骨粗鬆症8、骨粗鬆症の治療
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 137 号 ◆
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H20年8月15日発行 購読者数 13003名
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ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
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HP:「病気の症状と予防」
http://www.yabuishi.com/
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)8
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
●骨粗鬆症の検査
○問診
○単純X線検査
○骨密度測定
○血液検査、尿検査
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気で、
日本で約1000万人も患者さんがいます。
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、
レントゲンを撮ったり、骨密度を測ったり、
血液や尿検査等の検査を行ったりするのと、
軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、
って事を組み合わせて行う、っていう話でしたね。
そいじゃあ、「骨粗鬆症の検査と診断基準」を勉強して、
骨粗鬆症の検査をして診断した後で。
どうやって治療するのか、って事で。
今日は「骨粗鬆症の治療」について、です。
●骨粗鬆症の治療
「骨粗鬆症の分類」のとこでやった事だけど。
骨粗鬆症には、大きく分けて2種類あるんですよ。
どんなものか、もう一回復習してみると。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっている骨粗鬆症
この2つに分かれます。
○続発性骨粗鬆症の治療
原因がわかっている「続発性骨粗鬆症」。
これは、原因となる病気とか、薬とか。
そういうのがあってなる骨粗鬆症、っていう意味ですから。
こっちの場合は、まず「原因となっている病気の治療をする」
っていうのが、治療になります。
他の病気でも、全部そうなんですけど。
当たり前ですね、これ。
骨粗鬆症の原因となる病気っていうのは、具体的には。
糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、関節リウマチ、
肝臓の病気、甲状腺の病気、婦人科の病気。
なんかがあります。
糖尿病と慢性腎臓病(CKD)に関しては、
以前にこのメルマガでも勉強しましたよね。
忘れちゃった人は、これを読んでね!
★日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
そいで本題の、原因がわからない骨粗鬆症
(原発性骨粗鬆症)の治療についてなんだけどね。
実際は、続発性骨粗鬆症に関しても、
まずは原因となる病気(基礎疾患)の治療はするんだけど。
「それに加えて」、これからやる治療も平行してやるんで。
ここからがホントの「骨粗鬆症の治療」
って言っても良いと思います。
○原発性骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の患者さんっていうのは、
骨折を起こして初めて病気だ、
っていう事がわかる人も多いんですよ。
理想的には、糖尿病とか慢性腎臓病(CKD)とか、
関節リウマチとか、そういう「骨粗鬆症の原因になる
可能性のある病気」を持っている患者さん。
言い方を変えると、「骨粗鬆症になるリスクの高い患者」。
こういう患者の場合は、医者の方で積極的に
骨密度とかの検査をして、骨折する前に、
「骨粗鬆症」の診断をつけてあげるべきだと思いますけど。
実際のとこ、なかなか難しいんですよー。
「骨粗鬆症」は「整形外科医」が専門ですけど。
「骨粗鬆症になりやすい病気」である、
糖尿病とか、慢性腎臓病(CKD)とかっていう病気は、
主に「内科医」が診ていますからね。
医学が発達して、専門化してしまったので。
ある程度はやむを得ない面はあるんでしょうけど。
骨密度の検査って、精密なやつはかなり大きな病院
なんかに行かないとできないんだけど。
簡単なやつは、普通の病院とかでも
出来るとこが多いですからね。
もちろん、レントゲン写真も。
骨密度の場合は、健康な人(YAM)の何%っていう
数字で出てくるから、間違いようがないです。
整形外科医でないと、なかなかわかりにくい、
っていうレントゲン写真なんかは当然あるんでしょうけど。
明らかな骨折とか、すごく骨密度が低いっていう場合は、
整形外科医でなくても骨粗鬆症って診断はできますからね。
明らかなものだけでも、「骨粗鬆症」と診断する。
で、骨折とかがないのであれば、治療をする。
という事は、整形外科医でなくても、ある程度はできるので。
個人的には、内科医なんかでも、糖尿病とか、
慢性腎臓病(CKD)とか関節リウマチとかの病気があって、
骨粗鬆症のリスクの高い人は、「骨粗鬆症」かどうか、
積極的に検査はしていった方が良いんじゃないかと思います。
あ、なんか話が本題とはずれて長くなっちゃったので。
原発性骨粗鬆症の治療については、おおざっぱに。
○原発性骨粗鬆症の治療
1、食事療法
2,運動療法
3,薬物療法
4,理学療法
5,手術
がある、って事で。
細かい話は次回以降に、って事にしましょうか。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の治療」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の治療
○続発性骨粗鬆症の治療
まずは、原因となる病気の治療をする。
○原発性骨粗鬆症の治療
1、食事療法
2,運動療法
3,薬物療法
4,理学療法
5,手術
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症7、骨粗鬆症の検査
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 136 号 ◆
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)7
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。
骨粗鬆症になりやすいのは、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、
軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、
って事と、骨密度、骨のレントゲンを組み合わせて行う。
っていう話でしたね。
そいじゃあ、「骨粗鬆症の診断基準」がわかったところで。
実際にどういう検査をして骨粗鬆症って診断するのか。
って事で、今日は「骨粗鬆症の検査」について
勉強していきましょうか。
●骨粗鬆症の検査
○問診
これは、全ての病気、患者で基本になります。
他の病気の時にも出てきましたね。
その名の通り、患者さんに問いかける診断です。
骨粗鬆症っていうのは、どれだけ骨折しやすいか。
っていう事が基準になる病気ですから。
ささいな原因で骨折したことがあるか、とか、
家族に骨粗鬆症の人がいるか、とか。
腰・背中の痛みがあるか、身長が低下したか。
喫煙・飲酒の習慣、運動の習慣等を聞きます。
○単純X線検査
背骨(腰椎・胸椎)のレントゲン撮影をして、
骨が変形してないか、骨折がないかなどを観察します。
前回「骨粗鬆症の診断基準」のとこで、
「脊椎X線」での骨粗鬆症化あり
とかってやりましたよね。
あの検査の事です。
○骨密度
骨粗鬆症っていうのは、骨がスカスカになる病気です。
実際に写真で見るとこんな感じ。
→ http://www.med.or.jp/chishiki/kotu/001.html
参照:健康の森「日本医師会HP」:骨粗鬆症
この写真の左側が健康な人の骨の断面。
そいで、右側のやつが、骨粗鬆症の人の骨です。
見た感じ、スカスカですよね、右の方。
でも、生きている人の骨を切って診断する事はできませんから。
その替わりに、X線を使ったり、超音波を使って、
どのくらい、骨がスカスカなのか。
言葉を変えると「骨密度」っていうのを測定します。
○骨密度の検査
細かい話はどうでも良いんだけど。
骨密度を測る方法にも、いくつかあります。
1、二重X線吸収(DXA:デキサ)法
腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの骨)にX線を当てて、
骨密度を測る方法です。
一番信憑性の高い検査方法って言われているんですけど。
高価な機械なんですよね、これ。
装置も大きいから、大きな病院にしかありません。
2,MD法
両手の人差し指と、アルミニウムの基準計っていうのを
いっぺんにX線で撮影して、
骨の透過度と基準計の透過度を比較する検査です。
レントゲンを撮るだけなので、簡単な検査です。
3,超音波測定法(QUS法)
踵骨(かかとの骨)や脛骨(すねの骨)に、
超音波を当てて、骨密度を測ります。
放射線を使わないで超音波を使うので、
妊婦や子供にも使えます。
4,QCT法
CTっていう機械を使って、骨を輪切りにして、
骨の密度を測定します。
○血液検査、尿検査
血液・尿検査では、骨そのものの強さを、
直接測る事はできません。
でも、「骨粗鬆症」っていうのは
骨が壊れる > 骨が修復される
という状態なので。
どんだけ骨が壊れているのか(骨吸収)、
どんだけ骨が修復されているのか(骨形成)、
っていうのを測る事は出来るんですよ。
血液検査とか、尿検査をして、
「骨代謝マーカー」っていうのを測ればね。
骨粗鬆症の薬を使っても、骨が丈夫になるまでには、
かなり時間がかかりますから。
その前に、薬の効果があるのか、っていう事を
判定する為にも、血液検査とか尿検査を行います。
医者とか看護師とか、医療関係者も、
このメルマガを読んでいる方がいるようなので。
ちらっとだけ書きますけど。
「骨代謝マーカー」には「骨吸収マーカー」
(NTX:尿、血清DPD、デオキシピリジノリン)と
「骨形成系マーカー」(BAP:血清など)があります。
保険適応にもなっていて、よく使われるのが、
「尿 NTX」っていう検査ですので。
もし骨粗鬆症で通院されている方でしたら、
血液検査や尿検査の内容を見てみてね!
医師や看護師の方でしたら、骨粗鬆症の患者がいたら、
是非測ってみて下さい。
http://www.oie.or.jp/html/test/osteoporosis.htm
参照:高齢者運動器疾患研究所「骨粗鬆症の検査」
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の検査」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の検査
○問診
○単純X線検査
○骨密度測定
○血液検査、尿検査
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症6,骨粗鬆症の診断基準
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)6
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態が「骨粗鬆症」。
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)高齢者(加齢)
2)女性、(閉経後は特に)
3)遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。
タバコ、お酒の飲み過ぎ。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんですよ。
どんな人が骨粗鬆症になりやすいかっていうと、
高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。
あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、
骨粗鬆症になりやすいよ、って話でした。
そいじゃあ、骨粗鬆症のイメージがつかめたところで。
どうやって「骨粗鬆症」だ、って診断するの、って事で。
今日は「骨粗鬆症の診断基準」について勉強していきましょう!
●骨粗鬆症の診断基準
骨粗鬆症っていうのは、骨がスカスカになって、
骨折しやすくなる病気ですから。
もっとわかりやすく言うと「骨が弱くなる病気」です。
骨が弱くなって、結果的に骨折しやすくなるんです。
じゃあ、「骨の強さ」っていうのを測定できれば、
「骨粗鬆症」って診断できますよね。
骨の強さ(骨強度)っていうのは、
骨の密度(骨密度)と骨の質(骨質)で決まります。
骨の強さの7割くらいは、「骨密度」で決まっちゃいますから。
おおざっぱに言うと、骨の強さを測るには、
「骨密度」を測れば良い、って事になります。
実際にはそれだけでなく、「骨粗鬆症」っていうのは、
「どれだけ骨折しやすいか」、って事も大事なので。
それと合わせて診断する事になります。
具体的には
1、軽い力によって起こった骨折
(脆弱性骨折:ぜいじゃくせいこっせつ)の有無、
2、骨量の減少度合い(骨密度)
3、X線による脊椎(せきつい:背骨)の状態、
を組み合わせて行います。
●骨粗鬆症の診断基準
まずは、きちんとしたやつ(笑)
日本骨代謝学会の診断基準を見てみましょうか。
○原発性骨粗鬆症の診断基準 (2000年度改訂版)
〈骨粗鬆症の治療(薬物療法)に関するガイドライン
2002年度改訂版〉
低骨量をきたす骨粗鬆症以外の疾患
または続発性骨粗鬆症を認めず、骨評価の結果が
下記の条件を満たす場合、原発性骨粗鬆症と診断する。
1.脆弱性骨折がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化あり
2.脆弱性骨折なし
1)正常:骨密度値がYAMの80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値がYAMの70%-80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値がYAMの70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
はい。
相変わらず、何言ってんだかわかりませんね。
それでは、いつものように、解説していきましょうか。
○「脆弱性骨折」
普通、骨折っていえば、高いところから落ちたり。
車に引かれたとか、そういう「強い力」が
外から加わって、骨が折れますよね。
そうではなくって、ちょっと尻もちをついた、とか。
もしくは、知らないうちに骨折していた、
っていうのが「脆弱性骨折」です。
背中が丸くなって、背がすごく小さくなっちゃった、
おじいちゃんとか、おばあちゃんっていますよね。
あれって、知らないうちに「背骨が骨折して潰れちゃった」から、
あんな風になるんですよ。
ああいうのが、「脆弱性骨折」ってやつですわ。
○「骨密度値」
その名の通り、骨の密度です。
レントゲンとか、CTとか超音波検査とか。
いくつか調べる方法はあるんですけどね。
細かい話は、「骨粗鬆症の検査」の時にするとして。
要は、どんだけ骨の量が減っているか、っていう検査です。
○「YAM」
「young adult mean」の略です。
日本語に訳すと、「若い大人の平均値」っていう事っす。
もっと具体的には、20-44歳の若年成人の平均値の事です。
○「脊椎X線」
脊椎っていうのは、おおざっぱに言うと、「背骨」ですね。
ホントは、腰とか頸とかの骨なんかも脊椎なんですけど。
レントゲン写真をとって、背骨の状態を見て。
健康な状態とは違って、スカスカであるような状態を
「脊椎X線像での骨粗鬆症化」って呼びます。
それを踏まえて、もう一回、上のやつを見てまとめると。
おおざっぱに言うと。
軽い力によって起こった骨折なんてしていなくって。
そいで、骨密度が若い人の80%以上。
っていう人は、「正常」です。
脊椎X線で、骨が潰れちゃっている、とか。
骨がスカスカとか。
骨密度が若い人と比べて70%未満だったら、
軽い力によって起こった骨折していなくても、「骨粗鬆症」。
軽い力によって起こった骨折をしていたら、
骨密度が若い人と比べて80%未満なら「骨粗鬆症」。
ちょうどその中間の人は、「骨量減少」になります。
わかったかなー。
骨粗鬆症っていうのは、どんだけ骨折し易いか。
っていうのが前提になる病気ですから。
もう既に知らないうちに骨折してる人、
っていうのは、また骨折しやすいですからね。
「骨粗鬆症」と診断されやすくなる、
っていうのがポイントになるかな。
それと、80歳の女性にしたら骨が強かったとしても。
あくまで比較するのは「若い人」になります。
そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の診断基準」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の診断基準
1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。
骨密度値がYAMの80%未満、
もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」
2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。
1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、
脊椎X線での骨粗鬆症化なし
2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、
脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり
3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、
脊椎X線での骨粗鬆症化あり
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症4,骨が減るメカニズム
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 133 号 ◆
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H20年7月18日発行 購読者数 13006名
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ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)4
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、
病気や薬など、原因がわかっている続発性骨粗鬆症がある、
という話でした。
「骨粗鬆症」っていうのは、
「骨の量が減って、骨が弱くなる病気」、
とは言ってみたものの。
「骨って、どうなったら減るんじゃー。」
っていう事を理解していないと、
その後の理解が難しくなるので。
今日は、「骨が減るメカニズム」について説明しますか。
●骨が減るメカニズム
骨っていうと、皆さんがイメージするのは、
手とか足とかの長い骨でしょうかね。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、
頭蓋骨とか、腰の骨とか、背骨とか。
そういう真っすぐで長い骨以外にも、いろいろあります。
ちなみに、背骨っていうのは、
まっすぐの一本の骨じゃなくって、
たくさんの骨が繋がって、体を支えているんですよ。
皮膚をこすると、「垢(あか)」が出てきますよね。
あの「垢(あか)」っていうのは、泥とか汗とか、
そういうものではなくって、
「皮膚」の一部なんですよー。
古くなった皮膚の一部が、皮膚から剥がれ落ちて
「垢(あか)」になって、ぼろぼろ落ちているんです。
皮膚の寿命っていうのは、だいたい4週間くらいで。
皮膚の表面からどんどん剥がれていって、
下の方から新しい皮膚が作られていきます。
それと同じように、骨っていうのも、
皮膚みたいに、毎日少しづつ作られて、
また、少しづつ壊されているんですよ。
イメージ的には、骨ってがっちりして硬そうですよね。
まあ、たしかにそれはそうなんですが。
皮膚と違って、表面がぼろぼろ落ちていく、
っていう訳ではないんですけど。
骨も新陳代謝を繰り返して、絶えず新しく
生まれ変わっているんですよ。
こういうのを「骨のリモデリング(再構築)」って言います。
まあ、言葉はどうでも良いんですけどね。
イメージ的にはこんな感じ
→ http://tinyurl.com/5kvbvg
参照:武田薬品工業株式会社HP
「破骨細胞」っていう細胞が、古くなった骨を溶かします。
これを、「骨吸収(こつきゅうしゅう)」って言います。
「骨芽細胞」っちゅう細胞は、破骨細胞によって
溶かされた部分に、新しい骨を作って修復します。
これは、「骨形成(こつけいせい)」って言います。
上のサイトの絵にあるように、
「破骨細胞」が骨を壊して、「骨芽細胞」が、
その壊した所を埋めていって、そいで
骨のしなやかさや強さを保っているんですよ。
全く新しくならなかったら、骨も古くなって
ぼろぼろになっちゃいますよね、当然。
そうならないために、骨の一部を壊して、
それを修復する、っていう事が行われています。
そいじゃあ、どういう状態になると「骨が弱くなる」のか。
っていうと。
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
こういう状態になれば、骨は弱くなりますよね。
もっと具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう風になると、骨が弱くなっちゃいます。
専門用語で言うと、骨吸収が骨形成を上回って、
骨量が病的に減少し骨折しやすくなった状態。
これが「骨粗鬆症」です。
健康な人っていうのは、骨の破壊と修復の、
バランスが良く骨の新陳代謝が行われているんです。
でも、そのバランスが崩れて、骨の修復よりも
破壊の方が進んでしまうと、
骨が弱くなる「骨粗鬆症」になっちゃうんですよ。
わかったかなー。
専門用語がいっぱい出てきたけど、
そんなの全く覚えなくても良いですから。
あくまでも、イメージで良いっすからね。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症5,どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)5
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今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
●骨が減るメカニズム
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いんですよ。
そして、骨粗鬆症には、
原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、
原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。
そいで、 骨が壊れる > 骨が修復される
っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんだ、って話でした。
そいじゃあ、「骨が減るメカニズム」がわかったところで。
もっと具体的に、今日は、
「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
について勉強していきましょう!
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
先週勉強した
「骨が減るメカニズム」では、
○ 骨が壊れる > 骨が修復される
具体的に言うと、
骨が壊れまくって、骨の修復が追いつかない様な状態。
もしくは、骨の壊れ方は普通なんだけど、
骨の修復があまりうまくいかない様な状態。
こういう状態が「骨粗鬆症」。
という話をしましたけど。
もっと具体的に、どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか。
それぞれ書いてきましょうか。
1)、高齢者(加齢)
年齢が高くなるにつれ、筋力も衰えるし、
内臓の機能も衰えてしまいます。
以前にやった、心不全とか慢性腎臓病(CKD)でも、
年齢が高くなると、ある程度はしょうがない。
って話をしましたよね。
それと同じように、骨の場合も、
歳をとると弱くなってしまいます。
なんでかっていうと、歳をとると内臓の機能も弱くなるので。
胃酸の分泌が低下するとか、
腸からカルシウムを吸収する能力が低下するとか、
腎臓での尿へのカルシウム排泄が増加するとか。
そんな理由で骨が弱くなります。
ま、細かい事はどうでも良いんですけどね。
それと、歳をとるとともに、からだの中の
ホルモンが変化するんで、骨量が減少します。
具体的にどんなホルモンかっていうのは、
これも全く覚える必要はないんだけど、
女性ホルモン(エストロゲン)、副甲状腺ホルモンとか、
カルシトニンっていうホルモンが関与します。
これらのホルモンは、どれも前回学んだような、
骨を壊したり、修復したりするのに関係あるホルモンで。
歳を取ると、こういうホルモンの分泌が低下して、
結果的に骨が弱くなる(骨粗鬆症)になりやすくなります。
2)、女性、閉経
男性と女性だったら、女性の方が「きゃしゃ」ですよね。
何故かっていうと、男の方が筋肉の量が多いから、
という理由と、あとは「骨格の差」ですね。
男性の方が女性よりも、骨の量も多いですから。
女性は元々、男性よりも骨の量が少ないので、
骨粗鬆症になりやすいんです。
そいでもって、閉経後は更に骨の量が少なくなっちゃって、
もっと骨粗鬆症になりやすくなります。
なんでかっていうと、上でもやった「女性ホルモン」の影響です。
閉経っていうのは、言い方を変えると、
「女性ホルモンが出なくなる」っていう事ですから。
元々少なかった骨が、更に少なくなっちゃうので。
高齢女性っていうのは、非常に骨粗鬆症になりやすいです。
例えば、80歳の女性の場合。
平均的な骨の量だと、骨粗鬆症になっちゃいます。
90歳の女性だと、骨粗鬆症じゃない人を探すのが大変。
っていう感じになります。
3)、遺伝
糖尿病とか高血圧、高脂血症(脂質異常症)なんかの
生活習慣病でもそうなんですけどね。
やっぱ、骨粗鬆症にも遺伝っていうのはあるようです。
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合は、
骨粗鬆症になる可能性が高くなります。
4)、生活習慣
骨っていうのは、大部分は「カルシウム」で出来ています。
だから、カルシウム摂取不足の人は、
「骨粗鬆症」になりやすくなりますね。
それと、カルシウムを吸収するのには、
ビタミンDなんかも必要になるんで。
ビタミンD不足でも「骨粗鬆症」になりやすくなります。
他には、タバコやお酒を飲み過ぎても、
胃腸の働きを悪くしてカルシウムの吸収が悪くなっちゃうし。
運動不足でも、骨が強くならないので。
骨粗鬆症になりやすくなっちゃいます。
そんな訳で、本日は「どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか」
についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか
1)、高齢者(加齢)
2)、女性、(閉経後は特に)
3)、遺伝
家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。
4)、生活習慣
カルシウム、ビタミンD不足。
運動不足。
タバコ、お酒の飲み過ぎ。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症3,骨粗鬆症の分類
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)3
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今週も、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週までの復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、
骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多いよ、って話でした。
そいで、一口に「骨粗鬆症」といってもね、
その原因によって分類されるんですよ、実は。
そんな訳で、今週は「骨粗鬆症の分類」についてです。
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっている骨粗鬆症
骨粗鬆症だけの話じゃなくって。
医学用語で、一般的な言い方なんですけど。
「原発性」とか、「続発性」っていう言い方をします。
「原発性」っていうのは、簡単に言うと、
「原因がわからない」っていう意味です。
「原発性高血圧」って言ったら、原因はわからないけど、
血圧が高い病気、っていう意味です。
原因がわからないけど、なんか知らないけど、
年を取ったら血圧っていうのは上がるもんなんですよ。
それと同じように、年を取れば骨も弱くなる事が多いので。
そういう場合には、「原発性骨粗鬆症」って言います。
あと、骨っていうのは、女性ホルモンが関係しているんです。
今度、もう少し詳しく話すと思いますけど。
だから、年を取ったり、女性の場合だと、
閉経した後に、骨粗鬆症になりやすいんです。
そういう場合の骨粗鬆症も、「原発性骨粗鬆症」
っていう呼び方をします。
原因がわからない、って言っても、加齢とか女性ホルモンとか。
そういった原因自体はあるんですけどね。
厳密に言うと、「明らかな原因となる病気等がないもの」
っていうのが「原発性」って事になります。
「続発性」っていうのは、それと全く逆。
原因となる病気とか、薬とか。
そういうのがあってなるもの、っていう意味です。
だいぶ前に、高血圧の所でやった話だけど。
何か原因になる病気があって高血圧になる場合もある、
って事をやったんですけど。
覚えている人いるかな。
1年以上前だからほとんどいないかな(笑)
何か病気があって高血圧になる場合は、
「2次性高血圧」って言います。
復習したい人は、これを読んでね!
★日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
「続発性」じゃないじゃないか。
って言う人もいるかもしれませんけど。
「2次性」っていうのと「続発性」っていうのは、
だいたい同じ意味なんですよ、医学用語では。
余計ややこしくなってしまいましたかね。
すいません。
骨粗鬆症の場合だと、病気等何か他に
原因があって骨粗鬆症になる。
具体的には、糖尿病だとか関節リウマチだとか。
ステロイドっていう薬を飲んでいたりだとか。
あと、胃の手術をして胃の一部を取ってしまった場合とか。
そういう原因があって骨粗鬆症になる、っていう場合に、
「続発性骨粗鬆症」って言います。
骨っていうのは、大部分は「カルシウム」ですから。
胃を取っちゃうと、カルシウム等の吸収が悪くなって、
骨粗鬆症になっちゃう場合があるんですよ。
それと、無理なダイエットしすぎて、カルシウム不足で
骨粗鬆症になっちゃう、っていう場合もあるようですから。
皆さんは、気をつけて下さいね!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の分類
1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):
原因がわかっていない骨粗鬆症
2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):
病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症2,骨粗鬆症の頻度と問題点
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)2
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先週からは、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。
まずは、先週の復習。
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
○骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか、
そういう事が起こりやすくなる状態。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、
骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。
そいで、骨折したら寝たきりになったり、
そうなると死亡する確率も高くなっちゃう、
って話でした。
そいじゃあ今週は、骨粗鬆症の人って、どの位いるの?
って事で、骨粗鬆症の頻度と問題点についてです。
人間は誰でも、年をとれば筋肉は衰えるし、
心臓や腎臓等の、内臓の機能も低下します。
これ、当たり前ですね。
骨粗鬆症っていうのは、「骨が弱くなる病気」です。
簡単に言うと。
骨の場合も、筋肉や他の臓器と同じように、
年齢が高くなると弱くなりますから。
骨粗鬆症っていうのは、高齢者ほど多い病気です。
日本という国は、世界一長生きの国で、
しかも、どんどん寿命も伸びていますから。
それに伴って、骨粗鬆症の患者の数も増えています。
そいで、骨粗鬆症の患者がどの位いるか、
って話なんですけどね。
具体的には、日本では
約1000万人の患者さんがいる、と言われています。
骨粗鬆症は、日本だけでなくって、
アメリカやヨーロッパでも問題になっている病気で。
日本、アメリカ、ヨーロッパを合わせると、
約7500万人もいるんですよー。
すごい数っすね。
そいで、先週も書いた事だけど。
骨粗鬆症になると問題になるのが「骨折」なんです。
高齢者の寝たきりの原因のうち、
約20%が「骨折」といわれているんですけど。
その中でも「大腿骨(だいたいこつ)」っていう、
太ももの骨の骨折が、すごく問題になっています。
日本では一年間で、約12万人の人が
大腿骨の骨折している、って推測されていて。
そいで、そのうちの約10%が1年以内に亡くなって、
約30%は日常生活能力が低下する。
と、言われています。
日常生活能力が低下する、っていうのは、
寝たきりになっちゃったとか。
もしくは、前までは杖なしで歩いていたんだけど、
杖が必要になったとか、車いすになったとか。
そんな感じの事っすわ。
そんな訳で、骨粗鬆症って、たくさんの患者がいて。
そいで、骨折しやすくなっちゃって。
骨折したら、寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い、って話でした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症の頻度と問題点
○骨粗鬆症の患者は、日本では
約1000万人いる、と言われている。
○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、
骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、
死亡する事も多い。
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カテゴリー:骨粗鬆症
骨粗鬆症1,骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
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<本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)1
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先週で「慢性腎臓病(CKD)」については終わって。
今日からは、新しい病気について解説していきますよー。
今週からはじまる、新しい病気は!
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」
なんとなく、聞いたこともあるかなー、この病気。
実は、「骨粗鬆症」っていうのも、生活習慣病なんですよ。
今までやってきた、高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)。
それに、先週までやっていた慢性腎臓病(CKD)も
生活習慣病でしたね。
これらの病気は、循環器内科で、腎臓もやっている、
私にとっては専門の分野だったんですが。
「骨粗鬆症」っていうのは、「整形外科」の分野なんですよー。
全然、専門じゃないので、不十分なところもあると思いますけど。
今週からみなさんと一緒に、勉強していきますよ♪
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」っていうのは一言で言うと。
骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気です。
骨っていうのは、主にカルシウムで出来ているんだけど。
それ以外にもタンパク質やリンなんかも含まれています。
骨に含まれるカルシウムなどの量(骨量)っていうのは、
若いときが一番多くって。
その後は、年齢とともに減ってきます。
骨量(主にカルシウム)が減ると、
骨の中の構造が壊れちゃって、
骨は非常にもろい状態になるんです。
もろくなったら、折れやすくなりますよね。
こういう状態が「骨粗鬆症」なんですよ。
骨粗鬆症の「しょう(鬆)」は「す」とも読みます。
粗は「あらい」っていう意味ですから。
「骨粗鬆症」っていうのは、骨が「す」のはいった
大根みたいにスカスカになってしまった状態って事っす。
そんな風に、骨がスカスカの状態なら、
当然、骨折もしやすいですよね。
若い人だったら、骨が折れても何週間か
ギブスで固定したら、自然に治ることも多いです。
ま、骨の種類とか場所によっては、
手術しなければならない事もあるんですけどね。
これだったら、そんなに問題はないんですけど。
問題は、「高齢者」が骨折した場合です。
お年寄りが骨折すると、「寝たきり」に
なっちゃう場合が非常に多いんですよー。
現在約90万人はいるって言われている
「寝たきり」の方の原因の3番目が、
「骨粗鬆症」による骨折です。
ちなみに1番は脳卒中、2番は老衰。
骨折して、寝たきりになっちゃったら、
やっぱ死亡率も高くなるんですよね。
そういう人は。
だから、単純に骨が弱い、っていうだけじゃなくって、
骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか。
そういう事が起こりやすくなる状態が、
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」っていう病気だ。
って思っておいたら良いですよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
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【今日のまとめ】
●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
○骨の量が減って、スカスカになり、
骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。
○骨折しやすくなって、寝たきりとか死亡するとか、
そういう事が起こりやすくなる状態。
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カテゴリー:骨粗鬆症
慢性腎臓病(CKD)17、慢性腎臓病(CKD)の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 129 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)17
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「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1),食事療法
2)、血圧をしっかり下げる
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
○痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))、
造影剤、抗ガン剤等の薬は、たくさん使うと、
腎臓の機能を悪くする場合がある。
○痛み止めの薬(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))は、
自分である程度、量を調節できる場合があるので。
なるべくであれば、使うのを控える。
○適切に水分を摂る、むしろ脱水には注意する
具体的には一日に、1リットル~2リットル位。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要です。
それに、痛み止めなんかの薬は腎臓に悪いから、
自分でコントロールできるなら、飲み過ぎないでね!
っていう話でした。
そいじゃあ今日、「慢性腎臓病(CKD)の予防」についてです。
このメルマガで、慢性腎臓病(CKD)の前にやっていた
病気は、「心不全」についてでしたね。
その前にも、糖尿病とか高血圧とか高脂血症(脂質異常症)とか。
生活習慣病を中心に、いろんな病気について
解説してきたわけですけど。
それらの病気のほとんどについて、共通する事があります。
以前からこのメルマガを読んでくれている人や、
無料レポートで復習してくれている人ならわかるかな?
それは、病気の「治療」と「予防」は非常に似ている。
っていう事です。
なんにも原因がないっていうか、原因が今の医学では
わからない病気、っていうのもあるんだけど。
多くの病気は何か原因があって、そのせいで
病気になる、っていうパターンが多いです。
ま、原因っていうのは、一つではないんですけどね、普通は。
病気になる原因がわかっているのであれば、
病気になる前にそれを改善する、っていうのが「病気の予防」。
病気になった後に、それ以上病気を悪化させない、
っていうのが「病気の治療」ですからね。
生活習慣が原因で病気になったのであれば、それを改善して
病気にならないようにするっていうのが、「病気の予防」。
生活習慣を改善して、それ以上病気が悪化しないようにする、
っていうのが「病気の治療」ですから。
結局、やる事は同じなんですよね。
例えば、高血圧の予防は、塩分が一日10グラム以内で、
治療は塩分6グラブ以内、とか。
ちょっと厳しくなる、っていう違いはあるんですけどね。
基本的には、だいたい同じなんですよ。
言われてみれば、当たり前ですね。
もちろん、病気の治療っていうのはそれに加えて、
飲み薬や点滴の治療や、手術なんかもありますから。
それだけではないんですけどね。
そんな訳で、慢性腎臓病(CKD)の予防も、
慢性腎臓病(CKD)の治療と、基本的には一緒です。
もちろん、薬とかは使いませんけどね。
●慢性腎臓病(CKD)の予防
病気の予防っていうのは、だいたい治療と一緒だ。
という話を最初にしましたから。
慢性腎臓病(CKD)の治療について復習しましょうか。
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
(2)、水分を制限し過ぎない
(3)、肥満を解消する
(4)、禁煙する
(5)、お酒はほどほどに
2)、血圧をしっかり下げる
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
2)以降は薬による治療とかも入ってくるから。
予防とはちょっと離れてしまいますけど。
「生活習慣の改善」に関しては、治療も予防も同じです。
高血圧の例でも書いたけど。
高血圧っていう病気がある人は、
塩分を一日に6グラム以内に制限するんだけど。
高血圧になっていない人の場合は、
一日に10グラム以内にしてくださいよ。
っていう話なんですけどね。
これは、慢性腎臓病(CKD)でも一緒です。
今のところ、塩分を一日に何グラム以内に抑えたら、
慢性腎臓病(CKD)になるのが予防できた。
っていう具体的なデーターはないんですけど。
塩分が多いと、血圧も高くなるし、
腎臓にも負担がかかりますからねー。
塩分制限はした方が良いと思われます。
ただ、慢性腎臓病(CKD)の場合は、
注目されたのが、ここ数年ですから。
確実な証拠っていうのはないんですよー。
残念ながら。
だから、一日に塩分10グラム以内。
って具体的な数値をあげるよりは、
「塩分を制限した方が良いよ。」
って事で理解してもらえば良いかな、とは思います。
その他、タンパク質についても、
はっきりした証拠というのはありません。
慢性腎臓病(CKD)ではなくって、別の腎臓病。
慢性腎炎(IgA腎症)という病気の場合は、
初期の段階ではタンパク制限は必要ない。
っていう風に言われていますので。
タンパク質に関しては、あんまり気にしなくても良いと思います。
エネルギーに関しても、「肥満」にならない程度
であれば、さほど気にしなくても良いと思いますよ。
ただ、肥満になると腎臓の機能が悪くなる、
っていう報告もあるようですので。
やっぱり、あんまり食べ過ぎたら良くないと思いますね。
タバコは吸わない方が良い。
お酒は控えめにした方が良い。
っていうのも、腎臓に限った事ではありませんから。
これは、やった方が良いんじゃないっすかね。
水分に関しても、基本的には正常な人であれば、
喉が渇いたら、勝手に水を飲みますからね。
あんまり気にしなくても良いと思いますよ。
ただ、慢性腎臓病(CKD)の治療のとこでも書いたけど。
高齢者の場合は、口渇中枢というところが、
感じにくくなって、喉の乾きをあまり感じない。
という事が良くあるので。
なるべく水分は摂る様にした方が良いと思われます。
そんな訳で今日は、慢性腎臓病(CKD)の予防についてでした。
実は、慢性腎臓病(CKD)っていうのは、
最近注目された概念なもんで。
予防に関しては、はっきりこれをやった方が良い。
っていうのはないんですよー。
どの教科書にも書いていません(涙)
だから、あんまりはっきりとした書き方ができないんですけど。
慢性腎臓病(CKD)っていうのは、他の生活習慣病のように、
動脈硬化が進むから悪いんだよ。
っていう主旨を考えれば、高血圧とか糖尿病とか、
高脂血症(脂質異常症)のような、
「他の生活習慣病と同じ様な生活習慣を心がける。」
っていう事で理解していただければ良いかと思います。
そいじゃあ、随分長かったけど、
慢性腎臓病(CKD)に関しては、今日で終了しまーす♪
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の予防
○塩分を制限する。
○肥満にならないようにする。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)16、慢性腎臓病(CKD)の治療7
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)16
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
4)コレステロールもしっかり下げる
具体的には
○LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
○中性脂肪は、150mg/dl未満。
○HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ。
血糖値も、正常の人と同じくらいまで下げる。
LDL(悪玉)コレステロールの目標は、
120mg/dl未満という、普通の人の目標値よりも
かなり低い値まで下げる、っていう話でした。
そいじゃあ今日も、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療7
なんか最近、専門的で堅苦しい話ばっか続いていたので。
今日は、あっさりいきますか♪
5)その他
薬の副作用で、腎臓が悪くなる場合があります。
薬って言われているものには、全て「副作用」があるので。
ある程度しょうがない部分はあるんですけどね。
いろんな薬の中でも、特に腎臓に悪い、というか
腎機能障害を起こしやすい薬、っていうのがあります。
具体的には、痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))。
それと、造影剤なんかの薬は、
たくさん使うと腎臓が悪くなっちゃうんですよ。
抗ガン剤とかもあるけどね。
造影剤っていうのは、検査をする時に医師が使うもんだし。
抗ガン剤も医師が量を調節するもんだから、
普通の人が量をコントロールする事はできません。
でも、痛み止めの薬って、本人が調節できる場合もあるんです。
痛み止めの薬を、痛い時に飲みなさい、って言われて
病院で薬を出してもらってる人っていますよね。
たくさん痛み止めを出してもらって、
ちょっと痛いからっていって、痛み止めを毎日飲んでいると、
どんどん腎臓の機能が悪くなってしまう事がありますから。
注意しないと駄目ですよ!
それと、水分が足りなくなって脱水になっちゃうと、
腎臓の機能が悪くなる事がありますので。
これにも注意が必要です。
水分に関しては以前、「慢性腎臓病(CKD)の治療3」の時に、
○生活習慣の改善
(2)、水分を制限し過ぎない
ってところでも書いたのですけど。
これに関して、質問を頂きました。
質問)
小水を沢山出すことが腎臓に負荷が掛かるのか、
小水の量を少なくし、濃縮された状態にすることが、
腎臓の負荷が軽減出来るのか、についてです。
言い換えれば、水分摂取は控えるのが良いのか、
十分摂取するのが良いのか、です。
「必要以上の水分摂取を控え、濃く濃縮された
小水の状態で排泄させることが、
腎臓を疲労させないことになるのでしょうか。」
という質問です。
うーん、なかなか鋭い、良い質問ですよ、これ。
これに対する私の答えです。
答え)
基本的には、人間の体っていうのは、
飲んだ分だけ尿が出るような仕組みになっています。
例えば、1リットル水を飲んだら、1リットル尿が出る。
というような感じです。
でも、丸1日、水分を全く飲まなかった、
という場合でも、尿は出ます。
なぜなら、体の中に老廃物が貯まってしまうから、
それを外に出さなければならないからです。
でも、1リットル尿を出してしまうと、
体の中の水分が足りなくなってしまうので、
なるべく濃縮して尿を出すようにします。
じゃあ、これが体に良いのか、っていうと。
あんまり良くないです、というか悪いです。
あくまでイメージなんですけど。
少ない水に、砂糖をたくさん溶かそうとすると、
頑張って、たくさんかき回さないといけないですよね。
これって、余計な労力がかかっている、
って事になりますよね。
そんな感じで、極端に濃縮をしようとすると、
腎臓に負担がかかってしまうので。
そこそこの濃度で尿を出す、っていうのが
腎臓への負担をかけない方法です。
逆に水分を一日に3リットル飲んだら、
尿が3リットル出るっていう事になるんですけどね。
前のメルマガにも書きましたけど。
一日に体の中で使われる水分っていうのは、
150リットルとか200リットルもあるんですよ。
だから、尿が一日に1.5リットルだとすると、
それを100回使い回ししている、って事なんですよ。
腎臓できれいにろ過して、それを体の中で
100回位使って。
その1/100が尿として外に出る、っていう感じです。
だから、少々水分を多くとったとしても、
100回が102回になる、とかってだけなので。
多少、水分を多く摂っても、そんなに腎臓には
負担はかかりません。
そういう話なので、本文の中では
「適切に水分を摂る」、「むしろ脱水には注意」
というような書き方になっています。
ある程度の量というのは、具体的には
1リットルとかせいぜい2リットル位かな。
その位は水分を摂った方が良いと思いますよ。
あくまでイメージなのですけどね。
そんな感じで、今日は慢性腎臓病(CKD)の治療の、
その他についてでした。
微妙に治療じゃないだろ、って突っ込みはなしにしてね。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療7
5)その他
○痛み止め(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))、
造影剤、抗ガン剤等の薬は、たくさん使うと、
腎臓の機能を悪くする場合がある。
○痛み止めの薬(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs))は、
自分である程度、量を調節できる場合があるので。
なるべくであれば、使うのを控える。
○適切に水分を摂る、むしろ脱水には注意する
具体的には一日に、1リットル~2リットル位。
参照:CKD診療ガイド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)15、慢性腎臓病(CKD)の治療6
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)15
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
3)、糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ。
血糖値も、正常の人と同じくらいまで下げる。
っていう話でした。
そいじゃあ今日も「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療6
4)コレステロールもしっかり下げる
慢性腎臓病(CKD)の人は、心筋梗塞や脳卒中になりやすい。
っていうのは、今までに話した通りです。
高脂血症、最近は脂質異常症っていう様に、
病気の名前が変わりましたけどね。
脂質異常があると、心筋梗塞や脳卒中になりやすいです。
コレステロールの正常値っていうのは、
年々変わってきているんですよ、実は。
病気の名前も変わったくらいですしね(笑)
昔は、というか今でも、健康診断の結果では、
総コレステロールの値が220mg/dl以上だと、
正常値ではない、って事で注意されると思いますけど。
「全く病気のない人」であれば、総コレステロール値が
220mg/dlというのは、問題ない値なんですよ。
でも、糖尿病の人で、総コレステロールが
220mg/dlだったら、薬を飲んだ方が良い。
っていうように。
他に病気があるか、ないか。
まあ、厳密に言うと、心筋梗塞や脳卒中になりやすいか、
なりにくいか、っていう事で。
正常値というか、目標値っていうのが決まっています。
今はやりの「ガイドライン」っていうやつですよ。
これも、何年かに一度、改訂されています。
大きく変わったのは、2007年です。
だって、病気の名前が変わってるんだもん。
「高脂血症」から「脂質異常症」になっています。
そして、今までは高脂血症の診断、治療の時に、
総コレステロール、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロール、
LDL(悪玉)コレステロール、の4つを測っていたんですけど。
2007年からは、総コレステロールは必要ない。
って事に変わっちゃったんですよ。
詳しい話は、ここに書いてありますよ!
高脂血症ガイドライン 2007
http://www.ichiba-md.jp/LS/HL/HL07.htm
ざっとまとめると。
どのくらい心筋梗塞や脳卒中になりやすいか。
具体的には、心筋梗塞や脳卒中になりやすい病気とか、
タバコを吸っているのか、家族歴があるか。
そういうのを「危険因子」っていうんですけどね。
その「危険因子」が何個あるかによって、
コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを、
どの位まで下げたら良いのか、っていう事が決まってきます。
「危険因子」っていうのは、具体的には
○年齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、
○高血圧
○糖尿病(境界型を含む)
○喫煙
○家族歴(両親に心筋梗塞や狭心症があるか)
○低HDLコレステロール血症(<40mg/dl)
です。
このうち、いくつ持っているか。
って事で、目標になるLDL(悪玉)コレステロール
の値が決まります。
心筋梗塞や脳卒中に一番なりやすい人。
具体的には危険因子が3つ以上の人は、
カテゴリーIIIになりますから。
LDL(悪玉)コレステロールを120mg/dl以下まで下げる。
っていうのが目標になります。
実は、危険因子の中でも「糖尿病」だけは別格で。
糖尿病の場合は、一個だけでも
カテゴリーIIIになっちゃいまーす。
そいで、やっと本題に戻って。
この危険因子ってやつの中には、慢性腎臓病(CKD)は
入っていませんよね。
まあ、慢性腎臓病(CKD)っていうのが注目されたのは、
2007年頃ですからねー。
2007年の高脂血症(脂質異常症)のガイドラインは、
きっとその前の年くらいには出来ているでしょうから。
それには入っていなくてもしょうがないかな。
とは思いますが。
きっと、あと何年か後には加わるかもしれませんね。
って、また話がそれましたが。
「じゃあ、慢性腎臓病(CKD)の場合は、
どのくらいLDL(悪玉)コレステロールを下げれば良いの?」
っていう話なんですが。
「CKD診療ガイド」によると、
LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
って事になっています。
これって、「糖尿病」の人と同じくらい。
「危険因子が3つ以上」の場合と同じくらい。
という事ですから、相当厳しい基準になります。
他に病気のない人の場合は、
LDL(悪玉)コレステロールの目標は160mg/dlですからね。
ちなみに、中性脂肪やHDL(善玉)コレステロールの
目標値というのは、危険因子等に関わらず、
中性脂肪は、150mg/dl未満。
HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
という事になっていますよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
今日もちょっと専門的な話になってごめんね!
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療6
4)コレステロールもしっかり下げる
具体的には
○LDL(悪玉)コレステロールの目標は、120mg/dl未満。
○中性脂肪は、150mg/dl未満。
○HDL(善玉)コレステロールは、40mg/dl以上。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)14、慢性腎臓病(CKD)の治療5
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 126 号 ◆
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)14
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
(2)、血圧をしっかり下げる
具体的には血圧 130/80mmHg未満が目標。
できればACE阻害薬、ARBという薬を使う。
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
慢性腎臓病(CKD)の治療には、生活習慣の改善や、
血圧、血糖、コレステロールをしっかり下げる事が重要で。
血圧に関しては、130/80mmHg以下っていう、
普通の人よりも低い値に保つ、っていう話でした。
そいじゃあ今日も、「慢性腎臓病(CKD)の治療」の続きです。
●慢性腎臓病(CKD)の治療5
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
糖尿病の人っていうのは、慢性腎臓病(CKD)がなくても、
心筋梗塞や脳卒中になりやすいんですよ。
先週は、慢性腎臓病(CKD)の人は、
血圧を130/80mmHg(普通の人の目標値は140/90mmHg)
まで、しっかり下げる。
っていう話をしましたけど。
糖尿病の人も、血圧の目標値は130/80mmHgになります。
糖尿病も慢性腎臓病(CKD)も生活習慣病だから。
どっちも、心筋梗塞や脳卒中になりやすいんで、
非常に厳しく血圧を管理する必要があるんですよ。
じゃあ、糖尿病があって、かつ慢性腎臓病(CKD)もある。
「糖尿病+慢性腎臓病(CKD)」の人は、っていうと。
当然、もっとがっちり血圧を下げた方が良いです。
具体的に言うと、糖尿病性腎症で、尿タンパクが
1日に1グラム以上出ている人とか、
GFRという腎臓の機能が60点以下の人は、
血圧を125/75mmHg以下にした方が良い、
って言われています。
血圧の話は、先週もしたし。
今週は血糖値の話ね。
最近は、血圧も血糖値もコレステロールの値も。
下げれば下げるほど、心筋梗塞や脳卒中になりにくい。
特に、高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)だけでなく、
他の病気も持っている人とか。
一回、心筋梗塞や脳卒中になった事がある人。
それと、慢性腎臓病(CKD)の人なんかも、
更に厳格なコントロールをした方が良い。
っていう方向になっています。
糖尿病の人の血糖値っていうのも、
どんどん新しくなって、基準が厳しくなっています。
細かい値とか、そんなのは覚える必要もないんで。
もし興味ある人は、これなんか見て貰えると良いかな。
→ 「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」
http://www.lifescience.jp/ebm/cms/cms/no.9/comment/comment.htm
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)っていう、
約一ヶ月の血糖値の平均値を意味する物があるんだけど。
これって、高ければ高い程、ずーっと血糖値が高いって事で、
低いって事は、一ヶ月間平均して血糖値が低い、
って事なんです。
正常な人は、5とかそんくらいなんですけど。
糖尿病の人は、6とか7とか。
すごく糖尿病のコントロールが悪い人は、10以上とか。
そんな感じの値になるもんなんですわ。
昔は、HbA1cが7%以下であれば、まあ良いだろう。
って事でコントロールされてきたんですが。
最近は、HbA1cが6.5%以下じゃないと、
血糖のコントロールが良好とは言えなくなりました。
空腹時の血糖値は110~130mg/dlの間。
(正常値は空腹時血糖110mg/dl以下。
空腹時血糖が126mg/dl以上で糖尿病という診断。)
という、ほとんど正常の人と同じくらいまで、
血糖値を下げなさい、っていう事になっています。
糖尿病についてもっと知りたい人は、
私が書いた無料レポートを読んでみてね!
★日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
そんな訳で、今日は慢性腎臓病(CKD)の治療の中で、
血糖値についてでした。
またちょっと専門的な話になってきましたね。
どうしても、治療っていうのはそうなっちゃいますねー。
まあ、覚える必要はないですよ。
おおざっぱに言うと、慢性腎臓病(CKD)の人は
普通の人と同じくらいになるまで、血糖値を下げなさい。
っていう事ですわ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●慢性腎臓病(CKD)の治療5
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
具体的にはHbA1cが6.5%以下。
空腹時の血糖値は110~130mg/dl。
参照:CKD診療ガイド
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カテゴリー:慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)13、慢性腎臓病(CKD)の治療4
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 125 号 ◆
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H20年5月23日発行 購読者数 12826名
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<本日のテーマ> 慢性腎臓病(CKD)13
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「慢性腎臓病(CKD)」について。
まずは、先週までの復習。
●慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)とは、具体的には、
おしっこ(尿)からタンパクが出たり、
腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態(病態)。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気には、
糖尿病、高血圧、慢性腎炎等がある。
●慢性腎臓病(CKD)のステージ分類
ステージ 重症度 進行度による分類
GFR(mL/min/1.73m2)
1 腎障害はあるが、GFRは正常または亢進 ≧90
2 GFR軽度低下 60-89
3 GFR中等度低下 30-59
4 GFR高度低下 15-29
5 腎不全 <15
(下線は乗数です。m2はmの2乗です。)
●慢性腎臓病(CKD)の重要性
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓が悪いというだけでなく、
動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中になりやすくなる。
●慢性腎臓病(CKD)の頻度
○厳密に慢性腎臓病(CKD)の定義を当てはめると、
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者数は約2000万人。
○ただし、日本人というのは、元々腎臓が悪い人種なので、
それを考慮すると、約400万人の患者がいる。
●慢性腎臓病(CKD)の検査
○血液検査、尿検査
●慢性腎臓病(CKD)の症状
○基本的には慢性腎臓病(CKD)に症状はない。
○ただし、慢性腎臓病(CKD)が進んで、
腎機能がかなり悪くなったり、尿から大量にタンパク
が出ている場合は、体がむくんだり、
息が苦しいという症状が出る場合もある。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気1
○腎臓の機能が低下する原因
1),腎臓をたくさん使って、腎臓が疲労してくる。
具体的には年を取ること(加齢)
2),病気で腎臓の機能が悪くなる。
●慢性腎臓病(CKD)の原因となる病気2
(1)糖尿病(糖尿病性腎症)
(2)慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
(3)高血圧(腎硬化症)、等
●慢性腎臓病(CKD)の治療
1)生活習慣の改善
2)血圧をしっかり下げる
3)糖尿病の人は、血糖値をしっかり下げる
4)コレステロールもしっかり下げる
5)その他
●慢性腎臓病(CKD)の治療
○生活習慣の改善
(1),食事療法
A)、塩分を一日に6グラム以内に制限する。
B)、タンパク質を制限する。
C)、基本的にはエネルギー制限はしない。
(2)、水分を制限し過ぎない
(3)、肥満を解消する
(4)、禁煙する
(5)、お酒はほどほどに
「慢性腎臓病(CKD)」っていうのは、病気ではなく、
腎臓の機能が低下している状態(病態)です。
具体的には、腎臓の機能が100点満点中60点以下、
というのが3ヶ月以上続いた状態です。
腎臓が悪いと、動脈硬化が進んで、心筋梗塞とか脳卒中とか
恐ろしい病気になりやすくなっちゃうんですよ。
そいで、慢性腎臓病(CKD)って診断するためには、
血液検査や尿検査なんかの検査をするんですが、
慢性腎臓病(CKD)には、基本的には症状はありません。
で、腎臓の機能は年を取ったり、糖尿病や高血圧、
慢性腎炎のような病気になると悪くなるんですよ。
食事療法の具体的な内容は、塩分とタンパク質の制限で、
カロリーは基本的には制限しない。
水分は制限しないでむしろ多めに摂って、肥満は解消する。
タバコは絶対にやめなきゃ駄目、って話でした。
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