女性よりも、骨の量も多いですから。
女性は元々、男性よりも骨の量が少ないので、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そいでもって、閉経後は更に骨の量が少なくなっちゃって、
もっと骨粗鬆症になりやすくなります。
なんでかっていうと、上でもやった「女性ホルモン」の影響です。
閉経っていうのは、言い方を変えると、
「女性ホルモンが出なくなる」っていう事ですから。
元々少なかった骨が、更に少なくなっちゃうので。
高齢女性っていうのは、非常に骨粗鬆症になりやすいです。
例えば、80歳の女性の場合。
平均的な骨の量だと、骨粗鬆症になっちゃいます。
90歳の女性だと、骨粗鬆症じゃない人を探すのが大変。
っていう感じになります。
3)、遺伝
糖尿病とか高血圧、高脂血症(脂質異常症)なんかの
生活習慣病でもそうなんですけどね。
やっぱ、骨粗鬆症にも遺伝っていうのはあるようです。
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合は、
骨粗鬆症になる可能性が高くなります。
4)、生活習慣
骨っていうのは、大部分は「カルシウム」で出来ています。
だから、カルシウム摂取不足の人は、
「骨粗鬆症」になりやすくなりますね。
それと、カルシウムを吸収するのには、
ビタミンDなんかも必要になるんで。
ビタミンD不足でも「骨粗鬆症」になりやすくなります。
他には、タバコやお酒を飲み過ぎても、
胃腸の働きを悪くしてカルシウムの吸収が悪くなっちゃうし。
運動不足でも、骨が強くならないので。
骨粗鬆症になりやすくなっちゃいます。
そんな訳で、本日は「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)、高齢者(加齢)
2)、女性、(閉経後は特に)
3)、遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)、生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。
タバコ、お酒の飲み過ぎ。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症3,骨粗鬆症の分類
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)3
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今週も、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いよ、って話でした。
そいで、一口に「骨粗鬆症」といってもね、
その原因によって分類されるんですよ、実は。
そんな訳で、今週は「骨粗鬆症の分類」についてです。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっている骨粗鬆症
骨粗鬆症だけの話じゃなくって。
医学用語で、一般的な言い方なんですけど。
「原発性」とか、「続発性」っていう言い方をします。
「原発性」っていうのは、簡単に言うと、
「原因がわからない」っていう意味です。
「原発性高血圧」って言ったら、原因はわからないけど、
血圧が高い病気、っていう意味です。
原因がわからないけど、なんか知らないけど、
年を取ったら血圧っていうのは上がるもんなんですよ。
それと同じように、年を取れば骨も弱くなる事が多いので。
そういう場合には、「原発性骨粗鬆症」って言います。
あと、骨っていうのは、女性ホルモンが関係しているんです。
今度、もう少し詳しく話すと思いますけど。
だから、年を取ったり、女性の場合だと、
閉経した後に、骨粗鬆症になりやすいんです。
そういう場合の骨粗鬆症も、「原発性骨粗鬆症」
っていう呼び方をします。
原因がわからない、って言っても、加齢とか女性ホルモンとか。
そういった原因自体はあるんですけどね。
厳密に言うと、「明らかな原因となる病気等がないもの」
っていうのが「原発性」って事になります。
「続発性」っていうのは、それと全く逆。
原因となる病気とか、薬とか。
そういうのがあってなるもの、っていう意味です。
だいぶ前に、高血圧の所でやった話だけど。
何か原因になる病気があって高血圧になる場合もある、
って事をやったんですけど。
覚えている人いるかな。
1年以上前だからほとんどいないかな(笑)
何か病気があって高血圧になる場合は、
「2次性高血圧」って言います。
復習したい人は、これを読んでね!
★日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
「続発性」じゃないじゃないか。
って言う人もいるかもしれませんけど。
「2次性」っていうのと「続発性」っていうのは、
だいたい同じ意味なんですよ、医学用語では。
余計ややこしくなってしまいましたかね。
すいません。
骨粗鬆症の場合だと、病気等何か他に
原因があって骨粗鬆症になる。
具体的には、糖尿病だとか関節リウマチだとか。
ステロイドっていう薬を飲んでいたりだとか。
あと、胃の手術をして胃の一部を取ってしまった場合とか。
そういう原因があって骨粗鬆症になる、っていう場合に、
「続発性骨粗鬆症」って言います。
骨っていうのは、大部分は「カルシウム」ですから。
胃を取っちゃうと、カルシウム等の吸収が悪くなって、
骨粗鬆症になっちゃう場合があるんですよ。
それと、無理なダイエットしすぎて、カルシウム不足で
骨粗鬆症になっちゃう、っていう場合もあるようですから。
皆さんは、気をつけて下さいね!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症2,骨粗鬆症の頻度と問題点
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)2
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先週からは、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週の復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
○骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか、
そういう事が起こりやすくなる状態。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
そいで、骨折したら寝たきりになったり、
そうなると死亡する確率も高くなっちゃう、
って話でした。
そいじゃあ今週は、骨粗鬆症の人って、どの位いるの?
って事で、骨粗鬆症の頻度と問題点についてです。
人間は誰でも、年をとれば筋肉は衰えるし、
心臓や腎臓等の、内臓の機能も低下します。
これ、当たり前ですね。
骨粗鬆症っていうのは、「骨が弱くなる病気」です。
簡単に言うと。
骨の場合も、筋肉や他の臓器と同じように、
年齢が高くなると弱くなりますから。
骨粗鬆症っていうのは、高齢者ほど多い病気です。
日本という国は、世界一長生きの国で、
しかも、どんどん寿命も伸びていますから。
それに伴って、骨粗鬆症の患者の数も増えています。
そいで、骨粗鬆症の患者がどの位いるか、
って話なんですけどね。
具体的には、日本では
約1000万人の患者さんがいる、と言われています。
骨粗鬆症は、日本だけでなくって、
アメリカやヨーロッパでも問題になっている病気で。
日本、アメリカ、ヨーロッパを合わせると、
約7500万人もいるんですよー。
すごい数っすね。
そいで、先週も書いた事だけど。
骨粗鬆症になると問題になるのが「骨折」なんです。
高齢者の寝たきりの原因のうち、
約20%が「骨折」といわれているんですけど。
その中でも「大腿骨(だいたいこつ)」っていう、
太ももの骨の骨折が、すごく問題になっています。
日本では一年間で、約12万人の人が
大腿骨の骨折している、って推測されていて。
そいで、そのうちの約10%が1年以内に亡くなって、
約30%は日常生活能力が低下する。
と、言われています。
日常生活能力が低下する、っていうのは、
寝たきりになっちゃったとか。
もしくは、前までは杖なしで歩いていたんだけど、
杖が必要になったとか、車いすになったとか。
そんな感じの事っすわ。
そんな訳で、骨粗鬆症って、たくさんの患者がいて。
そいで、骨折しやすくなっちゃって。
骨折したら、寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い、って話でした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症1,骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)1
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先週で「慢性腎臓病(CKD)」については終わって。
今日からは、新しい病気について解説していきますよー。
今週からはじまる、新しい病気は!
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」
なんとなく、聞いたこともあるかなー、この病気。
実は、「骨粗鬆症」っていうのも、生活習慣病なんですよ。
今までやってきた、高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)。
それに、先週までやっていた慢性腎臓病(CKD)も
生活習慣病でしたね。
これらの病気は、循環器内科で、腎臓もやっている、
私にとっては専門の分野だったんですが。
「骨粗鬆症」っていうのは、「整形外科」の分野なんですよー。
全然、専門じゃないので、不十分なところもあると思いますけど。
今週からみなさんと一緒に、勉強していきますよ♪
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」っていうのは一言で言うと。
骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気です。
骨っていうのは、主にカルシウムで出来ているんだけど。
それ以外にもタンパク質やリンなんかも含まれています。
骨に含まれるカルシウムなどの量(骨量)っていうのは、
若いときが一番多くって。
その後は、年齢とともに減ってきます。
骨量(主にカルシウム)が減ると、
骨の中の構造が壊れちゃって、
骨は非常にもろい状態になるんです。
もろくなったら、折れやすくなりますよね。
こういう状態が「骨粗鬆症」なんですよ。
骨粗鬆症の「しょう(鬆)」は「す」とも読みます。
粗は「あらい」っていう意味ですから。
「骨粗鬆症」っていうのは、骨が「す」のはいった
大根みたいにスカスカになってしまった状態って事っす。
そんな風に、骨がスカスカの状態なら、
当然、骨折もしやすいですよね。
若い人だったら、骨が折れても何週間か
ギブスで固定したら、自然に治ることも多いです。
ま、骨の種類とか場所によっては、
手術しなければならない事もあるんですけどね。
これだったら、そんなに問題はないんですけど。
問題は、「高齢者」が骨折した場合です。
お年寄りが骨折すると、「寝たきり」に
なっちゃう場合が非常に多いんですよー。
現在約90万人はいるって言われている
「寝たきり」の方の原因の3番目が、
「骨粗鬆症」による骨折です。
ちなみに1番は脳卒中、2番は老衰。
骨折して、寝たきりになっちゃったら、
やっぱ死亡率も高くなるんですよね。
そういう人は。
だから、単純に骨が弱い、っていうだけじゃなくって、
骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか。
そういう事が起こりやすくなる状態が、
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」っていう病気だ。
って思っておいたら良いですよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
○骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか、
そういう事が起こりやすくなる状態。
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カテゴリー:骨粗鬆症
慢性腎臓病(CKD)17、慢性腎臓病(CKD)の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 129 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)17
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「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1),食事療法
2)、血圧をしっかり下げる
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
○痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))、
造影剤、抗ガン剤等の薬は、たくさん使うと、
腎臓の機能を悪くする場合がある。
○痛み止めの薬(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))は、
自分である程度、量を調節できる場合があるので。
なるべくであれば、使うのを控える。
○適切に水分を摂る、むしろ脱水には注意する
具体的には一日に、1リットル~2リットル位。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要です。
それに、痛み止めなんかの薬は腎臓に悪いから、
自分でコントロールできるなら、飲み過ぎないでね!
っていう話でした。
そいじゃあ今日、「慢性腎臓病(CKD)の予防」についてです。
このメルマガで、慢性腎臓病(CKD)の前にやっていた
病気は、「心不全」についてでしたね。
その前にも、糖尿病とか高血圧とか高脂血症(脂質異常症)とか。
生活習慣病を中心に、いろんな病気について
解説してきたわけですけど。
それらの病気のほとんどについて、共通する事があります。
以前からこのメルマガを読んでくれている人や、
無料レポートで復習してくれている人ならわかるかな?
それは、病気の「治療」と「予防」は非常に似ている。
っていう事です。
なんにも原因がないっていうか、原因が今の医学では
わからない病気、っていうのもあるんだけど。
多くの病気は何か原因があって、そのせいで
病気になる、っていうパターンが多いです。
ま、原因っていうのは、一つではないんですけどね、普通は。
病気になる原因がわかっているのであれば、
病気になる前にそれを改善する、っていうのが「病気の予防」。
病気になった後に、それ以上病気を悪化させない、
っていうのが「病気の治療」ですからね。
生活習慣が原因で病気になったのであれば、それを改善して
病気にならないようにするっていうのが、「病気の予防」。
生活習慣を改善して、それ以上病気が悪化しないようにする、
っていうのが「病気の治療」ですから。
結局、やる事は同じなんですよね。
例えば、高血圧の予防は、塩分が一日10グラム以内で、
治療は塩分6グラブ以内、とか。
ちょっと厳しくなる、っていう違いはあるんですけどね。
基本的には、だいたい同じなんですよ。
言われてみれば、当たり前ですね。
もちろん、病気の治療っていうのはそれに加えて、
飲み薬や点滴の治療や、手術なんかもありますから。
それだけではないんですけどね。
そんな訳で、慢性腎臓病(CKD)の予防も、
慢性腎臓病(CKD)の治療と、基本的には一緒です。
もちろん、薬とかは使いませんけどね。
●慢性腎臓病(CKD)の予防
病気の予防っていうのは、だいたい治療と一緒だ。
という話を最初にしましたから。
慢性腎臓病(CKD)の治療について復習しましょうか。
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
(2)、水分を制限し過ぎない
(3)、肥満を解消する
(4)、禁煙する
(5)、お酒はほどほどに
2)、血圧をしっかり下げる
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
2)以降は薬による治療とかも入ってくるから。
予防とはちょっと離れてしまいますけど。
「生活習慣の改善」に関しては、治療も予防も同じです。
高血圧の例でも書いたけど。
高血圧っていう病気がある人は、
塩分を一日に6グラム以内に制限するんだけど。
高血圧になっていない人の場合は、
一日に10グラム以内にしてくださいよ。
っていう話なんですけどね。
これは、慢性腎臓病(CKD)でも一緒です。
今のところ、塩分を一日に何グラム以内に抑えたら、
慢性腎臓病(CKD)になるのが予防できた。
っていう具体的なデーターはないんですけど。
塩分が多いと、血圧も高くなるし、
腎臓にも負担がかかりますからねー。
塩分制限はした方が良いと思われます。
ただ、慢性腎臓病(CKD)の場合は、
注目されたのが、ここ数年ですから。
確実な証拠っていうのはないんですよー。
残念ながら。
だから、一日に塩分10グラム以内。
って具体的な数値をあげるよりは、
「塩分を制限した方が良いよ。」
って事で理解してもらえば良いかな、とは思います。
その他、タンパク質についても、
はっきりした証拠というのはありません。
慢性腎臓病(CKD)ではなくって、別の腎臓病。
慢性腎炎(IgA腎症)という病気の場合は、
初期の段階ではタンパク制限は必要ない。
っていう風に言われていますので。
タンパク質に関しては、あんまり気にしなくても良いと思います。
エネルギーに関しても、「肥満」にならない程度
であれば、さほど気にしなくても良いと思いますよ。
ただ、肥満になると腎臓の機能が悪くなる、
っていう報告もあるようですので。
やっぱり、あんまり食べ過ぎたら良くないと思いますね。
タバコは吸わない方が良い。
お酒は控えめにした方が良い。
っていうのも、腎臓に限った事ではありませんから。
これは、やった方が良いんじゃないっすかね。
水分に関しても、基本的には正常な人であれば、
喉が渇いたら、勝手に水を飲みますからね。
あんまり気にしなくても良いと思いますよ。
ただ、慢性腎臓病(CKD)の治療のとこでも書いたけど。
高齢者の場合は、口渇中枢というところが、
感じにくくなって、喉の乾きをあまり感じない。
という事が良くあるので。
なるべく水分は摂る様にした方が良いと思われます。
そんな訳で今日は、慢性腎臓病(CKD)の予防についてでした。
実は、慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
最近注目された概念なもんで。
予防に関しては、はっきりこれをやった方が良い。
っていうのはないんですよー。
どの教科書にも書いていません(涙)
だから、あんまりはっきりとした書き方ができないんですけど。
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、他の生活習慣病のように、
動脈硬化が進むから悪いんだよ。
っていう主旨を考えれば、高血圧とか糖尿病とか、
高脂血症(脂質異常症)のような、
「他の生活習慣病と同じ様な生活習慣を心がける。」
っていう事で理解していただければ良いかと思います。
そいじゃあ、随分長かったけど、
慢性腎臓病(CKD)に関しては、今日で終了しまーす♪
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の予防
○塩分を制限する。
○肥満にならないようにする。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)16、慢性腎臓病(CKD)の治療7
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)16
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
4)コレステロールもしっかり下げる
具体的には
○LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
○中性脂肪は、150mg/dl未満。
○HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ。
血糖値も、正常の人と同じくらいまで下げる。
LDL(悪玉)コレステロールの目標は、
120mg/dl未満という、普通の人の目標値よりも
かなり低い値まで下げる、っていう話でした。
そいじゃあ今日も、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療7
なんか最近、専門的で堅苦しい話ばっか続いていたので。
今日は、あっさりいきますか♪
5)その他
薬の副作用で、腎臓が悪くなる場合があります。
薬って言われているものには、全て「副作用」があるので。
ある程度しょうがない部分はあるんですけどね。
いろんな薬の中でも、特に腎臓に悪い、というか
腎機能障害を起こしやすい薬、っていうのがあります。
具体的には、痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))。
それと、造影剤なんかの薬は、
たくさん使うと腎臓が悪くなっちゃうんですよ。
抗ガン剤とかもあるけどね。
造影剤っていうのは、検査をする時に医師が使うもんだし。
抗ガン剤も医師が量を調節するもんだから、
普通の人が量をコントロールする事はできません。
でも、痛み止めの薬って、本人が調節できる場合もあるんです。
痛み止めの薬を、痛い時に飲みなさい、って言われて
病院で薬を出してもらってる人っていますよね。
たくさん痛み止めを出してもらって、
ちょっと痛いからっていって、痛み止めを毎日飲んでいると、
どんどん腎臓の機能が悪くなってしまう事がありますから。
注意しないと駄目ですよ!
それと、水分が足りなくなって脱水になっちゃうと、
腎臓の機能が悪くなる事がありますので。
これにも注意が必要です。
水分に関しては以前、「慢性腎臓病(CKD)の治療3」の時に、
○生活習慣の改善
(2)、水分を制限し過ぎない
ってところでも書いたのですけど。
これに関して、質問を頂きました。
質問)
小水を沢山出すことが腎臓に負荷が掛かるのか、
小水の量を少なくし、濃縮された状態にすることが、
腎臓の負荷が軽減出来るのか、についてです。
言い換えれば、水分摂取は控えるのが良いのか、
十分摂取するのが良いのか、です。
「必要以上の水分摂取を控え、濃く濃縮された
小水の状態で排泄させることが、
腎臓を疲労させないことになるのでしょうか。」
という質問です。
うーん、なかなか鋭い、良い質問ですよ、これ。
これに対する私の答えです。
答え)
基本的には、人間の体っていうのは、
飲んだ分だけ尿が出るような仕組みになっています。
例えば、1リットル水を飲んだら、1リットル尿が出る。
というような感じです。
でも、丸1日、水分を全く飲まなかった、
という場合でも、尿は出ます。
なぜなら、体の中に老廃物が貯まってしまうから、
それを外に出さなければならないからです。
でも、1リットル尿を出してしまうと、
体の中の水分が足りなくなってしまうので、
なるべく濃縮して尿を出すようにします。
じゃあ、これが体に良いのか、っていうと。
あんまり良くないです、というか悪いです。
あくまでイメージなんですけど。
少ない水に、砂糖をたくさん溶かそうとすると、
頑張って、たくさんかき回さないといけないですよね。
これって、余計な労力がかかっている、
って事になりますよね。
そんな感じで、極端に濃縮をしようとすると、
腎臓に負担がかかってしまうので。
そこそこの濃度で尿を出す、っていうのが
腎臓への負担をかけない方法です。
逆に水分を一日に3リットル飲んだら、
尿が3リットル出るっていう事になるんですけどね。
前のメルマガにも書きましたけど。
一日に体の中で使われる水分っていうのは、
150リットルとか200リットルもあるんですよ。
だから、尿が一日に1.5リットルだとすると、
それを100回使い回ししている、って事なんですよ。
腎臓できれいにろ過して、それを体の中で
100回位使って。
その1/100が尿として外に出る、っていう感じです。
だから、少々水分を多くとったとしても、
100回が102回になる、とかってだけなので。
多少、水分を多く摂っても、そんなに腎臓には
負担はかかりません。
そういう話なので、本文の中では
「適切に水分を摂る」、「むしろ脱水には注意」
というような書き方になっています。
ある程度の量というのは、具体的には
1リットルとかせいぜい2リットル位かな。
その位は水分を摂った方が良いと思いますよ。
あくまでイメージなのですけどね。
そんな感じで、今日は慢性腎臓病(CKD)の治療の、
その他についてでした。
微妙に治療じゃないだろ、って突っ込みはなしにしてね。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療7
5)その他
○痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))、
造影剤、抗ガン剤等の薬は、たくさん使うと、
腎臓の機能を悪くする場合がある。
○痛み止めの薬(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))は、
自分である程度、量を調節できる場合があるので。
なるべくであれば、使うのを控える。
○適切に水分を摂る、むしろ脱水には注意する
具体的には一日に、1リットル~2リットル位。
参照:CKD診療ガイド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)15、慢性腎臓病(CKD)の治療6
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)15
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ。
血糖値も、正常の人と同じくらいまで下げる。
っていう話でした。
そいじゃあ今日も「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療6
4)コレステロールもしっかり下げる
慢性腎臓病(CKD)の人は、心筋梗塞や脳卒中になりやすい。
っていうのは、今までに話した通りです。
高脂血症、最近は脂質異常症っていう様に、
病気の名前が変わりましたけどね。
脂質異常があると、心筋梗塞や脳卒中になりやすいです。
コレステロールの正常値っていうのは、
年々変わってきているんですよ、実は。
病気の名前も変わったくらいですしね(笑)
昔は、というか今でも、健康診断の結果では、
総コレステロールの値が220mg/dl以上だと、
正常値ではない、って事で注意されると思いますけど。
「全く病気のない人」であれば、総コレステロール値が
220mg/dlというのは、問題ない値なんですよ。
でも、糖尿病の人で、総コレステロールが
220mg/dlだったら、薬を飲んだ方が良い。
っていうように。
他に病気があるか、ないか。
まあ、厳密に言うと、心筋梗塞や脳卒中になりやすいか、
なりにくいか、っていう事で。
正常値というか、目標値っていうのが決まっています。
今はやりの「ガイドライン」っていうやつですよ。
これも、何年かに一度、改訂されています。
大きく変わったのは、2007年です。
だって、病気の名前が変わってるんだもん。
「高脂血症」から「脂質異常症」になっています。
そして、今までは高脂血症の診断、治療の時に、
総コレステロール、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロール、
LDL(悪玉)コレステロール、の4つを測っていたんですけど。
2007年からは、総コレステロールは必要ない。
って事に変わっちゃったんですよ。
詳しい話は、ここに書いてありますよ!
高脂血症ガイドライン 2007
http://www.ichiba-md.jp/LS/HL/HL07.htm
ざっとまとめると。
どのくらい心筋梗塞や脳卒中になりやすいか。
具体的には、心筋梗塞や脳卒中になりやすい病気とか、
タバコを吸っているのか、家族歴があるか。
そういうのを「危険因子」っていうんですけどね。
その「危険因子」が何個あるかによって、
コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを、
どの位まで下げたら良いのか、っていう事が決まってきます。
「危険因子」っていうのは、具体的には
○年齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、
○高血圧
○糖尿病(境界型を含む)
○喫煙
○家族歴(両親に心筋梗塞や狭心症があるか)
○低HDLコレステロール血症(<40mg/dl)
です。
このうち、いくつ持っているか。
って事で、目標になるLDL(悪玉)コレステロール
の値が決まります。
心筋梗塞や脳卒中に一番なりやすい人。
具体的には危険因子が3つ以上の人は、
カテゴリーIIIになりますから。
LDL(悪玉)コレステロールを120mg/dl以下まで下げる。
っていうのが目標になります。
実は、危険因子の中でも「糖尿病」だけは別格で。
糖尿病の場合は、一個だけでも
カテゴリーIIIになっちゃいまーす。
そいで、やっと本題に戻って。
この危険因子ってやつの中には、慢性腎臓病(CKD)は
入っていませんよね。
まあ、慢性腎臓病(CKD)っていうのが注目されたのは、
2007年頃ですからねー。
2007年の高脂血症(脂質異常症)のガイドラインは、
きっとその前の年くらいには出来ているでしょうから。
それには入っていなくてもしょうがないかな。
とは思いますが。
きっと、あと何年か後には加わるかもしれませんね。
って、また話がそれましたが。
「じゃあ、慢性腎臓病(CKD)の場合は、
どのくらいLDL(悪玉)コレステロールを下げれば良いの?」
っていう話なんですが。
「CKD診療ガイド」によると、
LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
って事になっています。
これって、「糖尿病」の人と同じくらい。
「危険因子が3つ以上」の場合と同じくらい。
という事ですから、相当厳しい基準になります。
他に病気のない人の場合は、
LDL(悪玉)コレステロールの目標は160mg/dlですからね。
ちなみに、中性脂肪やHDL(善玉)コレステロールの
目標値というのは、危険因子等に関わらず、
中性脂肪は、150mg/dl未満。
HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
という事になっていますよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
今日もちょっと専門的な話になってごめんね!
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療6
4)コレステロールもしっかり下げる
具体的には
○LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
○中性脂肪は、150mg/dl未満。
○HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)14、慢性腎臓病(CKD)の治療5
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 126 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)14
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ、っていう話でした。
そいじゃあ今日も、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療5
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
糖尿病の人っていうのは、慢性腎臓病(CKD)がなくても、
心筋梗塞や脳卒中になりやすいんですよ。
先週は、慢性腎臓病(CKD)の人は、
血圧を130/80mmHg(普通の人の目標値は140/90mmHg)
まで、しっかり下げる。
っていう話をしましたけど。
糖尿病の人も、血圧の目標値は130/80mmHgになります。
糖尿病も慢性腎臓病(CKD)も生活習慣病だから。
どっちも、心筋梗塞や脳卒中になりやすいんで、
非常に厳しく血圧を管理する必要があるんですよ。
じゃあ、糖尿病があって、かつ慢性腎臓病(CKD)もある。
「糖尿病+慢性腎臓病(CKD)」の人は、っていうと。
当然、もっとがっちり血圧を下げた方が良いです。
具体的に言うと、糖尿病性腎症で、尿タンパクが
1日に1グラム以上出ている人とか、
GFRという腎臓の機能が60点以下の人は、
血圧を125/75mmHg以下にした方が良い、
って言われています。
血圧の話は、先週もしたし。
今週は血糖値の話ね。
最近は、血圧も血糖値もコレステロールの値も。
下げれば下げるほど、心筋梗塞や脳卒中になりにくい。
特に、高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)だけでなく、
他の病気も持っている人とか。
一回、心筋梗塞や脳卒中になった事がある人。
それと、慢性腎臓病(CKD)の人なんかも、
更に厳格なコントロールをした方が良い。
っていう方向になっています。
糖尿病の人の血糖値っていうのも、
どんどん新しくなって、基準が厳しくなっています。
細かい値とか、そんなのは覚える必要もないんで。
もし興味ある人は、これなんか見て貰えると良いかな。
→ 「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」
http://www.lifescience.jp/ebm/cms/cms/no.9/comment/comment.htm
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)っていう、
約一ヶ月の血糖値の平均値を意味する物があるんだけど。
これって、高ければ高い程、ずーっと血糖値が高いって事で、
低いって事は、一ヶ月間平均して血糖値が低い、
って事なんです。
正常な人は、5とかそんくらいなんですけど。
糖尿病の人は、6とか7とか。
すごく糖尿病のコントロールが悪い人は、10以上とか。
そんな感じの値になるもんなんですわ。
昔は、HbA1cが7%以下であれば、まあ良いだろう。
って事でコントロールされてきたんですが。
最近は、HbA1cが6.5%以下じゃないと、
血糖のコントロールが良好とは言えなくなりました。
空腹時の血糖値は110~130mg/dlの間。
(正常値は空腹時血糖110mg/dl以下。
空腹時血糖が126mg/dl以上で糖尿病という診断。)
という、ほとんど正常の人と同じくらいまで、
血糖値を下げなさい、っていう事になっています。
糖尿病についてもっと知りたい人は、
私が書いた無料レポートを読んでみてね!
★日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
そんな訳で、今日は慢性腎臓病(CKD)の治療の中で、
血糖値についてでした。
またちょっと専門的な話になってきましたね。
どうしても、治療っていうのはそうなっちゃいますねー。
まあ、覚える必要はないですよ。
おおざっぱに言うと、慢性腎臓病(CKD)の人は
普通の人と同じくらいになるまで、血糖値を下げなさい。
っていう事ですわ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療5
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)13、慢性腎臓病(CKD)の治療4
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 125 号 ◆
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H20年5月23日発行 購読者数 12826名
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)13
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
(2)、水分を制限し過ぎない
(3)、肥満を解消する
(4)、禁煙する
(5)、お酒はほどほどに
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
食事療法の具体的な内容は、塩分とタンパク質の制限で、
カロリーは基本的には制限しない。
水分は制限しないでむしろ多めに摂って、肥満は解消する。
タバコは絶対にやめなきゃ駄目、って話でした。
そいじゃあ今日も、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療4
2)血圧をしっかり下げる
高血圧の治療には食事運動療法と、
薬物療法の2種類あります。
薬物療法っていうのは、その名の通り、
血圧を下げる薬を飲んでもらう、っていう治療なんですけど。
「高血圧の薬(降圧薬)を飲んでるから、
何を食べても飲んでも良いんだ。」
とか、
「運動はしなくても良いんだ。」
って事にはなりません。
降圧薬を飲みながら、食事療法もするし、
運動療法も、同時にしてもらうのが原則です。
詳しい話は、無料レポートに書いてありますので。
もし、まだ読んでない方がいらっしゃったら読んで下さいね!
★日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
このレポートにも書いてありますけど。
健康で他に病気がない、っていう人の血圧の目標値は、
140/90mmHg未満になります。
血圧が140/90mmHg以上だと高血圧って病気になるので。
これより低い値にしましょうね、って事です。
ま、厳密に言うと、若い人はもっと低い方が良い、とか。
高齢者はそこまで下げる必要がないんじゃないか、とか。
年齢によっても、いろいろ違うんですけどね。
まあ、細かい事は置いておいて。
なんで目標値がこの値になっているのか、っていうと。
血圧が140/90mmHg以上だと、心筋梗塞とか脳卒中とか、
腎不全とか、そういう病気になりやすいからなんですよ。
薬を使ってでも何をしてでも、この血圧よりも低くできたら、
そういった病気になりにくい、っていう事がわかっているので。
血圧は140/90mmHg未満が目標っていう事になっています。
そいじゃあ、本題に戻って。
他になんにも病気がない人の場合は、
血圧の目標は140/90mmHg未満、って事で良いんですけど。
だったら、慢性腎臓病(CKD)の場合はどうなんだ。
という事なんですけど。
血圧が140/90mmHgじゃあ駄目なんですよー。
もっと厳しく、しっかり血圧を下げないと、
心筋梗塞になったり脳卒中になったりするし。
尿からタンパクがたくさん出たりして、
腎臓の機能も悪くなっちゃうんですよ。
慢性腎臓病(CKD)に関しては最近、研究が進んで、
だんだんそういった事がわかってきました。
そいじゃあ、どんだけ下げたら良いんだ。
って話なんですけど。
具体的な血圧の目標としては、
「130/80mmHg未満」
という事になっています。
健康な人の目標血圧は140/90mmHgですから、
上も下も10mmHgずつ低くなっています。
更に細かい話になっちゃうので。
こっから先は覚える必要はないんですけど。
血圧を下げる薬(降圧薬)っていっても、
何種類もあるんですよー。
おおざっぱに言うと、7,8種類。
一つの種類の中でも、何種類も何十種類もある
降圧薬とかもありますから。
降圧薬だけで、100種類くらいあるんじゃないっすかね。
正確には知りませんけど。
そのいっぱいある降圧薬の中でも、
腎保護作用がある薬があります。
ACE阻害薬、ARB(アンジオテンシンII受容体きっ抗薬)
って言われる薬剤なんですけどね。
これらの薬を飲むと、尿タンパクが減ったり、
腎臓が悪くなるのを遅くする、っていう事がわかっています。
まあ、血圧を下げるだけでも、腎臓の機能が悪くなるのを
遅くしたり、尿タンパクが減ったりするんですけど。
同じ血圧でも、もっと腎臓に良い、っていう事がわかっています。
だから慢性腎臓病(CKD)の人は、
血圧を130/80mmHg未満に下げる、って事も大事なんだけど。
できれば、ACE阻害薬、ARBを使って、この値まで下げる。
一種類で足りなかったら、何種類かの薬を使ってでも、
血圧を130/80mmHg未満に下げる。
っていうのが、これ以上腎臓の機能を悪くしないために、
そして、心筋梗塞や脳卒中にならないために、
非常に重要になります。
そんな訳で、今日は慢性腎臓病(CKD)の治療の中で、
血圧についてでした。
最後の方はちょっと専門的な話になっちゃったから、
全然覚える必要はないんですけど。
おおざっぱに言うと、慢性腎臓病(CKD)の人は
普通の人よりもがっちり血圧を下げなさい。
っていう事ですわ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療4
2)血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)12、慢性腎臓病(CKD)の治療3
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 124 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)12
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなって。
治療としては、生活習慣の改善や、血糖や血圧、
コレステロールの値を下げるのが大事なんです。
食事療法の具体的な内容は、塩分とタンパク質の制限で、
カロリーは基本的には制限しない、って話でした。
そいじゃあ今日は、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の
「生活習慣の改善」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療3
先週やったように、慢性腎臓病(CKD)の治療の中で、
最も重要といっても良いのは、生活習慣の改善で。
先週は、そのうちの
(1)食事療法
について説明していきましたね。
今週は、それ以外の生活習慣についてです。
○生活習慣の改善
(2)、水分を制限し過ぎない
水分を制限しすぎると、「脱水」になっちゃいますから。
特に、高齢者の方なんかはね。
「脱水」になると、腎臓は悪くなりやすいんですよ。
そうならないために、
ある程度の水分を摂る必要はあります。
透析している人っていうのは、全くおしっこ(尿)が出ないか、
非常におしっこ(尿)の量が少ない人が多いですから。
透析患者さんは、水分を制限する必要があるんですけどね。
透析をしていない、慢性腎臓病(CKD)の人っていうのは、
基本的には水分制限は必要ありません。
むしろ、ある程度の水分を摂るようにした方が良いです。
ただ、飲めば飲む程良い、ってわけではないので。
ほどほどに、水分を摂れば良い、って事です。
具体的には、一日に1リットルとか、
せいぜい2リットル位でしょうか。
人間の体っていうのは、水分が足りなくなったら、
喉が渇くようになっていますからね。
喉が渇いたら水分を摂る、って事にしていれば、
一日に何cc水を飲んだ、って事は
あんまり気にしなくてもよいんです。
でも、高齢者の場合は、水分が足りなくなっても
喉が渇いたって思わない人がいるんですよ。
だから、高齢者っていうのは脱水になりやすいんです。
高齢者の場合は、周りの人間が
意識して水分を摂るように言ってあげて、
ある程度の水分を摂って貰った方が良いと思います。
(3)、肥満を解消する
体重が多い、っていう事だけで、腎臓が悪くなりやすい。
っていう事はないんですけどね。
体重が多いと、血圧も上がりやすいし、
血糖値もコレステロールの値も高くなりやすいんですよ。
血圧が上がると、腎臓の機能も悪くなりますし。
糖尿病が進むと、慢性腎臓病(CKD)になる場合もあります。
高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)があると、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中に
なりやすくなっちゃうので。
動脈硬化をこれ以上進めない、っていう意味で、
肥満の人は、もう少し体重を落とす必要があります。
(4)、禁煙する
これも、何回も出ていますよね。
タバコを吸っていると、吸わない人の2倍とか3倍のスピードで、
動脈硬化が進みますから。
心筋梗塞や脳卒中に、何倍もなりやすくなります。
慢性腎臓病(CKD)単独でも、
そういう病気になりやすいんだから、
タバコを吸っていて、かつ慢性腎臓病(CKD)もあると、
更に猛スピードで動脈硬化が進みますから。
絶対に、タバコは止めなきゃだめですよ!
(5)、お酒はほどほどに
お酒を飲むと腎臓の機能が悪くなる。
っていうデーターは、今のところありません。
ただ、お酒の場合は「適量」飲むと長生きできるし、
心筋梗塞なんかになる確率も減ります。
でも、お酒をたくさん飲むと、寿命も短くなるし、
心筋梗塞等の病気になる確率も高くなる、
っていう調査も出ています。
慢性腎臓病(CKD)に限らず、あくまで一般論として、
お酒はほどほどにする方が良いです。
具体的には、一日にビールならジョッキ1杯。
日本酒なら1合以下が適量、って言われています。
はっきり言って、今日の生活習慣に関しては、
慢性腎臓病(CKD)の人に限らず、
他の病気の人でも、健康な人にも言える事なのですけどね。
まあ、一応って言ったらおかしいけど。
本日は慢性腎臓病(CKD)の治療の中の、
「生活習慣の改善」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療3
○生活習慣の改善
(2)、水分を制限し過ぎない
(3)、肥満を解消する
(4)、禁煙する
(5)、お酒はほどほどに
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)11、慢性腎臓病(CKD)の治療2
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 123 号 ◆
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H20年5月9日発行 購読者数 12723名
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)11
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さあ、今日も元気にいきますよ~♪
先週からは「慢性腎臓病(CKD)」についてでしたね。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
ただ、重症になると、体がむくんだり、息が切れるといった
症状が出る事もあるんですよ。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなって。
治療としては、生活習慣の改善や、血糖や血圧、
コレステロールの値を下げるのが大事だ、って話でした。
そいじゃあ今日は、慢性腎臓病(CKD)になったら、
具体的にはどんな治療をするの、って事で。
今日は「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療2
先週やったように、慢性腎臓病(CKD)の治療っていうのは、
おおざっぱに分けると、
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
に分けられます。
今週はそのうちの、1)生活習慣の改善、
について、勉強していきましょうか。
糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)等の病気と同じく、
慢性腎臓病(CKD)っていうのも生活習慣病ですから。
一番重要なのは、生活習慣を改善するって事です。
○生活習慣の改善
(1),食事療法
A)、食塩摂取量は6g/day未満におさえる。
腎臓が悪い人も、高血圧の人と同じように、
塩分を制限する必要があります。
塩分が多いと、腎臓に負担がかかるし。
塩分を摂りすぎると、血圧も上がって、
更に腎臓の機能が悪くなっちゃう場合があります。
具体的には、一日に塩分を6グラム以内にする、
っていう事が推奨されています。
高血圧の人と同じですね、この塩分6グラムっていうのは。
B)、タンパク質を制限する
塩分の場合もそうなんですけど。
タンパク質っていうのも摂取量が多すぎると、
腎臓に負担がかかっちゃいます。
腎臓っていうのは、「ろ過」する機能がメインだから。
コーヒーのフィルターみたいなもんだ。
っていう話をした事がありますよね。
コーヒーを作る時って、コーヒーフィルターの上に、
コーヒー豆を挽いたコーヒー粉を入れて。
その上から、お湯を注ぎますよね。
まあ、いろんな方法があるんでしょうけど。
その時に、お湯を注ぐだけじゃなくって、
コーヒーフィルターの上から、コーヒー粉を、
無理矢理「ぎゅーっ」て、圧力をかけて、
手で押したらどうなりますか。
フィルターの間から、コーヒー粉が出てきて、
コーヒーがまずくなっちゃいますよね。
そんな事したら、フィルターも駄目になっちゃいますよね。
塩分とかタンパク質が多いと、
腎臓にかかる圧力が高くなっちゃうんですよ。
腎臓にかかる圧力っていうのは、コーヒーを作る時に、
フィルターの上から手で押して、
圧力をかけてるのと一緒です。
何回も手でフィルターの上から押していたら、
普通にフィルターを使うよりも早く駄目になっちゃいますよね。
コーヒーフィルター。
それと同じで、腎臓にかかる圧力が高いままだと、
普通の状態の時よりも早く腎臓の機能が落ちます。
塩分やタンパク質を制限すると、この腎臓にかかる圧力を
少し減らす事ができるんですよ。
だから、塩分やタンパク質を制限する、
っていうのが慢性腎臓病(CKD)の治療にもなります。
ただ、塩分制限っていうのは、慢性腎臓病(CKD)の
初期の段階からも行いますけど。
タンパク質制限っていうのは、慢性腎臓病(CKD)の
ステージ3以上の場合。
中等度~高度に腎臓の機能が低下している場合に行います。
具体的には100点満点で、60点以下の時です。
中等度の腎機能低下くらいだと、普通の人の8割くらい、
っていうタンパク質の制限でも良いんだけど。
慢性腎不全っていう状態。
もう透析も間近っていう状態になっちゃったら、
普通の人の半分くらいに、
タンパク質を制限しなければなりません。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない
エネルギーに関してなんですけど。
慢性腎臓病(CKD)、っていうだけの場合には、
基本的には、カロリーを制限する必要はありません。
腎不全が進んだ場合は、むしろ普通の人よりも、
カロリーを多めに摂る、っていうのが治療になります。
ただ、糖尿病や高脂血症(脂質異常症)がある人や、
肥満のある人は、ある程度カロリーを制限した方が良いです。
糖尿病じゃない腎不全の末期で、透析が近い人の食事って。
タンパク質は制限して、高カロリーの食事になるんで。
脂肪ばっかりなんですよね。
揚げ物と天ぷらとか。
腹にもたれそうな食事になっちゃいます。
デザートにアイスクリームがついていて、
おいしそー、って思う時もありますけどね。
病院の栄養士さんは、専門家だから。
頑張って、いろいろ工夫して
料理を作ってくれるんですけどねー。
かなり制限がありますから、結構大変そうですよ。
そんなわけで、本日は「慢性腎臓病(CKD)の治療」の中の、
「生活習慣の改善、食事療法」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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こちらのメルマガもお勧めですよ。
読んで頂いて、良いと思ったら推薦してくださいね!
◎「独断と偏見の歯科医療ブッタ斬り」 ID.0000112088
http://www.mag2.com/m/0000112088.html
歯科医療の実態を現役の歯医者さんが伝えるメルマガです。
これを読んで、良い歯科医院を選んで下さいね!
◎ 発表!ぜんそく大事点 ID. 0000142717
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呼吸器学会認定専門医が喘息(ぜんそく)、アレルギー患者さんに
お送りする、日本一わかりやすい「ぜんそく」のメルマガです。
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療2
○生活習慣の改善
(1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)10、慢性腎臓病(CKD)の治療1
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 122 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)10
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんです。
慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
ただ、重症になると、体がむくんだり、息が切れるといった
症状が出る事もあるんですよ。
そいで、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなる、って話でした。
そいじゃあ今日は、慢性腎臓病(CKD)になったら、
どんな治療をするの、って事で。
今日は「慢性腎臓病(CKD)の治療」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療
慢性腎臓病(CKD)で問題になるのは、腎臓の機能が悪いと、
腎臓だけの問題じゃなくって、心筋梗塞とか脳卒中とか。
そういった、命に関わる病気にもなりやすくなるんですよ。
だから、早い内から気をつけないと駄目だよ。
って事なんですよ。
そんなわけで、慢性腎臓病(CKD)の治療っていうのは、
単純に腎臓の機能を悪くしない、っていう事だけじゃなくって、
心筋梗塞や脳卒中にならない為に行う治療、
っていうのが重要になります。
1)生活習慣の改善
糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)のような病気と同じく、
慢性腎臓病(CKD)っていうのも生活習慣病ですから。
一番重要なのは、生活習慣を改善するって事です。
具体的には、
○食塩摂取量は6g/day未満におさえる。
○肥満を解消する。
○禁煙する。
という事が重要になります。
2)血圧をしっかり下げる
高血圧の人って、血圧が正常な人の2倍か3倍くらい、
心筋梗塞や脳卒中になりやすいんですけど。
慢性腎臓病(CKD)+高血圧がある人っていうのは、
更にそれよりも心筋梗塞や脳卒中になりやすくなっちゃいます。
だから、普通の人よりもしっかり血圧を下げる必要があります。
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
糖尿病の人っていうのも、心筋梗塞や脳卒中になりやすくって。
慢性腎臓病(CKD)+糖尿病の人は、
それ以上になりやすいんですよ。
慢性腎臓病(CKD)+糖尿病の人も、血圧と同じように、
単独で糖尿病だけの人よりもしっかり、
血糖値を下げる必要があります。
4)コレステロールもしっかり下げる
これも、高血圧、糖尿病と同じっすね。
脂質異常症(高脂血症)+慢性腎臓病(CKD)の人は、
より以上にしっかりコレステロールを下げる必要があります。
5)その他
痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))や造影剤なんかの
薬は、たくさん使うと腎臓が悪くなっちゃうんですよ。
造影剤っていうのは、検査をする時に医師が使うから。
普通の人が量をコントロールする事はできませんけどね。
痛み止めっていうのは、痛いときの為に何錠が、
病院で薬を出してもらってる人っていますよね。
たくさん痛み止めを出してもらって、毎日飲んでいると、
どんどん腎臓の機能が悪くなってしまう事がありますから。
注意しなければなりません。
それと、水分が足りなくなって脱水になっちゃうと、
腎臓の機能が悪くなる事がありますので。
これにも注意が必要ですよ。
そんなわけで、「慢性腎臓病(CKD)の治療」について、
おおざっぱな話でした。
細かい話は、次回以降で書いていきますね。
そんな訳で、今回は「慢性腎臓病(CKD)の治療」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療1
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)9、慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)9
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんです。
慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
ただ、重症になると、体がむくんだり、息が切れるといった
症状が出る事もあるんですよ。
そいで、腎臓っていうのは年を取ったり、
病気になると悪くなる、って話でした。
そいじゃあ今日は、具体的にどんな病気になると、
慢性腎臓病(CKD)になるの?
って事で、今日も「慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気
腎臓の機能が悪くなる原因は、おおざっぱに言うと2つ。
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
この2つです。
先週は、1)について勉強していったので。
今週は、
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
についてです。
慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気で多いのは、
(1)糖尿病
(2)慢性糸球体腎炎
(3)高血圧
この3つです。
日本で透析してる人って、何人位いるか知ってますか?
実は、約26万人もいるんですよー。
これって、ダントツで世界一の数です。
世界中で透析してる人の約半分は、日本でやっています。
医療費も、透析患者だけで1兆円くらいかかってるんですわ。
日本は借金大国だから、医療費も減らす、って言って、
政府は弱い者いじめをして、医療費を削減しています。
新聞やテレビ、そしてブログなんかでも書かれてますよね。
日本の医療費は先進国の中でも一番安いんだから、
私はこれ以上医療費を削減すべきではないと思いますが。
政府はもっともっと、貧乏人から搾取しようとしています。
まあ、その話は置いておいて。
透析になったら、1人で年間数百万円も医療費がかかるし、
週に3回も病院に来て透析しなきゃならないから。
かなり大変なんですよ。
だから、透析になる前に、腎臓がそれ以上悪くならないように、
慢性腎臓病(CKD)になる前に、もしくは、
慢性腎臓病(CKD)なっても早期で食い止める、
って事が大事なんです。
ちなみに、透析になる病気別の割合は、
(1)糖尿病性腎症 42・9%
(2)慢性糸球体腎炎 25・6%
(3)腎硬化症(高血圧) 9・4%
となっています。
慢性腎臓病(CKD)になる原因疾患の割合というのは、
実は正確にはわからないんですけどね。
でも、だいたい同じくらいだろう、って思われています。
(1)糖尿病
このブログでも以前やっていますし。
私が書いた無料レポートにも書いていますよね。
糖尿病については。
ちなみに、無料レポートはこれっす。
★日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
糖尿病っていうのは、血糖値が高いってだけではなくって、
動脈硬化も進むし、腎臓や目もやられてしまう病気です。
そいで、悪くなったら腎不全になって、
透析しなきゃいけなくなったり、
失明してしまうこともある、恐ろしい病気です。
日本でも、どんどん糖尿病の患者の数が増えていっています。
糖尿病になった結果、腎臓が悪くなることを、
「糖尿病性腎症」って言います。
腎不全の患者も、透析する患者の数も増えているのですが、
透析する患者の病気で一番多いのが、「糖尿病性腎症」です。
(2)慢性糸球体腎炎
「慢性」っていうのは、医学用語で、
「ずーっと」、とか「長期間」っていう事です。
逆の言葉が「急性」ですね。
一時的なとか、そういう意味っすね、こっちは。
「炎症」っていうのは、わかりやすいのは「風邪」かな。
「風邪」ひくと、喉が痛くなりますよね。
あれって、喉に炎症が起きているからなんですよ。
で、何日かしたら治るから。
風邪っていうのは、正式名称は「急性上気道炎」って言います。
ああいう、炎症が「慢性」だから、
ずーっと腎臓に起きているのが、「慢性腎炎」です。
腎臓の中の「糸球体」っていう所。
「糸球体」っていうのは、主におしっこ(尿)を
造っているところなんですけど。
この「糸球体」に炎症が起きているから、
「慢性糸球体腎炎」っていわれます。
一番有名なのは、「IgA腎症」っていう病気です。
この病気の場合は、血尿って言って、
尿に血が混ざる場合が多いです。
日本で透析になる病気で一番多いのは、「糖尿病」なんですが。
それって、結構最近の事なんですよ。
それまで、約10年前くらい前までは、
「慢性腎炎」、「慢性糸球体腎炎」が一番多かったんですよ。
(3)高血圧
これも生活習慣病だから、メルマガでも何回も出ていますよね。
高血圧っていうのは、ただ血圧が高いってだけではなく、
血圧が高い状態が続くと、動脈硬化が進むし。
心臓や腎臓もやられていっちゃうんですよ。
高血圧の結果、腎臓がやられちゃって、
腎臓の機能が悪くなると「腎硬化症」って言われます。
ちなみに、高血圧についての無料レポートは、これっす。
★日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
糖尿病があって、高血圧もあって、腎臓が悪い人とか。
慢性糸球体腎炎で血圧も高いと、腎不全が進み易いとか。
本当は、単純にはいかないんですけどね。
この3つの病気が、慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気では
多いんで、これだけ覚えれば良いっすよ。
そんな訳で、今日も
「慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)8、慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)8
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態なんです。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですけどね。
慢性腎臓病(CKD)の人って、日本で400万人位います。
慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
ただ、重症になると、体がむくんだり、息が切れるといった
症状が出る事もある、って話でした。
そいじゃあ、慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
病気ではなくって病態なのはわかるけど。
そもそも、どんな病気の時に慢性腎臓病(CKD)になるの?
って事で、今日は「慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
腎臓の機能が悪いという病態(状態)です。
で、なんで腎臓の機能が悪くなるかっていうと。
おおざっぱに言うと、2つ。
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
この2つですわ。
1)に関しては、一言で言うと、「加齢」の事ですね、ほとんどは。
腎臓っていうのは、おしっこ(尿)を作る臓器なんですが。
だいたい、一日に1~2リットルのおしっこ(尿)を作っています。
まあ、その100倍くらいの水分を
体の中で使っているんですけどね、循環させて。
今日は腎臓を大事にするために、腎臓を休ませよう。
とか、そんな事はできないので。
生きている限り、腎臓という臓器は、自分の意志とは関係なく、
毎日毎日、おしっこ(尿)を造ってくれます。
働き者なんですわ。
人じゃないけど(笑)
そんな風に、何年も、何十年も腎臓を使っていたら当然、
腎臓の機能はだんだん落ちてきます。
80歳まで生きていたら、80年間、毎日毎日、
腎臓はおしっこ(尿)を造り続けているんですからね。
超高性能のコーヒーのフィルターがあっても、
1万回も使ったら、徐々にフィルターが詰まってきて、
性能が悪くなっちゃいますよね。
まあ、そんな感じですわ。
どのくらい腎臓の機能が落ちてくるかっていうと。
具体的には、腎臓の機能っていうのは正常の人でも、
10年毎に100点満点でだいたい2~10点ずつ、
腎臓の機能は落ちてきます。
一番腎機能が良い20歳の時に、腎機能が100点だとして、
10年間で5点ずつ減っていくとすると。
80歳になると、20歳から60年経つから、
減っていくのは、6x5=30点になります。
だから80歳になると、腎臓の機能は、
100-30=70点くらいになります。
これ、普通ですね、はっきり言って。
80歳になっても、腎機能が100点なんて人は、
基本的にはいません。
また、全く病気がない人だったら、80歳になっても
10年で10点ずつ減っていったとしても、
100-10x6=40点になります。
これは、100点満点で60点以下だから、
慢性腎臓病(CKD)になりますよね。
緩い基準で、50点以下で慢性腎臓病(CKD)だとしても、
当てはまってしまいますよ。
40点だからね。
でも、まあ、この位だったら、透析をしなきゃいけないって程、
腎臓の機能が悪いわけでもないし。
先週もやったけど、この程度だったら
症状は殆どの場合は出ないので。
定義の上では、慢性腎臓病(CKD)になりますけど、
基本的には問題ありませんわ。
本題の「病気」の話まで行かなかったけど。
思っていたよりも、ちょっと長くなってしまったので。
今日はここまでにしましょうか。
そんな訳で、今回は
「慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)7、慢性腎臓病(CKD)の症状
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 119 号 ◆
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ブログ: http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)7
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査
健康診断や病院で行う血液検査で
「クレアチニン(Cr)」というのが腎臓の検査。
○血液中の「クレアチニン(Cr)」の値が正常値でも、
腎臓の機能が低下している場合もある。
○尿検査
健康な人でも、わずかに尿からタンパクが出るが、
ずーっと尿タンパクが出るのが続いていたら、異常。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態なんです。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですけどね。
慢性腎臓病(CKD)の人って、日本で400万人位います。
そして、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんだ、って話でした。
そいじゃあ、慢性腎臓病(CKD)になったら、
どんな症状がでるの?
って事で、今日は「慢性腎臓病(CKD)の症状」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の症状
慢性腎臓病(CKD)には、症状はありません。
終了ーーーーーー!
いや、ホント。
嘘じゃないっすよ。
高血圧とか、糖尿病とか、高脂血症(脂質異常症)なんかの、
他の生活習慣病なんかでもそうなんですけどね。
基本的に、症状はないんですよ。
慢性腎臓病(CKD)にも。
ただ、慢性腎臓病(CKD)の中でも、前にも書いたように、
ステージっていうのがあるんですよ。
簡単に言うと、軽症とか重症とか。
重症の場合は、慢性腎臓病(CKD)っていうよりは、
「慢性腎不全」って言い方をしますけどね。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
慢性腎臓病(CKD)のステージ5,「腎不全」とか。
その前のステージ4(腎機能が高度低下)くらいになると、
症状が出る場合もあります。
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、一言で言うと、
「腎臓が悪い病気というか、病態(状態)」です。
腎臓っていうのは、どういう臓器かっていうと。
簡単に言うと、「おしっこ(尿)」を造る臓器です。
本当は、おしっこ(尿)を造る以外も、
いろんな役割があるんですけどね、腎臓には。
でも、まあ一番重要でわかりやすいのは、
おしっこ(尿)を造るって事です。
おしっこ(尿)っていうのは、ほとんどが水分なんですけど。
それ以外にも、体の中のいろんな「毒素」が入っています。
体の中の余分な毒素とか、水分を、おしっこ(尿)として、
外に出すのが、腎臓の主な役割なんですよ。
その腎臓の機能が低下すると、体の中に水分が貯まります。
そうすると、体(特に足)がむくんだり、
肺に水が貯まると、息が苦しくなったり。
そういった症状が出ます。
でも、腎臓の機能がちょっと悪い。
慢性腎臓病(CKD)のステージ3とか位だと、
こういう症状が出る事は、あんまりないです。
ステージ4(腎機能が高度低下)でも、
全然症状が出ない人も結構います。
腎臓の機能が低下して、体の中に毒素が貯まった時の症状。
こういうのを「尿毒症の症状」っていうんですけどね。
具体的には、食欲がないとか、体がだるいとか。
そんな感じの症状です。
そういう「尿毒症」の症状が出るのは、
慢性腎臓病(CKD)の中でもかなり末期。
ステージ5の中でも、更に悪いほう。
100点満点でいうと、5点とか。
ものすごーく腎臓の機能が悪くって、
今すぐにでも透析が必要だよ。
ってくらい、腎臓が悪い時の症状です。
慢性腎臓病(CKD)の定義をもう一回見てみると。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
慢性腎臓病(CKD)のステージ分類っていうのは、
腎臓の機能(GFR)が100点満点でいくらか。
って事で決まるんですけど。
尿タンパクがずーっと出ている人の場合も、
慢性腎臓病(CKD)って言います。
腎臓の機能(GFR)が、ものすごく悪くなくても、
尿からタンパクがたくさん出ている人は、
足や体がむくんだり、肺に水が貯まって
息が苦しくなったり、っていう症状が出る場合もあります。
そんな訳で、今日は慢性腎臓病(CKD)の症状についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)6、慢性腎臓病(CKD)の検査
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)6
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
○糖尿病の患者は約700万人なので、
それに匹敵するくらいの患者がいる事になる。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態なんです。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですけどね。
慢性腎臓病(CKD)の人って、日本で400万人くらい。
厳密に定義にあてはめると、2000万人もいるよ、
って話でした。
そいじゃあ、慢性腎臓病(CKD)って診断するには、
どんな検査をしたら良いの?
って事で、今日は「慢性腎臓病(CKD)の検査」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査
腎機の機能っていうのは、腎臓が時間あたりに処理できる尿量
GFR(糸球体濾過量)で表されるんですけど。
GFRって、正常というか若い人が一番良い状態の時で、
だいたい、100(mL/min/1.73m2)だから。
このメルマガでは、わかりやすさを追求するために、
100点満点で何点か、って事で表していました。
腎機の機能(GFR:糸球体濾過量)というのは、
腎臓が時間あたりに処理できる尿量ですけど。
これを正確に測るには、丸一日おしっこ(尿)を貯めて。
尿が何cc出ているのか、って事を測って、
血液の検査もしなければならないんですよ。
更に尿の検査も同時に行います。
これ、すごーくめんどくさいです。
正直言うと、外来ではなかなかできないので。
入院した時にやってもらう検査ですね、主に。
だって、一日に出したおしっこ(尿)を、
全部貯めていないと、正確な尿量がわかりませんから。
どっか、外に行ってそこでトイレに行ったりとか、
そういうのが一回あっただけで、
駄目になっちゃいますからね。
だから、簡易的に血液検査だけで、腎機の機能を
表す式っていうのがあるんですよ。
それが、「推算GFR」ってやつです。
健康診断とか、病院に行って血液検査をしたりすると、
ほとんどの場合、「クレアチニン」っていう値も測定します。
献血する時は、これは測らないんですけどね。
「クレアチニン」は略語で「Cr」って書いてありますから。
健康診断とか病院の採血の結果を持っている人は、
ちょっと見てみてくださいね。
血液中の「クレアチニン」っていうのは、
筋肉の量が多いと高くなる物質なんですよ。
だから、女の人とか、小柄の人とか、老人とか。
そういう人では、血液中のクレアチニンの値は低くなります。
だいたい、年齢とか性別とかで、
おおよその筋肉量っていうのは決まっていますから。
血液中の「クレアチニン(Cr)」の値がわかれば、
おおよその腎機能(GFR)っていうのが推測できます。
それが、「推算GFR」です。
推算GFR(eGFR)の計算式っていうのがあって、
eGFR(ml/min/1.73m2)
=0.741x175x年齢-0.203x血清クレアチニン-1.154
女性はこれにx0.742で計算することができます。
(下線は乗数です。年齢の-0.203乗、クレアチニンの-1.154乗です。)
これ、医者でも覚えている人は、誰もいませんし。
仮に覚えても、こんな計算を
頭の中でできる人はいませんから(笑)
計算機にやってもらうか、「eGFR男女別・年齢別早見表」
っていう表を見て、腎機能を予測します。
■例えば、80歳の女性で、血液のクレアチニン(Cr)の値が、
0.9mg/dlの人の場合。
クレアチニンの正常値(基準値)っていうのは、
施設によっても変わるんですけど。
Yahooで「クレアチニン 正常値」で検索して
一番上に来る「e-血液.com」というサイトによると。
参照:「e-血液.com」
http://www.e-ketsueki.com/qa/kensa_2/kensa_22.html
女性の場合、血中クレアチニン(Cr)の値は、
正常値が0.6~0.9mg/dlです。
だいたい、どの施設でもこんなもんでしょう。
今でも、ほとんどの医師が、クレアチニンの値が
1mg/dl以下なら正常だと思っています。
80歳の女性で、血液のクレアチニン(Cr)が、0.9mg/dl
これを、「eGFR男女別・年齢別早見表」で見てみると。
参照:推算GFR値早見表(女性用)、下の方っす。
http://www.jsn.or.jp/jsn_new/news/nomogram.htm
推算GFR 44.6(mL/min/1.73m2)
うはっ。
思いっきり慢性腎臓病(CKD)ですね。
厳密な定義で、100点満点で60点未満。
ゆるい定義でも、50点未満が慢性腎臓病(CKD)ですけど。
44点ですから。
完全に、不合格ですね、こりゃ。
検査のデーターでも、正常値の表でも。
「正常値」、って書いてあったら医者でも、
「まあ、良いかな」って思っちゃうんですよ。
腎臓の専門家以外だと。
だから、今まで見逃されてきた、っていうか。
そのままにされていたんですけど。
最近、これじゃあまずいから、気をつけてね。
って事がやっと言われるようになってきたんですよ。
○尿検査
慢性腎臓病(CKD)の定義をもう一度復習してみると。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
ですから。
尿からタンパクが出るのか、って事を調べないといけないので。
当然、尿検査をする事になります。
健康な人でも尿に、ほんの少しはタンパクが出ています。
とくに、激しい運動をした後、熱が出たとき。
ストレスがかかったとき、長い間立っていたときなんかは、
尿にタンパクがでることがあります。
でも、これは病気ではありません。
だけど、すーっと尿からタンパクが出続けるのは異常ですから。
何回か、定期定期に検査をする必要はあります。
腎臓が悪くなって、血液検査の「クレアチニン(Cr)」で、
異常が出る、もっと前の時点で、
尿からタンパクが出る事も多いです。
また、尿からタンパクがずーっと出続けていると、
どんどん腎臓の機能が悪くなってしまいます。
だから、血液検査だけとか、尿検査だけとか、
片方だけでなく、両方の検査を定期的に行う事が重要ですよ!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査
健康診断や病院で行う血液検査で
「クレアチニン(Cr)」というのが腎臓の検査。
○血液中の「クレアチニン(Cr)」の値が正常値でも、
腎臓の機能が低下している場合もある。
○尿検査
健康な人でも、わずかに尿からタンパクが出るが、
ずーっと尿タンパクが出るのが続いていたら、異常。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)5、慢性腎臓病(CKD)の頻度
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)5
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「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態なんですわ。
そいで、どのくらい腎臓が悪いのか、っていうのは、
100点満点で何点か、って事でステージ分けされるんですよ。
しかーも。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうよ、って話でした。
そいじゃあ、慢性腎臓病(CKD)になったら何が悪いの、
って話は先週まででしたから良いとして。
慢性腎臓病(CKD)の人ってどのくらいいるの?
って事で、今日は「慢性腎臓病(CKD)の頻度」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
日本腎臓学会っていう、学会があって。
その中に「慢性腎臓病(CKD)対策委員会疫学WG」
っていうのがあるんですよ。
今回は、CKD診療ガイドの中に書いてあったデーターから
引用させて貰いますね。
健康診断の結果を基に、予測したものです。
○日本人の慢性腎臓病(CKD)の推計
GFR 60以上 8392万人 (81.3%)
GFR 50~59 1508万人 (14.6%)
GFR 49以下 418万人 (4.1%)
はい、これも解説。
GFRっていうのは、日本語で言うと「糸球体濾過量」。
これは、腎臓が時間あたりに処理できる尿量の事で、
要は、腎臓の機能を表すって思えば良いですよ。
GFRっていうのは、おおざっぱに言うと、
100点満点で表す事ができて。
60点以上だと、合格点。
59点以下だと、落第、というか腎臓の機能が悪いよ。
って事でしたね。
これは、先週までの復習です。
この表を見ると、
> GFR 60以上 8392万人 (81.3%)
GFR 60以上って事ですから。
要は、合格点というか、腎臓の機能は正常。
そういう人が、日本では8392万人、81.3%いますよ。
って事です。
それは良いとして、こっから大事。
> GFR 50~59 1508万人 (14.6%)
59点以下だから、ぎりぎり落第なんだけど。
もう少しで合格点だよ。
腎臓の機能がちょっとだけ悪いよ、って事ですね。
GFR 50~59 っていうのは。
厳密に定義から言うと、ちょっとだけ腎臓の機能が悪くても、
慢性腎臓病(CKD)っていうはずなんですけどねー。
でも、1508万人もいるから。
いくらなんでも多すぎかな、って事で。
一応、慢性腎臓病(CKD)予備軍
って言われているみたいっす。
ちょっと腎臓の機能が悪い人たちは。
そして、その次
> GFR 49以下 418万人 (4.1%)
これ、合格点まで10点以上足りないよ。
って人たちですわ、簡単に言うと。
そこそこ腎臓の機能が悪い。
そういう人たちが日本では418万人。
割合で言うと、4.1%もいますよ、って事です。
アメリカのデーターでは、GFRが60以下。
要は60点以下の人の割合は、4.6%です。
日本だと、厳密にGFRを60以下、
100点満点で60点以下で区切ってしまうと。
14.6+4.1=18.7%
約2000万人もいる事になってしまいますからね。
慢性腎臓病(CKD)の人が。
さすがに、これじゃあいくらなんでも多すぎるかな。
って事で、「CKD診療ガイド」なんかでは、
慢性腎臓病(CKD)の人は、日本で約400万人います。
って書かれているようです。
参照:CKD診療ガイド
http://www.jsn.or.jp/jsn_new/news/CKDmokuji.htm
日本人っていうのは、腎臓の機能があんまり良くないんですよ。
元々、そういう「人種」なんです。
でも、それで世界一の寿命だから。
どうやら、直接それと寿命とは関係ないようです。
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)っていうのは、
米国腎臓財団が2002年に提唱したもので。
糸球体濾過量(GFR)が60ml/分/1.73m2未満
っていうのは、世界共通なんですよ。
腎機能が100点満点で、60点以下って事ね、これ。
だから、日本人は元々腎臓の機能が悪い人種だから、
日本人だけ、50点までは良い事にしてね!
って言うわけにはいかないんですよ。
厳密に言うと日本人の慢性腎臓病(CKD)の数は、
約2000万人、って事になるんだけど。
さすがに、そりゃ多すぎすだろ、って事で、
ちょっとお茶を濁して、日本人の場合、
慢性腎臓病(CKD)の人は、約400万人。
慢性腎臓病(CKD)予備軍を含めると2000万人。
っていう言い方をしているようです。
はっきり言って、「いかさま」ですね、これ。
まあ、「メタボリックシンドローム」の
腹囲の基準でもそうですけどね。
細かい数字とかは、こだわらなくっても良いけど。
でも、慢性腎臓病(CKD)の人は、
思ったより結構たくさんいるって事です。
糖尿病の患者数が、約700万人。
予備軍含めると2000万人ちょっとかな。
糖尿病と匹敵する位、数が多い病気というか病態で、
しかも心筋梗塞とか脳卒中とか、重大な病気にも
なる確率が高くなる病気だから。
きちんと気をつけないと駄目だよ。
って事だけ理解してくれれば、それで良いですよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
○糖尿病の患者は約700万人なので、
それに匹敵するくらいの患者がいる事になる。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)4、慢性腎臓病(CKD)の重要性
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 116 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)4
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態なんですわ。
そいで、どのくらい腎臓が悪いのか、っていうのは、
100点満点で何点か、って事でステージ分けされるんですよ。
そいじゃあ、どのくらい腎臓が悪いのか、
って話は先週まででしたから良いとして。
慢性腎臓病(CKD)って、何が大事なの?
って事で、今日は「慢性腎臓病(CKD)の重要性」
についてです。
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、その名の通り、
腎臓の機能が悪い病態の事なんですけど。
実は、ただ腎臓が悪いってだけではないんですよ。
以前にやった、糖尿病とか高血圧、高脂血症(脂質異常症)
なんかでもそうなんですけど。
血糖が高い、血圧が高い、コレステロールが高い、
ってだけでは、そんなに問題にならないんです。
糖尿病、高血圧、高脂血症(脂質異常症)っていうのは、
動脈硬化が進むから悪いんですよ。
動脈硬化っていうのは、血管が硬くなって、
細くなって詰まったりする事なんで。
心筋梗塞とか脳梗塞っていう、下手したら死んでしまうかも
しれないような病気になってしまうんですよ。
動脈硬化が進むと。
だから、血糖とか血圧とか、コレステロールを下げましょう。
っていう話なんですわ。
最近では「メタボリックシンドローム」っていう
言葉がはやりましたよね。
言葉は聞いた事あると思うけど、
中身に関してはあまりわからない人も多いでしょうけどね。
メタボリックシンドロームっていうのは、簡単に言うと、
糖尿病とか高血圧、高脂血症(脂質異常症)の一歩前だけど、
それでも動脈硬化が進んでしまう、って事なんですよ。
腹部肥満があって、血糖とか血圧とかコレステロールが高いと、
病気になる手前の段階でも動脈硬化が進んで、
心筋梗塞とか脳梗塞とかになっちゃうよ。
だから、痩せて血糖とか血圧とかコレステロールも
下げなきゃ駄目なんですよ。
っていうのが「メタボリックシンドローム」です。
なんか、お腹周りが85センチとか90センチとか。
そういう細かい所でもめていますけど。
そんな事より、病気の一歩手前の時から、
気をつけなきゃ駄目だよ、ってのが重要なんですよ。
話は元に戻って。
以前から透析患者とか、ネフローゼ症候群っていって、
尿からタンパクがたくさん出ている人っていうのは、
動脈硬化が進みやすい。
心筋梗塞とか脳梗塞になりやすいなー。
っていう事は、経験的に知られていたんですよ。
で、最近、いろいろ研究とか調査が進んで。
末期の腎不全とか、尿タンパクが大量に出ていなくっても、
ちょっと腎臓の機能が悪いとか。
ちょっと尿タンパクが多いよ、っていう人でも、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳梗塞になりやすいよ。
っていう事がわかってきたんですよー。
血糖が高いとか、血圧やコレステロールが高いと、
動脈硬化が進んで困るよ。
っていうのと同じように、腎臓の機能が悪かったり、
尿タンパクが続いていると、動脈硬化が進んじゃう。
だから、心筋梗塞とか脳卒中になって大変だ。
って事で、最近注目されてきてるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)っていう病気というか病態が。
日本でも「CKD診療ガイドライン」っていうのが、
2007年5月にやっとできたばっかりですからね。
まあ、はやりですわ(笑)
個人的にはもっと前からそんなの当たり前だと思っていたので、
正直言って遅すぎるかな、って気もしますけど。
まだ、一般の人たちというか、医者でも知らない人が
たくさんいますので。
これから、いろいろ解説していきますからね!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いっていうだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)3、慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 115 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)だ、って話でしたね。
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、100点満点で
60点以下っていう事なんですけど。
その中でも、すごーく悪いのと、
そこまで腎臓悪くないよ、ってのがあるんですよ。
テストでも、ぎりぎり59点の人と、5点の人じゃ、
全然違うでしょ。
慢性腎臓病(CKD)の場合は、
その違いを、「ステージ」っていうので分けています。
今日はその、「慢性腎臓病(CKD)のステージ分類」
っていうのを勉強していきましょうか。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、おしっこ(尿)から
タンパクが出たり、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)の事です。
前回、わかりやすさを重視するために、100点満点で、
腎臓の機能を表現しましたけど。
実際には、腎臓の機能っていうのは、腎臓が時間あたりに
処理できる尿量であるGFR(糸球体濾過量)で表します。
○慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
はい!
これも、ちょっと解説していきましょうか。
GFR(糸球体濾過量:GFR(mL/min/1.73m2))っていうのを、
先週と同じように100点満点で表していきましょー。
○ステージ1: 90点以上
これ、優秀ですね。
100点満点で90点以上ですから。
文句なしに、優秀です。
通知票で言ったら「5」ですね。
5段階評価で。
全く問題ない、って事です。
○ステージ2: 60点~89点
まあ、合格点なんだけど。
できれば、もっと点数を取って欲しいな、って感じです。
合格だから、ほとんど問題ないんだけど。
期待を込めて「4」って感じでしょうか。
○ステージ3: 30点~59点
これ、合格点に達していませんから。
テストだと、「再試」になりますよ。
もっと勉強しなきゃ駄目、って事です。
病気なんで、そろそろ治療した方が良いよ。
って事ですわ、要は。
通知票の5段階評価で「3」だと、「普通」って事ですが。
これは、普通ではないんですよ。
だって、合格してないんだもん。
これが普通なら、やばいでしょ。
○ステージ4: 15~29点
結構やばいっす。
だって、100点満点で15点とか20点ですよ。
相当まずいでしょ、それ。
頑張って、塾に行くなり予備校に行くなり。
相当気合い入れて勉強しないと、
本番では試験に落ちてしまうでしょう。
慢性腎臓病(CKD)の中でも、かなり進行しています。
積極的に治療をしなければなりませんね、これは。
5段階評価でいくと「2」です。
かなり悪いです。
○ステージ5: 15点未満
これは、相当やばいっす。
もう手遅れ、って言ったら言い過ぎかもしれませんが。
普通に勉強してたら、まず無理でしょ。
「ドラゴン桜」でも読んで、今までとは全く違う
勉強方法とかしないと、本番では落ちそうですね。
「末期の腎不全」という状態です。
100点満点で10点以下とか、5点以下になったら、
血液透析とか腹膜透析とか。
「透析」をしなければ生きていけませんからね。
あと少しで、透析になりそうな、
腎不全の中でも、相当進んだ状態です。
通知票でいくと5段階評価の「1」です。
そんな感じで今週は、
「慢性腎臓病(CKD)のステージ分類」についてでした。
わかりやすくするために、テストとか通知票に例えて書いてみましたよ。
もっと詳しく知りたい人は、「CKD診療ガイド」を見るとか。
インターネットで「慢性腎臓病(CKD)」で検索してね!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)2、慢性腎臓病(CKD)の定義
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)2
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先週からは「慢性腎臓病(CKD)」についてでしたね。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
糖尿病とか、慢性腎炎とか、他に原因となる病気があって、
結果的に腎臓の機能が低下している状態(病態)だ。
って話でしたね。
そいじゃあ、今日は慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
どのくらい腎臓の機能が低下しているのか。
っていう、具体的な話をしていきましょうか。
●慢性腎臓病(CKD)の定義
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、実際にどんなもんか。
っていうのは、偉ーい人が決めた「定義」っていうのがあるので。
まずは、お堅い文章を見てみましょうか。
○慢性腎臓病(CKD)の定義
タンパク尿などの腎臓の障害、
またはGFRが60mL/min/1.73m2未満の
腎機能低下が3ヶ月以上持続するもの。
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
参照:CKD診療ガイド
何言ってんだか、全然わかりませんね(笑)
まあ、いつもの事ですわ、医学用語ってそんなもんです。
そいじゃあ、これについても、いつものように
解説していきましょー!
>タンパク尿などの腎臓の障害、
腎臓の機能で一番重要なのは、
「おしっこ(尿)を造る」って事です。
血液を「濾過(ろか)」して、おしっこ(尿)を造ります。
コーヒーを作る時、コーヒー豆をフィルターに通しますよね。
あんな感じのやつが「濾過(ろか)」です。
フィルターを通してコーヒーを作るから、
おいしくコーヒーが飲めますよね。
でも、あのフィルターを、100回使ったらどうなるでしょう。
だんだんフィルターの目が粗くなってくるから、
そんなフィルターでコーヒーをおとしたら、
「かす」みたいなやつが入っちゃいます、コーヒーに。
おしっこ(尿)っていうのは、腎臓で濾過(ろか)されて
造られるものなので。
基本的には、おしっこ(尿)にはタンパクが入っていません。
尿のタンパクっていうのは、コーヒーでいう「かす」
みたいもんなんで。
腎臓(フィルター)がちゃんとしていれば、
本来は出てこないものなんですよ。
腎臓(フィルター)の機能が落ちているから、
本来であれば尿には出てこない、タンパク(かす)
が出てきちゃうんですよ。
それが、
>タンパク尿などの腎臓の障害、
っていう意味です。
>GFRが60mL/min/1.73m2未満の
腎機能低下が3ヶ月以上持続するもの。
GFRっていうのは、腎臓が時間あたりに
処理できる尿量の事なんですが。
ちょっとわかりにくいですよね。
まあ、細かい事は覚えなくても良いですわ。
簡単に言うと、腎臓の機能の事なんですけど。
これって、おおざっぱに100点満点で表します。
人間の体って、腎臓だろうが、心臓だろうが、
年を取ると衰えてきますよね。
一番わかりやすいのは、皮膚でしょうか。
おじいちゃんやおばあちゃんの皮膚って、
しわしわですよね。
あれは、老化の影響です。
何十年も経たなくても、赤ちゃんと大人と比べたら、
皮膚の違いは明らかですよね。
皮膚だけでなく、人間の体は全て老化します。
腎臓の場合は、20歳代とか、大人の若い時期が
一番腎臓の機能が良くって。
この時でGFRが100位です。
100点満点で100点、って考えればわかりやすいかな。
GFRが60以上、要は100点満点で60点以上だったら、
合格点です、って思えば良いです。
腎臓の機能(GFR)の場合。
それを踏まえてもう一回見ると、
>GFRが60mL/min/1.73m2未満の
腎機能低下が3ヶ月以上持続するもの。
GFRっていうのは、腎臓の機能を表しているんで。
細かい事は置いておいて、腎臓の機能(GFR)が
100点満点で60点以下の点数が、3ヶ月以上続いたら、
慢性腎不全(CKD)って呼びますよ。
って事ですわ。
合格点に達してないから、不合格。
赤点って事ですね。
腎臓で言う赤点っていうのは、「腎機能低下」、って事です。
慢性っていうのは、時間をかけてじわじわなる病気
の時に使う言葉ですからね。
一時的に、短期的に、腎臓の機能が悪い場合は、
急性腎不全とか「急性」っていう言葉を使います。
まとめると、
○慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
っていうのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
って言う事になります。
わかりやすく言うとね!
今回はわかりやすさを重視するために、
敢えて本来の意味とはちょっと異なる表現を
使っていますからね。
もっと詳しく知りたい人は、「CKD診療ガイド」を見るとか。
インターネットで「慢性腎臓病(CKD)」で検索してね!
そんな感じで、今週は
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、
どのくらい腎臓の機能が低下しているのか、
って事についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)1、慢性腎臓病(CKD)とは
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)1
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先週までは、「心不全」についてでしたけど。
長かったけど「心不全」については、先週で終わって、
今週からは、新しい病気にいきますよ!
って事で、今週からは気分を改めて。
「慢性腎臓病(CKD)」についてです。
一昨年「メタボリック症候群」って流行りましたよね。
流行語大賞の候補にもなったくらいだから。
一般の人でも、浸透しましたよね、この言葉。
省略されて「メタボ」とか言われたりして。
医学用語でこれだけ流行った言葉って、
多分はじめてだと思いますよ。
そいで、去年くらいから、何回か出てきてる言葉なんだけど。
思ったよりも広まってない言葉があるんですよねー。
それが、「慢性腎臓病(CKD)」です。
そもそも、医者でもあんまり知らない人がいる位だから。
一般の人にも、まだなじみがないのかもしれませんけどね。
多分、これからもうちょっと流行ると思うので。
時代を先どって、メルマガで書いていく事にしましたよ!
●「慢性腎臓病(CKD)」とは
慢性腎臓病(CKD)っていうのは
Chronic Kidney Diseaseの略語、日本語訳です。
Chronicっていうのは、日本語で「慢性」、
Kidneyっていうのは「腎臓」、
Diseaseっていうのは「病気」っていう意味ですから。
まあ、思いっきり、英語をそのまま日本語訳したものですね。
「心不全」について、前回までこのメルマガで書いてきたけど。
心不全の中でも、「慢性心不全」ってのと、
「急性心不全」っていうのがありましたよね。
「慢性」っていうのは、ゆっくりじわじわ、
長い時間をかけて、っていう病気、病態の事です。
「急性」は逆に、急激に短時間でなる病気や病態の事です。
「心不全」の場合も、病気ではなく病態で、
原因となる病気に関わらず、心臓の機能が落ちた病態の事を、
「心不全」って呼んでいましたよね。
それと同じように、「慢性腎臓病(CKD)」の場合も、
原因となる病気は他にあって、結果として
腎臓の機能が落ちている状態、病態の事を
「慢性腎臓病(CKD)」って呼びます。
まあ、急速に腎臓の機能が落ちる場合は、
急性腎不全(急性の腎機能障害)って言いますから。
「慢性」とは別なんですけどね。
なんか、病気があって。
具体的には糖尿病とか高血圧とか、慢性腎炎とか。
そういう原因となる病気があって、長い時間をかけて
じわじわ腎臓の機能が悪くなっていく病態(状態)の事を、
「慢性腎臓病(CKD)」って言います。
お硬い医学用語で言うと。
慢性腎臓病(CKD)とは、
「腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態」
の事です。
慢性腎臓病(CKD)の「D」は
Disease「病気」っていう意味ですけど。
厳密には、「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、
「心不全」なんかと同じく、「病気」ではなく「病態」です。
そんな感じで、今週からは
「慢性腎臓病(CKD)」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
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【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
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