一過性脳虚血8、一過性脳虚血の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 72 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血8
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脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
●一過性脳虚血の検査と診断
○頸動脈エコー
○頭のCT,MRI,MRA
●一過性脳虚血の治療
○内科的治療(薬物治療)
○手術
1)頸動脈内膜剥離術(外科手術)
2)経皮的血管形成術(頚動脈ステント、血管内手術)
「一過性脳虚血」って病気は動脈硬化が進んで、
脳に行く血管が細くなって一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事により症状が出る病気です。
そして、検査にはCTやMRIを使って診断する。
治療には、薬や外科手術、血管内手術がある、って話でした。
そいじゃあ、今日は一過性脳虚血にならないために。
って事で、「一過性脳虚血の予防」についてです。
●一過性脳虚血の予防
もう、さんざん言っている事なので。
わかっている方も多いとは思いますが。
なんで一過性脳虚血になるかっていうのを、
わかりやすく図にしてみますね!
○一過性脳虚血になる過程
おいしい物を食べ過ぎる、運動不足、喫煙などの生活習慣
→ 血圧、血糖、コレステロールなどの上昇、肥満
→ 高血圧、糖尿病、高脂血症といった、生活習慣病
→ 動脈硬化が進む
→ 頭に行く血管(頸動脈)が狭くなって、硬く、もろくなる
→ 一過性脳虚血
そんな感じです。
まあ、肥満じゃないのに、一過性脳虚血になる人もいるし。
おいしい物はそんなに食べていない、とか。
脳梗塞とかになりやすい家系っていうのもありますから。
全部が全部ではないですけどね。
一過性脳虚血っていうのは、
「脳梗塞になりかけの状態」とも言えるんですよ。
治療せずに放置すると、30%以上は脳梗塞になります。
だから、このまま行けば、
→ 頭に行く血管(頸動脈)が狭くなって、硬く、もろくなる
→ 一過性脳虚血
→ 脳梗塞
となって、「脳梗塞」になっちゃう可能性が高いんですよー。
脳梗塞っていうのは、脳に行く血管が詰まって、
脳細胞が死ぬ病気ですから。
大きな麻痺が残ったり、言葉が話せなくなったり。
下手したら、死んでしまう病気なんですよ。
だから、脳梗塞の一歩手前、一過性脳虚血になる
その前の段階で止めたいんですよね。
それが、一過性脳虚血の予防です。
じゃあ、どうすれば良いかっていうと、
さっきの図で、一過性脳虚血の前の段階。
→ 高血圧、糖尿病、高脂血症といった、生活習慣病
これを予防できれば、良いんですよ。
これらは、生活習慣病っていう位ですから。
食事や運動等の生活習慣、そしてタバコなんかが
関係している場合が多いんですよ。
だから、生活習慣を改善して、
生活習慣病にならないようにする、って事が一番大事です。
具体的には、これを読んで、
生活習慣病、一過性脳虚血を予防してね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://tinyurl.com/2xlpft
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://tinyurl.com/yp8j43
って事で、今日は「一過性脳虚血の予防」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の予防
○一過性脳虚血になる過程
おいしい物を食べ過ぎる、運動不足、喫煙などの生活習慣
→ 血圧、血糖、コレステロールなどの上昇、肥満
→ 高血圧、糖尿病、高脂血症といった、生活習慣病
→ 動脈硬化が進む
→ 頭に行く血管(頸動脈)が狭くなって、硬く、もろくなる
→ 一過性脳虚血
→ 脳梗塞
この図の、一過性脳虚血の前段階。
生活習慣病を予防することが一過性脳虚血の予防である。
具体的には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://tinyurl.com/2xlpft
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://tinyurl.com/yp8j43
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血7、一過性脳虚血の治療3
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 71 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血7
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脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
●一過性脳虚血の検査と診断
○頸動脈エコー
○頭のCT,MRI,MRA
●一過性脳虚血の治療
○内科的治療(薬物治療)
○手術
1)頸動脈内膜剥離術
「一過性脳虚血」って病気は動脈硬化が進んで、
脳に行く血管が細くなって一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事により症状が出る病気です。
そして、検査はCTやMRIを使って診断する。
治療には、薬や外科的手術などがある、って話でした。
じゃあ、薬、外科手術以外の一過性脳虚血の治療って何?
って事で、今日は、「一過性脳虚血の治療3」です。
●一過性脳虚血の治療
○手術
2)、経皮的血管形成術(頚動脈ステント)
一過性脳虚血発作があって、検査をしたら、
70%以上頚動脈が狭くなっていた。
じゃあ、手術をしましょうか。
って事に、なる事が多いんですが。
でも、頚動脈が狭くなった患者って。
高齢な人も多いですし。
心臓の病気など、重い病気を持った人の場合、
「手術自体が危険だ」、って場合があるんですよ。
全身麻酔をする手術ですから。
このまま、薬のみの治療だと、脳梗塞になって
しまう可能性が高いので、危険。
本当は外科手術をしたいんだけど、その手術自体も危険。
そんな場合には、「血管内手術」ってのを行います。
「脳」に行く血管を使った、血管内手術の良い絵が
見つけられなかったので。
弱冠違うのですが、「心臓の血管(冠動脈)」の
血管内手術の絵がこれですので、参考にして下さい。
→ http://www.shonan-atsugi.jp/cardiology10.html
参照:湘南厚木病院
上の方の2つ、「冠動脈形成術:PCI」
って書いてある絵と、「冠動脈形成術、Stent留置術」
って書いてある絵を見てください。
手(足)の動脈に、針を刺して、そこに管を入れて。
それを通して、頚動脈までカテーテル、風船を持っていって。
血管の狭い所で、風船を広げて、血管を広げる治療です。
そして、その後、「ステント」っていう金属のメッシュで
作られた円筒径の器具で補強します。
圧力をかけて広げただけなので。
時間が経つと、また狭くなる可能性がありますけどね。
こういうの、最狭窄って言います。
開頭手術と比べまだ実用化されて日が浅く
(健康保険が使えるようになったのは平成4年)、
行える施設も限られているので。
まだ、日本では手術が第一って事になっています。
脳に行く血管が細くなる原因の「動脈硬化」。
その動脈硬化の一番の原因は、加齢。
それ以外にも、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気や、
タバコを吸ったりしても、動脈硬化は進むんでしたね。
一番大事なのは、一過性脳虚血や脳梗塞にならない事ですよ♪
一過性脳虚血や脳梗塞の予防には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
って事で、今日は「一過性脳虚血の治療3」でした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の治療
○手術
2)、経皮的血管形成術(頚動脈ステント)
手(足)の動脈から、カテーテル、風船を頚動脈まで
持っていって、血管の狭い所で、風船を広げて、
血管を広げる治療。
外科手術ができない人に行う事が多い。
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血6、一過性脳虚血の治療2
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 70 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血6
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脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
●一過性脳虚血の検査と診断
○頸動脈エコー
○頭のCT,MRI,MRA
●一過性脳虚血の治療
○内科的治療(薬物治療)
「一過性脳虚血」って病気は脳卒中の一種です。
動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなり、
更に、一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事により症状が出る。
そして、検査にはCTやMRIを使って診断する。
治療には、薬などがある、って話でした。
じゃあ、薬以外の一過性脳虚血の治療って何?
って事で、今日は、「一過性脳虚血の治療2」です。
薬物療法を行っても、脳に行く血管は狭いまま。
でも、血の塊が血管に詰まりにくくするために、
「血液をさらさらにする薬(抗血小板薬)」
という薬を飲む治療です。
あくまでも、元になる、脳に行く血管は
細いままなんですよー。
それでも、血液が固まりにくくなっているので、
脳に行く血管が詰まる確率は低くなりますけどね。
でも、やっぱり、それだけでは不十分。
薬だけでは、脳梗塞になる確率が高いよ。
って人には、手術をします。
●一過性脳虚血の治療
○手術
1),頸動脈内膜剥離術(けいどうみゃくないまくはくりじゅつ)
脳に行く血管で、首にある頚動脈って動脈があるんですが。
これが中等度(50%)以上狭くなっている患者の場合。
薬を飲んでいるだけの人と、手術をした人を比べたら、
手術をした人の方が脳梗塞の発生率が低くなります。
特に70%以上頚動脈が狭くなって、一過性脳虚血発作や
軽い脳梗塞を起こした患者の場合。
内服治療では2年間で約26%の患者さんが
脳梗塞を起こしてしまうんです。
もちろん、薬を飲まなかったら、もっと高いですけどね。
でも、頚動脈内膜剥離術を受けた患者では、
その危険性が約9%になるんですよ。
26%と9%じゃ、かなり違いますよね、
脳梗塞になる確率。
だから、頸動脈がすごく狭い人。
具体的には70%以上の狭窄がある場合は、
頸動脈内膜剥離術(けいどうみゃくないまくはくりじゅつ)
って呼ばれる手術が行われます。
具体的には、こんな感じ。
→ http://www7.plala.or.jp/neuro/newfile12.html
参考:池田脳神経外科>手術>頚動脈内膜剥離術
まず全身麻酔をして、首の皮膚を切開して頸動脈を出します。
で、血流を一時的に遮断して頚動脈を縦に切開します。
そいで、狭窄の原因となっている血管の内側の
厚くなっている所(内膜)だけを取り除く手術です。
手術が終わったら、狭くなった血管が広がって、
血の流れが良くなるって訳ですわ。
でも、全身麻酔をするような手術だし。
他にも重い病気があって手術ができない、って人も
なかにはいるんですよね。
そういう人は、また別の治療を行います。
一番大事なのは、一過性脳虚血や脳梗塞にならない事ですよ♪
一過性脳虚血や脳梗塞の予防には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
って事で、今日は「一過性脳虚血の治療2」についてでした。
来週は、手術ができない人の治療について書いていきますよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の治療
○手術
1)、頸動脈内膜剥離術
全身麻酔をして、頸動脈の狭窄の原因となっている
血管の内側の厚くなっている所(内膜)だけを取り除く手術。
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血5、一過性脳虚血の治療1
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 69 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血5
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脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
●一過性脳虚血の検査と診断
○頸動脈エコー
○頭のCT,MRI,MRA等
「一過性脳虚血」って病気は脳卒中の一種です。
動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなり、
更に、一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事により症状が出る。
そして、検査にはCTやMRIを用いるって話でした。
じゃあ、検査で「一過性脳虚血」ってわかったらどうするの?
って事で、今日は、一過性脳虚血の治療についてです。
「一過性脳虚血の症状」でも書きましたけど。
一過性脳虚血っていうのは、動脈硬化が進んで
脳に行く血管が細くなって一時的に症状が出る病気だから。
言い方を変えると、「脳梗塞の前触れ(前駆症状)」なんです。
「脳梗塞」っていうのは、脳に行く血管が「完全に」詰まる病気。
「一過性脳虚血」は、脳に行く血管が「一時的に」詰まる病気。
ですからね。
一過性脳虚血を治療しないで放っておくと、
脳梗塞になっちゃうんですよー。
一過性脳虚血は、「一時的に」脳に血が行かなくなるだけだから、
数分~数時間経てば、症状がなくなりますけど。
「脳梗塞」になったら、完全に脳細胞が死にますから。
死んだ脳細胞は、元に戻らないんですよ。
だから、「一過性脳虚血」って診断した段階で、
きちんと治療をしなければなりません。
一過性脳虚血を治療しないで放っておいた場合。
脳梗塞になる確率は、1年以内で約10%。
5年以内で約30%って言われています。
特に一過性脳虚血の症状が出て、「24時間以内」
に脳梗塞になる可能性が高いので、要注意ですよ!
●一過性脳虚血の治療
○内科的治療(薬物治療)
一過性脳虚血になる人っていうのは、
動脈硬化が進んで、血管が細く、そしてもろくなっているんです。
で、血液も固まりやすい状態、いわゆる
「どろどろ血液」って状態になっているんですよ。
固まりやすい血液が、血管の細いところを流れる。
そして、血管はもろい。
そうなると、血管が詰まりやすいって事ですよ、要するに。
じゃあ、血管が詰まりにくくなる薬を飲みましょう。
ってのが、薬物療法ですね。
簡単に言うと、「血液をさらさらにする薬」を飲みます。
医学用語でこの薬を、「抗血小板薬」って言います。
また、しょっちゅう発作がおこるような場合は、
飲み薬だけでなく、点滴をして積極的に血栓を溶かす
「血栓溶解療法」って治療をします。
でも、所詮この「薬物治療」っていうのは。
「脳に行く血管が詰まりにくくなる。」
ってだけなんですよ。
だって、動脈硬化が進んで狭くなった血管が、
薬を飲んだからって広がるわけじゃないんですから。
こういうの、対症療法っていうんですよ、専門用語で。
だから、一過性脳虚血にならない、「予防」が大事、って事っす。
その生活習慣病の予防には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
って事で、今日は「一過性脳虚血の治療」についてでした。
次は、その他の治療について書いていきますからね!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の治療
○内科的治療(薬物治療)
ただし、狭くなった血管を広げるわけではない。
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血4、一過性脳虚血の検査と診断
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 68 号 ◆
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H19年4月20日発行 購読者数 10111名
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血4
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脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
「一過性脳虚血」っていうのは、「脳卒中」に含まれ、
「一時的に脳に血が行かなくなる病気」です。
で、その原因として、動脈硬化が進んで、脳に行く血管が
細くなって、更に、一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事により症状が出る、って話でした。
じゃあ、そんな恐ろしい病気「一過性脳虚血」。
これを診断するために、どんな検査をするの?
って事で、今日は、「一過性脳虚血」の検査と診断についてです。
●一過性脳虚血の検査と診断
一過性脳虚血の原因で、書きましたけど。
一過性脳虚血っていうのは、動脈硬化が進んで、
脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
こうなった場合に、症状が出る病気なんですよね。
だから、「脳に行く血管(頸動脈)」が細くなっているかどうか。
これを調べれば、今後「一過性脳虚血」とか、
完全に脳に行く血管が詰まる「脳梗塞」になりやすいか、
って事がわかります。
○頸動脈エコー
CTっていうのは、「X線」を当てて、
体の中を見る検査なのですが。
エコーっていうのは、「超音波」を当てて、
体の中を見る検査です。
有名なのは、妊婦さんのお腹に当てて、
「胎児」を見るエコーでしょうかね。
それに、心臓のエコーとか、お腹のエコーってのもあります。
そいで、頸動脈エコーっていうのは、
脳(頭)に行く血管である、「頸動脈」を見る検査です。
血液っていうのは、心臓から送り出されるんですが。
脳に血液が行くときに、首にある動脈を通ってから、
脳(頭)に血液が流れていきます。
当たり前ですよね。
頭に脳がない人間はいないし。
首がなくって、頭がある人もいないですから。
あ、太っていて首が見えないって人もいますけど。
それは、「外見上」見えない、ってだけで、
首がないわけじゃないですからね(笑)
脳に行く血管っていうのは、首の血管の事なんで。
首の血管が細いか太いか、ってのを見れば、
だいたいわかるんですよ。
脳梗塞や一過性脳虚血になりそうか、って事が。
実際にエコーを当てて観察する血管よりも、もっと奥にある
血管が詰まって脳梗塞になる事も多いんですが。
動脈硬化っていうのは、一部の血管だけなるものではないので。
首の動脈(頸動脈)の血管が細いか。
厳密に言うと、血管の外側(壁)の厚さが厚いか、薄いか
って事を計測して調べます。
このメルマガでは、何回も書いてますけど。
「動脈硬化」って言うのは、血管が硬くなって、
もろくなって、血管径が狭くなる病気です。
まず最初に、血管の壁が硬くなって、そして厚くなって。
そいで、血管の壁がすごーく厚くなると、
血管の内側が狭くなるんですよ。
だから、血管の壁が厚くなってないか、って事を
エコーを使って計測するんです。
○頭のMRI(磁気共鳴診断装置)、MRA、CT
一過性脳虚血っていうのは、「一時的に」
脳に血液が行かなくなるだけなので。
「脳梗塞」のように、ずーっと血液が行かなくなって、
「脳細胞が死ぬ」って事はないんですよ。
でも、一時的にでも脳に血液が行かなくなるような。
脳に行く血管が細い人っていうのは。
症状はないけど、知らないうちに、いつの間にか
小さな脳梗塞になってる、って事もあるんですよ。
そういった、以前、気づかないうちに脳梗塞になってないか、
って事を頭のCTやMRIで調べる事ができます。
また、MRAと言って、首の血管に造影剤を流して、
直接「頸動脈が狭くないか」、って事を見る検査もあります。
脳に行く血管が細くなる原因の「動脈硬化」。
その動脈硬化の一番の原因は、加齢。
それ以外にも、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気や、
タバコを吸ったりしても、動脈硬化は進むんでしたね。
その生活習慣病の予防には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
というわけで、今日は一過性脳虚血の検査と診断についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の検査と診断
○頸動脈エコー
○頭のCT,MRI,MRA
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血3、一過性脳虚血の症状
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 67 号 ◆
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H19年4月13日発行 購読者数 10028名
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ブログ: http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脳卒中シリーズの、「一過性脳虚血」について。
まずは、前回までの復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなって、かつ
1,一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2,一時的に血圧が下がった場合
「一過性脳虚血」っていうのは、「脳卒中」に含まれ、
「一時的に脳に血が行かなくなる病気」です。
で、その原因として、動脈硬化が進んで、脳に行く血管が
細くなって、更に、一時的に血管が詰まったり、
血圧が下がる事による、って話でした。
で、一時的に脳に行く血管が詰まると、どんな風になるの?
って事で、今日は「一過性脳虚血」の症状についてです。
●一過性脳虚血の症状
一過性脳虚血っていうのは、動脈硬化が進んで
脳に行く血管が細くなって一時的に症状が出る病気だから。
言い方を変えると、脳梗塞の前触れ(前駆症状)なんですよ。
「脳梗塞」っていうのは、脳に行く血管が「完全に」詰まる病気。
「一過性脳虚血」は、脳に行く血管が「一時的に」詰まる病気。
ですからね。
だから、一過性脳虚血の症状は、脳梗塞の症状とほぼ同じです。
違うのは、「一時的に」症状が出て、それが時間が経つと治る。
って事です。
ほとんどの場合、症状は数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失します。
では、具体的な症状を上げていきましょう。
○片方の目が見えなくなる
脳に行く血管の中で、内頚動脈っていう動脈があるんですが。
ここから枝分かれしている眼に行く動脈の血流が障害されると、
片方の目が見えなくなります。
これを専門用語で一過性黒内症って言います。
○体の半分(顔を含む)がしびれる
半身の感覚をつかさどる神経が障害されて、しびれを感じます。
○手足に力が入らなくなる
手足の運動にかかわる脳の部分が障害されると、
半身全体に運動障害が起きます。
食事中に「はし」を落としたり、なんかですかね、例えば。
手足のしびれと動きが悪くなるのは、一緒に起きることが多いです。
○ろれつが回らない
舌や唇の運動障害により、言葉がうまく話せなくなります。
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
言語にかかわる中枢が障害されると、話したいのに、
言葉が出てこなくなります。
人の話す言葉が理解できない、って症状が現れることもあります。
○物が突然2重に見え始める
目の後ろにある、目を動かすための神経が障害されると、
物が2重に見えるようになります。
一過性脳虚血の症状は、脳梗塞の時とほぼ同じなんですが。
もう少し、詳しく書いてみました。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の症状
○片方の目が見えなくなる
○体の半分(顔を含む)がしびれる
○手足に力が入らなくなる
○ろれつが回らない
○言いたいことがあっても言葉が出てこない
○ものが突然2重に見え始める
これらの症状がほとんどの場合、数分~数十分で、
24時間以内に跡形もなく消失する。
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血2、一過性脳虚血の原因
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 66 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血2
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先週からは、脳卒中シリーズの、
「一過性脳虚血」についてでしたね!
今日からは、いよいよ新年度。
気分を改めて、今日も元気にいきますよ~♪
まずは、先週の復習。
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
「脳卒中」っていう病気そのものはなくって、「脳出血」、
「脳梗塞」、「くも膜下出血」、「一過性脳虚血」
等を含めた、いわゆる「総称」です。
で、「一過性脳虚血」って言うのは、
「一時的に脳に血が行かなくなる病気」って話でした。
今日は、「一過性脳虚血」の原因についてです。
●一過性脳虚血の原因
先週も話しましたけど。
一時的にとはいえ、なんで脳に血が行かなくなるか、
って言うと、「脳に行く血管が細くなる」からなんですよ。
でも、「細くなる」だけでは、脳に行く血液の量は「減る」
かもしれませんが、「行かない」って事はないですよね。
そこで、なんで起こるかって事について、もう少し解説。
一過性脳虚血発作の原因には、大きく分けて2つあります。
1),一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
動脈硬化が進むと、首の部分の動脈(頚部内頸動脈)や、
脳の中の動脈が狭くなります。
そうなると、首や脳に行く血管の内側(壁)の部分で
小さな血液の塊(血栓)ができやすくなるんですよ。
動脈硬化っていうのは、血管が狭くなるだけじゃなくって、
もろくなる病気なので。
血管の壁の一部がぼろっと剥がれて、それが血液に乗って
頭の方に流れて行くんですけど。
やっぱそれは、太い血管よりも細い血管の方が
詰まりやすいんですよね。
当たり前ですけど。
下水道でも、水道管が太かったら、少しくらいアカとか、
髪の毛とかが詰まっても流れるけど。
水道管が細かったら、あっという間に、詰まっちゃいますよね。
それと同じです。
その血液の塊(これを塞栓と言います)がはがれて、
そこから先の方に流れていって、
脳の動脈の細い部分に詰まって、
血管を一時的に詰まらせてしまうんです。
そいで、詰まった血栓が、しばらくしたら溶けて
流れていっちゃうと、症状が改善するんですよ。
2),一時的に血圧が下がった場合
こっちの場合は、「完全に脳に行く血液がなくなる」、
って事ではないんですけどね。
動脈硬化が進んで血管が狭くなっている部分があると、
普段より血圧が下がった時に、
その先への血液の流れが減ってしまうことがあるんです。
血管が太かったら、少しくらい血圧が下がっても、
血液の流れは十分にありますから。
基本的には問題ないんですけどね。
元々、脳に行く血管が狭いと、脳に行く血液の量も
弱冠少ないですから。
それに、血圧が下がって、流れる血液の量が更に少なくなると、
「少ない」x「少ない」=「すごく少ない」
って事になって、相乗効果で、すごーく脳に行く血液が
少なくなって、症状が出る、って事もあるんですよ。
で、血圧が元に戻って、減少した血流が元に戻ると、
狭窄部分の先にも十分な血液が流れるようになって、
やはり、症状も改善します。
そんな訳で、今日はちょっと詳しい、
「一過性脳虚血の原因」についてでした。
脳に行く血管が細くなる原因の「動脈硬化」。
その動脈硬化の一番の原因は、加齢。
それ以外にも、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気や、
タバコを吸ったりしても、動脈硬化は進むんでしたね。
その生活習慣病を予防するためには、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.sugowaza.jp/reports/get/3827/3664/
★ 日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.sugowaza.jp/reports/get/3827/3804/
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血の原因
○動脈硬化が進んで、脳に行く血管が細くなる。
それに加えて、
1),一時的に脳に行く動脈が詰まった場合
2),一時的に血圧が下がった場合
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カテゴリー:一過性脳虚血
一過性脳虚血1、一過性脳虚血とは
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 65 号 ◆
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<本日のテーマ> 一過性脳虚血1
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今週からは気分を改めて、脳卒中シリーズの、
「一過性脳虚血」についてやっていきますからね!
さあ、今日も元気にいきますよ~♪
「脳卒中」っていう病気そのものはなくって、「脳出血」、
「脳梗塞」、「くも膜下出血」などを合わせた、いわゆる「総称」です。
この3つで、脳卒中の97%位を占めるんで。
まずは、その3つについて、メルマガで解説してきたんですけど。
それ以外にも、あるんですよ、実は。
そのうちの一つが、「一過性脳虚血」です。
これ、非常に大事なので、良く覚えておいて下さいね!
●一過性脳虚血ってどんな病気?
「一過性脳虚血」っていうのは、医学用語なんで。
少し、とっつきにくいかもしれませんが。
例によって、日本語なので、少し分解してみますか。
「一過性(いっかせい)」って言うのは、医学用語で
「一時的に」って事です。
まあ、医学以外に使うこともあるので、
知ってる方も多いとは思いますけどね。
で、「脳」ですが、これはそのまんまですね(笑)
そして、「虚血(きょけつ)」
これは完全に医学用語ですね。
前にも出て来た事がありますけど。
医学用語で「虚血」って言うのは、
「血が行かなくなる」って言う意味です。
まとめると。
「一過性脳虚血」って言うのは、
「一時的に脳に血が行かなくなる」
という意味になります。
病気としても、まあ、これ「そのまんま」です。
「一時的に脳に血が行かなくなる病気」です。
ちなみに、脳に行く血管が詰まって、「ずーっと脳に
血が行かなくって、脳細胞が死んでしまう病気」
って分かります?
はい、正解。
「脳梗塞」です。
前からこのメルマガを読んで頂いた読者の方は、
わかりましたよね。
最近読み始めた方や、前から読んでいたけど
正解できなかった人は、ここで覚えて下さいね!
それでは、話を元に戻して。
何で、一時的にとはいえ、脳に血が行かなくなるか、
って話なんですけどね。
まあ、簡単に言うと、血管が細いからですよ。
血管が太いっていうか、健康な人は、
一時的にでも、脳に血が行かないって事はないですからね、普通。
じゃあ、なんで血管が細くなるかって言うと。
はい、また出てきましたね。
「動脈硬化」
これ、その名の通り、血管が硬くなって細くなるって事だから。
動脈硬化が起こったから、血管が細くなったんですよー。
動脈硬化はなんで起こるかっていうと。
一番の原因は、加齢。
まあ、年を取るのはしょうがないんですが。
それ以外にも、高血圧や糖尿病、高脂血症といった病気や、
タバコを吸ったりしても、動脈硬化は進むんですよ。
これも、もう知っている人の方が多いですよね!
動脈硬化を進めないためには、高血圧や糖尿病、高脂血症等の
生活習慣病を予防する、そしてタバコを止める事が重要なんですよ。
で、例によって、例のごとく。
生活習慣病の予防には、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.sugowaza.jp/reports/get/3827/3664/
★ 日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://www.sugowaza.jp/reports/get/3827/3804/
「一過性脳虚血」では、一時的にとはいえ、
脳に血が行かなくなりますから。
それによっていろんな症状が出たりするんですが。
そこらへんについては、次回以降で、って事で。
今週からは「一過性脳虚血」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●一過性脳虚血とは
○一時的に脳に血が行かなくなる病気
○原因は、動脈硬化等
○様々な症状を引き起こす
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カテゴリー:一過性脳虚血
くも膜下出血8、くも膜下出血の予防2
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 64 号 ◆
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<本日のテーマ> くも膜下出血8
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脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂:くも膜下出血の5~10%位。
○高血圧性脳内出血:くも膜下出血の原因の10%程度。
○その他:もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛、吐気、嘔吐
○意識障害、項部硬直、眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
●くも膜下出血の検査と診断
○問診、頭部CT、MRI
○脳血管撮影、腰椎穿刺、等
●くも膜下出血の治療
▲外科手術
○開頭手術(クリッピング手術)
頭蓋骨の一部を取り除いて、脳を露出(開頭術)。
そして破裂した脳動脈瘤の根元を金属製のクリップではさんで、
再出血を予防しする手術
○血管内手術(コイル塞栓術)
細いプラチナ製のコイルを、脳動脈瘤の中に詰める手術。
脳動脈瘤内に血液が流れ込むのを遮断することで破裂を予防する。
▲薬物療法
▲放射線治療、塞栓術
□くも膜下出血、慢性期の治療
水頭症になったら、脳室・腹腔シャントという手術をする。
薬を使って、血圧を下げる治療も行う。
●くも膜下出血の予防
○高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病を予防する。
タバコを吸わない、止める。
●くも膜下出血を早く見つける為に
脳ドックを受ける。
特にお年を召された方、家族でくも膜下出血になった人がいる方。
脳の表面で、「くも膜」の下(内側、脳側)にある血管が、
傷んで切れて血が出る病気が、くも膜下出血です。
その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」で、
頭痛や吐気、意識障害などの症状が出るんです。
そして、問診や頭のCTなんかをやって診断します。
で、急性期には、主に外科手術等の治療をする。
手術ができない場合には、薬物療法等もする。
予防の為には、くも膜下出血の原因となっている
生活習慣病を予防し、タバコも止める、って話でした。
そいで今日は、くも膜下出血の予防の続きです。
前回、くも膜下出血の原因で最も多いのが、「脳動脈瘤」。
それが破裂して、くも膜下出血になる前に見つけるために、
「脳ドック」を受けた方が良いよ、って話でしたが。
今回は、脳ドックを受けて、「脳動脈瘤」が見つかっちゃった人
に対する、予防的治療等についてです。
●くも膜下出血の予防的手術
「脳動脈瘤」ってのは、脳に行く動脈がこぶ(瘤)になって、
大きくなって破裂し易い状態の事なんで。
そのまま放っておくと、破裂してしまう可能性もあります。
まだ破裂していない動脈瘤(未破裂脳動脈瘤)が
一年間に破裂する確率は1~2%といわれています。
これを確率が高いとみるか、低いとみるかは、
人それぞれなんですけどね。
真ん中取って、一年で破裂する確率が1.5%だとすると。
おおざっぱに、10年で15%、40年で60%ですかね。
40歳で脳動脈瘤が見つかって、平均寿命が80歳として、
約6割の方が、破裂するって事になりますか。
脳動脈瘤が破裂して、くも膜下出血になると、
そのうちの何割かは突然死しますから。
結構な確率だと思いませんか?
確率や統計に詳しい方ならわかると思いますが。
実際は、40年間、ずーっと破裂しないって確率なので、
40年間破裂しない確率は100ー60=40%ではなくって、
もっと、ずーっと少ないんですよね、実は。
だから、脳ドックで「未破裂脳動脈瘤」が見つかった場合は、
基本的に手術をする事が多いです。
もちろん、そういったリスクを患者にきちんと説明して、
って話ですけどね。
それと、同じ未破裂脳動脈瘤でも、大きさによって
破裂する確率は違うんですよ、当然。
ものすごーく大きくなって、ぱんぱんになった風船が
破裂する確率と、まだそんなに大きくなってない風船が
破裂する確率が違うのと同じようにね。
風船と同じように、脳動脈瘤が破裂する確率も、
動脈瘤が大きければ大きいほど高くなります。
具体的には、5mm以上だと破裂の確率が高いので、
手術をした方が良いって言われています。
手術の内容は、くも膜下出血の治療で書いた手術と同じ。
開頭手術(クリッピング手術)と、
血管内手術(コイル塞栓術)になります。
それぞれの手術に関しては、このサイトに詳しく書いてますよ!
http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/kumomakka/chiryou.html
http://www.brainaneurysm.jp/treatment.html
●くも膜下出血の前兆症状
▲未破裂脳動脈瘤の症状
脳動脈瘤が破裂するまで、患者さんの多くは全く症状がないんです。
でも、未破裂脳動脈瘤を持っている患者の約40%は、
こういった症状を経験することがあるんですよ。
○視野の辺縁が見えにくい
○物事を考えることに困難を感じる
○知覚の異常
○突然の行動変化
○平衡感覚や協調運動(手足を上下に動かすこと)の不調
○集中力が減少する
○最近の事を記憶することが難しくなる
○疲労や倦怠感が強くなる
こんな症状があるようであれば、「未破裂脳動脈瘤」
を持っている可能性がありますから。
早めに脳外科に行って、MRIをやってもらったら良いですよ。
って事で、今週はくも膜下出血の予防の続きでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の予防的手術
頭のMRIをやって、「未破裂脳動脈瘤」が見つかった場合行う。
具体的には、くも膜下出血の手術と同じ。
○開頭手術(クリッピング手術)
○血管内手術(コイル塞栓術)
●くも膜下出血の前兆症状
○視野の辺縁が見えにくい
○物事を考えることに困難を感じる
○知覚の異常
○突然の行動変化
○平衡感覚や協調運動(手足を上下に動かすこと)の不調
○集中力が減少する
○最近の事を記憶することが難しくなる
○疲労や倦怠感が強くなる
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血7、くも膜下出血の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 63 号 ◆
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<本日のテーマ> くも膜下出血7
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脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
○高血圧性脳内出血
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛
○吐気、嘔吐
○意識障害
○項部硬直
○眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
●くも膜下出血の検査と診断
○問診
○頭部CT、MRI
○脳血管撮影
○腰椎穿刺、等
●くも膜下出血の治療
▲外科手術
○開頭手術(クリッピング手術)
頭蓋骨の一部を取り除いて、脳を露出(開頭術)。
そして破裂した脳動脈瘤の根元を金属製のクリップではさんで、
再出血を予防しする手術。
○血管内手術(コイル塞栓術)
細いプラチナ製のコイルを、脳動脈瘤の中に詰める手術。
脳動脈瘤内に血液が流れ込むのを遮断することで破裂を予防する。
▲薬物療法
薬を使って血圧を下げたり、脳圧を下げる治療。
慢性期や、急性期でも、患者の状態が悪すぎる場合や
手術する事が難しい部位が出血している場合行う。
▲放射線治療、塞栓術
「脳動静脈奇形」の場合で、手術ができない時に行う事もある。
□くも膜下出血、慢性期の治療
水頭症になったら、脳室・腹腔シャントという手術をする。
薬を使って、血圧を下げる治療も行う。
脳の表面で、「くも膜」の下(内側、脳側)にある血管が、
傷んで切れて血が出る病気が、くも膜下出血です。
その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」で、
頭痛や吐気、意識障害などの症状が出るんです。
そして、問診や頭のCTなんかをやって診断します。
で、急性期には、主に外科手術等の治療をする。
手術ができない場合には、薬物療法等もする、って話でした。
そいで今日は、突然死する事もある、そんな恐ろしい病気、
くも膜下出血にならないために。
って事で、くも膜下出血の予防についてです。
●くも膜下出血の予防
当然の事ながら、一番良いのは、くも膜下出血にならない事です。
「くも膜下出血」の原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」ですが。
これは、元々血管が弱くて動脈瘤ができやすい、って体質の人も
いるので、そういうのは予防できませんが。
血管にかかる圧力が高くて、動脈瘤になるって場合。
これは、ある程度予防する事ができます。
血管にかかる圧力が高いってのは、「高血圧」って病気の事なんで。
高血圧を予防できれば良いんですね。
もう何回もこのメルマガでも取り上げていますが。
これを読めば、高血圧を予防できると思いますよ!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
その他に糖尿病や高脂血症といった生活習慣病が進んだり、
タバコを吸うと、動脈硬化が進んで血管がもろくなって、
動脈瘤になりやすくなりますから。
タバコを吸っている人は、禁煙する。
そして、糖尿病や高脂血症も予防するって事ですね。
糖尿病の予防に関しては、こちら!
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
「くも膜下出血」って病気を予防するには、それを引き起こす
「原因となる病気」を予防する、タバコを吸わない。
そういった事が大事になります。
●くも膜下出血を早く見つける為に
くも膜下出血になれば、激しい頭痛や吐き気、
それに意識障害が出たり、麻痺が出たりするのですが。
そうなったら、遅いんですよね。
その前に「くも膜下出血」自体を発見する事はできません。
だって、出血してないんですから(笑)
でもね。
くも膜下出血の原因で最も多い、「脳動脈瘤」ってのは、
検査をすれば、発見する事が出来るんですよー。
それが、「脳ドック」です。
一般の健康診断では、採血や尿検査をしたり。
それに、胸部の単純レントゲン写真や心電図くらいは撮りますが。
それ以上の詳しい検査はしません。
ドックっていうのは、脳ドック以外にも、心臓ドックもあるし。
胃カメラや大腸のカメラをやってくれるやつもありますよね。
脳ドックってのは、「脳」に関して、
いろんな精密検査をしてくれるんですよ。
脳ドックで行われる検査の種類は、
各医療機関によって、いろいろ異なるんですけどね。
基本的にはMRIやMRAを中心に、SPECT(局所脳血流断層撮影)
などを組み合わせて検査をします。
脳そのものや、脳に行く血管なんかを直接見る事ができるので。
「脳動脈瘤」があれば、これで発見できます。
くも膜下出血の発症ってのは50~60代に多いんです。
特に家族内発生の脳動脈瘤では、50歳までに70%が
発症していますので。
ある程度お年を召された方。
それに、家族でくも膜下出血になった人がいる方は、
一度くらい、脳ドックの検査を受けても良いと思いますよ。
日本脳ドック学会のまとめたアンケート調査では、
未破裂の脳動脈瘤が受診者の2.7%に発見されていますから。
結構な方が「脳動脈瘤」を持っているんですよね。
これが破裂する確率は、動脈瘤の大きさにもよりますが、
年1~2%って言われています。
検査で発見できれば、予防的治療もできますしね。
予防的治療に関しては、次回のメルマガで書いていきまーす!
って事で、今週はくも膜下出血の治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の予防
○高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病を予防する。
タバコを吸わない、止める。
●くも膜下出血を早く見つける為に
脳ドックを受ける。
特にお年を召された方、家族でくも膜下出血になった人がいる方。
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血6、くも膜下出血の治療2
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 62 号 ◆
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H19年3月9日発行 購読者数 9890名
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ブログ: http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
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<本日のテーマ> くも膜下出血6
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
○高血圧性脳内出血
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛
○吐気、嘔吐
○意識障害
○項部硬直
○眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
●くも膜下出血の検査と診断
○問診
○頭部CT、MRI
○脳血管撮影
○腰椎穿刺、等
●くも膜下出血の治療
□急性期の治療
▲外科手術
○開頭手術(クリッピング手術)
頭蓋骨の一部を取り除いて、脳を露出(開頭術)。
そして破裂した脳動脈瘤の根元を金属製のクリップではさんで、
再出血を予防しする手術。
○血管内手術(コイル塞栓術)
細いプラチナ製のコイルを、脳動脈瘤の中に詰める手術。
脳動脈瘤内に血液が流れ込むのを遮断することで破裂を予防する。
脳の表面で、「くも膜」の下(内側、脳側)にある血管が、
傷んで切れて血が出る病気が、くも膜下出血です。
その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」で、
頭痛や吐気、意識障害などの症状が出るんです。
そして、問診や頭のCTなんかをやって診断します。
で、急性期には、主に外科手術等の治療をする、って話でした。
今日は、前回に続いて、くも膜下出血の治療についてです。
●くも膜下出血の治療
○薬物療法
発作を起こした直後から2週間くらいの事を「急性期」と言います。
この時期の治療の基本は、脳外科で行われる「手術」なんですが。
「手術ができない場合」っていうのもあるんですよ。
どういう時かって言うと。
一つは、「患者の状態が悪すぎる場合」です。
言い方悪いですけど、手術をしてもしなくても、
助かる可能性が非常に低いような、超重症の場合です。
手術っていうのは、全身麻酔をして頭を切り開いたり、
開頭手術じゃなくても、多少は体に負担はかかります。
手術をした方が助かる可能性が高い、って言うなら、
当然、手術をやる価値はありますが。
手術をやってもやらなくても、ほとんど一緒。
もしやれば、負担がかかるだけ、むしろ大変。
って事になれば、やらないんですよ。
具体的には、瞳孔が開いていたり、呼吸が不規則
あるいは弱いといった重症患者の場合や、
手術をしても、重い後遺症が残ると予想される場合なんかです。
そういう場合には、点滴による治療と、絶対安静による
保存療法(非手術的治療)が行われます。
その後、症状の経過が観察されることになるんですけど。
少し時間が経って、思ったより状態が良い。
これだったら、手術をすれば良くなるかも。
って事になれば、その後に手術をする場合もあります。
また、手術する事が難しい部位が出血しているケースでも、
薬物療法を行います。
薬物療法ってのは、名前の通り薬を使う治療なんですが。
薬で血圧を下げたり、脳圧を下げる治療をします。
その他、「脳動静脈奇形」の場合で、手術ができない時は、
ガンマナイフ(定位的放射線照射)を用いた放射線治療や
塞栓術が行われる事もあります。
ガンマナイフってのは、放射線の一種のガンマ線を
奇形部分に集中的に当てて、異常血管を閉塞する方法です。
塞栓術っていうのは、異常血管網に血液を送り込んでいる動脈に
カテーテルという細い管を挿入し、固まりやすい糊みたいやつを
注入して、血管をふさいでしまう方法です。
□くも膜下出血、慢性期の治療
前回も言いましたが、くも膜下出血では、手術の後が大変なんです。
出血した数日後に、また出血する事もあるし。
出血後2週間位は、脳の動脈瘤が収縮(脳血管攣縮)して
脳に血液が流れにくくなったり(ひどい場合は脳梗塞)、
する事もあるんですよ。
だから、くも膜下出血の場合は、発症してから2~3週間は
ホントに治療も大変で。
1カ月位したところでやっと一段落って感じになります。
出血の後一ヶ月くらいたつと、「水頭症」っていう
病気(合併症)になる事があります。
くも膜下出血により、脳で作られる水(髄液)の流れや
吸収が障害されて,脳室という部分や脳の外側に
髄液がいっぱい貯まって、水頭症という状態になるんです。
水頭症になると、物が覚えられなくなったり、
歩きずらくなったり、尿失禁をしたり、って症状がでます。
そうなった場合、脳室と腹部を管でつないで脳脊髄液を送り出し、
脳室に髄液がたまらないようにする手術(脳室・腹腔シャント)
って手術をして治療する事が一般的です。
くも膜下出血は、血圧が高いと、また起こりやすいので、
薬を使って、血圧を下げる治療もします。
高血圧の事を知りたいって人は、これを読んでね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
って事で、今週も、くも膜下出血の治療についてでした。
なんか、細かく治療の事を説明するとマニアックになるので(笑)
これ以上、深入りしない事にしますか。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の治療2
○薬物療法
薬を使って血圧を下げたり、脳圧を下げる治療。
慢性期や、急性期でも、患者の状態が悪すぎる場合や
手術する事が難しい部位が出血している場合行う。
○放射線治療、塞栓術
「脳動静脈奇形」の場合で、手術ができない時に行う事もある。
□くも膜下出血、慢性期の治療
水頭症になったら、脳室・腹腔シャントという手術をする。
薬を使って、血圧を下げる治療も行う。
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血5、くも膜下出血の治療1
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<本日のテーマ> くも膜下出血5
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脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
くも膜下出血の5~10%位。
○高血圧性脳内出血
くも膜下出血の原因の10%程度。
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛
○吐気、嘔吐
○意識障害
○項部硬直
○眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
●くも膜下出血の検査と診断
○問診
○頭部CT、MRI
○脳血管撮影
○腰椎穿刺、等
脳の表面で、「くも膜」の下(内側、脳側)にある血管が、
傷んで切れて血が出る病気が、くも膜下出血です。
その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」で、
頭痛や吐気、意識障害などの症状が出るんです。
そして、問診や頭のCTなんかをやって診断する、って話でした。
そいじゃあ、くも膜下出血って診断された後の話、って事で。
今日は、くも膜下出血の治療についてです。
●くも膜下出血の治療
くも膜下出血ってのは、非常に恐ろしい病気なんです。
一度起こってしまうと、およそ半分の方が、突然死するか、
命だけは助かったとしても、重い後遺症が残ってしまいます。
くも膜下出血が起きると、最初の出血から24時間以内、
(特に6時間以内)に再出血することが多いんですよ。
出血を繰り返すたびに重症化して死亡率も高くなるので、
早い時期に治療をするのが大事なんですよー!
ちなみに、再出血した場合、約半数は死亡します。
ホントはそうならない為に、予防が必要なんですよ。
その為には、これを読んで勉強して下さいね!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874
□くも膜下出血、急性期の治療
▲外科手術
発作を起こした直後から2週間くらいの事を「急性期」って言います。
この時期の治療の基本は、脳神経外科で行われる「手術」です。
再出血、再破裂を起こすと、脳のダメージも大きくなるし、
かなりの確率で亡くなりますので。
再出血、再破裂を防止する為に行われる治療が手術です。
代表的な手術法には、「開頭手術」と「血管内手術」の
2通りの方法があります。
○開頭手術(クリッピング手術)
脳動脈瘤が破裂したら、ほとんどの場合は、
脳動脈瘤の「クリッピング手術」が行われます。
まず、全身麻酔をして、ドリルのような器具を使って
頭蓋骨の一部を取り除いて、脳を露出します(開頭術)。
そしたら、脳の表面の破裂した動脈が見えるので。
手術用の顕微鏡を使って、脳動脈瘤を剥離して、
破裂した動脈瘤の根元を金属製のクリップではさんで、
(クリッピング)、動脈瘤を包み補強して(コーティング)、
再出血を予防します。
最後に、頭蓋骨を元通りにして皮膚を縫合します。
クリップで脳の動脈瘤のところを挟む手術なので、
脳動脈瘤の「クリッピング手術」って呼びます。
なかなかイメージできないでしょうから。
「絵」を示しますね。
こんな感じです。
http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/kumomakka/chiryou.html
実は、手術の後が大変なんですよね、くも膜下出血って。
時間が経った後に、いろいろと難しい問題があるんですよ。
出血した後4~10日間は、脳の動脈瘤が収縮(脳血管攣縮)して
脳に血液が流れにくくなったり(ひどい場合は脳梗塞)、
数週間後には髄液の循環障害のため
正常圧性水頭症をきたす場合があるので、
非常に慎重な治療が必要になります。
○血管内手術(コイル塞栓術)
開頭手術と違って、血管内手術ですから。
この治療は、頭蓋骨を切り開く必要がないんですよ。
X線を見ながら、足の付け根の動脈に針をさして、
そこからカテーテル(細いチューブ)を入れて、
大動脈を通して頭の脳動脈瘤まで持って行きます。
このカテーテルを通して、すごーく細いプラチナ製のコイルを、
脳動脈瘤の中に詰める手術です。
脳動脈瘤内に血液が流れ込むのを遮断することで破裂を予防します。
脳動脈流の中に血液が流れて、その圧力で破裂するわけですから。
動脈瘤の中に詰め物をして、血液が流れるのを防ぐ、って治療です。
この血管内治療(コイル塞栓術)は、
全身麻酔または軽い鎮静剤を点滴して行われます。
こっちもイメージするのは難しいでしょうから。
この「絵」を参考にして下さいね!
→ http://www.brainaneurysm.jp/treatment.html
血管内手術は、結構最近の治療なんで。
施設によっては、できない所もあるんですけどね。
どっちの治療がベストかっていうのは、
脳外科医の先生が判断して決定します。
って事で、今週はくも膜下出血の治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の治療
▲外科手術
○開頭手術(クリッピング手術)
頭蓋骨の一部を取り除いて、脳を露出(開頭術)。
そして破裂した脳動脈瘤の根元を金属製のクリップではさんで、
再出血を予防する手術。
○血管内手術(コイル塞栓術)
細いプラチナ製のコイルを、脳動脈瘤の中に詰める手術。
脳動脈瘤内に血液が流れ込むのを遮断することで破裂を予防する。
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血4、くも膜下出血の検査と診断
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<本日のテーマ> くも膜下出血4
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脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
くも膜下出血の5~10%位。
○高血圧性脳内出血
くも膜下出血の原因の10%程度。
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛
○吐気、嘔吐
○意識障害
○項部硬直
○眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
「くも膜下出血」っていうのは、脳を保護する三重の膜の内の一つ、
「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気です。
その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」で、
頭痛や吐気、意識障害などの症状が出る、って話でした。
そいじゃあ、くも膜下出血かどうかって診断するために、
どんな検査をするのか、って事で。
今日は、くも膜下出血の検査と診断についてです。
●くも膜下出血の検査と診断
○問診
問診っていうのは、患者にどういう症状があるかとか、
そういう事を聞く、「診察の一種」です。
ま、医学用語ですね、これも。
「問う、診察」ですから、日本語そのまんま、ですけどね。
くも膜下出血の症状は、突然の頭痛、嘔吐、意識障害等ですから。
こういった症状がないかどうか、って事を質問されます。
これらの症状が一時的であっても、くも膜下出血の疑いが
高いと判断されれば、より詳しい検査に進みます。
くも膜下出血っていうのは、脳の表面、くも膜の下にある血管が
傷んで破れる病気なんですが。
この血管は、血圧が高いとやっぱり破れやすいんですよ。
高血圧ってのは、常に血管に高い圧力がかかってる状態ですから。
それに、糖尿病や高脂血症なんかの病気があったりしても、
動脈硬化が進んで、血管がもろくなりますから。
やっぱり破れやすいんですよ。
だから、そういった病気がないかって事も、
問診で聞かれますね、普通は。
それと、年齢とかそういうのも総合的に判断して、
それより詳しい検査をするかって事を医者が決めます。
高血圧、糖尿病に関しては、これを読んで勉強してね!
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http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874
○頭部CTスキャン
ただの頭痛だけじゃなくって、意識障害を起こしていれば、
くも膜下出血や脳出血が、かなり疑わしいですから。
すぐに頭のCT(コンピューター断層撮影)を撮ります。
頭の中を輪切りにして見る検査ですね。
○脳血管撮影
頭部CTで、くも膜下出血と診断されたら、
その次に脳血管撮影が行われるのが一般的です。
頭のCTなら、やや大きめの病院でCTの機械がある病院なら、
何科の医師でも、どの病院でもできますが。
この検査は、脳外科医がいて、更に血管造影のできる
施設でないとできません。
足や手の動脈に針を刺して、チューブの様な物を入れて。
そこから頭に行く血管まで管を持っていって、
そこから造影剤を流して、脳動脈瘤を直接見る検査です。
CTの他に、MRI(磁気共鳴血管造影法)って機械を使って
動脈瘤を見る検査をする場合もあります。
○腰椎穿刺
くも膜下出血を起こすと「脳脊髄液」に血液が混じるんですよー。
脳とくも膜の間は、「脳脊髄液」って「無色透明」の液体で
満たされているんですが。
「脳」と「脊髄」ってのはつながっているんですよ。
「脊髄」っていうのは、首、背中から腰の当たりにあります。
くも膜下出血が起きると、脳の表面(くも膜下腔)
だけでなくって、脊髄の部分、背中や腰の当たりにある、
脳脊髄液にも血が混じるんですよ、つながってますから。
そいで、それを見る為に、頭(脳)を刺すんじゃなくって、
脊髄のある、「背中」というか、「腰」の当たりを針で刺します。
具体的には、脇腹を下にして、
両足を曲げて横になった姿勢で背骨の腰の部分に
針を刺して、「脳脊髄液」を何ccか取ります。
そいで、これに「血」が混じっていたら、
「くも膜下出血」って診断します。
普通は、「無色透明」ですから、血は混じってませんから。
頭部CTで診断されるのは、90%なんですよね。
CTで診断がつけば、わざわざ痛い思いをして、
針を刺す必要はないんですよ、リスクもあるし。
でも、CTでは診断できないけど、ちょっと怪しいぞ、
って時に行われる検査です。
頭部CTで「くも膜下出血」と診断されるのは、
90%なんですが。
医療訴訟の話を見ていると、なんかCTを撮れば助かったはずだ、
とか、いい加減な事言ってますよね、検事や裁判官。
くも膜下出血を見逃して医療訴訟になったとか。
治療が悪くて訴訟を起こされたとか。
そういう例が今までにいくつかあるんですよ。
患者にとっても非常に怖い病気ですが。
私のような医者にとっても、別の意味で怖い病気です。
って事で、今週はくも膜下出血の検査と診断についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の検査と診断
○問診
○頭部CT、MRI
○脳血管撮影
○腰椎穿刺、等
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血3、くも膜下出血の症状
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<本日のテーマ> くも膜下出血3
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脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」について。
まずは、前回までの復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
くも膜下出血の5~10%位。
○高血圧性脳内出血
くも膜下出血の原因の10%程度。
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
「くも膜下出血」っていうのは、脳を保護する三重の膜の内の一つ、
「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気です。
で、その原因で最も多いのは、「脳動脈瘤破裂」って話でした。
そいじゃあ、くも膜下出血になったらどんな症状がでるのか、
って事で、今日は「くも膜下出血の症状」についてです。
●くも膜下出血の症状
主な症状は、激しい頭痛、嘔吐、意識障害などです。
では、それぞれについて、見ていきましょー!
○激しい頭痛
風邪とか二日酔いとか、そういうのでも頭痛はしますが。
「くも膜下出血」は、頭痛を認める病気の中で、
最も怖い病気の一つです。
典型的な症状は、よく、「ハンマーで殴られたような」とか、
「今まで経験したことのない」と表現される突然の頭痛です。
「風邪をひいたような頭痛」を訴えることもありますが、
ほとんどの場合、激しい突然の頭痛を呈します。
○嘔吐
「おえーっ」てなる、吐気や、実際に物を吐く事もあります。
また、吐気を伴わずに突然、胃の内容物を吐き出すことがあります。
○意識障害
出血の量が少ない場合には、一瞬意識を失っても、
数分で回復することが多いっす。
重症例では、無表情になり、刺激を与えても反応しなかったり、
あお向けの姿勢で手足を突っ張り、弓なりに反り返ったり、
昏睡から覚めないまま死に至ることもあります。
○項部硬直
首のあたりがこわばって痛み、前に曲げられなくなります。
発症してから時間がたつと現れてくる症状です。
仰向けに寝て貰って、首を持って前に押して、首が硬くないか。
そういう「テスト」みたいなのを、我々医者はやりますね。
頭痛とか、そういう症状があって
「くも膜下出血」が疑われる患者が、病院に来た場合。
ま、一般の人にはあんまり関係ないかもしれませんけどね。
○眼底出血
眼球の網膜がある眼底に出血が起こると、目に障害が現れます。
頭蓋内圧が高まって出血したもので、
視力が低下することもあります。
目の障害は発症直後にみられるケースが多いみたいです。
○脳出血を伴う場合の症状
くも膜の下、くも膜下腔だけでなく、
高血圧などが原因で脳の動脈が破れて、脳内にも出血すると、
脳の働きに支障をきたすことがあります。
脳の外側だけでなく、「脳そのもの」がやられちゃうので。
そうなると、脳出血と同じ様な症状が出ます。
具体的には手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らない、
言葉が出てこない、といった言語障害などの症状です。
高血圧に関しては、これを読んで勉強してね!
→ ★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://mailzou.com/get.php?R=5889&M=385
「くも膜下出血」で最も重症の場合は、
呼吸が止まって即死する方もいます。
また、意識障害を起こして救急車で搬送される人から、
比較的軽症で、頭痛のみを訴えて日中の外来を
歩いて受診する人まで、本当にいろんなケースがあります。
軽症例以外、たいていは救急車で病院に搬送されることが多く、
頭痛、血圧上昇や嘔吐がみられる事が多いです。
くも膜下出血を見逃して医療訴訟になったとか。
治療が悪くて訴訟を起こされたとか。
そういう例が今までにいくつかあるんですよー。
患者にとっても非常に怖い病気ですが。
私のような医者にとっても、別の意味で怖い病気です。
って事で、今週はくも膜下出血の症状についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の症状
○激しい頭痛
いろんな頭痛がありますが、激しい痛みの事が多いです。
○吐気、嘔吐
○意識障害
○項部硬直
○眼底出血
○脳出血を伴う場合の症状
手足の麻痺、感覚の低下、ろれつが回らなかったり
言葉が出てこないといった言語障害などの症状。
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血2、くも膜下出血の種類と原因
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<本日のテーマ> くも膜下出血2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先週からは脳卒中シリーズの、「くも膜下出血」についてでしたね。
まずは、前回の復習。
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
「くも膜下出血」っていうのは、脳を保護する三重の膜の内の一つ、
「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気です。
でも、普通の血管はそう簡単に、切れたりしませんよね。
やっぱり、血管が傷んで切れて血が出る、って事は
何か原因があるんですよ、傷みやすい。
その原因はいくつかあるので、
今日はくも膜下出血の種類と原因について話していきますね。
●くも膜下出血の種類と原因
くも膜下出血の原因の75~90%は脳動脈瘤破裂、
5~10%は、脳動静脈奇形の破裂、
残りの5~10%は、高血圧性脳内出血や、もやもや病、
脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の、その他の病気と言われています。
では、それぞれについて、解説していきましょう。
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%です。
風船に空気をどんどん入れていって、
風船がすごーく大きく膨らむと、いつか破裂しますよね。
風船の外側のゴムの量は同じなのに、風船が大きくなると、
その分ゴムが薄くなるから、割れやすくなるんです。
イメージ的には、バラエティー番組で、風船がものすごーく
大きくなって、いつ破裂するか、ハラハラする感じですよ。
そこまで大きくなって破裂する、まではいかなくても、
大きくなれば、ちょっとした刺激で破裂しやすくなりますよね。
風船のように空気が入るわけではないですけど。
血管の中には血液が流れているので。
そいで、圧力がずーっとかかり続けて、血管の一部が「こぶ」
の様になる事があるんです。
そういうのを、「脳動脈瘤」と言います。
その中でも、ほとんどの場合、脳の動脈の分岐部(枝分かれ部分)
にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きます。
それが、「脳動脈瘤破裂」です。
「脳動脈瘤」がなぜできるかって事は、
あまりはっきりした事はわかっていないんですが。
一般的には、動脈分岐部の壁に、生まれつき弱い部分があって、
そこに血液の流れ,加齢による動脈硬化や
高血圧などが加わって動脈瘤が発生すると考えられています。
>動脈の壁に生まれつき弱い部分がある、っていうのは、
風船で言うと、元々ゴムが薄かった、やぶれやすかったって事っす。
>血液の流れ,加齢による動脈硬化や高血圧などが加わって
っていうのは、血流が強い=血圧が高い。
そいで、年も取って動脈硬化も進むって事っすから。
風船の中に入れる空気の量が多かった、って事でしょうかねー。
ま、あくまでもイメージですけどね。
○脳動静脈奇形破裂
くも膜下出血の約5~10%は、脳動静脈奇形の
破裂によって起こるといわれています。
脳内の動脈と静脈が異常な血管の塊(異常血管網)を通して、
直接つながっている「血管の奇形」です。
静脈っていうのは、元々動脈に比べて、血液が流れる圧力
が弱いですから、血管の壁が動脈よりも、「もろい」んですよ。
動脈と静脈がつながっているから、
弾力性の弱い静脈に動脈側の強い圧力がかかるので、
静脈壁や異常血管が破裂して出血しやすくなります。
脳動静脈奇形は生まれつきのもので、20~40代の
比較的若い人に発症するケースが多くみられます。
○高血圧性脳内出血
高血圧になると、血流による強い圧力が脳内の細い動脈壁に
かかり続けるために、血管壁が弾力性を失ってもろくなり
出血しやすくなります。
高血圧は脳出血の大きな原因の一つですが、出血がくも膜下腔に
及ぶこともあり、その場合はくも膜下出血として扱われます。
頻度的には、くも膜下出血の原因全体の数%と多くはありません。
高血圧に関しては、これを読んで勉強してね!
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○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形によって、
くも膜下出血が起こるケースもあります。
って事で、今週はくも膜下出血の種類と原因についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血の種類と原因
○脳動脈瘤破裂
くも膜下出血の原因で最も多く、約75~90%。
脳の動脈にできた動脈瘤というコブ(脳動脈瘤)が破裂して起きる。
○脳動静脈奇形破裂
くも膜下出血の5~10%位。
○高血圧性脳内出血
くも膜下出血の原因の数%程度と多くはない。
○その他
もやもや病、脳腫瘍、脊髄の動静脈奇形等の病気
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カテゴリー:くも膜下出血
くも膜下出血1、くも膜下出血とは
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 57 号 ◆
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<本日のテーマ> くも膜下出血1
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先週までは「脳梗塞」についてやってきましたが。
今週からは、脳卒中の中でも、「くも膜下出血」
についてやっていきますよ!
「脳卒中」っていう病気そのものはなくって、「脳出血」、
「脳梗塞」、「くも膜下出血」などを合わせた、「総称」です。
で、今まで「脳出血」と、「脳梗塞」について
メルマガで説明してきたんですが。
今週からは「くも膜下出血」についてです。
気分を変えていきますか~。
「脳梗塞」シリーズが随分長かったからねー(笑)
でも、これまでで一番皆さんからのメールが多かったんですよ。
それだけ、脳梗塞になった人が多いって事ですかねー。
ま、それは置いておいて。
本題。
脳梗塞、心筋梗塞の所でもやったように。
「梗塞」って言うのは、医学用語で血管が詰まって、
その先に血が行かなくなって、臓器が死ぬって事っす。
だから、「梗塞」という言葉の意味がわかっていれば、
「脳梗塞」という名前を聞いたら、
あ、脳に行く血管が詰まって、脳に血が行かなくなって、
脳の一部が死ぬ病気なんだなー、ってわかります。
「脳出血」は、そのまんま。
脳から血が出る病気なんだなー。
って、わかります。
厳密には「脳出血」の所でやったように、
脳そのものから血が出るのではなく、
「脳に行く血管」が破れて出血する病気なんですけどね。
そいで、「くも膜下出血」なんですが。
その名の通り、「くも膜」の下に出血する病気なんですけどね。
一体、 「くも膜」 ってなんじゃー!!!
って思いませんでしたか、皆さん。
普通、「くも膜」なんて言葉知りませんよね。
知ってる方は、かなりの健康オタクっすかね(笑)
いや、そこまでは言いませんけど。
かなり物知りですね。
じゃあ、これから問題の「くも膜」について、説明していきますか。
「脳」っていうのは、非常に大事な臓器なので。
厳重に保護されているんです。
「3重の膜」で覆われているんですよー。
で、その膜の名称っていうのが、外側から
「硬膜」、「くも膜」、「軟膜」って言うんですよ。
言葉で言ってもわかりにくいでしょうから、図で示します。
こちらです
→ http://tinyurl.com/3xjnr8
くも膜より脳側、くも膜と脳との間(厳密には、くも膜と軟膜の間)
の事を、「くも膜下(くも膜下腔)」って言うんです。
下っていうか、体の内側、脳側の事なんですけどね。
まあ、それは「決まり」ですから。
ここで、ごちゃごちゃ言ってもしょうがないんで。
そいで、そこには脳に血(栄養、酸素)を送る血管が
いっぱいあるんです。
そいで脳を保護する液体(脳脊髄液、無色透明の体液)もあります。
脳っていうのは、非常に大事な臓器ですから。
たーくさんの血液が必要になるんです。
だから、脳の表面には、いっぱい血管があるんです。
そいで、脳の表面(くも膜下)にたくさんある血管が
傷んで切れちゃうと、血が出ますよね。
それが、「くも膜下出血」です。
「くも膜下出血」って言うのは、脳卒中の約10%と、
脳梗塞や脳出血に比べると、患者数は少ないんですが。
突然、命を落とすこともある、極めて怖ーい病気です。
で、その原因はいくつかあるんですけどね。
その一つが、「高血圧」なんですよー。
また出てきましたね、高血圧。
「脳卒中」に関しては、しつこく出てきますので。
まだ読んでいない人は、これ読んで下さいね!
→ ★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://mailzou.com/get.php?R=5889&M=385
今回は、病気の説明って事で、頭部外傷に伴う(頭をぶつけてなる)
外傷性くも膜下出血は、はずしちゃいますからね。
って事で、今週は「くも膜下出血」についてでした。
今まで、結構長かったので、今日は、さらっと流しました。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●くも膜下出血とは
○「脳」は非常に大事な臓器なので、「3重の膜」で覆われている。
○そのうち、「くも膜」の下(内側、脳側)にたくさんある血管が
傷んで切れて血が出る病気が、「くも膜下出血」。
○脳出血、脳梗塞に比べると、患者の数は少ないが、
突然死する場合もある、非常に恐ろしい病気。
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カテゴリー:くも膜下出血
脳梗塞8、脳梗塞の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 56 号 ◆
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H19年1月26日発行 購読者数 9345名
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<本日のテーマ> 脳梗塞8
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脳卒中シリーズの脳梗塞について。
まずは、先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の治療(急性期)
○血栓溶解療法
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
○脳のダメージを少なくする治療(内科的治療)
△脳梗塞後に、脳の膨らみを少しでも抑えて、
脳のダメージを抑える治療(点滴)。
△脳の循環を良くする治療(点滴)。
△脳の神経細胞を保護する治療(点滴)。
○外科的治療
△脳がむくんでいる間、一時的に頭蓋骨の一部を切ってはずす手術。
△動脈に詰まった血の固まりを取り除く手術。
△血液の不足した脳に対する血管のバイパス術。
●脳梗塞の治療(慢性期)
○内科的治療
1,血液をサラサラにする治療
2,原因となる病気の治療
○外科的治療
首の血管が狭い場合に、予防的にその部分を取る、もしくは広げる。
1,頸動脈内膜切除術
2,血管内手術
●脳梗塞の治療(リハビリテーション)
○脳卒中後のリハビリテーションの目的
△脳卒中の後、訓練をする事によって、障害の程度を軽くする。
△残された機能を最大限に引き上げ、社会復帰させる事。
○リハビリテーションの内容
△ベッドサイドでの関節運動(関節可動域訓練)。
△座位保持、自分で起きあがる訓練。
△自分で立ち上がる訓練。
△歩行器を使って歩行する訓練
△自力のみで歩行する訓練、等
△鉛筆で文字を書く、箸で物をつまむ等、作業の訓練。
△嚥下の訓練、言語の訓練等。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その結果、片麻痺、失語症、意識障害等の症状が出ます。
脳梗塞になったら、脳のダメージを少なくする治療、
もう一度脳梗塞にならないようにする治療、
そして、機能を回復するために、リハビリテーションが行われます。
じゃあ、そうならないために、って事で。
今週は、脳梗塞の予防についてです。
でもね。
実は、前からこのメルマガを読んでいる人にとっては、
あんまり新しい事はないんですよ。
なんでかって言うとですねー。
脳梗塞の種類には、1)ラクナ梗塞、2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞、の3つがあるんですけどね。
脳梗塞の治療でも書きましたが、このうち
1)ラクナ梗塞、2)アテローム血栓性脳梗塞
って言うのは、「動脈硬化」が原因なんですよ。
動脈硬化って言うのは、その名の通り、
血管が硬くなって細くなる事なんですがね。
年齢が高くなると進むって事は当然なんですけど。
動脈硬化というのは、高血圧や糖尿病、高脂血症なんかの
「生活習慣病」があると、早く進むんですよ。
と、いうことは、脳梗塞の予防=生活習慣病の予防
と言っても良いって事になりますよね。
このメルマガ「やぶ医師のひとりごと」は、
前に生活習慣病については細かく書いていきましたから。
昔からの読者にとっては、復習になるって事です。
●脳梗塞の予防
2004年初頭に「脳卒中治療ガイドライン2004」
ってのが発表されたんですけどね。
そこで、脳梗塞の危険因子って事で確定したものがあるんですよ。
それは何かって言うと。
喫煙、飲酒、
高血圧、糖尿病、高脂血症、心房細動、
無症候性脳梗塞、無症候性頚動脈狭窄
です。
無症候性っていうのは、医学用語で、「症状がない」って事です。
脳梗塞の症状っていうのは、麻痺とか、ろれつが回らないとか、
そんなやつ、っすね。
脳梗塞の危険因子っていうのは、その病気とか、習慣とか
そういうのがあると、脳梗塞になりやすいですよ。
ってものの事を、「危険因子」って言います。
で、脳梗塞の予防って事なんですけどね。
危険因子 →→→ 脳梗塞
って事っすから。
この危険因子そのものを予防できれば良いんですよ。
では、個別に見ていきましょう。
○「飲酒」、「喫煙」
これは、「病気」じゃなくって、「生活習慣」ですから。
やめりゃあ良いんですよ、酒、タバコを。
禁酒、禁煙をすれば、脳梗塞になる確率が減るって事っす。
○「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症」
これらは、いわゆる「生活習慣病」というやつですよ。
何回もこのメルマガで書きましたから。
いちいち細かく書くと長くなるし、また同じ事の繰り返し
になっちゃいますから、省略しますけどね。
適度な食事と、適度な運動。
食事の場合、高血圧に関しては、「塩分制限」。
他の病気に関しても、全て「カロリー制限」。
そして、運動は「有酸素運動」って事になります。
もっと細かく知りたい人は、こちらをどうぞ!
★ 日本一わかりやすい!「高血圧」
http://mailzou.com/get.php?R=5889&M=385
糖尿病はこっちでーす↓
★『日本一わかりやすい!「糖尿病」』
http://mailzou.com/get.php?R=441&M=385
○心房細動
ま、「不整脈」の一種ですね、これ。
脈が乱れて、どきどきしたり、すごーく脈が速くなると、
息が切れたり、って症状が出ます。
ま、症状がない人もいるんですけどね。
そいで、この「心房細動」という不整脈があると、
脳梗塞の中でも、「心原性脳梗塞」というタイプの
脳梗塞になりやすくなります。
心房細動という不整脈があって、全く治療をしていない場合、
普通の人の数倍~10倍位、脳梗塞になりやすくなります。
しかし、残念ながら今の所、心房細動を予防する
「生活習慣」はありません。
でも、不整脈を予防する薬や、降圧薬の一種を飲むと、
心房細動になる確率を下げる事ができます。
じゃあ、そういう薬を飲むためにはどうすればよいかっていうと、
「循環器内科」にかかれば良いんですよ。
ま、循環器内科にかかったからって、全員この薬を出される
わけではないんですけどね。
心電図なんかを見れば、この人が心房細動になりやすいか、
って事はある程度わかりますから。
動悸などの症状がある人。
または、健康診断で不整脈を指摘された事のある人は、
一度循環器内科を受診しても良いかもしれませんね。
その為には、「健康診断」を受けて下さいね!
○無症候性脳梗塞、無症候性頚動脈狭窄
症状がない脳梗塞、症状がない、首の血管が細い人の事っす。
これを調べるには、病院で検査しなきゃならないんですよ。
頭のCTとか、MRIとかってやつですよ。
これは、脳外科に行けばできますが。
全く症状とかがない場合は、いわゆる「脳ドック」
ってやつになるので、保険が効かないんですよ。
病気じゃないから。
全員一回は「脳ドック」を受けろ、とは言いませんけどね。
血圧が高いとか、血糖値が高いとか、コレステロールが高いとか、
そういう脳梗塞になりやすい人で、年齢も中年以降であれば、
一回位受けてみても良いと思いますよ。
という事で、今週は脳梗塞の予防についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の予防
○禁酒、禁煙をする。
○高血圧、糖尿病、高脂血症の予防の為に、
食事・運動療法を行う。
○心房細動を予防する為に、健康診断を受ける。
それで不整脈を指摘された人や、動悸などの症状がある人は、
早めに循環器内科を受診する。
○無症候性脳梗塞、無症候性頚動脈狭窄を見つける為に、
血圧が高い、血糖値が高い、コレステロールが高い人は、
中年以降であれば「脳ドック」を受けてみる。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞7、脳梗塞の治療(リハビリテーション)
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 55 号 ◆
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H19年1月19日発行 購読者数 9245名
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<本日のテーマ> 脳梗塞7
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脳卒中シリーズの脳梗塞について。
元自民党の、平沼赳夫代議士も軽い脳梗塞にかかったんですねー。
思いっきりタイムリーなネタになっちゃいましたね!
まずは、先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7,ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。
●脳梗塞の治療(急性期)
○血栓溶解療法
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
脳梗塞になってから3時間以内でしか、できない治療なので、
「脳梗塞の症状」を疑うような症状(片麻痺、 失語症、
意識障害など)が出たら、すぐに病院に連れて行く。
○脳のダメージを少なくする治療(内科的治療)
△脳梗塞後に、脳の膨らみを少しでも抑えて、
脳のダメージを抑える治療(点滴)。
△脳の循環を良くする治療(点滴)。
△脳の神経細胞を保護する治療(点滴)。
○外科的治療
△脳がむくんでいる間、一時的に頭蓋骨の一部を切ってはずす手術。
△動脈に詰まった血の固まりを取り除く手術。
△血液の不足した脳に対する血管のバイパス術。
●脳梗塞の治療(慢性期)
○内科的治療
1,血液をサラサラにする治療
2,原因となる病気の治療
○外科的治療
首の血管が狭い場合に、予防的にその部分を取る、もしくは広げる。
1,頸動脈内膜切除術
2,血管内手術
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その結果、片麻痺、失語症、意識障害等の症状が出ます。
で、脳梗塞の急性期の治療は、
「脳のダメージを少なくする事」が目的。
慢性期の治療は、「もう一度脳梗塞にならないようにする事」
が目的になるって話でした。
先週までは、治療と言っても、薬とか点滴とか、手術とか、
医師が行うものを紹介したんですが。
今日は、もう一つ、すごーく大事な治療を紹介します。
その治療は、「リハビリテーション」です。
リハビリの処方箋は医師が出しますが。
リハビリを行うのは、患者本人です。
だから、本人のやる気がないと、全く出来ない治療です。
脳梗塞に限らず、脳出血、くも膜下出血等の脳卒中でも、
同じようなリハビリをしますから。
厳密には、「脳梗塞」で解説するのは、
ちょっと違うかなー、とも思うんですが。
脳梗塞の治療でもあるんで、ここで書いていきますね。
脳梗塞っていうのは、脳に行く血管が詰まって、
脳細胞が死んでしまう病気です。
脳梗塞になって、一度死んでしまった脳細胞が生き返る、
って事はありませんから。
脳梗塞の治療は、死んでしまう脳細胞を最小限に抑える
(脳のダメージを抑える)ということになります。
じゃあ、脳細胞が死んでしまったら、機能は回復しないのか?
と、思いきや、実は違うんですよ、これが。
脳細胞そのものが、生き返ったり再生される事はないんですが。
替わりに他の脳細胞が頑張ってくれて、脳のネットワークが
再構築されるので、機能が回復する事はあります。
脳卒中になると、片麻痺、失語症、意識障害等の症状が出ますが。
これらをそのまま何もしないで放っておくと、
ずーっとその症状が続いてしまうことが多いんです。
そのままだと、家庭や職場に戻るのは難しいですよね。
だから、社会復帰するまでに、いろいろな訓練が必要なんです。
そういった訓練の事を「リハビリテーション」って言います。
訓練をしてあげる事によって、障害の程度を軽くする。
残された機能を最大限に引き上げて、
家庭復帰や職場復帰をさせる。
これが、リハビリテーションの目的です。
脳卒中になると、手足が麻痺する場合があるんですが。
麻痺した手足は、そのまま放置しておくと固っちゃうんですよ。
医学用語でこれを「廃用症候群」って言います。
足が固まってしまったら当然、歩く事もできないです。
手が固まったら、手で物を持ったりとか、
作業もできなくなるし、すごーく困りますよね。
だから、固まってしまう前にリハビリを始めたいんです。
最近の治療では、脳梗塞になって、早い場合は、次の日から。
そうでなくても、数日後から、リハビリを始めます。
もちろん、血圧が不安定とか、他の病気があって、
動かすのはまずい、って時は別ですけどね。
なるべく早い段階でリハビリを始めるのが基本です。
でも、麻痺がある人に、最初から「歩け」
って言ったって無理ですよね。
だから、通常はまず「ベッドサイド」でリハビリを行い、
関節運動(関節可動域訓練)から始めます。
最初は、リハビリの先生(理学療法士、作業療法士)が、
患者の手足を動かしたりします。
そいで徐々に体を動かしていって、車いすに乗せたり、
立ち上がって貰ったり、っ感じでリハビリを進めていきます。
慢性期に入ったら、後遺症に対する積極的な
リハビリテーションが中心となります。
歩行器を使って歩いて貰って、その後自力だけで歩行したり。
そんな感じでしょうかねー。
それ以外に、鉛筆で文字を書いたりとか、
お箸で物をつまんだりとか、そういう作業の訓練。
物の飲み込みが悪い人は、嚥下の訓練。
言葉が上手にしゃべれない人は、言語の訓練とか。
そういったリハビリテーションもあります。
障害が軽い場合は、リハビリを行って、前とほとんど同じ位の状態
まで戻る、という場合もあるんですけどね。
でも、重度の麻痺とか障害がある場合は、以前と同じ位の状態まで、
っていうのは、実際は非常に難しいです。
平沼議員は、「軽い脳梗塞」ってニュースでは言っていたから。
多分、以前と同じくらいまで戻るとは思うんですが。
それでも、リハビリして復帰は3月って事ですから。
リハビリには、時間がかかるんですよ。
という事で、今週は脳梗塞(脳卒中)治療の
リハビリテーションについてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の治療(リハビリテーション)
○脳卒中後のリハビリテーションの目的
△脳卒中の後、訓練をする事によって、障害の程度を軽くする。
△残された機能を最大限に引き上げ、社会復帰させる事。
○具体的なリハビリテーションの内容
△ベッドサイドでの関節運動(関節可動域訓練)。
△座位保持、自分で起きあがる訓練。
△自分で立ち上がる訓練。
△歩行器を使って歩行する訓練
△自力のみで歩行する訓練、等
△鉛筆で文字を書く、箸で物をつまむ等、作業の訓練。
△嚥下の訓練、言語の訓練等。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞6、脳梗塞の治療(慢性期)
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 54 号 ◆
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<本日のテーマ> 脳梗塞6
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脳卒中シリーズの脳梗塞について。
先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7,ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。
●脳梗塞の治療(急性期)
○血栓溶解療法
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
脳梗塞になってから3時間以内でしか、できない治療なので、
「脳梗塞の症状」を疑うような症状(片麻痺、 失語症、
意識障害など)が出たら、すぐに病院に連れて行く。
○脳のダメージを少なくする治療(内科的治療)
△脳梗塞後に、脳の膨らみを少しでも抑えて、
脳のダメージを抑える治療(点滴)。
△脳の循環を良くする治療(点滴)。
△脳の神経細胞を保護する治療(点滴)。
○外科的治療
△脳がむくんでいる間、一時的に頭蓋骨の一部を切ってはずす手術。
△動脈に詰まった血の固まりを取り除く手術。
△血液の不足した脳に対する血管のバイパス術。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その結果、片麻痺、失語症、意識障害なんかの
症状が出るって話でした。
それで、脳梗塞の治療は基本的には内科的な治療ですが、
場合によっては手術が必要になる事もあるんでしたね。
で、今までやってきたのは、脳梗塞になって「すぐ」。
医学的には「急性期」とか、「超急性期(3時間以内)」
の治療なんです。
脳梗塞になって、「すぐ」の治療は、ベストは脳に行く血管の
血の固まりを溶かしてあげて、脳に血液を流す治療。
それが無理なら、脳のダメージを抑えたり、
脳の循環を良くしたり、
脳の神経細胞を保護する治療をするんです。
で、今日は、脳梗塞の治療の続き、「慢性期の治療」についてです。
脳梗塞になって、急性期の治療が終わったら、慢性期の治療をします。
急性期の治療は、「脳のダメージを少なくする事」が目的ですが。
慢性期の治療は、「もう一度脳梗塞にならないようにする事」
が目的になります。
いわゆる、「脳梗塞の再発予防」です。
脳梗塞というのは、「脳に行く血管」に血が詰まる病気なので。
一言で言うと、血を詰まらせないようにするんですよ。
テレビや雑誌で言っている俗語を使うと、
「サラサラ血液」にするって事ですね。
納豆とか、そういう食べ物を食べる、ってのもあるんですが。
基本的には、「薬物療法」になります。
●脳梗塞の治療(慢性期)
○内科的治療
1,血液をサラサラにする治療
ちょっと細かい話になっちゃいますけどね。
以前もやりましたけど、脳梗塞の種類には
1)ラクナ梗塞、2)アテローム血栓性脳梗塞、3)心原性脳梗塞
の3種類があるんです。
で、おおざっぱに分けると、1)、2)は「動脈硬化」が原因
3)は「心臓」が原因なんで、「原因」が違うんですよ。
だから当然、使う薬も違います。
1)ラクナ梗塞、2)アテローム血栓性脳梗塞
この2つは、動脈硬化が原因で、血液をサラサラにする薬の中でも、
「抗血小板薬」という薬を使います。
「痛み止めの薬」で、「バファリン」とか「アスピリン」
って薬を聞いたことがありませんか?
あれ、実は脳梗塞の治療で使うのと、同じ薬なんですよ。
「アスピリン」って薬は、たくさん飲むと、
痛み止めや解熱作用があるんですけど。
もっと少ない量を飲むと、血液をサラサラにする効果があるんです。
同じ薬でも、「量」によって効果が違うって、珍しい薬です。
でも、薬の量は医者とか薬屋さんが決めていますから。
自分で血液をサラサラにしたいから、って思って
勝手に痛み止めの薬を飲んじゃ駄目ですよ!
痛み止めは、胃や腎臓に悪いですからね。
3)心原性脳梗塞
この予防には、「ワーファリン」って名前の薬を使います。
この薬が、今のところ、全ての飲み薬の中で一番、
血液を固まらせないって効果が強いです。
血の塊を溶かすこともできる強力な薬です。
「心原性脳梗塞」というのは、心臓の中で固まった血液が、
脳に行く血管に飛んで行って、脳梗塞になるので。
心臓の中で、血液を固まらせない治療をする必要があります。
また、この薬を飲んでいる人は、「納豆」を食べることができません。
血液をサラサラにする薬っていうのは、痛み止めと同じ種類の
アスピリンやバファリンをはじめ、いくつかあるんですが。
納豆を食べたら駄目って薬は、ワーファリンだけです。
2,原因となる病気の治療
脳梗塞の多くは、「動脈硬化」が原因ですから。
何回も出ていますが、「動脈硬化」というのは、
高血圧、糖尿病、高脂血症といった病気や、
タバコ、そして年齢が上がると進みます。
ですから、もう一度脳梗塞を繰り返さない為に、
タバコを吸っている人は、まず禁煙。
高血圧、糖尿病、高脂血症といった病気のある人は、
食事・運動療法や、それに対する薬物療法を行います。
この中でも特に「高血圧」の治療が最も重要です。
○外科的治療
動脈硬化性の脳梗塞の中でも、直径5~8mmの「太い血管」
の中にコレステロールや脂肪がたまって動脈硬化が起こり、
血の塊で血管が詰まるのを、アテローム(じゅく状硬化)
血栓性梗塞って言うんです。
イメージ図としては、これを見てください。
http://www.kudohchiaki.com/contents/lobby/mini/09.html
この真ん中、右に血管の絵がありますけど。
血管の内側が徐々に狭くなっていますよね。
この狭くなってる部分の事を、アテロームって言います。
正常な太さの血管が、突然詰まるって事は、あんまりないですが。
動脈硬化が進んで、狭くなった血管は詰まりやすいです、当然。
だから、検査をして脳に行く血管(頸動脈)が、すごく狭い場合、
それを事前に取ってしまう、という治療が行われます。
1,頸動脈内膜切除術
脳に行く血管の中でも、内頸動脈って言う動脈の根元
(ちょうど顎の骨の内側付近)が、一番狭くなりやすいんですよ。
で、この部分がすごーく狭く(具体的には70%以上の狭窄)
なった場合には、内頸動脈の根元の部分を直接切開して、
狭くなっている所(アテローム病変)を取り除く手術を行います。
2,血管内手術
脳に行く血管を機械的に、風船で膨らませて
広げてしまう、という治療があります。
しかも、頭や首を手術で切り開かないで、血管の中に
管を通して広げるだけで治療ができるんですよ。
それが、「血管内手術」です。
名前そのまんまですね(笑)
このページの絵に描いてあるんですが。
http://www.nmh.or.jp/noudou/kyousaku.htm
上の絵のように、狭くなった血管の中に、
まずは風船のような物をしぼんだまま入れます。
そして、血管の狭い部分に持っていって、
そこで圧力をかけて膨らまします。
そして、血管が広がった後、この写真にある
「ステント」という物で補強するんです。
これが、血管内手術です。
同じ様な血管内手術を、心臓では循環器内科でやるんですよ。
狭心症とか、心筋梗塞とか、心臓の血管が狭くなる病気で。
心臓の血管内手術は、私もたくさんやった事ありますよ。
もちろん、頭はないですけどね。
頭に関しては、この治療はかなり最近の治療ですし、
医者の技術も必要ですから。
できない病院も多いですよ。
今日はちょっと専門的な話が多くなってしまいましたねー。
細かい薬の名前とか、手術の名前を覚える必要はないですから。
あくまで、こういう病気だから、こういう治療をするんだ、
という「イメージ」で覚えて貰えば良いですよ!
という事で、今週は脳梗塞の予防的治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の治療(慢性期)
○内科的治療
1,血液をサラサラにする治療
2,原因となる病気の治療
○外科的治療
首の血管が狭い場合に、予防的にその部分を取る、もしくは広げる。
1,頸動脈内膜切除術
2,血管内手術
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞5、脳梗塞の治療(急性期)
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 53 号 ◆
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<本日のテーマ> 脳梗塞5
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脳卒中シリーズの脳梗塞について。
先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7.ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。
●脳梗塞の治療1
○血栓溶解療法
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
脳梗塞になってから3時間以内でしか、できない治療なので、
「脳梗塞の症状」を疑うような症状(片麻痺、 失語症、
意識障害など)が出たら、すぐに病院に連れて行く。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その結果、片麻痺、失語症、意識障害なんかの
症状が出るんですよ。
それで、脳梗塞の治療で一番良いのは、
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
というのが、先週の話でした。
そいでもって今日は、脳梗塞の治療の続きです。
●脳梗塞の治療2
○脳のダメージを少なくする治療(内科的治療)
脳梗塞の超急性期(3時間以内)では、血の固まりを溶かして、
血流の再開、脳循環の改善を目指すのがベストなのですが。
3時間以上経ったとか、年齢や出血のリスクが高くて、
この治療ができないって場合でも、別の治療があるんですよ。
「脳出血」のところでも出てきましたが。
最近購読を始めた読者の方も多いようなので、まずは復習。
「脳」というのは、非常に大事な臓器なので。
「頭蓋骨」で、周りが、がっちり守られています。
「脳みそ」って俗称がある位ですから。
脳っていうのは、やわらかいんですよ。
で、普通「腕」とか「足」とかをぶつけたら、
内出血して腫れてきますよね、ぷくーっと。
でも、脳の場合は血が出ても、頭蓋骨で
がっちり固定されているので、膨らむ所がないんですよ。
通常の場合は、頭蓋骨で脳をがっちりガードしてるんですが、
出血や梗塞で、脳が膨らんで来たら(脳浮腫)、
頭蓋骨のせいで、それ以上膨らむ事ができなくなっちゃって、
他の脳を圧迫する事になって、非常に困っちゃうんですよ。
そいで、本題。
脳梗塞で「脳」にダメージをくらってしまうと、
2~3日後に一番膨らんでひどくなって、
だいたい、1~2週間続くんです。
で、これをそのまま放っておくと、脳にかなりのダメージが
与えられちゃうんですよ。
脳に行く血の固まりを溶かして、血液を流す事はできなくても、
脳の膨らみを少しでも抑えて、脳のダメージを抑える治療。
こういう、「脳浮腫」を抑えるような点滴を1~2週間続けます。
無理矢理専門用語を用いると、「抗脳浮腫療法」と言います。
それとほぼ同時に、脳梗塞になって1~2週間位、
脳の循環を良くするような点滴や、
脳の神経細胞を保護する点滴なんかもします。
○外科的治療
脳梗塞の治療は、基本的には内科的な治療が行われます。
脳梗塞になってすぐ(3時間以内)であれば、ベストなのは、
脳に行く血管の血の塊を溶かす治療。
これも、内科的な治療ですし。
それができない場合は、脳のむくみをとったり、循環を良くしたり、
脳を保護する点滴をしますが、これも内科的な治療です。
でも、脳のむくみが、ものすごくひどくて、点滴だけでは無理。
って時もあるんですよ。
そういう時には外科的な治療(手術)をする時もあります。
この手術を、「減圧開頭術」って言います。
ま、簡単に言うと、「頭蓋骨の一部を切って、はずす手術」です。
脳が一時的に膨らんでいる間だけ、一時的に頭蓋骨をはずして、
脳浮腫のピークがすぎて数週間経ったら、頭蓋骨を元に戻します。
その間、取り外した頭蓋骨は零下70度の冷凍庫で保存しておきます。
その他に脳梗塞の手術として、動脈に詰まった血の固まりを取り除く
手術や、血液の不足した脳に対する血管のバイパス術もあります。
という事で、今週は脳梗塞の急性期の治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の治療2
○脳のダメージを少なくする治療(内科的治療)
△脳梗塞後に、脳の膨らみを少しでも抑えて、
脳のダメージを抑える治療(点滴)。
△脳の循環を良くする治療(点滴)。
△脳の神経細胞を保護する治療(点滴)。
○外科的治療
△脳がむくんでいる間、一時的に頭蓋骨の一部を切ってはずす手術。
△動脈に詰まった血の固まりを取り除く手術。
△血液の不足した脳に対する血管のバイパス術。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞4、脳梗塞の治療1
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 52 号 ◆
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H18年12月29日発行 購読者数 7911名
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<本日のテーマ> 脳梗塞4
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脳卒中シリーズの脳梗塞について。
先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7.ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その結果、片麻痺、失語症、意識障害なんかの
症状が出るって話でした。
そいじゃあ、脳梗塞になってそういった症状がでたら、
どういう治療をするのか、って事で。
今日は脳梗塞の治療についてです。
○脳梗塞の治療
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気。
って、脳梗塞シリーズになってから書いていますけどね。
具体的に、何が詰まるかって言うと、ほとんどの場合
「血」が固まって、そいで、それが血管に詰まるんですよ。
ちょっと話は変わって、
転んで膝を擦り剥いたら、「血」が出ますよね。
でも、血がでても、しばらくしたら、血は止まりますよね、普通。
もし血が出ても止まらなかったら、膝を擦り剥いただけでも、
出血多量で死にますから。
でも、普通の人は、膝を擦り剥いただけじゃ、死にませんよね。
血液の病気とか、血が止まりづらくなる薬を飲んでいる人の場合、
擦り剥いたり、怪我しただけで大変な事になる場合もありますが。
普通の人は、血が出ても自然に血が止まるように、
人間の体っていうのはできています。
膝を擦り剥いたら、いつの間にか「かさぶた」が出来ていますよね。
「かさぶた」っていうのは、血が固まったものなんですよ。
で、「かさぶた」なんですがね。
できてすぐに、「固まったかな」って思ってはがすと、
内側の方が固まっていなかったりしますよね。
子供の頃に、痛い目にあった覚え、ありませんか(笑)
大人になっても、なんとなく、はがしたくなりますが。
そいで、数日経って、完全にかたまると、上手にはがせたり、
自然にはがれたりしますよね、「かさぶた」。
そんな感じで「血」っていうのは、完全に固まるまでに、
少し時間がかかるんですよ。
逆に言うと、「血」が固まってすぐにならば、
「血の固まり」を「溶かす」事ができるんですよ。
だから、最も良い脳梗塞の治療というのは、
「血管の中の血の固まりを、溶かす事」なんです。
こういうのを、医学用語で
「血栓溶解療法」と言います。
ま、言葉を覚える必要はありませんけどね。
脳梗塞っていうのは、脳に行く血管に血が固まって詰まり、
その先に血(酸素)が行けなくなって、
そいで脳がやられちゃう病気なので。
血の固まりを溶かす事ができれば、その先に血が流れるので。
脳に血が流れて、一件落着ってわけですわ。
ま、きれいさっぱり良くなるってわけではないんですがね。
でも、さっき言ったように、時間が経つと固まっちゃうから、
固まってからすぐに、血の固まりを溶かさないといけないんです。
具体的には、脳梗塞になってから「3時間以内」です。
だから、前回も書いた様な、「脳梗塞」を疑うような
症状が出たら、すぐに病院に連れて行ってあげて下さいね!
そして、使う薬の名前は「t-PA」って言います。
ついこの間、脳梗塞の「画期的な新薬」って事で、
テレビに出ていましたねー。
ま、日本では認可されてからは、まだ1年くらいなんですが。
欧米ではもう10年位使われているので、ちょっと「新薬」
って言うのはどうかなー、って思ってテレビ見ていましたけどね。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」に「血の固まり」
が詰まって、血が流れなくなる病気なので。
一番良い治療は、その「血の固まり」を「溶かす」治療。
そして、その為には脳梗塞になってから「3時間以内」
じゃないといけない、って話でした。
細かい事を言うと、「血の固まり」を溶かす薬だから、
脳出血の確率がだいたい3~10倍になるので。
脳出血になりにくい人を選んで使わないと駄目、とか。
いろいろ難しいんですけどね。
ま、細かい事は置いておいて、脳梗塞の治療で一番良い治療は、
早く血の固まりを溶かす事、って話でした。
じゃあ、脳梗塞になってから、3時間以上経ったらどうするんだ。
とか、他に治療法はないのか、とか。
そういった話は、次回って事で。
今日は、脳梗塞の治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の治療1
○血栓溶解療法
「脳に行く血管」に血が詰まったら、すぐに溶かす治療。
脳梗塞になってから3時間以内でしか、できない治療なので、
「脳梗塞の症状」を疑うような症状(片麻痺、 失語症、
意識障害など)が出たら、すぐに病院に連れて行く。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞3、脳梗塞の症状
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 51 号 ◆
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<本日のテーマ> 脳梗塞3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脳卒中シリーズの脳梗塞について。
先週までのまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
○「脳の中の方に行く細い血管」が詰まるタイプの脳梗塞。
特に、高血圧と関係が深い。
○小さな血管が多数詰まると痴呆(ちほう)などの
症状が表れることもある。
2)アテローム血栓性脳梗塞
○直径5~8mmの「太い血管」が動脈硬化が起こって、血の塊で
血管が詰まる梗塞を、アテローム(じゅく状硬化)血栓性梗塞と言う。
○大きな血管が詰まるので、重症になる人が多い。
○高血圧、高脂血症や糖尿病とも関係が深い。
3)心原性脳梗塞
○心臓の中にできた血の塊が脳に移って、
血管をふさぐのが心原性脳梗塞。
○心房細動という不整脈を持っていると、心原性の脳梗塞を
起こす確率が非常に高くなる。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その脳の血管の詰まった部位、なんで詰まったのか、
その原因によって名称が変わるという話でした。
じゃあ、脳梗塞になったらどんな症状が出るのか?
って事で、今日は脳梗塞の症状についてです。
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気。
「脳出血」は、「脳に行く血管」から出血する病気。
なんですけどね。
どっちの病気も「脳」がやられちゃう、って事は同じなので。
基本的には、脳出血の症状も脳梗塞の症状も、
ほとんど同じです。
ただ、脳出血の場合は、頭痛があることが多いんですけど、
脳梗塞の場合は、むしろ頭痛がないことの方が多いです。
具体的には、
○脳梗塞の症状
片麻痺(半身が動かなくなること)
失語症(言葉がしゃべれなくなること)
意識障害
+(頭痛、吐き気)
ってところですね。
それと、脳出血と脳梗塞の違いで、もう一つ大事なこと。
それは、脳梗塞の場合は、「前駆症状」があることもあるんです。
まあ、ない事も多いんですけどね。
脳梗塞の種類には、
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓性脳梗塞
3)心原性脳梗塞
があると、前回お話しましたけどね。
このうちの、1)、2)、は動脈硬化が原因なんですよ。
動脈硬化っていうのは、徐々に血管が硬くなって、
もろくなるので、「前駆症状」が出る場合があります。
3)の心原性は、突然なるので、「前駆症状」は普通ないです。
「前駆症状」っていうのは、簡単に言うと、
「脳梗塞」の一歩手前、脳梗塞になりかけの状態の時に起こります。
こういうのを医学用語で、「一過性脳虚血」って言います。
「脳梗塞」は脳に行く血管が「完全に詰まって」、
それより先に血液が行かなくなる事なんですが。
「一過性脳虚血」って言うのは、脳に行く血管が「詰まりかけて」、
一時的に頭に行く血液の量が減る事を言います。
「虚血」っていうのは医学用語で、血が行かないって事なので、
一時的に血が行かないって事で、字の通りですね!
○脳梗塞の前駆症状
1.食事中に、はし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
それに、ふらっとする、ふわっとするとか、
そういう症状が出る事もありますね。
一過性(一時的)に血が行かなくなるので、
こういった症状は普通は、数分から、せいぜい数十分位です。
ずーっと続くようであれば、
それは、完全に脳に行く血管が詰まった、「脳梗塞」や
「脳出血」である可能性がありますから。
すぐに救急車を呼んで、脳外科のある病院に行ってくださいね。
これらの前駆症状のうち、いくつかがあるようであれば、
脳神経外科のある病院に行って、頭のCTやMRIを
やってもらった方が良いですよ!
という事で、今週は脳梗塞の症状、前駆症状についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の症状
□片麻痺(半身が動かなくなること)
□失語症(言葉がしゃべれなくなること)
□意識障害
□頭痛、吐き気は、ない事も多い。
●脳梗塞の前駆症状
1.食事中にはし(箸)を落とす。
2.言葉が出てこない。
3.片側の手足がしびれる。
4.ものが二重に見える、片方の目が見えにくい。
5.パピプペポ・ラリルレロがはっきり言えない。
6.目の前が暗くなる。
7.ふらっとする、ふわっとする感じ
そういった症状が数分~数十分間続く。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞2、脳梗塞の種類
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 50 号 ◆
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H18年12月15日発行 購読者数 7640名
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<本日のテーマ> 脳梗塞2
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先週からは、脳卒中シリーズの脳梗塞についてでしたね!
まずは、先週のまとめ。
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
脳に行く血管の中でも、先の方の細ーい血管が詰まったもの
2)アテローム血栓症
脳に行く血管の比較的根元の方が、動脈硬化が原因で詰まったもの
3)心原性脳塞栓
心臓の中で出来た血の塊が脳に行く血管に詰まったもの
「脳梗塞」っていうのは、「脳に行く血管」が詰まる病気です。
そして、その脳の血管の詰まった部位、なんで詰まったのか、
その原因によって名称が変わるという話でした。
脳梗塞には、大きく分けて3つ
1)ラクナ梗塞、
2)アテローム血栓症、
3)心原性脳塞栓
の種類があるんですが。
今回はそれぞれについて、説明していきましょー!
1)ラクナ梗塞(36%)
脳簿深いところにある直径1mm以下の細い血管が傷んで詰まる、
ラクナ(水たまり)梗塞というタイプです。
脳出血の時に、
脳の内部で更に細かく枝分かれして細くなった、
直径約0.1ー0.5ミリの細ーい動脈。
この細ーい動脈が破裂して出血を起こす病気が「脳出血」。
という話をしましたが。
これと同じ、「脳の中の方に行く細い血管」が詰まる、
脳梗塞のタイプを「ラクナ梗塞」と言います。
ラクナ梗塞は、脳梗塞のなかでも特に、
高血圧と関係が深いんですよ。
血圧が高くなって、血管の壁が厚くなることで詰まります。
病巣は小さく、半身がしびれたり、
言葉がもつれるなど、軽症のことが多いです。
ただ、小さな血管が多数詰まると痴呆(ちほう)などの
症状が表れることもあります。
2)アテローム血栓性 (31%)
直径5~8mmの「太い血管」の中にコレステロールや
脂肪がたまって動脈硬化が起こり、血の塊で血管が詰まるのを、
アテローム(じゅく状硬化)血栓性梗塞って言います。
アテロームは大きな血管が詰まるので、重症になる人が多いんです。
高血圧に加えて、高脂血症や糖尿病とも関係が深い病気です。
アテローム血栓性梗塞では、出来るだけ早く、
次の血栓が出来ないように治療します。
具体的には、血を固める血小板の機能を抑える
アスピリンなどの抗血小板薬を使います。
3)心原性脳梗塞(20%)
心臓の中にできた血の塊が脳に移って、
血管をふさぐのが心原性脳梗塞症です。
巨人の「長嶋元監督」がなったので、有名ですね。
「大きな血管の根元」が詰まることが多くって、
失語症(言葉がしゃべれなくなること)や視野障害
(一部だけ見えなくなる事)などが起きることがあります。
脳が腫れて正常な部分まで圧迫して、
意識がかなり悪くなることもあります。
「心房細動」という不整脈を持っていると、普通の人に比べて
心原性の脳梗塞を起こす確率は5~10倍くらい
高いと言われています。
80歳で脳梗塞になった人の1/3は心房細動で、
その約8割が心原性の脳梗塞です。
心原性の場合は脳の腫れを防ぐ薬を投与すると同時に、
ワルファリンという抗凝固薬で、
心臓に血栓が出来ないように予防します。
ワルファリンって薬を飲んでいると、
納豆を食べてはいけないんですよー。
同じ、血液をさらさらにする薬でも、
他の薬の場合は、納豆を食べても良いので、
わからないって人は、主治医に確認してみてくださいね!
という事で、今週は脳梗塞の種類についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
○「脳の中の方に行く細い血管」が詰まるタイプの脳梗塞。
特に、高血圧と関係が深い。
○小さな血管が多数詰まると痴呆(ちほう)などの
症状が表れることもある。
2)アテローム血栓性脳梗塞
○直径5~8mmの「太い血管」が動脈硬化が起こって、血の塊で
血管が詰まる梗塞を、アテローム(じゅく状硬化)血栓性梗塞、と言う。
○大きな血管が詰まるので、重症になる人が多い。
○高血圧、高脂血症や糖尿病とも関係が深い。
3)心原性脳梗塞
○心臓の中にできた血の塊が脳に移って、
血管をふさぐのが心原性脳梗塞。
○心房細動という不整脈を持っていると、心原性の脳梗塞を
起こす確率が非常に高くなる。
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カテゴリー:脳梗塞
脳梗塞1、脳梗塞とは
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 49 号 ◆
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H18年12月8日発行 購読者数 7533名
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<本日のテーマ> 脳梗塞1
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脳卒中シリーズ。
「脳卒中」っていう病気そのものはなくって、「脳出血」、
「脳梗塞」、「くも膜下出血」などを合わせた、いわゆる「総称」です。
先週まではその中でも「脳出血」について勉強してきたんですが。
今週からは、気分を改めて「脳梗塞」について勉強しますよー!
「脳出血」というのは「脳に行く血管」が「破れて出血」する病気でしたが。
「脳梗塞」というのは、「脳に行く血管」が「詰まる」病気です。
ここでちょっと、「脳出血」の復習。
人間の脳っていうのは、脳に酸素や栄養を運ぶ動脈が、
無数に張り巡らされているんです。
頭(脳)に行く動脈は、心臓から大動脈→頸動脈(首の動脈)
となって、それが枝分かれして脳動脈になります。
そいで、それが脳の内部で更に細かく枝分かれして細くなった、
直径約0.1ー0.5ミリの細ーい動脈。
この細ーい動脈が「破裂して出血」を起こす病気が
「脳出血」なんです。
今回から勉強していく「脳梗塞」って病気は、
「脳に行く血管」が「詰まる」病気なんです。
その前に、医学用語の解説。
「脳梗塞」の前に、このメルマガで「心筋梗塞」、
「肺梗塞」についてもやりましたので。
以前からメルマガを読んで頂いている読者の方にはこれも
復習になりますけど。
「梗塞」って言うのは、医学用語なんです。
血管(動脈)が詰まって、その結果、その先の組織や臓器に
血液(酸素)がずーっと行かなくなって組織や臓器が死んじゃう事。
この事を医学用語で「梗塞」と言います。
脳に行く血管が詰まって、脳の組織が死んだら、「脳梗塞」。
心臓に行く血管が詰まって、心臓の組織が死んだら、「心筋梗塞」。
肺に行く血管が詰まって、肺の組織が死んだら、「肺梗塞」。
って事っす。
ちなみに、 肺梗塞について知りたい人は、こちらもどうぞ!
『気をつけて!死んじゃうかも!
フライトの旅行で注意すべき病気!』
http://mailzou.com/get.php?R=3920&M=385
「脳に行く血管」が詰まるってさっきから言っていますが。
具体的に、脳に行く血管っていうのは、
「内頸動脈」、「椎骨脳底動脈」等があるんですがね。
もちろん、この血管の名前を覚える必要はありません。
でも、イメージは必要だと思うので、
簡単な絵があるので、ちょっと見てみてください。
→ http://tinyurl.com/ts6k5
心臓から大動脈→頸動脈(首の動脈)となって、
それが枝分かれして脳動脈になるんですが。
ここに出ている絵は、首~頭の動脈です。
それで、これが脳の中に入る時には、枝分かれしてもっと細くなって、
細かい血管になって入るんですよー。
そして、本題。
●脳梗塞の種類
脳梗塞は、「脳に行く血管」が「詰まる」病気なんですが。
脳の血管の先の方、細ーい血管が詰まるものと、
もっと根元の、要は首の動脈が詰まるもの、
そして、何が原因で詰まったかによって、名称が変わります。
1)ラクナ梗塞
2)アテローム血栓症
3)心原性脳塞栓
脳出血の時に話した、脳に行く血管の中でも、
先の方の細ーい血管が詰まったものが、「ラクナ梗塞」。
もう少し根元が動脈硬化が起きて詰まったら、「アテローム血栓症」。
心臓の中で出来た血の塊が、脳に行く血管に詰まったら、
「心原性脳塞栓」。
おおざっぱに言うと、この3つに分かれます。
今回は医学用語の解説や、前の復習が多くって長くなっちゃったので。
それぞれについての話は、次回にしましょうか。
という事で、今週からは脳梗塞についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳梗塞とは
「脳に行く血管」が「詰まる」病気。
●脳梗塞の種類
1)ラクナ梗塞
脳に行く血管の中でも、先の方の細ーい血管が詰まったもの
2)アテローム血栓症
脳に行く血管の比較的根元の方が、動脈硬化が原因で詰まったもの
3)心原性脳塞栓
心臓の中で出来た血の塊が脳に行く血管に詰まったもの
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カテゴリー:脳梗塞
脳出血4、脳出血の治療
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 48 号 ◆
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H18年12月1日発行 購読者数 7622名
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<本日のテーマ> 脳出血4
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脳卒中シリーズの脳出血について。
第一回は脳出血という病気について。
第二回は脳出血の原因について。
第三回の前回は脳出血の予防についてでした。
前回までの復習。
●脳出血とは
脳の内部で細かく枝分かれした細い動脈が
破裂して出血を起こす病気。
●脳出血の症状
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁。
重症の場合には、昏睡状態になり亡くなる事もある。
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、感覚の麻痺や過敏症、
意識障害などの後遺症が残ることもある。
●脳出血の原因
最も多い原因は高血圧。
それ以外に脳動脈瘤、脳動静脈奇形などもある。
●脳出血の起きやすい状況
血圧の変動しやすい、日中の活動時に起きることが多い。
具体的には
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
■興奮した時
■食事中
■トイレで力んだ時
など
○脳出血の予防法
●塩分を控えめにする(1日に10g以内に)。
既に高血圧の診断がついている人は、塩分を6g以内にする。
●ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含む食品
(りんご、枝豆、バナナ、カボチャなど)を積極的に摂る。
●血圧を下げる作用があるといわれるカルシウムを豊富に含む食品
(乳製品など)、マグネシウムを豊富に含んだ食品
(焼きのり、昆布、ごまなど)を食べる。
●アジやサバ、イワシなど青背の魚に多く含まれるEPA
(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)
などの不飽和脂肪酸を積極的に食べる。
●動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控えめにする。
など、動脈硬化を進ませない為の食品も摂る。
●お酒は飲みすぎない(日本酒なら1合、
ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル一杯)。
●適度な運動など日常的に積極的にからだを動かす。
●太り過ぎに注意する。
●充分な睡眠と休養でストレスを解消する。
●禁煙する。
●急激な温度差は血圧に大きな影響を与えるので注意する。
「脳出血」というのは「脳に行く血管」が破れて出血する病気です。
そして、脳出血の原因として最も多いのが高血圧です。
ですから、脳出血を予防するには、高血圧を予防する、
すなわち、食事・運動療法が重要だ、という話でした。
では、残念ながら脳出血になってしまったら。
ということで、今日は脳出血の対処、治療についてです。
「脳出血」という病気だと診断するためには、
頭のCTやMRI等の検査をしなければわからないので、
脳出血になったらどう対処する、っていうのは
厳密には違うんですけどね。
まあ、脳出血が疑われたら、どうするかって事について、
ちょっと書いていきますか。
●脳出血が疑われた場合の対処
脳出血の症状というのは、
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁、
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、昏睡状態。
という事でしたから。
頭痛やめまい、吐き気といった症状は、
脳出血以外でも、なりますよね。
「風邪」でもなるし、極端な話、「二日酔い」でもなりますから。
だから、それだけじゃなくって、
右手、右足だけ動かない(半身麻痺)とか。
「ろれつ」が回らないとか。
そういった症状が突然出現したら。
「脳出血」等の頭の病気が疑われます。
「脳梗塞」なんかもそうなんですけどね。
脳梗塞の場合は、頭痛はない事が殆どですけど。
そいで、意識も悪くなったりなんかしたら、
これは、脳出血等の頭の病気が非常に強く疑われます。
そしたら、まず
「救急車を呼んでください」
これが、一番大事です。
そして、落ち着いてどういう状態なのかを
電話で伝えてください。
まず、意識がどうなのかを確認します。
具体的には、
呼びかけに反応するか。
呼びかけに反応しないなら、叩いたり、つねったり
してもそれでも反応するかしないか。
意識があるなら、麻痺があるかないか。
言葉がはっきり話せるか。
そういった事を出来れば具体的に伝えてください。
そして、衣服やベルトを緩めてあげてください。
嘔吐しているなら、横向きにしてあげてください。
仰向けのまま嘔吐をすると、吐いたものが気管に入って、
呼吸が出来なくなっちゃうので、横を向かせて、
吐き出させるようにしてあげてくださいね。
学生時代、運動部だった人は、そういうのに
慣れているかもしれませんね(笑)
麻痺があるかどうかってのは、手を握って貰ったり、
両手を上げて貰って、そのまま維持できるかどうか、
っていうのをみればわかるんですが。
まあ、ここまでやってくれなくても良いんじゃないですかね。
明らかに片側だけ手や足が動いていなければ、
片側だけ動いてないって伝えてくれれば、それで十分です。
そして救急車で病院に運ばれて、頭のCTを撮って。
そこで「脳出血」と診断されます。
その後、治療が行われます。
あんまり細かい話をしてもしょうがないので、ざっと。
●脳出血の治療
○薬物療法
出血が軽度の場合は、内科的に治療します。
使う薬は止血剤、降圧剤、抗脳浮腫剤等です。
「脳」というのは、非常に大事な臓器なので。
「頭蓋骨」で、周りが、がっちり守られています。
「脳みそ」って俗称がある位ですから。
脳っていうのは、やわらかいんですよ。
で、普通「腕」とか「足」とかをぶつけたら、
内出血して腫れてきますよね、ぷくーっと。
でも、脳の場合は血が出ても、頭蓋骨で
がっちり固定されているので、膨らむ所がないんですよ。
通常の場合は、頭蓋骨で脳をがっちりガードしてるんですが、
出血や梗塞で、脳が膨らんで来たら(脳浮腫)、
頭蓋骨のせいで、それ以上膨らむ事ができなくなっちゃって、
他の脳を圧迫する事になって、非常に困っちゃうんですよ。
○手術
軽い場合は、脳浮腫を軽減する薬の治療で良いんですがね。
大きい出血の場合は、頭蓋骨をはずして、
吸引機で血の塊(血腫)を取る手術をします。
頭蓋骨をはずす手術ですから、大手術です。
そして、それよりも負担が軽いって事で、
最近ちょっと注目されているのが、内視鏡手術です。
どんな手術かっていうと。
患者の頭に10円玉程度の大きさの穴を開けて。
この穴に内視鏡をいれて手術をするんですよ。
そして血の塊(血腫)を加熱装置のついた吸引器
を使って吸引して。
そいで、そのあと動脈を焼いて、
これ以上出血しないようにします。
同時に出血が起こったまわりも焼いて手術は終了です。
頭蓋骨をがばっと、取っちゃう開頭手術に比べて、
切る範囲が小さく、手術時間も早い内視鏡手術は
患者への負担が少ない手術なんですよ。
そして、脳出血の場合、問題になるのは、後遺症です。
半身不随や言語障害などの重篤な後遺症を軽減するために、
リハビリテーションを行うことが必要になります。
本当は、リハビリには、かなりの時間がかかるんですけどね。
厚生労働省の医療費削減政策のせいで、
リハビリテーションにも、期限がついてしまいました。
非常に残念です。
という事で、今週は脳出血の対処と治療についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳出血が疑われた場合の対処
まず、「救急車を呼ぶ」
そして、落ち着いてどういう状態なのかを電話で伝える。
その後、衣服やベルトを緩める。
嘔吐しているなら、横向きにする。
●脳出血の治療
○薬物療法
○手術
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カテゴリー:脳出血
脳出血3、脳出血の予防
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 47 号 ◆
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H18年11月24日発行 購読者数 7613名
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<本日のテーマ> 脳出血3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脳卒中シリーズの脳出血について。
第一回は脳出血という病気について。
第二回の前回は脳出血の原因についてでした。
前回までの復習。
●脳出血とは
脳の内部で細かく枝分かれした細い動脈が
破裂して出血を起こす病気。
●脳出血の症状
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁。
重症の場合には、昏睡状態になり亡くなる事もある。
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、感覚の麻痺や過敏症、
意識障害などの後遺症が残ることもある。
●脳出血の原因
最も多い原因は高血圧。
それ以外に脳動脈瘤、脳動静脈奇形などもある。
●脳出血の起きやすい状況
血圧の変動しやすい、日中の活動時に起きることが多い。
具体的には
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
■興奮した時
■食事中
■トイレで力んだ時
など
「脳出血」というのは「脳に行く血管」が破れて出血する病気です。
そして、脳出血の原因として最も多いのが高血圧です。
また、脳出血の起きやすい状況として、運動中、仕事中や、
興奮したり、力んだりといった、急激に血圧が上がる時に
多いというお話でした。
そいじゃあ、またワンパターンですが(笑)
今日は脳出血を起こさない為に、
という事で脳出血の予防についてです。
まずは、日本でどのくらいの人が脳出血になっているのかを
見ていきましょうか。
○脳出血の頻度
「国民衛生の動向」によれば,1990年の脳出血の総数は,
人口10万当たり25.1人です。
でも、まあこれはすべての年齢を含めた数字なので,
年齢毎にまとめてみると(人口10万当たり)
65歳以上 141.3人
80歳以上 322.0人
85歳以上 419.1人
です。
見ての通り、年齢が高くなると、脳出血になる頻度も高くなります。
血管は年齢と共に硬くなって、もろくなるんです。
こういうのを「動脈硬化」と言うんでしたね。
前のメルマガで書きましたけど。
そして、もろくなって硬くなった脳の内部の血管が破裂するのが、
脳出血という病気です。
また、年を取ると共に、普通は血圧も上がっていきます。
だから、「脳出血」を防ぐには。
「年を取らなければよい。」
って、できれば、一番良いんですがね(笑)
それができれば、苦労しませんねー。
「年を取らない」、って事は不可能ですが。
血管年齢を若いまま保つように努力する。
そして、脳出血の主な原因である「高血圧」を予防する。
これであれば、ある程度は可能です。
では具体的に、血圧を下げる、血管年齢を若く保つ為に
どうすれば良いかって言うと。
○ 脳出血の予防法
●塩分を控えめにする(1日に10g以内に)。
既に高血圧の診断がついている人は、塩分を6g以内にする。
血圧を下げるには塩分を減らすことが最も重要ですから。
これが食事療法として一番大事になります。
そして、補足的に
●ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含む食品
(りんご、枝豆、バナナ、カボチャなど)を積極的に摂る。
●血圧を下げる作用があるといわれるカルシウムを豊富に含む食品
(乳製品など)、マグネシウムを豊富に含んだ食品
(焼きのり、昆布、ごまなど)を食べる。
こういう、塩分を排泄する作用のある物を食べる。
更に、
●アジやサバ、イワシなど青背の魚に多く含まれるEPA
(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)
などの不飽和脂肪酸を積極的に食べる。
●動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控えめにする。
など、動脈硬化を進ませない為の食品も摂る。
●お酒は飲みすぎない(日本酒なら1合、
ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル一杯)。
こういった食事を加えたり、お酒を控えたりもできたら、
非常に良いですねー。
そして、食事以外の予防法として、
●適度な運動など日常的に積極的にからだを動かす。
●太り過ぎに注意する。
●充分な睡眠と休養でストレスを解消する。
●禁煙する。
なんかがありますねー。
血圧が高いと、脳出血を起こしやすくなりますから、
「脳出血」の予防法としては、食事・運動療法をして、
「高血圧」を予防する。
そして、「動脈硬化」を進ませない為に、禁煙をしたり、
コレステロールなんかも下げられれば良い。
というのが基本になります。
そして、急激に血圧が上がるような状況で、
脳出血が起こりやすいので、
●急激な温度差は、血圧に大きな影響を与えるので注意する。
って事になりますかね。
という事で、今週は脳出血の予防についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
○ 脳出血の予防法
●塩分を控えめにする(1日に10g以内に)。
既に高血圧の診断がついている人は、塩分を6g以内にする。
●ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含む食品
(りんご、枝豆、バナナ、カボチャなど)を積極的に摂る。
●血圧を下げる作用があるといわれるカルシウムを豊富に含む食品
(乳製品など)、マグネシウムを豊富に含んだ食品
(焼きのり、昆布、ごまなど)を食べる。
●アジやサバ、イワシなど青背の魚に多く含まれるEPA
(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)
などの不飽和脂肪酸を積極的に食べる。
●動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控えめにする。
など、動脈硬化を進ませない為の食品も摂る。
●お酒は飲みすぎない(日本酒なら1合、
ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル一杯)。
●適度な運動など日常的に積極的にからだを動かす。
●太り過ぎに注意する。
●充分な睡眠と休養でストレスを解消する。
●禁煙する。
●急激な温度差は血圧に大きな影響を与えるので注意する。
参考:社会保険健康事業財団HP
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カテゴリー:脳出血
脳出血2、脳出血の原因
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 46 号 ◆
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H18年11月17日発行 購読者数 7573名
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<本日のテーマ> 脳出血2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先週からは脳出血についてでしたね。
前回の復習。
●脳出血とは
脳の内部で細かく枝分かれした細い動脈が
破裂して出血を起こす病気。
●脳出血の症状
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁。
重症の場合には、昏睡状態になり亡くなる事もある。
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、感覚の麻痺や過敏症、
意識障害などの後遺症が残ることもある。
「脳出血」というのは、脳そのものから血が出るのではなく、
「脳に行く血管」が破れて出血する病気です。
そして、頭痛、めまい、吐き気等の症状が出たり、
重症の場合には、昏睡状態になり死亡する事もあるんです。
軽い場合は、ほとんど後遺症が残らない事もありますが、
半身麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあります。
脳出血って、命に関わる非常に恐ろしい病気なんですよー。
じゃ、どうして脳出血になるのかって事で。
脳出血の原因についてです。
このメルマガのいつものパターンですね(笑)
ワンパターンですが、大事なので行きますよー♪
○脳出血の原因
脳出血の原因で最も多いのは高血圧です。
血圧が高い状態が続くと、細い血管は常に
張りつめた状態が続いてしまうんです。
本来、血管には弾力があって血液の圧力を吸収することで、
血圧が上昇しても破れないようにできているんです。
血管の壁の一部には筋肉組織があるので、
これによって血管は伸び縮みしているんですよ。
でも年をとると、血管がだんだん硬くなっていきます。
ま、古くなったゴムを想像して下さい。
新しいゴムは弾力があって、よく伸びますが、
古いゴムはあんまり伸びないで、すぐ切れちゃいますよね!
こういうのを、「動脈硬化」って言います。
「動脈硬化」っていうのは、その名の通り、
血管が硬くなって、もろくなる事なんですよ。
何回も出てきていますから、前からメルマガを読んで
いる方はわかりますね。
はじめての方は、ここで覚えてくださいね!
もろくなっちゃった血管に血液がたくさん流れ込むと、
内側から外側に強い圧力がかかり、血液の成分の一部が
血管の壁にしみ込むんですよ。
そいで、血管が瘤(こぶ)のようになったり、
破れやすくなっちゃったりするんですよー。
そして、動脈が硬くもろくなって破れやすくなったところで、
急激に強い圧力がかかると、脳の血管が破れちゃうんです。
これが「脳出血」なんですよー。
急に血圧が高くなる時に脳出血が起きやすいですから。
発作は睡眠時よりも、血圧の変動しやすい
日中の活動時に起きることが多いです。
具体的にどういう時に起こりやすいかっていうと。
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
例えばトイレやお風呂に行った時
■興奮した時
などに起こる事が多いんです。
そして意外なのが
■食事中
食事をしている時は、実は血圧は上昇しているんです。
そのため食事中に脳出血を起こすことは珍しくないです。
そして、よく救急車で運ばれてくるのが、
■トイレで力んだ時
ま、力んだかどうかわかりませんけどね。
トイレに入っていて、突然倒れた。
っていう患者は、脳出血の事が多いですねー。
トイレは、急激に寒いところに行くし、
踏ん張って、りきむし。
ダブルで危険ですから、要注意ですよー。
特に元々高血圧の持病を持っている人は、
本当に注意して下さいね!
それ以外の脳出血の原因となる病気として、
脳動脈瘤、脳動静脈奇形、などもあります。
という事で、今週は脳出血の原因についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●脳出血の原因
最も多い原因は高血圧。
それ以外に脳動脈瘤、脳動静脈奇形などもある。
●脳出血の起きやすい状況
血圧の変動しやすい、日中の活動時に起きることが多い。
具体的には
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
■興奮した時
■食事中
■トイレで力んだ時
など
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カテゴリー:脳出血
脳出血2、脳出血の原因
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 46 号 ◆
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H18年11月17日発行 購読者数 7573名
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<本日のテーマ> 脳出血2
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先週からは脳出血についてでしたね。
前回の復習。
●脳出血とは
脳の内部で細かく枝分かれした細い動脈が
破裂して出血を起こす病気。
●脳出血の症状
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁。
重症の場合には、昏睡状態になり亡くなる事もある。
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、感覚の麻痺や過敏症、
意識障害などの後遺症が残ることもある。
「脳出血」というのは、脳そのものから血が出るのではなく、
「脳に行く血管」が破れて出血する病気です。
そして、頭痛、めまい、吐き気等の症状が出たり、
重症の場合には、昏睡状態になり死亡する事もあるんです。
軽い場合は、ほとんど後遺症が残らない事もありますが、
半身麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあります。
脳出血って、命に関わる非常に恐ろしい病気なんですよー。
じゃ、どうして脳出血になるのかって事で。
脳出血の原因についてです。
このメルマガのいつものパターンですね(笑)
ワンパターンですが、大事なので行きますよー♪
○脳出血の原因
脳出血の原因で最も多いのは高血圧です。
血圧が高い状態が続くと、細い血管は常に
張りつめた状態が続いてしまうんです。
本来、血管には弾力があって血液の圧力を吸収することで、
血圧が上昇しても破れないようにできているんです。
血管の壁の一部には筋肉組織があるので、
これによって血管は伸び縮みしているんですよ。
でも年をとると、血管がだんだん硬くなっていきます。
ま、古くなったゴムを想像して下さい。
新しいゴムは弾力があって、よく伸びますが、
古いゴムはあんまり伸びないで、すぐ切れちゃいますよね!
こういうのを、「動脈硬化」って言います。
「動脈硬化」っていうのは、その名の通り、
血管が硬くなって、もろくなる事なんですよ。
何回も出てきていますから、前からメルマガを読んで
いる方はわかりますね。
はじめての方は、ここで覚えてくださいね!
もろくなっちゃった血管に血液がたくさん流れ込むと、
内側から外側に強い圧力がかかり、血液の成分の一部が
血管の壁にしみ込むんですよ。
そいで、血管が瘤(こぶ)のようになったり、
破れやすくなっちゃったりするんですよー。
そして、動脈が硬くもろくなって破れやすくなったところで、
急激に強い圧力がかかると、脳の血管が破れちゃうんです。
これが「脳出血」なんですよー。
急に血圧が高くなる時に脳出血が起きやすいですから。
発作は睡眠時よりも、血圧の変動しやすい
日中の活動時に起きることが多いです。
具体的にどういう時に起こりやすいかっていうと。
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
例えばトイレやお風呂に行った時
■興奮した時
などに起こる事が多いんです。
そして意外なのが
■食事中
食事をしている時は、実は血圧は上昇しているんです。
そのため食事中に脳出血を起こすことは珍しくないです。
そして、よく救急車で運ばれてくるのが、
■トイレで力んだ時
ま、力んだかどうかわかりませんけどね。
トイレに入っていて、突然倒れた。
っていう患者は、脳出血の事が多いですねー。
トイレは、急激に寒いところに行くし、
踏ん張って、りきむし。
ダブルで危険ですから、要注意ですよー。
特に元々高血圧の持病を持っている人は、
本当に注意して下さいね!
それ以外の脳出血の原因となる病気として、
脳動脈瘤、脳動静脈奇形、などもあります。
という事で、今週は脳出血の原因についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳出血の原因
最も多い原因は高血圧。
それ以外に脳動脈瘤、脳動静脈奇形などもある。
●脳出血の起きやすい状況
血圧の変動しやすい、日中の活動時に起きることが多い。
具体的には
■仕事中にストレスがかかり血圧が急激に上昇した時
■階段を上っている時など、運動中
■暖かい部屋から寒い所へ移動した時
■興奮した時
■食事中
■トイレで力んだ時
など
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カテゴリー:脳出血
脳出血1、脳出血とは
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 45 号 ◆
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H18年11月10日発行 購読者数 7539名
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<本日のテーマ> 脳出血 1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先週からは脳卒中についてでしたね。
前回の復習。
●「脳卒中」というのは「脳出血」、「脳梗塞」、「くも膜下出血」
などを合わせた、いわゆる「総称」。
●日本人の死因
第1位:ガン 約32万人、総死亡者数に占める割合 31%
第2位:心疾患 約16万人、総死亡者数に占める割合 15.9%
第3位:脳卒中 約13万人、総死亡者数に占める割合 12.6%
「脳卒中」っていうのは「脳出血」、「脳梗塞」、「くも膜下出血」
などを合わせたいわゆる「総称」です。
今日はその中でも、「脳出血」について勉強していきますよー!
○脳出血とは
脳出血ってどんな病気ですか?
「脳から血がでる病気。」
って答えたあなた。
うーん、惜しい。
「脳」、そのものからは、あんまり血は出ないんですよ。
脳出血っていうのは、「脳に行く血管」が破れて
出血する病気なんです。
人間の脳っていうのは、脳に酸素や栄養を運ぶ動脈が、
無数に張り巡らされているんです。
頭(脳)に行く動脈は、心臓から大動脈→頸動脈(首の動脈)
となって、それが枝分かれして脳動脈になります。
そいで、それが脳の内部で更に細かく枝分かれして細くなった、
直径約0.1ー0.5ミリの細ーい動脈。
この細ーい動脈が破裂して出血を起こす病気が
「脳出血」なんですよー。
脳の内部で枝分かれした血管から出血するから、
マスコミなんかでは、「脳内出血」という言葉も使いますが。
「脳出血」と同じと考えて良いです。
医学的には、脳内出血という言葉はあんまり使わないので、
脳出血って言葉でこれからも書いていきますね。
○脳出血の症状
脳のどの部分にどの程度の出血が起きるかによって、
いろんな症状が出るんですけどね。
多くの場合は、気分が悪くなって、頭痛、めまい、
吐き気なんかの症状を訴えて、実際に吐いたり、
失禁してしまうこともあります。
重症の場合には、昏睡状態に陥って、
いびきをかいて、そのまま死んでしまうこともあります。
比較的軽い場合でも、半身麻痺(顔や手足)、
言語障害、感覚の麻痺や過敏症、意識障害などを
起こして、回復した後も これらの症状が
後遺症として残ることも、結構多いんですよ。
テレビなんかでも、最近医学系の番組が多いので、
こういう感じの、ありませんかね。
今まで元気だった、ばりばり働いていたサラリーマンが。
ある日突然、急にガツーンと頭を殴られたような、
強烈な頭痛があって。
そいで、気分が悪くなって、げーげー吐いて。
段々ぼんやりしてきて、大きないびきをかいて眠り出し、
ついには昏睡状態に陥ってしまう。
さあ、この病気はなんでしょう。
みたいな番組、ありませんでしたっけ。
こういうのが出たら、「脳出血」って答えてくださいね!
怖いですねー。
最悪の場合は命に関わる事もあるんですよ。
という事で、今週は脳卒中の中の「脳出血」についてでした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●脳出血とは
脳の内部で細かく枝分かれした細い動脈が
破裂して出血を起こす病気。
●脳出血の症状
気分不快、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、失禁。
重症の場合には、昏睡状態になり亡くなる事もある。
半身麻痺(顔や手足)、言語障害、感覚の麻痺や過敏症、
意識障害などの後遺症が残ることもある。
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カテゴリー:脳出血
脳卒中
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◆ やぶ医師のひとりごと 第 44 号 ◆
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H18年11月3日発行 購読者数 7272名
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<本日のテーマ> 脳卒中
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先週までは、肺塞栓症、肺梗塞について勉強していきましたが。
今週からは、がらっと変わって脳卒中について勉強しますよ。
さあ、今日も元気にいきますよ~♪
「脳卒中」って名前くらいは、聞いたことがありますよね!
「脳卒中」とか「脳血管障害」って言う言葉は、
一般的に使われる用語で、専門的には「脳血管疾患」
って言うんですけどね。
ま、難しい言葉を使ってもわかりにくいんで、
ここでは、脳卒中って言葉を使っていきますね!
ところで話は変わって、日本人の死因で、
一番多い病気って何か知っていますか?
はーい、正解。
「ガン(悪性新生物)」です。
ま、これは有名ですよね。
知らなかった人は、ここで覚えてね!
そしたら、死因第2位はなんですか?
はい、そうです。
「心疾患(心臓病)」です。
では、死因第3位は?
はい、やっと出てきましたね。
「脳卒中」です。
この3つは、保険屋さんのコマーシャル等で、よくテレビでも
やっていますから、知っている人も多いんじゃないですかね。
ちょっと前まで、死ぬほどコマーシャルやってた外資系の保険会社。
なんか最近見かけていないのは、気のせいでしょうかねー。
私があんまりテレビを見ないからでしょうかねー。
あ、話がそれてしまいましたね。
平成16年の人口動態統計によると、
日本人の死因第1位のガンは、約32万人で、
総死亡者数に占める割合は31%。
第2位の心疾患は約16万人で、15.9%
第3位の脳卒中は約13万人で、12.6%でした。
第2位の心疾患と第3位の脳卒中は、循環器の病気で、
動脈硬化が進むとなる病気。
合わせると、1位の「がん」と同じくらいの割合になるんです。
あ、これもどっかの保険会社が言っている宣伝文句ですね(笑)
ちなみに、私は保険会社の回し者ではありませんよ!
そして、こっからやっと本題。
脳卒中というのは、脳に酸素や栄養を送っている
脳の血管が破けたり(脳内出血)、詰まったり(脳梗塞)して、
血液が脳の先まで行かなくなっちゃうんです。
そして、脳の働きに支障を生じてしまうんです。
具体的には手足の麻痺やしびれ,意識障害などの症状ですね。
でも、「脳卒中」っていう病気そのものはなくって、「脳出血」、
「脳梗塞」、「くも膜下出血」などを合わせた、いわゆる「総称」です。
この3つで、脳卒中の97%位を占めますから。
これだけ覚えていれば良いんじゃないですかね。
1980年頃までは、脳卒中は日本人の死亡原因の第1位でした。
その後、少しずつ減少していって、上に書いたように、
今では死因の第3位なんですけどね。
でも、患者の数自体は増えているんですよ。
脳卒中で一度倒れちゃうと、後遺症が残って、
生活が困難になるので、リハビリが重要になってきます。
だから、予防が大事なんですよー。
ちなみに、老人の寝たきりの原因、第1位が脳卒中です。
という事で、今週からは脳卒中についてでした。
来週からは、脳卒中の中でも、個別に脳出血とか、脳梗塞とか
それぞれの病気について勉強してきますよ!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
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【今日のまとめ】
●「脳卒中」というのは「脳出血」、「脳梗塞」、「くも膜下出血」
などを合わせたいわゆる「総称」。
●日本人の死因
第1位:ガン 約32万人、総死亡者数に占める割合 31%
第2位:心疾患 約16万人、総死亡者数に占める割合 15.9%
第3位:脳卒中 約13万人、総死亡者数に占める割合 12.6%
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カテゴリー:脳卒中
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