熱中症4,熱中症の対処
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<本日のテーマ> 熱中症の対処
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熱中症シリーズ
第一回は熱中症の病態について。
第二回は熱中症の症状について。
第三回の前回は熱中症の予防についてでした。
前回までの復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をした時などに、
体に熱がこもってしまう病態。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
●熱中症が起こりやすい環境
気温が高い、風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い、急に暑くなった日、等
●熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
2)服装に工夫をする
3)こまめに水分を補給する
4)急に暑くなる日に注意する
5)個人の条件を考慮する
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
熱中症は、正しい応急処置ができれば命を救う事ができる。
って事で、今回は、熱中症の対処についてです。
熱中症というのは、暑い中で汗をいっぱいかいて、
それ以上汗をかけない状態になって、
体に熱がこもる、という病態です。
だから、対処の基本は、これらを解除する事になります。
熱中症というのは、命に関わる病態ですので、
緊急事態という事を認識して、なるべく早く対処する事が大事です。
「危ない」と思ったら、まず救急車を呼んで下さい。
そして、その後に身体を冷やします。
■熱中症を疑った時にすべき事
1)涼しい環境へ
熱中症が疑わしい人を、すぐに風通しの良い日陰や、
クーラーが効いている室内に連れて行ってあげましょう。
そして、寝かせてあげて下さい。
2)脱衣と冷却
○衣服を脱がせて、体からの熱の放散を助けてあげます。
完全に脱がせなくても、胸や手首のボタンを開けて、
ゆるめるだけでも効果がありますよ。
○露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇いで、
風を当てて、体を冷やしてあげて下さい。
これも、気化熱ってやつです。
○氷嚢があれば、それを脇の下、首、太股の付け根に当てて下さい。
脇の下には腋窩動脈、首には頸動脈、太股の付け根には大腿動脈
という大きな血管があります。
その血管の上に冷たい氷嚢を置く事によって、血液を冷やして、
体全体を冷やす効果があります。
この方法は、クーリングと言われる方法で、
病院では患者が熱を出したときに、よく使う方法です。
こういう対処を始めるのは、早ければ早いほど良いです。
だから、救急車を要請したら、来るまで
何もしないで待っているのではなくって、
救急車が来るまでに、できるだけの事はしてあげて下さいね。
3)水分、塩分の補給
意識があって、水が飲めそうなら、冷たい水を飲ませましょう。
これは、水分の補給という意味が大きいのですが、
胃の表面で熱を奪って、体温を下げる効果も少しは期待できます。
塩分も同時に補給できる、という意味では
スポーツドリンク等が最適です。
呼びかけに反応しない、とか反応がおかしいって時は、
無理に水を飲ませようとしてもうまくいきません。
逆に誤って気管に入って、むせてしまう可能性が高いので、
こういう時は飲ませてはいけませんよ。
4)医療機関へ運ぶ
自力で水分が飲めない時は、急いで病院へ運んで下さい。
もちろん、救急車を呼んでもかまいません。
意識障害があるのは、重症度IIIにあたりますから、まずいです。
病院に早く連れて行って、点滴や厳重な管理が必要です。
ということで、熱中症の対処法についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症を疑った時にすべき事
1)涼しい環境へ
2)脱衣と冷却
3)水分、塩分の補給
4)医療機関へ運ぶ
特に意識障害があるのは、重症度IIIにあたりますから。
そういう時は、病院に早く連れて行くか救急車を呼んで下さいね!
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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カテゴリー:熱中症
熱中症3,熱中症の予防
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<本日のテーマ> 熱中症の予防
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熱中症シリーズ
第一回は熱中症の病態について。
第二回の前回は熱中症の症状についてでした。
前回までの復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をした時などに、
体に熱がこもってしまう病態。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
熱中症は、正しい予防法ができれば防ぐ事ができるって事で、
今回は、熱中症の予防についてです。
熱中症というのは、体に熱がこもる病態です。
だから、暑い日でも寒い日でも、同じ様な確率で起こる、
という訳ではないんですよ。
それは、なんとなくわかりますね。
熱中症になりやすい環境というのがあって、
それは具体的には下で述べるような環境です。
○熱中症が起こりやすい環境
気温が高い
風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い
急に暑くなった
具体的には、梅雨の合間に突然気温が上昇した日や、
梅雨明けの蒸し暑い日など、身体が暑さに慣れていない
時に熱中症は起こりやすいです。
特に高血圧症の人や、心臓病持ちの人、高齢者などは要注意です。
では、そういう熱中症になりやすい環境の時には
何に注意したら良いのでしょうか。
■熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
具体的には、日陰を選んで行動する。
日傘をさしたり、帽子をかぶる。
すだれ、カーテン等で、直射日光を避けて、
風通しを良くする、なんかですね!
2)服装に工夫をする
太陽の光に当たる時は、熱を吸収して暑くなる黒色系の
服は止めた方が良いですね。
汗をかく時の下着は、吸水性の良い素材のものが良いです。
また、襟元はなるべくゆるめて、通気を良くしましょう。
3)こまめに水分を補給する
のどの渇きを感じたって事は、身体の中の
水分が減り始めたってサインです。
できればのどが渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。
気温の高いとき、運動などで汗を多くかいたときは早めに、
ゆっくりと少しずつ水を飲みましょう。
水分と塩分を同時に補給できる「スポーツドリンク」がお勧めです!
アルコールは利尿作用があるので、水分を摂った分以上に
おしっこが出ちゃいますので、止めてくださいね。
4)急に暑くなる日に注意する
例年、熱中症の発生は梅雨入り前の5月頃から増え始め、
7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
人間が上手に汗をかくことができるようになるためには、
慣れが必要ですから、暑さに慣れていないこの時期に
最も注意が必要です。
急に暑くなる日や、熱帯夜の翌日は要注意ですよ!
5)個人の条件を考慮する
熱中症の病態というのは、汗がたくさん出て、熱が
身体にこもってしまう状態です。
なので、元々水分が少ない人や、熱が高い人はなりやすいです。
具体的には、
風邪などで発熱してる人、下痢などで脱水状態の人。
そして、暑さを外に逃がしにくい皮下脂肪の暑い人。
その他には、暑さに鈍感になりがちな高齢者。
もともと涼しい環境で育った人。
心肺機能の悪い人。
自律神経や循環機能に影響を与える薬を飲んでいる人。
こういった人達は、他の人より熱中症になりやすいので、
特別に注意しなければなりません。
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
集団行動の時、特に学校での体育の授業なんかですね。
先生や責任者は、暑さが避けられない場所での作業は、
なるべく短時間で済ませるようにしてください。
そして、こまめに水分や塩分を補給させてあげてください。
ということで、熱中症の予防、注意点についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症が起こりやすい環境
気温が高い、風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い、急に暑くなった日、等
●熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
2)服装に工夫をする
3)こまめに水分を補給する
4)急に暑くなる日に注意する
5)個人の条件を考慮する
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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カテゴリー:熱中症
熱中症2,熱中症の症状
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<本日のテーマ> 熱中症の症状
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前回は熱中症ってどんな病気(病態)なの?
って話でした。
前回の復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をする。
→汗がどんどん出る。
→水分補充しない。
→体に熱がこもる
→体温40℃などの異常高熱。
→更に脱水状態が進む。
→手足のけいれん、吐き気、失神、
ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることもある病態。
(あくまでも一つの例ですよ)
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
では、今回は、じゃあどういう症状だったら熱中症なんだ。
って思った人の為に。
熱中症2 は、熱中症の症状についてです。
昔は熱中症を、「熱痙攣」、「熱疲労」、「熱射病」
の3つに分類していたんですが。
言葉も難しいし、わかりにくいので、
今は症状によって、重症度を分類する場合が多いです。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
ちょっと個別に解説しますね。
ちなみに重症度は、Iの方が軽くて、IIIが一番重症です。
■重症度I
○めまい、立ちくらみ、失神
「脱水状態」になると、立ち上がった時に「ふわっとする感じ」
いわゆる立ちくらみの状態になりやすくなります。
これは、脳への血流が瞬間的に不十分になった事を示し、
「熱失神」と呼ぶ事もあります。
○筋肉のこむらがえりが痛い、筋肉痛・筋肉の硬直
汗をなめた事ありませんか。
汗ってしょっぱいんですよ。
って事は、たくさん汗をかくと、塩分が不足しますよね。
汗が出て、塩分が欠乏すると「こむらがえり」が起こります。
これを「熱痙攣」って呼ぶ事もあります。
■重症度II
○頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
脱水が進行して、更に体に熱がこもってくると、
体がぐったりする、力が入らないなどの症状がでます。
これを、「熱疲労」って呼ぶ事もあります。
■重症度III
○意識障害、痙攣、手足の運動障害
さらに進むと、呼びかけや刺激への反応がおかしい。
体にガクガクとひきつけがある。
真っ直ぐ走れない、歩けない等の症状が出ます。
○高体温
前回も書きましたが、汗をたくさんかくと、脱水になり、
それ以上汗をかく事ができなくなって、体に熱がこもります。
だんだんこもってくると、体温が40℃位になる事もあります。
その位体温が高いと、触ったら「熱い」って感じますよね。
従来から「熱射病」や重度の「日射病」と言われていたものが
これに相当します。
重症度IIIまでいったら、すぐに適切な処置をしないと、
命を落とす事もある、危険な状態です。
じゃあ、適切な処置って一体なんなんだ?
って思った方。
そこらへんに関しては、次回以降でお話しますね。
ということで、熱中症の症状についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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カテゴリー:熱中症
熱中症1,熱中症の病態
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<本日のテーマ> 熱中症の病態
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今回からは、ちょっと生活習慣病を離れて、
夏に注意しなきゃいけない病気(病態)を勉強していきます。
という訳で、今回からは、熱中症についてです。
熱中症って言葉は、なんとなく聞いた事がありますよね。
日本語の場合は、漢字からなんとなくイメージできますよね!
熱中症という漢字には、読んで字のとおり、
「熱に中る」という意味があるんです。
では、専門的に熱中症っていうのは、
どんな病気(病態)なのかを、教科書で見ていきましょう。
○熱中症とは
暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって
体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、
体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、
全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態。
ながっ。
しかも、難しいわ。
って事で、ちょっと解説。
サッカーでもジョギングでも、運動をすると
体が熱―くなりますよね。
これって、体から熱が出るからなんです。
正常な状態だと、人間の体は末梢血管を拡張させて、
皮膚に多くの血液を分布させて、外へ熱を逃がす事ができます。
車でいう、ラジエーターみたいもんですね。
更に、汗をかいたら、汗が蒸発しますよね。
この時の気化熱で、体の熱を上手に逃がす事ができます。
気化熱って中学生くらいの時に、理科の授業で習いましたね。
あれです、あれ。
では、夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をしたらどうなりますかね。
ただでさえ暑いのに、からだから大量の熱が発生します。
そうすると、たくさん汗をかきますよね。
血管が拡張するっていっても、限界がありますよね。
無限に広がれるはずもないですからね。
汗もどんどん出ます。
でも、汗がどんどん出ているのに、水分を補充しないと、
これ以上汗をかけなくなりますよね。
そしたら、どんどん体に熱がこもっていって、
下手したら体温が40度を超える、異常高熱になってしまいます。
そしたら、更に脱水状態が進んで、手足のけいれんや吐き気、
失神、ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることがあります。
これが熱中症なんですよー。
こわいですねー。
でも、大丈夫♪
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができますから。
また、正しい応急処置ができれば、命を救う事もできますから。
ということで、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をする。
→汗がどんどん出る。
→水分補充しない。
→体に熱がこもる
→体温40℃などの異常高熱。
→更に脱水状態が進む。
→手足のけいれん、吐き気、失神、
ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることもある病態。
これ以外(運動をしなくても)でもなる時もありますので、
あくまで一例ですからね!
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カテゴリー:熱中症
高尿酸血症・痛風9,高尿酸血症・痛風の治療3
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の治療3
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回は、高尿酸血症、痛風の予防。
第七回は、高尿酸血症、痛風の治療1。
第八回の前回は、高尿酸血症、痛風の治療2でしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
●高尿酸血症、痛風の治療1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
●痛発作が起こったら
患部を冷やす。
発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
お酒は飲まない。
できるだけ早く病院に行く。
●痛風発作が起きてものすごーく痛くなったら
消炎鎮痛剤を飲む。
この時尿酸を下げる薬を、新たに飲んではいけない。
第九回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療 3です。
あれ、前回で高尿酸血症、痛風については終わったんじゃないの?
って思った人。
ごめーーーーーん。
まだ終わってなかったわ。
全部書いたつもりだったんだけど、まだ言い残した事が
あったのと、前回の訂正もあったので、
今回も第九回って事で、よろしくね!
まずは前回の訂正と、ちょっと表現に語弊が
あったかもしれない点があったので、補足。
コルヒチンって薬を、発作がでる前とか、発作の直後に
飲む事もあるけど、副作用の問題もあるので、
現在はあまり使われていない。
って表現があったのですが。
あまりどころか、よっぽどベテランの医師以外は、
全く使わない、という意見をいただきました。
まあ、私も使った事はないんですけどね、コルヒチン。
痛風治療のガイドラインにも載っていた薬なので、
一応書いたんですけどね。
だから、痛みが出る前とかなんとかで使い分けるっていう
のではなく、痛み止めの使い分けはしないで、
痛みが出たら、消炎鎮痛剤を飲んで下さいって事っす。
それともう一つ。
大事なのは高尿酸血症、痛風にならない為の予防です。
高尿酸血症、痛風になってしまうと、
痛発作が起きて痛い目にあうって事もありますが、
一番怖いのは、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全なんかを合併して、
死んでしまうかもしれないからです。
この表現だと高尿酸血症、痛風になったら直接、
心筋梗塞や脳梗塞になってしまうように誤解されたかもしれません。
前から読んで頂いている読者の方は、
第五回、合併症のところで、高尿酸血症、痛風+高血圧や
糖尿病、高脂血症が重なると心筋梗塞や脳梗塞になりやすい。
って書いたので、わかるかもしれませんが。
最近読み始めた人にとっては、ちょっと誤解を招く
表現でしたね、すいません。
高尿酸血症や痛風になる人は、肥満や
生活習慣に問題のある人が多いんです。
すると、高血圧や糖尿病、高脂血症なんかも合併して
心筋梗塞や脳梗塞なんかになって、
最悪の場合は死んでしまうかもしれないって事です。
尿酸の値を下げるだけで、全てが解決する訳ではないですよ!
そいで本題。
治療の目的)
前回、前々回といろいろ書きましたが、まとめると
1)痛風発作の発症を抑えるために、尿酸値をコントロールする。
2)尿酸結晶の沈着に伴う合併症である腎障害、
尿路結石までに進行させないこと。
3)虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害の
発症率を高くする誘因でもある高脂血症、高血圧、
糖尿病、肥満などの生活習慣病の併発を防ぐ。
この3つです。
上にも書いたように、他の生活習慣病を合併して
心筋梗塞や脳梗塞等になっちゃう事もあるから、
生活習慣そのものを改善してくださいね!
それで、ここからが追加。
高尿酸血症とか痛風っていうのは、尿酸値が高い病気です。
で、その治療って事は、尿酸値が上がったら、
それを下げる治療をするって事になります。
適当に下げれば良いってもんでもないし、どれだけ高かったら
治療を開始するとか、どの位の尿酸の値を目標に下げると良い、
って事がきちんと決まっているんです。
医者に任せても良いかなって思って、最初は書かなかったんだけど、
治療して採血とかして、せっかく尿酸値を測ってるんだから、
自分でも知っておいた方が良いかな、って思って書く事にしました。
■6-7-8のルール
尿酸の値は、
目標値=6mg/dl以下
正常値=7mg/dl以下
治療開始値=8mg/dl以下
ってのがあるので、6-7-8のルールって言います。
尿酸値が7mg/dl以上なら高尿酸血症なんだけど、
薬を飲んだら、6mg/dl以下になるようにするって事っす。
その中でも、痛風発作がある人は尿酸値7mg/dl以上なら、
すぐ薬を飲むとか、合併症(腎障害、尿路結石・高血圧・
高脂血症、狭心症、心筋梗塞、糖尿病など)があれば
8mg/dl以上で薬を開始。
合併症がなければ9mg/dl以上で薬を開始するとか、
結構細かくあるんですけどね。
それ以上細かく知りたいって人はこちらからどうぞ!
→ http://tinyurl.com/m5apn
という訳で、今日は高尿酸血症、痛風の治療3、
追加と補足でした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の治療、まとめ
1)痛風発作の発症を抑えるために、尿酸値をコントロールする。
2)尿酸結晶の沈着に伴う合併症である腎障害、
尿路結石までに進行させない。
3)虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害の
発症率を高くする誘因でもある高脂血症、高血圧、
糖尿病、肥満などの生活習慣病の併発を防ぐ。
●6-7-8のルール
尿酸の値は、
目標値=6mg/dl以下
正常値=7mg/dl以下
治療開始値=8mg/dl以下
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風8,高尿酸血症・痛風の治療 2
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の治療 2
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回は、高尿酸血症、痛風の予防。
第七回の前回は、高尿酸血症、痛風の治療についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
●高尿酸血症、痛風の治療1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
第八回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療 2です。
前回は治療でも、食事、運動療法について書いたので、
今回は薬物療法についてです。
薬物療法だから、医者が出す薬を飲む事。
終了―――――。
って言ったら怒りますよね。
いや、冗談ですので、怒らないでくださいね!
薬物療法の前に、痛風の発作が起きた時に自分で
できる事があるので、まずはそれをやって下さいね。
具体的には
●患部を冷やす。
●発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
●お酒は飲まない。
そいで、その後に、
●できるだけ早く病院に行くこと。
って事っす。
で、本題の薬物療法についてです。
痛風というのは、尿酸値が高いとなる病気なので、
尿酸値を下げる薬を飲むってのが基本になります。
いくつか薬にも種類があるんですが、まあそれは医者に任せましょう。
そして、痛風の治療です。
痛風の発作時に使用する薬には2種類あります。
ひとつは痛風発作の直前、または発作になった直後に飲んで、
発作を未然に防いだり、症状の進行を抑える薬です。
この薬はコルヒチンって言います。
コルヒチンって薬は、発作が起きてかなり痛みが出てから
飲んでも意味がないんです。
というか、逆に副作用もあるので、使っちゃ駄目です。
まあ、最近はこの薬自体ほとんど使わなくなりましたけどね。
もうひとつは、発作が起きてものすごーく痛くなったのを、
とにかく痛みを和らげるために使われる薬です。
いわゆる、痛み止めってやつですね。
消炎鎮痛剤とも言います。
頭痛薬とか、高熱が出た時に飲んで下さいねって言われて
病院から貰う薬と、基本的には一緒です。
痛風発作が起きてから、慌てて尿酸を下げる薬を飲むと、
かえって炎症がひどくなることがあるので、飲んじゃ駄目です。
ただし、もともと服用していて発作が起きた場合は、
そのまま飲んでくださいね。
今まで飲めって言われていて、勝手に止めていたのを、
発作が出たから飲むってのは駄目って事ですから。
ま、結局痛風発作が起きたら、安静にして
痛み止めを飲んで、発作が収まるのを待つしかないって事っす。
というわけで、今回で高尿酸血症、痛風については終了です。
今までに言ってきた通り、一番大切なのは、
高尿酸血症、痛風にならない為の予防です。
なってしまうと、痛発作が起きて痛い目にあうって事もありますが、
一番怖いのは、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全なんかを合併して、
死んでしまうかもしれないからです。
その為に、食事はプリン体を制限したり、カロリーも制限して、
有酸素運動をして、体重を減らす。
そして、水分を多めに摂って、おしっこを出すって事ですね。
という訳で、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛発作が起こったら
患部を冷やす。
発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
お酒は飲まない。
できるだけ早く病院に行く。
●痛風発作の直前、または発作になった直後に飲む。
薬の名前はコルヒチン。
ただし、現在はほとんど使われていない薬。
●痛風発作が起きてものすごーく痛くなったら
消炎鎮痛剤を飲む。
この時尿酸を下げる薬を、新たに飲んではいけない。
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風7,高尿酸血症・痛風の治療
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<本日のテーマ> 高尿酸血症と痛風の治療
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回の前回は、高尿酸血症、痛風の予防についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
第七回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療についてです。
糖尿病や高血圧、高脂血症等、他の生活習慣病と同じく、
治療は、食事・運動療法と、薬物療法になります。
食事・運動療法に関しては、基本的には予防と同じです。
具体的には先週書いた。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
が基本になります。
そして第二回でやった痛風の誘因の復習
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
これら痛風の誘因になる事を、しない様にする事が
痛風の治療とも言えると思います。
具体的には
1,食べ過ぎない
3の肥満って事とも関係があるんですが、食べ過ぎないっていうのは、
カロリーを摂りすぎないって意味と、プリン体を多く
摂りすぎないっていうのと両方の意味があります。
2,アルコールを飲み過ぎない
アルコールは尿酸の産生を促進し、しかも尿酸排泄を抑制します。
特にビール、発泡酒はお酒のなかでも特にプリン体が多いので、
できるだけ止めた方がよいですね。
3,肥満にならない
医学的に肥満っていうのは、BMI>25の事を言います。
これも何回も出てきましたね!
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さいね。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
で、肥満にならない為には
摂取カロリー < 消費カロリー
にすれば、体重は必ず減ります。
摂取カロリーっていうのは、食事のカロリー。
消費カロリーっていうのは、基礎代謝(何も運動とかをしないでも、
消費されるカロリー)+運動で消費するカロリーです。
簡単に言うと、食べた分以上に運動すれば良いんですね!
ここで注意しなきゃならない事は、「有酸素運動」
をして下さいって事です。
有酸素運動っていうのは、ウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングや、ゆっくりと泳ぐ水泳等です。
なんでかって言うと、激しい運動は尿酸値を上昇させるんです。
また、いきなり強い運動を行うと、
痛風発作を誘発することがあるので、逆効果だからです。
せっかく良いと思ってやった事が、逆に悪さをする事もあるので、
注意して運動して下さいね!
4,ストレスを貯めない
これができれば苦労しないんでしょうけどね(笑)
仕事をしていたり、人間関係の事なんかだと、
なかなか難しいんですよね、実際は。
まあ、ストレスを完全にゼロにする事は不可能ですから。
あんまり無理をしないって事が大事でしょうね。
という訳で、今日はここまで。
来週は高尿酸血症、痛風の治療(薬物療法)についてです。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の治療、1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する。
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風6,高尿酸血症・痛風の予防
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の予防、1
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回の前回は、高尿酸血症、痛風の合併症についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
第六回の今日は、高尿酸血症、痛風の予防についてです。
高尿酸血症、痛風になって、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症
にかかってしまったら、最悪の場合は死んじゃいます。
ですから、ならない為の予防が最も重要です。
糖尿病や高血圧、高脂血症等、他の病気でもそうなんですが、
原因がわかっている場合は、予防することは可能です。
まあ、理屈ではなんですけどね。
原因になっている事をしなければ良いんですから。
実際は遺伝とか体質の問題もありますし、
原因は一つだけではないですから、
完璧に予防することはできないんですけどね。
でも、確率を減らすことは出来ます。
尿酸というのは、毎日ほとんど一定の量が体で作られています。
そいで、一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れてます。
そしてそのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃうんです。
使うエネルギーの量が一定で、それによって作られる
尿酸の量が一定で、排泄の量も一定。
だとすると、沢山原料を摂りすぎると、
尿酸の値が上がっちゃいますね!
原料ってのは、肉類等の食べ物に多く含まれるんでした。
これ「プリン体」って言います。
という事は、原料のプリン体の多い食品を控えるってのが、
高尿酸血症、痛風予防の原則になります。
プリン体の多い食品ってのは、精巣、卵巣、内臓、干物等です。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモなんかっす。
アルコールの中ではビール、発泡酒に多く含まれていますね!
そいで、高脂血症の時のタマゴなんかでもそうだったんですが。
プリン体を摂っても問題ないって言ってる先生も一部にいるんです。
自分が痛風で、ビール飲んでいる医者とか。
でも、今のところプリン体の多い食品は、制限した方が良い
というのが、一般的な考え方です。
尿酸のバランスを保つために、一つは摂りすぎない。
もう一つは、多く出すって事ですね、理屈から言うと。
で、具体的には、おしっこをいっぱい出せば良いんですよ。
健康な人だと、水分を摂れば、その分おしっことして出ます。
だから、簡単に言うとたくさん水を飲めば良いんですよ。
一応目安としては、一日2リットルと言われています。
水分ですから、水じゃなくてお茶とかでも良いですよ。
ただし、アルコールやジュース等は、カロリーが多いですから、
お茶とかコーヒー位にしておいてくださいね!
そして、「健康な人」だと、飲んだ分がおしっことして出る
って言いましたよね。
健康じゃない人っていうか、心不全や腎不全等、飲水に制限が
ある人は、たくさん水分を摂る事はできませんから、
主治医と相談してからにしてくださいね!
ここでもう一回、痛風の誘因の復習
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
って事は、これらをしなければ痛風の発作を予防出来るって
事でもありますよね。
結局こういう事をしないって事が、高尿酸血症、痛風の
治療にもなりますから、細かい内容は来週って事にしましょうか。
という訳で、今回はここまで。
次回は高尿酸血症、痛風の治療についてです。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
ご友人や会社の上司・同僚・部下!
または不健康な顔してる人にも教えてあげて下さいね♪
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日本一わかりやすい!「糖尿病」
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不飽和脂肪酸の話なんかもしてくれる、メルマガです。
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http://www.mag2.com/m/0000156653.html
とある大学の工学部の学生、yukilaさんが、
環境やエネルギー等について語っているメルマガです。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風5,高尿酸血症・痛風の合併症
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の合併症
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回の前回は、痛風の症状と経過についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作で一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)。足の甲、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
●合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
第五回の今日は、高尿酸血症、痛風の合併症についてです。
その前に、ちょっと前回の訂正です。
このメルマガを書く前に、何冊かの教科書を読んで一番多い
意見を採用しているつもりなんですが。
ちょっと教科書が古かったのと、言い方に語弊があったようなので
少し訂正しますね。
●痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなり、
たいていは1~2週間で完全になくなる。
ってところ。
痛風発作の多くは数日でおさまる事が多いんです、実は。
で、長くとも一週間か、せいぜい二週間って意味でした。
それと、関節、関節って書きましたが、関節以外にも
足の甲なんかにも起こるんですよ、前回も書いたアキレス腱とか。
だから、関節にしか起きないって意味ではないです。
すいません。
●何回も同じ関節で痛風発作を繰り返すと、
そこの部位は、関節の変形や破壊も起こる。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
関節そのものが破壊されるのではなく、関節の周囲や軟骨、
皮下組織などにも尿酸の結晶がたまり、「痛風結節」
ができるって事ですね。
最近はほとんど見なくなりましたが。
私も見た事はありません。
という事で、専門家の先生からご指摘をいただきましたので、
ここで訂正しておきますね。
では、気持ちを改めて、高尿酸血症、痛風の合併症についてです♪
合併症というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
糖尿病、高血圧、高脂血症でも出てきたので、前からこのメルマガを
購読している読者さんは、もうご存じですね!
今まで、痛風の「痛み」の話ばっかりしていましたよね。
でも、一番怖いのは、「痛み」ではないんですよ。
極端な話、痛いだけじゃ死にませんから。
高尿酸血症、痛風で一番怖いのは、この合併症なんですよー。
■尿路結石
尿中の尿酸の濃度がすごーく高くなっちゃうと、
尿酸が溶けきれなくなるんです。
そーなったら、尿酸の結晶が腎臓の中で作られてしまいます。
昔、理科の実験で似たような事やりませんでしたか。
あんな感じですね、結晶ってのは。
それが腎臓内で起こるんですよ。
腎臓と膀胱の間をつなぐ尿管っていう管の径は、
数mmとすごーく細いので、尿酸の結晶が詰まりやすいんですよ。
そして、激しい痛みと血尿を伴う発作を引き起こします。
これが尿管結石です。
痛風の人の約20%位に合併すると言われています。
■腎障害、痛風腎
普通だと尿酸は尿に溶けて、腎臓からおしっことして、
外に出されるんです。
でも、上で書いたように尿酸の濃度が高くなると、
尿酸の一部が結晶化してしまうんですよ。
そしてそれが腎臓を傷つけたり、沈着すると腎障害を起こします。
そしてずーっとそれを放っておくと、最終的には慢性腎不全
になって、血液透析が必要になる事もあります。
最近は良い薬があるから、痛風腎で透析になったという人は
あんまりいないんですが、放っておけばそうなる可能性はあります。
そして、お得意様の登場です。
そうです、前の生活習慣病シリーズでも登場した、あの方達です。
■高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満症
痛風患者では、高血圧(約50%)、高脂血症(約40%)、
と高率に他の生活習慣病を合併します。
それぞれの病気については、以前のメールマガジンで書きましたので、
ここで細かく説明する事は、省きます。
ちなみに、糖尿病については無料レポートにまとめたので、
興味のある人はこちらを見てくださいね!
⇒ 日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://1muryoureport.com/?3068
高尿酸血症、痛風の患者では約80%の人が、これらの病気を
合併すると言われています。
痛風は「ぜいたく病」って言われるくらいの病気ですから。
たくさん食べたりとか、運動不足等の生活習慣。
これらは、糖尿病や高血圧、高脂血症の原因のところでも
出てきましたから、こういう生活をしていたら痛風だけじゃなくって
他の生活習慣病になってもおかしくないですよね!
そしていちばん大事なこと。
それは。
こういう他の生活習慣病を合併すると、狭心症や心筋梗塞、
そして、脳梗塞なんかになりやすくなっちゃうんですよー。
以前は痛風の死因として、一番多かったのが腎不全だったんですが。
最近は薬が良くなったのと、透析が発達したので、
一番ではなくなっています。
まだ、それでも多い事は多いんですけどね。
問題なのは、それ以上のペースで、心筋梗塞や脳梗塞によって
死亡する人が増えているって事なんですよー。
高尿酸血症や痛風単独でも、心筋梗塞や狭心症になる確率が
2~3倍になるって最近の研究もあるんですが。
今の所はまだ、高血圧や糖尿病、高脂血症、肥満症、タバコのように
単独で心筋梗塞になる確率を増やすって事は証明されていません。
しかし、確実なのは、高尿酸血症や痛風に高血圧や糖尿病、
高脂血症等の他の生活習慣病を合併すると、
確実に心筋梗塞になる確率が増えるって事。
そして、高尿酸血症や痛風の人は高率で
それらの病気を合併するって事です。
ここでもう一つ訂正。
前回のメルマガで
●進行すると合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
って書きましたけど。
これって、痛風の病状が悪化すると、って意味ではないんです。
今回書いたように、他の生活習慣病を合併すると、
そうなっちゃうよって意味ですからね。
心筋梗塞も脳梗塞も、なってしまったら死ぬかもしれない、
ものすごーく大変な病気です。
だから大事なのは、予防する事なんですよ、予防。
他の病気でも、いっつも言っていますよね。
高尿酸血症、痛風の予防に関しては、次回以降でお話します。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛風の合併症には、尿路結石、腎障害、痛風腎、
高血圧や糖尿病、高脂血症等がある。
●痛風腎になって、腎不全になると、透析が必要になる事もある。
●高血圧や糖尿病、高脂血症等を合併すると、
心筋梗塞や脳梗塞になる確率が高くなる。
最悪の場合は死亡する事もある。
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風4,痛風の症状と経過
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<本日のテーマ> 痛風の症状と経過
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回の前回は、高尿酸血症、痛風の頻度と
なりやすいタイプ、についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風になりやすいタイプ
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多い、と言われている
第四回の今日は、痛風の症状と経過についてです。
尿酸値が高くなっちゃうと、高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる。
単純に尿酸値がいくらになったから、痛風になって関節に
痛みが出るって事ではなくって、ある誘因が重なると、
痛みが出て痛風になる、って話でした。
でも、「痛風になると痛みが出るって言うけど、
どこがどーいう風に痛くなるんだー。」
って思った方もいるんじゃないですかね。
全くおっしゃる通りです。
それをこれから書きますので、焦らないで読んでいってくださいね!
痛風発作(急性関節炎)
第二回、痛風の原因と誘因でも書きましたが、
尿酸の血中濃度が高い状態が5年とか10年続くと、
尿酸塩の結晶が、徐々に関節の内面に沈着してきます。
すると、ある日突然関節に激しい痛みが襲います。
これが痛風発作です。
尿酸塩を白血球が攻撃して急に関節に炎症が起こるんです。
この発作は普通1~2週間位でおさまりますが、おさまった後、
尿酸値を適正に下げる治療をしないと、また再発するんですよ。
「関節、関節って言うけど、どこの関節よ」って思った人。
まあ、そう焦らんと。
これから書いていきますからね♪
痛風発作っていうのは、足の関節に炎症が起きる事が多いです。
ほとんどの場合1ヶ所だけに起こり、
同時に複数の関節炎を起こすことはめったにありません。
痛風関節炎が一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)です。
これが最も典型的ですね。
私が見た痛風の人は、ほとんどみんな、
足の親指の付け根が痛いって言っていました。
次くらいに多いのが足関節(くるぶしの下の所にある関節)で、
膝関節、手指遠位関節、肘関節、アキレス腱なんかにも起こります。
発作が起きる時間で多いのは夜間や早朝ですね。
突然激しい痛みで始まるって事が多いです。
発作時は関節の痛み、発赤、腫れが強く、歩くのもつらくなります。
痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなって、
たいていは1~2週間で完全になくなります。
痛風の慢性期
きちんと治療しないと痛風発作の間隔はだんだん短かくなって、
発作が完全におさまらないうちに
また次の発作が起こるようになっちゃいます。
悪循環ってやつですね。
何回も同じ関節で発作を繰り返すと、そこの部位は、
関節の変形や破壊も起こってきちゃいます。
発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
また、関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもあります。
最初はただ痛かっただけなのに、
徐々に関節が壊れてきたりするんですよー。
怖いですねー。
ま、こうなるまでには、最初の発作が起こってから、
十数年かかるって言われているんですけどね。
若い時に発症した人や遺伝的因子の強い人は、
尿酸値も高く、進行も早くなります。
さらに、その後も未治療のまま放置した場合は、
同時に進行している合併症が慢性・悪化し、
腎不全や脳卒中、心筋梗塞などで最悪の場合は、
死んでしまうこともあります。
こっちの方がもっと怖いですねー。
合併症というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
糖尿病、高血圧、高脂血症でも出てきたので、前からこのメルマガを
購読している読者さんは、もうご存じですね。
「合併症」に関しては、次回詳しく説明しますからね。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなり、
たいていは1~2週間で完全になくなる。
●痛風発作で一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)。
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●何回も同じ関節で痛風発作を繰り返すと、
そこの部位は、関節の変形や破壊も起こる。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
●進行すると合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風3,高尿酸血症・痛風の頻度となりやすいタイプ
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回の前回は、痛風の原因と誘因についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
第三回の今日は、高尿酸血症、痛風の頻度と
なりやすいタイプ、についてです。
尿酸値が高くなっちゃうと、高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる。
単純に尿酸値がいくらになったから、痛風になって関節に
痛みが出るって事ではなくって、上に書いた誘因が重なると、
痛みが出て痛風になる、って話でした。
ところで、尿酸値に限らず、採血等で測る検査には、
全て基準値とか標準値って呼ばれるものがあります。
たいてい、自分の採血の値の右側に( )でかかれている数字です。
では、尿酸値の場合はこの値っていくらでしょうか?
「高尿酸血症の診断基準が、血清尿酸値が7.0mg/dL以上だから、
血清尿酸値が7.0mg/dL未満だ。」
と、思いませんでしたか?
残念、不正解です。
血液検査の報告用紙には、尿酸の標準値、基準値として、
男性で3.8~7.5 mg/dL、女性で2.4~5.8 mg/dL位が
記載されていることが多いみたいです。
ま、施設とか検査する機械とかによって違うんですけどね。
でもね、これは病気のない健康な人が、だいたい
この範囲におさまるという、あくまでも参考値なんです。
具体的に言うと、100人健康な人を連れてきて測ったら、
95人がこの値の中に入りますよ、って値です。
だから、「健康に良い」という正常値ではないんですよー。
糖尿病は空腹時血糖が126mg/dl以上とか、
高血圧は血圧140/90mmHg以上とか、
こういう病気かどうかを決める時の値っていうのは、
世界中でいろんな研究をして、
この値を超えると問題ありますよ。
具体的には合併症が増えますよ、死亡率が上がりますよ。
って客観的データーに基づいた値です。
標準値、基準値っていうのは、100人健康な人を
連れてきて測ったら、95人がこの値の中に入りますよ、
っていう値です。
だから、違って当然なんですよね。
むしろぴったり一致することは珍しいです。
ですから、尿酸値の場合、具体的な値を覚えるとしたら、
意味があるのは、血清尿酸値が7.0mg/dLっていう値です。
やっと本題に入りますか。
痛風は男性の病気って言われていて、99%は男性なんです。
男性の高尿酸血症の頻度は、1960年代は約5%、
1970年代から1980年代前半が約15%、
1980年代後半から1990年代が約20%。
って徐々に増えているんですが、その後は約20%とほぼ一定です。
女性に痛風が少ないのは、女性ホルモンが尿酸を体外へ
排泄しやすくしているからだ、って言われています。
だから、女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こります。
昔は痛風は50歳代の中高年に多い病気だったんだけど、
最近は30歳代が最も多く、20歳代でもいるんですよー。
今日本には推定で痛風の患者数は約30~60万人、
高尿酸血症は、その10倍くらいって言われています。
では痛風になりやすい人ってのは、どんな人でしょうか。
痛風にかかりやすい人の共通点って事で、
性格との関係っていうのが言われています。
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多いっていうものです。
まあ、科学的な根拠はないんですけどね。
でもこういうタイプの人は、立場上ストレスを常に受けていたり、
接待とか仕事の関係で、飲酒や食事量が多くなる、
なんて事も多いんでしょうからね。
尿酸値が上昇しやすい環境にはあるとも言えますよね。
こういう人は特に気をつけた方が良いですよ♪
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風になりやすいタイプ
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多い、と言われているが、
科学的根拠はない。
●正常値と標準値、基準値は違う
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風2,高尿酸血症・痛風の原因と誘因
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<本日のテーマ> 高尿酸血症・痛風の原因と誘因
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高尿酸血症と痛風。
第一回の前回は、高尿酸血症の診断基準についてでしたね。
前回のまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるという基準自体はない。
第二回の今日は、痛風の原因と誘因についてです。
前回の内容は、「尿酸」という古い細胞の残りかすは、
基本的には毎日ほとんど一定の量が体で作られており、
一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れている。
でも、そのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃう。
そうすると高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる、
って事でしたね。
「痛風」というのは高尿酸血症が進むとなるんですが、
ただ尿酸値がいくら以上になったら、
痛みが出て「痛風」になる、って事はないんです。
尿酸の血中濃度が高い状態が続くと(5~10年)、
尿酸塩の結晶が関節の内面に沈着してきます。
「痛風発作」っていうのは、この尿酸塩を白血球が
攻撃する時に起こる急性の関節炎の事なんです。
だから、「痛風発作」では関節が痛ーくなるんですよ。
痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがあります。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
なんとなく、わかるとは思いますが、もっとわかりやすくする
ために、別の例を使って解説しましょう。
例)お金持ち(小金持ち)
本当の大金持ちは、先祖代々お金持ちって人達が多いんですが、
ここでは、自分1人の力でお金を貯めた人の例を見てみましょう!
自分の力でお金を貯める場合、お金を増やす方法は
大きく分けて3つの方法があります。
1)収入を多くする
2)支出を少なくする
3)財テクをする
1)の収入を多くする、ってのは残業をするとか、
アルバイトをするとか、場合によっては
もっと給料の良い会社に転職するって事ですね。
1]、尿酸の場合は、たくさん食事(量)を摂って、
尿酸を体に蓄える。とか、尿酸の原料「プリン体」を多く含む
食事を摂る、って事になりますね。
2)の支出を少なくする、ってのは電気代を節約したり、
飲み代を節約するって事ですね。
出すお金を減らすってのは、そういう事ですよね。
2]、尿酸の場合は、尿から出す量が減るって事です。
尿から排泄する量が低下するから、
体には尿酸が貯まって、尿酸値が高くなるって事ですね。
3)の財テクをする、ってのは株を買ったり、貯金をして
利子を貰ったりする事ですね。
これは尿酸の場合にはないですね(笑)。
3]、尿酸の場合は、(混合型)って事ですから、収入も
増やしてかつ節約もしてる人、って事ですね。
だから、沢山食べて、かつ尿から排泄する量も
少ない人って事になります。
わかりやすくしたんで、本当はちょっと違うんですけどね。
痛風の誘因
痛風の誘因としては、以下のものが考えられています。
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
肥満を助長するし、尿酸の原料の過剰摂取につながります。
2.アルコールの飲み過ぎ
アルコールは尿酸の産生を促進し、しかも尿酸排泄を抑制します。
3.肥満
内臓脂肪が蓄積すると尿酸産生が促進され、
皮下脂肪が蓄積すると、尿酸排泄が抑制されます。
4.ストレス
脱水傾向になったり、ストレスホルモンの影響で
尿酸排泄が抑制されるのではないかと言われています。
5.その他二次性のもの
血液の病気や腫瘍などの他の病気が関係している場合や、
薬(利尿薬など)の副作用で起こる場合もあります。
こういう事があると、尿酸値が上がっちゃいますよ♪
というわけで、今日は「痛風」の原因と誘因についてでした。
一番為になったのは、お金の話だったりして(笑)。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
高尿酸血症・痛風1,高尿酸血症と痛風の診断基準
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<本日のテーマ> 高尿酸血症と痛風の診断基準
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前回までは肥満症についてでしたね。
今回からは、気持ちを新たに、高尿酸血症と痛風についてです!
第一回の今日は高尿酸血症の診断基準についてです。
皆さん、「高尿酸血症」って言葉、聞いたことありますか?
このメルマガを読んでいる方は、健康に興味のある方が
ほとんどですから、それなりに病気とかの知識がある方が
多いんだとは思いますが。
それでも、聞いたことのない人の方が多いかもしれませんね。
では、「痛風」って言葉ならどうですか?
「痛風」は聞いたことある人も多いんじゃないですか。
ちなみに、多くのパソコンは「つうふう」という文字を入れると、
最初に「通風」と変換されますが、こっちじゃなくて「痛風」です。
風が当たっても痛いってのが語源らしいです。
ホントかウソか知りませんけど、そう言われてます。
「高尿酸血症」って言葉は、聞いたことがなくっても、
何となく意味はわかりますよね、漢字を見れば。
その名の通り、尿酸値が高い病気の事です。
いやー、日本語って便利だねー。
じゃあ、尿酸ってなんなんでしょうか?
一言で言うと、尿酸っていうのは、古い細胞の残りかす。
エネルギーの燃えかすって事になります。
「尿酸」は、細胞の中にある「核酸」っていう遺伝子の成分が
分解されてできた、いわゆる古い細胞の残りかすなんです。
そいで、体の中のエネルギーのもととなっている
物質の燃えかすでもあるんです。
要するに、新陳代謝によって細胞が分解されたり、
エネルギーを使うと、体の中で尿酸が作られるんです。
また、尿酸の原料は食物(特に肉類)にも含まれていて、
こういう物を食べると、体の中で尿酸が作られます。
普通に生活をしていれば、使われるエネルギーの量ってのは、
そんなに変わりませんからね。
だから、それによって尿酸が作られる量っていうのは、
基本的には毎日ほとんど一定なんです。
そいで、一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れています。
しかーし、そのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃうんです。
尿酸の原料は食物(特に肉類)に含まれるんでしたよね。
これ「プリン体」って言います。
聞いた事がある人もいるかもしれませんね。
ちなみに「プリン」の語源は核酸代謝物の総称を表すラテン語
「プリンヌクレオチド」で、デザートのプリンとは関係ありません。
使うエネルギーの量が一定で、それによって作られる
尿酸の量が一定で、排泄の量も一定。
だとすると、沢山原料を摂りすぎると、尿酸の値が上がっちゃいますね。
原料ってのは、肉類等の食べ物に多く含まれるんでしたね。
だから、たくさん美味しい物を食べる人がこの病気になりやすいんです。
むかしは「ぜいたく病」って呼ばれていた位ですからね、「痛風」は。
じゃあ、どんくらい尿酸の値が高くなったら、
高尿酸血症って病気になるんでしょうか?
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上
になった状態を「高尿酸血症」と言います。
この状態がさらに進んで関節に炎症が起こって、
痛ーくなる病気が「痛風」です。
高尿酸血症→痛風になるんですが。
尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるって基準自体はありません。
尿酸の値が高くなればなるほど、痛みが出る(痛風発作)
確率は高いんですが、いくら以上とは言えません。
だから尿酸値が7でも痛みが出れば「痛風」って病気だし、
尿酸値が9でも、痛みがなければ痛風ではなくて、
ただの「高尿酸血症」になります。
どんな食事が多いとなりやすいかって具体的な食事とか、
どこが痛くなるのかって事なんかは、次回以降にお話しますね。
というわけで、今日は高尿酸血症の診断についてでした。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるという基準自体はない。
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カテゴリー:高尿酸血症と痛風
肥満症2,肥満症の診断
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<本日のテーマ> 肥満症の診断 (生活習慣病 4)
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今日は、生活習慣病の4、肥満症の診断についてです!
今日も元気にいきますよ~♪
前回は肥満症の定義についてでしたね。
では、前回の復習。
●「肥満」というのは体格を表す表現。
具体的にはBMI>25
●「肥満症」というのは、肥満によって病気になる、
あるいは将来病気になる可能性が高い場合の事。
●肥満の判定
BMI 判定 WHO基準
18.5未満 やせ 低体重
18.5以上25未満 正常 正常
25以上30未満 肥満(1度) 前肥満
30以上35未満 肥満(2度) 肥満1度
35以上40未満 肥満(3度) 肥満2度
40以上 肥満(4度) 肥満3度
で、今回は肥満症の診断基準についてです。
まずは、お堅い日本肥満学会のやつを見ていきましょう。
○肥満症の診断:参考:肥満研究2000;6(1):18-28
肥満と判定されたもの(BMI 25以上)のうち、
以下のいずれかの条件を満たすもの。
1)肥満に関連し、減量を要するまたは、
減量により改善する健康障害を有するもの。
2)健康障害を伴いやすいハイリスク肥満。
身体計測のスクリーニングにより上半身肥満を疑われ、
腹部CT検査によって確定診断された内臓脂肪型肥満。
うーん、相変わらずですねー。
なんとなくは、わかるんですけどね。
1)に関しては前回の肥満症の定義でも出たんですが。
じゃあ、肥満になることによって、なる病気とか健康障害って、
一体なんなんだー、って話ですよね。
これ、一応きちんとあるんですよ。
○肥満に起因ないし関連し、減量を要する健康障害
(1) 2型糖尿病・耐糖能障害
(2) 脂質代謝異常
(3) 高血圧症
(4) 高尿酸血症・痛風
(5) 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
(6) 脳梗塞:脳血栓・一過性脳虚血発作
(7) 睡眠時無呼吸症候群・Pickwick 症候群
(8) 脂肪肝
(9) 整形外科的疾患:変形性関節症・脊椎症
(10)月経異常
(1)~(6)はこれまでも出てきている病気が多いですね。
沢山食べて太ると、こういう病気になって
動脈硬化が進むって事でしたね。
(7) 睡眠時無呼吸症候群ってのは、太ると首の回りにも肉がついて、
夜寝ているときに、呼吸がしずらくなっちゃうって病気です。
肥満以外にも睡眠時無呼吸症候群の原因はあるんですけどね。
(8) 脂肪肝はそのまんまですね。
肝臓にも脂肪がついちゃうんですよ。
お酒を沢山飲んで脂肪肝って人は、結構多いです。
(9) 整形外科的疾患:変形性関節症・脊椎症
体重が増えると腰や膝なんかの負担が多くなりますから、
こういった病気にもなりやすくなっちゃいます。
(10)月経異常
脂肪が増えるとホルモンのバランスがくずれて、
卵巣から排卵がおきずらくなるんです。
肥満になると、こんなにたくさんの病気になっちゃうんですよ。
これでも、多いんですけど、これだけだと思ったら大間違い。
肥満に伴う健康障害として考慮するが、診断基準に含めない項目
ってのが参考までにあって、それは、
扁桃肥大、気管支喘息、胆石、膵炎、蛋白尿、
腎機能障害、子宮筋腫、
悪性腫瘍 乳癌・胆嚢癌・大腸癌、
子宮内膜癌(子宮体癌)・前立腺癌、
偽性黒色表皮腫、汗疹などの皮膚炎
なんかがあげられます。
いやー、こりゃ大変だー。
ホント、痩せないと大変な事になるぞー。
1)をまとめると、肥満(BMI>25)でかつ、糖尿病や高血圧、
高脂血症などの病気に既になっている、もしくは痩せないと
時間の問題でなるぞ、って人達を肥満症と診断するって事です。
2)健康障害を伴いやすいハイリスク肥満。
同じBMI>25でも、内臓脂肪型の肥満(りんご型肥満、上半身肥満)
と、皮下脂肪型(なし型肥満、下半身型肥満)では、内臓脂肪型肥満の
方が生活習慣病にかかりやすい事が知られています。
そのため、内臓脂肪型肥満の事をハイリスク肥満とも呼びます。
で、それはどうやって調べたら良いかっていうと、
お腹のCTを撮って、実際に内臓脂肪の量を測れば良いんです。
でも、全員にお腹のCTを撮ると、金かかってしょうがありません。
一回で数千円しますから。
それに大きな病院にはCTのある所が多いですが、
普通の診療所にはCTなんて置いてないですからね。
そこで、まず腹囲径を測ります。
日本人の場合は腹囲径が男性だと85センチ以上、
女性だと90センチ以上だと、内臓脂肪型肥満の確率が高い。
って事が日本肥満学会がやった研究でわかっているんです。
なので、まず腹囲径を測って、腹囲径が男性だと85センチ以上、
女性だと90センチ以上の場合は、お腹のCTを撮る。
そいで、内臓脂肪の面積を測って、それが100平方センチ以上なら、
内臓脂肪型肥満と診断するって事です。
2)をまとめると、腹囲径が男性だと85センチ以上、
女性だと90センチ以上なら、お腹のCT撮って、
内臓脂肪の面積を測って、それが100平方センチ以上なら、
肥満症と診断するって事です。
またまたでてきたBMI。
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さいね。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
というわけで、今日は肥満症の診断についてでした。
当てはまるって人は、痩せなきゃまずいですよ~♪
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●肥満症の診断
1)「肥満(BMI>25)でかつ、糖尿病や高血圧、
高脂血症などの病気に既になっている、もしくは痩せないと
時間の問題でなるぞ、って人達を肥満症と診断する。
2)腹囲径が男性だと85センチ以上、
女性だと90センチ以上なら、お腹のCT撮って、
内臓脂肪の面積を測って、それが100平方センチ以上なら、
肥満症と診断する。
●肥満に起因ないし関連し、減量を要する健康障害
(1) 2型糖尿病・耐糖能障害
(2) 脂質代謝異常
(3) 高血圧症
(4) 高尿酸血症・痛風
(5) 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
(6) 脳梗塞:脳血栓・一過性脳虚血発作
(7) 睡眠時無呼吸症候群・Pickwick 症候群
(8) 脂肪肝
(9) 整形外科的疾患:変形性関節症・脊椎症
(10)月経異常
その他にもたくさんある。
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カテゴリー:肥満症
肥満症1,肥満症の定義
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●<本日のテーマ> 肥満症の定義 (生活習慣病 4)
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今日からは気分を改め、生活習慣病の4、肥満症についてです!
今日も元気にいきますよ~♪
「肥満」。
この言葉、糖尿病、高血圧、高脂血症でも出てきましたね。
でも、今回は「肥満症」についてです。
肥満症と肥満ってどう違うんだー。
って思いましたか?
違いは、
見ての通りです。
どういう事かっていうと、「肥満」と「肥満症」
ですから、「症」がつくかつかないかの違いですね。
わかりにくいですね、はい。
それでは、具体的に日本肥満学会が作った定義を見てみましょう。
参考:肥満研究2000;6(1):18-28
肥満の定義:脂肪組織が過剰に蓄積した状態
肥満症の定義:肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、
その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とされる
病態をいい、疾患単位として扱う。
うーん、わかりにくいですねー。
なんでこう、医学界の言葉ってわかりにくいんでしょうか。
まあ、医学に限った事ではないんでしょうけどね。
で、例によって解説。
肥満の定義:脂肪組織が過剰に蓄積した状態
まあ、これは良いでしょう。
たくさん脂肪が貯まって、用は太っているって事ですね。
ここでは、内臓脂肪とか皮下脂肪の区別はありません。
で、問題の肥満症
肥満症の定義:肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、
その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とされる病態をいい、
疾患単位として扱う。
わかったような、わかんないような。
この間私のブログでも書いたんですが、最近
「メタボリックシンドローム」って言葉がよく出てきますよね。
簡単に言うと、内臓脂肪がつくと、それが悪さして、血糖が上がったり、
血圧が上がったり、コレステロールや中性脂肪も上がったりして、
動脈硬化が進むって事です。
で、肥満ってのは皮下脂肪が多くっても、内臓脂肪が多くっても、
肥満なんですね。
定義に内臓脂肪とか、皮下脂肪って書いてませんから。
そいで、内臓脂肪が貯まって、糖尿病とか高血圧とか
もう病気になってるよ。
もしくは、時間の問題でそういう病気になるよ。
だから痩せなきゃいけないよ。
って人達の事を肥満症って言います。
まとめると
「肥満」というのは体格を表す表現。
「肥満症」ってのは、肥満によって病気になる、
あるいは将来病気になる可能性が高い場合の事。
疾患単位で取り扱うってのは、要は
「肥満症」を一つの病気として扱うって事ですね。
そいで、肥満の判定というのには、例によってBMIが使われます。
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
でしたね。
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さい。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
そして、肥満の判定っていうのがあるんです。
肥満の判定
BMI 判定 WHO基準
18.5未満 やせ 低体重
18.5以上25未満 正常 正常
25以上30未満 肥満(1度) 前肥満
30以上35未満 肥満(2度) 肥満1度
35以上40未満 肥満(3度) 肥満2度
40以上 肥満(4度) 肥満3度
BMI>25が肥満っていうのは前にも出てきましたけど、
肥満の中でも1度から4度にランク分けされてるんですね。
BMIによって。
1度なら軽い肥満で、4度ならかなりの肥満って事です。
真ん中のが日本の基準で右のがWHOの基準です。
WHOっていうのは世界保健機構の事なんで、
世界的な基準って事です。
まあ、欧米人が中心なんですが。
日本人は欧米人に比べて、痩せていても糖尿病や高血圧なんかの
病気にかかりやすい人種なので、
日本の基準の方がWHOの基準より厳しいんです。
あんまり太ってなくても病気になる確率が高いから、
肥満の基準自体を厳しくしているんですが。
まあ、妥当な所ですかね。
ちょっと厳しすぎるような気もしないでもないですが。
というわけで、今日は肥満症の定義についてでした。
肥満症については、今日一日で全部書くつもりだったんですが、
長くなったんで、次回に持ち越しまーす♪
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●「肥満」というのは体格を表す表現。
具体的にはBMI>25。
●「肥満症」というのは、肥満によって病気になる、
あるいは将来病気になる可能性が高い場合の事。
●肥満の判定
BMI 判定 WHO基準
18.5未満 やせ 低体重
18.5以上25未満 正常 正常
25以上30未満 肥満(1度) 前肥満
30以上35未満 肥満(2度) 肥満1度
35以上40未満 肥満(3度) 肥満2度
40以上 肥満(4度) 肥満3度
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カテゴリー:肥満症
高脂血症(脂質異常症)5,高脂血症(脂質異常症)の治療
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●<本日のテーマ> 高脂血症(脂質異常症)の治療(生活習慣病 3)
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第1回は高脂血症(脂質異常症)の診断基準。
第2回は高脂血症(脂質異常症)の原因。
第3回は高脂血症(脂質異常症)の合併症。
第4回は高脂血症(脂質異常症)の予防についてでしたね。
第5回の今日は、高脂血症(脂質異常症)の治療についてです。
糖尿病、高血圧でもそうだったんですが、
高脂血症(脂質異常症)の治療は生活習慣の改善が基本です。
それでも不十分であれば、薬物療法になります。
決して薬を飲むようになったから、もう何を食べても良い。
運動もしなくて良いってわけではないですからね♪
生活習慣の改善は、血中脂質を下げるだけでなく、
動脈硬化が進むのを防ぐのが目的です。
だから、動脈硬化を促進するほかの要素、
高血圧、耐糖能異常、肥満なども改善できるよう生活を改善します。
具体的には
1.禁煙
2.食生活の改善
3.適正体重の維持
4.適度な運動
になります。
で、食事、運動療法に関してなんですが、
高脂血症(脂質異常症)の治療も予防も基本的には同じです。
では、ここで前回の「高脂血症(脂質異常症)の予防」で書いた、
食事、運動療法の復習をしてみましょう!
●食事)
1.栄養バランスの良い食事を取る。
2.カロリーを控えて、太らない。
3.飽和脂肪酸より、不飽和脂肪酸を多く摂る。
4.食物繊維をしっかりとる。
5.高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。
6.中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす。
●運動)
一日合計30~45分位の有酸素運動をするのが望ましい。
高脂血症(脂質異常症)の8割以上は過食、高脂肪食、運動不足などや、
それによる肥満という生活習慣が原因ですから、
それを改善すれば予防ができるって事でした。
これに関して、先日私のメルマガでも紹介した
ドクタースマートさんからメールをいただきました。
「5.高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。
コレステロールの多い食品で有名なのは、卵ですね。
魚卵(いくら、すじこ、たらこ、かずのこ等)もですね。」
「コレステロールを多く含む食品を控える」というのは、
正しいと思います。
しかし、玉子を食べるとコレステロールが上昇するというのは、
本当のことですか?
最近の知見では、「玉子を食べてもコレステロールが上昇しない」
と言われているのではないのでしょうか?
という内容でした。
これに関しては、私も実は先週書くかどうか悩んだところなんです。
予防のところで、
3、飽和脂肪酸より、不飽和脂肪酸を多く摂る。
と、ありますよね。
実は卵というのは、不飽和脂肪酸を多く含む食品なんですよ。
以前、「みのも○た」さんがやっている昼の有名な番組で、
「卵は不飽和脂肪酸が多く含まれているから、食べても良い。」
と言っていたそうです。
確かに
「卵は不飽和脂肪酸が多く含まれている」
というのは正しいです。
しかし、卵一個(50g)には210mgものコレステロールが含まれており、
これは一日に必要な摂取量の約2/3に当たります。
不飽和脂肪酸が多く含まれている事は事実なのですが、
このコレステロールを全て下げられる程なのかは、
今のところ何とも言えません。
しかし、卵を食べてもコレステロールは上がらないという、
研究発表をしている方達もいる事は事実です。
ややこしくなってしまったのでまとめると
1,卵には多くのコレステロール(一個に210mg)が含まれている。
2,卵には不飽和脂肪酸が多く含まれている。
1>2であれば、コレステロールは上がります。
1=2であればコレステロールには影響しませんし、
1<2であればコレステロールは下がります。
いろいろな意見があり、まだ結論は出ておりません。
インターネットや他の文献で調べても、高脂血症(脂質異常症)の食事療法では
卵は控えた方が良い、という意見が大半でした。
従って、今の段階ではコレステロールを多く含む卵は
制限した方が無難だろう、という風に思います。
●薬物療法)
高脂血症(脂質異常症)の治療の基本は、食事療法、運動療法なので、
高脂血症(脂質異常症)と診断されたら、2~3ヶ月は食事運動療法を行います。
それでも十分にコレステロールや中性脂肪が下がらない場合に、
薬物療法を「追加」します。
高脂血症(脂質異常症)には大きく分けて、コレステロールが高いタイプと
中性脂肪が高いタイプがいますので、
タイプによって薬を使い分けます。