糖尿病7,糖尿病QアンドA
<本日のテーマ> 糖尿病QアンドA
今週は、「糖尿病に関してのQアンドA」です。
基本的に、私、医療相談は受け付けていないのですが。
8/12の読売新聞にちょうど「糖尿病のQアンドA」が
載っていたので、一部改変して、それを紹介させて頂きますね!
まずは、前回までの復習。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
●糖尿病の合併症
糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、
血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。
○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症
「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症
手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症
この3つが糖尿病の3大合併症
○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞
頭に行く血管がやられる→脳梗塞
○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、
皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。
●糖尿病の予防
○肥満にならなければ、糖尿病になる確率を減らせる。
○糖尿病や肥満の予防は食事、運動療法。
○食事は食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとる事が重要。
○運動は有酸素運動をする。
目安は合計で1日20~30分。
○食事でも運動でも、まず出来ることから、「はじめる」事が大事。
●糖尿病の治療
○糖尿病の治療には食事、運動療法と薬物療法、
インスリン治療がある。
○食事に関しては、食べ過ぎない事と、
栄養のバランスをとる事が重要。
○運動に関しては適度な運動(有酸素運動)が最適。
○薬物療法やインスリン治療になっても、食事制限、
運動療法は必要。
○糖尿病だからといって、絶対に治らないという事はない。
早速ですが、本題に入っていきましょうか。
●糖尿病QアンドA
Q1、運転手をしていて、外食が多いのですが。
何に気をつけたら良いですか?
A1、ラーメン、そばといった単品が多くなりそうですね。
でも、できるだけ定食、それも揚げ物ではなく、
和定食を選んで、毎日同じ物を
繰り返し食べないようにしてくださいね。
Q2、糖尿病は遺伝的要素が強いのですか?
A2、遺伝的な影響はありますよ。
糖尿病は、全てが肥満では説明できません。
それほど太っていないのに、遺伝的にインスリン分泌が
悪くて、糖尿病になりやすい人もいますよ。
Q3、運動のために歩くのは、食事の前と後の
どちらが良いのでしょうか?
A3、基本的には食後の方が良いですよ。
食前よりは食後の方が、糖のコントロールには非常に有効です。
空腹でやると、かえって血糖を上げるというデーターもあります。
Q4、医療機関に行かずに糖尿病をチェックできますか?
A4、血糖測定器などで、自分で血糖を測る事は可能です。
でも、血糖だけがそれなりに良くても、
合併症が進んでいるという心配もありますよ。
定期的に医療機関でチェックする事をお勧めします。
Q5、境界型の糖尿病は、
どんな事に気をつければよいですか?
A5、血圧を正常に保ち、コレステロールや中性脂肪も
一定以内におさまるような食生活、運動をする事。
100グラム単位で測れる体重計やデジタル血圧計を買って、
自分でチェックする事も心がけたら良いかと思いますよ。
参照:読売新聞 2007.8.12
そいじゃ、今日で糖尿病については終わりでーす!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病QアンドA
○なるべく塩分は控えて、バランス良く食べる
○糖尿病は遺伝が全てではないが、
遺伝的な要因もある。
○運動はできるだけ、食後が良い。
○自分でも血糖のチェックではできるが、
できれば病院等の医療機関できちんと検査した方が良い。
○境界型糖尿病の人は、血糖だけじゃなくて、
血圧やコレステロールの値も、要注意。
体重も測った方が良い。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病6,糖尿病の総まとめ
<本日のテーマ> 糖尿病の総まとめ
先週は「糖尿病の治療」についてでしたね。
まずは、前回までの復習。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
●糖尿病の合併症
糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、
血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。
○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症
「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症
手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症
この3つが糖尿病の3大合併症
○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞
頭に行く血管がやられる→脳梗塞
○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、
皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。
●糖尿病の予防
○肥満にならなければ、糖尿病になる確率を減らせる。
○糖尿病や肥満の予防は食事、運動療法。
○食事は食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとる事が重要。
○運動は有酸素運動をする。
目安は合計で1日20~30分。
○食事でも運動でも、まず出来ることから、「はじめる」事が大事。
●糖尿病の治療
○糖尿病の治療には食事、運動療法と薬物療法、
インスリン治療がある。
○食事に関しては、食べ過ぎない事と、
栄養のバランスをとる事が重要。
○運動に関しては適度な運動(有酸素運動)が最適。
○薬物療法やインスリン治療になっても、食事制限、
運動療法は必要。
○糖尿病だからといって、絶対に治らないという事はない。
今までの話をまとめると、
糖尿病になって血糖値の高い状態が続いたら、
えらい目に合う。
予防には食事、運動療法がある。
治療には、食事、運動、薬、インスリンがある、って事でした。
では、そんな恐ろしい病気「糖尿病」にならないために、
あなたは、糖尿病になりやすいの?
って事をチェックするために、
糖尿病チェックリストでチェックしていきましょうか。
<糖尿病チェックリスト>
まずは、糖尿病にかかりやすいかどうかをチェックしてみましょう♪
年齢の問題などもありますが、ほとんどは生活習慣の問題です。
「生活習慣病」っていう位ですからね。
●糖尿病になりやすさチェック
□太っている
□食べ過ぎている
□お酒をたくさん飲む
□おやつは必ず食べる
□脂っこいものが好き
□甘いものが好き
□夕食が遅くドカーンと食べる
□食事時間が不規則
□家族や親戚に糖尿病の人がいる
□野菜や海草類をあまり食べない
□朝食は食べない
□ドリンク剤をよく飲む
□運動不足である
□ゆっくり休めない
□ストレスがたまっている
□40歳以上である
□妊娠中に血糖値が上がったことがある
みなさんは、いくつ当てはまりましたか?
いくつ以上がって基準はありませんが、
多ければ多いほどなりやすいって事ですから、
注意しましょうね!
では次に、糖尿病は、かかっていることに気づいてないって
場合もあるから、こんなチェックもしてみましょう♪
●糖尿病になったかもチェック
□このごろ太ってきた
□食べても食べてもやせる
□とても喉がかわく
□食欲がありすぎていくらでも食べられる
□おしっこの回数が増えて、量も多い
□尿のにおいが気になる
□全身がだるい
□疲れやすい
□肌がかゆい、かさつく
□下腹部がかゆい
□手足がしびれたり、ピリピリする
□視力が落ちた気がする
□立ちくらみがある
□甘いものが急にほしくなる
□ちょっとしたやけどや傷の痛みを感じない
□おしっこが出にくく、出ても残った感じがする
□足がむくむ、重くなる
こちらも、いくつなら糖尿病って診断できる、
というものではありませんが、
複数ある人は要注意ですよ!
たくさん当てはまるって人は、気をつけましょうね。
最近病院や健康診断を受けていないって人は、
一回ちゃんと検査を受けた方が良いですよ♪
参照:厚生労働省HP
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/check.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病チェックリスト
長いから、本文読んでね(笑)
生活習慣を改善するんだよー。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病5,糖尿病の治療
<本日のテーマ> 糖尿病の治療 (生活習慣病 1)
先週は「糖尿病の合併症」についてでしたね。
まずは、前回までの復習。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
●糖尿病の合併症
糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、
血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。
○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症
「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症
手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症
この3つが糖尿病の3大合併症
○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞
頭に行く血管がやられる→脳梗塞
○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、
皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。
●糖尿病の予防
○肥満にならなければ、糖尿病になる確率を減らせる。
○糖尿病や肥満の予防は食事、運動療法。
○食事は食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとる事が重要。
○運動は有酸素運動をする。
目安は合計で1日20~30分。
○食事でも運動でも、まず出来ることから、「はじめる」事が大事。
今までの話をまとめると、
糖尿病になって血糖値の高い状態が続いたら、
えらい目に合う。
予防には食事、運動療法があるって事ですね。
では不幸な事に糖尿病になってしまったら。
という事で、糖尿病の治療についてです。
私は糖尿病じゃないから、関係ないよ。
と思ったあなた。
ちょっと待ったー。
本当にあなたは大丈夫ですか。
厚生労働省の2002年の糖尿病実態調査
http://tinyurl.com/ox6hh
によれば、日本人で糖尿病が強く疑われる人は約740万人。
糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると約1620万人。
という報告が出ています。
日本人の人口を1億2千万人とすると、13.5%ですよ。
このレポートの読者が10000人だとして、1300人位が
糖尿病が疑われたり、糖尿病を否定できない人なんですよ。
他人事では無いんです。
と、いうことで他人事だと思わないで、読んでいって下さいね♪
糖尿病の治療には大きく分けて、3つあります。
食事・運動療法と薬物療法、インスリン治療です。
1) 食事・運動療法
食事、運動については前回、糖尿病の予防で
言っていた事と大きくは変わりません。
食事に関しては、食べ過ぎないことと、
栄養のバランスをとる事が重要です。
また、運動に関しては適度な運動
(有酸素運動)が最適です。
でも、実際に糖尿病になると、食事療法はもっと厳しくなります。
具体的には、一日の食事は何キロカロリーという、
カロリー制限がつくという事です。
何キロカロリーが適切か、という事に関しては、
もちろん医者が決めるんですが、それは適当に決めている
わけではないんですよ。
当たり前なんですけど、体が大きい人ほど、たくさん
エネルギーは必要ですよね。
また、肉体労働をする人も、エネルギーは必要ですよね。
そういう事を考えて、医者はこの人なら何キロカロリー
必要なのかって事を計算するんです。
で、その計算方法なんですが、具体的には
総エネルギー量=標準体重*仕事別消費カロリーです。
標準体重(kg)というのは身長(m)*身長(m)*22です。
実際に計算してみたいという人は、こちらからどうぞ♪↓
http://www.eiken.city.yokohama.jp/health_inf/bmi1.htm
で、仕事別消費カロリーというのは、
事務職、主婦だと、25~30kcal
中程度(製造、販売業、自営業の主婦等)で30~35kcal
重労働(農業、漁業、建築業等)で35kcal
で計算します。
具体的に、身長155cmの主婦だとすると。
標準体重は1.55*1.55*22=52.9kg
主婦なので25~30をかけると1322~1587kcal
となります。
糖尿病の人のカロリーは80kcalを1単位として計算する
事が多いので、だいたい16単位(1280kcal)
から20単位(1600kcal)位になります。
実際は16単位(1280kcal)の食事制限というのは、
かなり厳しいので、18~20単位になるとは思います。
1280kcal位だったら、カツカレー大盛りにアイス食べたら、
下手したら一食で超えてしまいますからね。
正直言って、私が一日1280kcalの食事制限と言われたら、
途中で挫折してしまうかもしれません。
2) 薬物療法
薬物療法というのは、飲み薬を飲む治療の事です。
インスリンも薬なので、広い意味では薬物療法なのですが、
ここでは別に扱います。
薬の種類を細かく言ってもあまり意味がないので省略しますが、
おおざっぱに分けると
1,膵臓を刺激してインスリンを出させる薬。
2,炭水化物の分解、吸収を遅らせる薬。
3,インスリン抵抗性を改善させる薬。
なんかがあります。
2のタイプの薬は、分解吸収を遅らせるので、
食前に飲まないと意味がありません。
食べていないのに、分解も吸収もないですからね(笑)
たまーに、糖尿病の薬は食前に飲むと思っている人がいるのですが、
2のタイプの薬は食前ですが、他の薬は食後でも良いので、
それは厳密に言えば間違っています。
まあ、飲み忘れないように食前にまとめて飲んでも良いんですけどね。
糖尿病の初期は、薬ではなくって、食事、運動療法を
まずやってもらいます。
ま、一応目安は3ヶ月位ですね。
それでやっぱりそれだけでは難しい、となると
薬物療法を行います。
飲む薬がどんどん増えて、いくら飲んでも効かなくなると、
最終的にインスリンを使わなければならなくなります。
3)インスリン治療
「糖尿病の種類」でも書きましたが、インスリンというのは
膵臓から分泌されるホルモンです。
糖尿病の末期になると、あんまり出なくなります。
もしくは、いくらインスリンが出ても血糖がそれ以上に高くて、
自分が出すインスリンだけでは足りない状態になります。
そうなると、外からインスリンを補充しなければなりません。
補充するインスリンは、今のところ注射しかありません。
一応、吸入のインスリンというのが開発されていて、
多分アメリカではもう実用化され、日本でも数年後には、
使えるようになると思います。
インスリンの場合は注射といっても、自分でお腹とかに注射します。
そんなに難しいわけではないんですが、一日に1~4回くらい、
注射しなければいけないので、結構大変だと思いますよ。
勘違いしないで欲しいのは、「薬を飲んだから、
インスリンを使ったからって、もう食事制限や
運動は必要ないんじゃないか」って事です。
そんなことはまったくありません。
飲み薬でもインスリンでも、食事、運動プラス
薬、インスリンという意味ですからね。
食事制限が大変だからって、薬飲めばいいや、なんて
間違った考えだけはしないで下さいね。
もう一つ、間違って覚えている人が多いこと。
それは、
「一度糖尿病になったら、一生治らないんじゃないか」
って事です。
確かに薬をたくさん飲んだり、インスリンを使ったりするような
糖尿病が、完全に治る事はまずありません。
しかし、糖尿病の初期の食事、運動療法のみの軽症の段階や、
薬を飲んでもまだ少ない段階では、きっちり食事制限をして、
運動療法も続ければ、まだ治る可能性はあります。
油断するとすぐ元に戻る事も多いですが、実際に治る人もいます。
ですから、糖尿病になったからといって諦めないで、
食事、運動療法はきちっとやることが大切なんですよ♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病の治療
○糖尿病の治療には食事、運動療法と薬物療法、
インスリン治療がある。
○食事に関しては、食べ過ぎない事と、
栄養のバランスをとる事が重要。
○運動に関しては適度な運動(有酸素運動)が最適。
○薬物療法やインスリン治療になっても、食事制限、
運動療法は必要。
○糖尿病だからといって、絶対に治らないという事はない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病4,糖尿病の予防
<本日のテーマ> 糖尿病の予防 (生活習慣病 1)
まずは、前回の復習。
先週は糖尿病の合併症についてでしたね。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
●糖尿病の合併症
糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、
血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。
○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症
「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症
手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症
この3つが糖尿病の3大合併症
○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞
頭に行く血管がやられる→脳梗塞
○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、
皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。
今までの話をまとめると、糖尿病になって
血糖値の高い状態が続いたら、えらい目に合うって事ですね。
だったらならないようにする、「予防」。
これが最も大事です。
皆さん、糖尿病というと、おいしい物食べて
太っている人がなる、という印象がありませんか。
これは、ある意味正しいです。
ちょっと古いですが平成9年に日本で行われた、
「糖尿病実態調査」では、今までに一番重かった体重が重いほど、
糖尿病にかかりやすいという事がわかっています。
詳しく知りたい人はこちらね!
⇒ http://www1.mhlw.go.jp/toukei/tounyou/
具体的な数字を出すと、糖尿病が強く疑われる人の52.7%、
糖尿病の可能性を否定できない人の37.3%が、
過去に肥満だった事がある。
というものです。
ちなみに現在の日本の医学界では、肥満の定義は
BMI>25です。
BMIというのは聞いた事がある人も多いですよね。
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
で計算します。
これが22だと、最も病気になりにくいと言われています。
BMIが22以上だと標準よりも太っている。
22以下だと痩せているという事になります。
普通体重はBMIが18.5~25ですよ。
自分で計算するのは面倒くさいでしょうから、
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さいね♪
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
話が飛んでしまいましたね。
話を戻して、簡単に言うと、肥満にならなければ、
「糖尿病になる確率を減らせる」って事です。
で、糖尿病や肥満の予防は「食事、運動療法」が中心です。
<食事>
食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとる事が重要です!
具体的には
●3食規則正しく食べる。
●野菜をたっぷりとる。
出来れば野菜を一日350g以上食べる。
このうち緑黄色野菜120g以上が良いとされています。
●甘い物や、脂っぽいものを食べ過ぎない。
甘い物というのは糖分、脂っぽいものは脂肪ですね。
どちらもカロリーが高いので、控えた方が良いですよ。
●ひとり分ずつ、取り分けて食べる。
大勢で大皿から取って食べると、どのくらい食べたか
わかりづらいため、たくさん食べてしまいがちなんですよ~。
●多いときは残す。
もったいないとは思うでしょうが、
無理に食べると、カロリーの取りすぎになっちゃいます。
●薄味にする。
味付けが濃いと、どうしてもごはんを多く
食べてしまいがちになります。
また、塩分が多いと高血圧にもなりやすくなりますよ。
●食品のエネルギーを知る
何が何キロカロリーとかがわかれば、
食べ過ぎる事も少なくなりますよね。
こんなところでしょうか。
<運動>
食事だけで体重を減らそうとすると、筋肉も減ってしまい、
脂肪の多いからだになってしまいます。
これを「かくれ肥満」と言います。
こうならないために適度な運動をする必要があります。
適度な運動というのは、思いっきり息が切れるまで走ったり、
重い物を持ち上げたりする必要はないって事です。
どんな運動が良いかと言うと、「有酸素運動」です。
「有酸素運動」というのはウオーキング(速歩)、ジョギング、
サイクリング、水中運動等の運動です。
運動の強さは、自分の能力の5割程度、
つまり、軽く汗ばむ程度がよいとされています。
脈拍が1分間に110~120を越えない程度が目安ですね。
運動する時間は1日に20~30分位が目安と思って下さい。
ま、それ以上やっても無理しなければ、
もちろん良いんですけどね。
ちなみに、「有酸素運動」で20分とか30分以上運動しないと、
脂肪は燃焼しない、と思っている人は多いと思いますが。
それは「うそ」です。
「トリビアの泉」というテレビ番組で、
「ガセビア」となっていたので、
知っている人もいるとは思いますが。
昔、ある学者がそう言っていて広まったのですが、
最近の医学では、脂肪の燃焼は運動した直後から燃焼する。
という事がわかっています。
ですから、5分とか10分でもよいから、
まず運動してみる事が大事です。
忙しくてまとまった時間の取れない人は、
5分を6回で合計で1日30分とかでも良いですよ!
食事でも、運動でも急に全部やる事はきっと無理ですよね。
できる事からやれば良いんですよ。
糖尿病というのは、何年も何十年もかかってなるものなので。
少しでも、できる事からでも良いから、
まず始める事が一番大事です。
それから徐々に増やしていけば良いんですよ。
参照:厚生労働省HP、生活習慣病を知ろう
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/prevention.html
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病の予防
○肥満にならなければ、糖尿病になる確率を減らせる。
○糖尿病や肥満の予防は食事、運動療法。
○食事は食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとる事が重要。
○運動は有酸素運動をする。
目安は合計で1日20~30分。
○食事でも運動でも、まず出来ることから、「はじめる」事が大事。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病3,糖尿病の合併症
<本日のテーマ> 糖尿病の合併症 (生活習慣病 1)
先週は「糖尿病の種類」についてでしたね。
まずは、前回までの復習。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
今までの話をまとめると、
「糖尿病の人は、血糖値が高い」
という事ですね。
う~ん。簡単にまとめすぎか(笑)
じゃあ、血糖値が高かったら何が悪いんでしょうか?
極端な話「一時的」に血糖値が高い、
というだけでは、ほとんど問題はありません。
えっ、何を言っているんだ。
と、思う方もいるかもしれませんが、本当です。
血糖値が500とか1000とかになれば意識障害等を
起こす事もありますが、一時的に血糖値が高い。
というだけでは、そんなには問題にはなりません。
問題になるのは、「ずーっと」血糖値が高い場合です。
話は少し変わって、「糖尿病の合併症」って知っていますか。
「合併症」というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
糖尿病の3大合併症っていうのは、
○糖尿病性腎症
○糖尿病性網膜症
○糖尿病性神経症
です。
これらは、糖尿病に特有の合併症です。
この他に、命に関わる合併症として、
心筋梗塞、脳梗塞などがあります。
また、命には直接関わらない事が多い合併症としては、
下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、皮膚の病気、
等があり、感染症にもかかりやすくなっちゃいます!
話は戻って、「ずーっ」と血糖値が高い状態が何年も、
何十年も続くとこういった合併症が出ます。
これらのほとんどは、血管や神経が関係しています。
簡単に言うと、糖尿病というのは、
「血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気」
なんですよー。
「腎臓」に行く血管がやられたら、糖尿病性腎症になって、
それが進んで腎不全になれば、最悪の場合は透析になります。
「眼」の毛細血管がやられたら、糖尿病性網膜症になって、
最悪の場合失明しちゃいます。
「神経」、特に手や足などの先の方の神経がやられたら、
だんだん感覚がなくなってきます。
痛みがないと、傷がついても気づかず、そこからばい菌が
入ったりして最悪の場合、足が腐っちゃいます。
その前に、足を切断しなければなりません。
糖尿病の人は失明したり、透析になったり、足が腐る事がある、
という事は聞いたことがある人も多いと思いますが、
こういう事なんですね!
もちろん、心臓に行く血管がやられて詰まると、心筋梗塞。
頭に行く血管がやられて詰まると、脳梗塞になります。
これらの病気になると、最悪の場合は命に関わります。
と、いう事で糖尿病というのは、「血管や神経がやられる病気」
で、「進むとえらいことになる」って事ですね♪
大事なのは糖尿病になる前に気づく、「予防」と、
仮になってしまったらそれ以上悪くならないようにする
「治療」ですよ。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病の合併症
糖尿病というのは、何年も何十年も血糖値が高い状態が続き、
血管や神経がぼろぼろにやられてしまう病気。
○「腎臓」に行く血管がやられる→糖尿病性腎症
「眼」の毛細血管がやられる→糖尿病性網膜症
手や足などの「神経」がやられる→糖尿病性神経症
この3つが糖尿病の3大合併症
○心臓に行く血管がやられる→心筋梗塞
頭に行く血管がやられる→脳梗塞
○他にも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)や、
皮膚の病気、等があり感染症にもかかりやすくなる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病2,糖尿病の種類
まずは、前回の復習。
先週は糖尿病の診断基準についてでしたね。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
細かい話ですけど、糖尿病の診断基準ってのがあって。
最低2回は採血をして、その値で診断する、って話でした。
そいで、今日は、糖尿病の種類についてです。
糖尿病というと、生活習慣病(昔の成人病)というくらいだから、
「食べ過ぎ」とか「運動不足」でなる、
と思っている方は多いんじゃないですか?
ある意味では正しいのですが、厳密には違うんですよー。
なぜかっていうと、糖尿病にはいくつかの種類があるからです。
1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や薬剤によるもの、
そして妊娠糖尿病です。
それぞれに対して説明していきますね!
1),1型糖尿病
「インスリン」っていうのは、血糖を下げるホルモンです。
インスリンは膵臓のβ細胞というところで造られます。
この細胞が破壊されて、からだの中のインスリンの量が
足りなくなる病気が「1型糖尿病」です。
これは食事とか、運動なんかとは全く関係がなく、
子供のうちに始まることが多いんです。
以前は「小児糖尿病」とか、
「インスリン依存型糖尿病」と呼ばれていました。
インスリンが自分で造れないので、
子供の時から一生インスリンの注射が必要なんですよー。
西武ライオンズのジョンソン選手が、
1型糖尿病ですね。
インスリンを持続注射しながら、野球をやっているんですよ。
2),2型糖尿病
皆さんがイメージする糖尿病というのが、このタイプです。
いわゆる生活習慣病ですね♪
たくさんおいしい物を食べて、運動をしないと、
摂る量が使う量よりも多くなります。
そうなると、血糖値が高くなるので、人間の体は頑張って
血糖を下げるインスリンをたくさん出します。
最初のうちはインスリンをたくさん出して血糖を下げる事が
できるのですが、そのうち無理がかかって、
働きが悪くなってしまいます。
それで、ずーっと血糖値が高くなります。
これが「2型糖尿病」です。
食事や運動などの「生活習慣」が関係している場合が多くって、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプです。
だから生活習慣病って言うんですよ♪
「イメージ図」
たくさん食べる、運動しない
↓
血糖値上がる
↓
頑張ってインスリンを出す
↓
一時的に血糖値下がる
↓
でも、もっとたくさん食べる、運動しない
↓
インスリンいくら出しても効かなくなる
↓
ずっと血糖値高い
↓
だんだん膵臓が疲れて、インスリンも出せなくなる
↓
最終的にはインスリンを打たないといけなくなる
こんな感じでしょうか。
1型糖尿病の場合は、なってしまったら最初から
インスリンの注射が必要になります。
2型の場合は、最初は薬を使ってインスリンを膵臓から
出させればよいのですが、もっと悪くなると、
外からインスリンを注射で補わないとならなくなります。
3),他の病気や薬剤によるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、
免疫の異常などのほかの病気が原因となって、
糖尿病が引き起こされるものです。
薬剤が原因となる場合もあります。
4),妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病の事です。
名前の通りですね(笑)
新生児に合併症が出ることもあります。
妊娠中は糖尿病の薬は使えないので、一時的に
インスリンの注射を使う場合が多いですね。
奇形の子供が生まれてしまう可能性が高くなるので、
毎日何回も血糖値を測って、厳格な管理が必要です。
ホント、大変なんですよ~。
子供を産んだ後、正常に戻る人の方が多いのですが、
人によってはその後本当の糖尿病に
なってしまう人もいるんです。
生活習慣病シリーズって事なので、以後の話は、
糖尿病の中でも、「2型糖尿病」の事になりますよ!
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病の種類
○糖尿病にはいくつかの種類がある。
具体的には、1型糖尿病、2型糖尿病、他の病気や
薬剤によるもの、そして妊娠糖尿病である。
○生活習慣病と言われる糖尿病は、2型糖尿病の事で、
わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。
○1型糖尿病は、一生インスリンの注射が必要。
2型糖尿病は、薬が効かなくなったらインスリンの注射が必要。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
糖尿病1,糖尿病の診断基準
<本日のテーマ> 糖尿病の診断基準 (生活習慣病 1)
皆さん、糖尿病って知っていますか?
馬鹿にすんな。当たり前だ。
そんなの知ってるよ。
このメルマガの読者さんであれば、ほとんどの人は
そう思ったんじゃないですかね。
では、どんな検査をしたら糖尿病と
診断できるか知ってますか?
採血ですね。
尿検査でも糖尿病と確実には診断できませんが、
糖尿病の疑いはわかります。
更に質問。
糖尿病の診断基準知っている方、いますか。
これを完璧に言える方は、かなり優秀ですね。
もう、健康オタクと言っても良いくらいかもしれませんね。
まあそれは冗談として、そうとう勉強していますね。
では正解
糖尿病の診断基準(日本糖尿病学会より)
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
別の日に行った検査で糖尿病型が2回以上認められれば、
糖尿病と診断できます。
ちょっと難しいので解説します。
1,空腹時血糖
空腹時血糖というのは、前の日の夜から何も食べていない
状態での、朝の血糖の値です。
健康診断なんかだと、ほとんどこれです。
健診で、夜ご飯食べて、朝も抜いてくるんだよ、
と言われるのは、空腹時での採血をするためです。
この空腹時での血糖値が126以上だと糖尿病になります。
ちなみに正常値は110未満です。
2,75gOGTT(糖負荷試験)
75g OGTT(糖負荷試験)というのは、簡単に言うと、
75gの砂糖が含まれた砂糖水を飲んで、30分おきとか、
1時間おきに採血をする検査です。
2時間後の血糖値が200以上であれば、
糖尿病と診断します。
血糖値というのは、朝何も食べていない状態が一番低くて、
ご飯を食べると急激に上がります。
そして、数時間かけてだんだん下がっていって、
またご飯を食べると、血糖値は上がります。
一日3食食べている人であれば、これを3回繰り返します。
正常な人だと、ご飯を食べた後に血糖値は急速に上がって、
2時間もすれば、ほとんど下がりきります。
しかし、糖尿病の人は、血糖値が急には下がらず、
ゆっくりと下がります。
血糖値の上がり方は食べたものによっても、違うので
同じ量のブドウ糖を使用する。
という意味で75gのブドウ糖を飲む試験をします。
これが75g OGTTです。
ちなみに正常値は140未満です。
3,随時血糖
本当は空腹時に採血をしたいんだけど、
今日は朝ご飯食べて来ちゃった。
なんて事ありますよね。
そういうときにじゃあ、別の日に採血します。
という手もあるのですが、一応その日に採血をして、
血糖値が200以上あれば糖尿病と診断できます。
ただし、食後なので血糖値は上がっていて当然です。
例えば、空腹時血糖が130なのに、食後血糖が180
とかいう人がいたら見逃す可能性があります。
ですから、明らかな糖尿病は診断できるけど、
見逃す可能性もあるので、
空腹時に採血をするのが望ましいです。
ここまで読んで、こう思った方いませんか。
空腹時血糖110未満が正常で、126以上が糖尿病なら、
110~126の人は何なんだ。
と思った方。
あなたはするどい。
正常でも糖尿病でもない人達のことを、
境界型糖尿病と呼びます。
いわゆる糖尿病予備軍ですね。
こういう人も糖尿病の人と同じ位の、食事や運動療法を
する必要がある、と言われています。
もう一つ気づいた方いるかもしれません。
空腹時血糖が126未満でも、食後血糖が200以上の人も
いるんじゃないか、と。
おっしゃる通りです、あなたもかなりするどい。
普通健康診断では空腹時血糖しか、測りません。
だから、空腹時血糖しか測っていなくて、糖尿病ではない
と言われても、絶対に糖尿病ではない、とは言えないんですよ。
厳密に言えば、空腹時血糖も測って、75g OGTTもしないと
糖尿病ではない。とは言い切れません。
でも、75g OGTTは2時間かけて3~5回採血をするので、
大変ですよね。
なので、空腹時血糖がある程度高い110~126のいわゆる
境界型糖尿病の人は、再検査をして75g OGTTを受けた方が良いです。
糖尿病の診断基準で2回以上測れ、と言っているのは、
例えば風邪をひいたり、ストレスがかかったりすると、
血糖値というのは高くなるんですよ。
そういう意味で、2回以上測れ、
と言っているんですね。
健診で引っかかったら、同じ検査なのに必ずもう一回
血糖値を測る
のは、このためです。
糖尿病の診断基準には、血糖値しか書いてませんよね。
でも、最初に尿検査の事も書きましたよね。
糖尿病の診断基準には尿検査は入っていないので、
尿検査では糖尿病の診断はできません。
ただし、普通の人は尿から糖はでないんですよ。
糖尿病や、さっきも言ったストレスや感染があると、
尿から糖が出るんです。
ですから、尿から糖が出ていれば、糖尿病の疑い。
という事は言えると思います。
長くなったので、今日はここまでにしましょうか。
一回では書ききれなかったので、次回も引き続き
糖尿病について、書きたいと思います。
参考URL:日本糖尿病学会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●糖尿病と診断するには採血が必要である。
尿検査でも疑いはわかる。
●糖尿病の診断基準
1,空腹時血糖 126 mg/dl以上
2,75gOGTT(糖負荷試験) 200 mg/dl以上
3,随時血糖 200 mg/dl以上
●空腹時血糖を測っただけでは、厳密には糖尿病
ではないとは言えない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:糖尿病
生活習慣病
<本日のテーマ> 生活習慣病
2/1~2/7は生活習慣病 予防週間です。
偉そうに言ってますが、実はある人に言われて一昨日知りました。
ということで、急遽今回の内容は生活習慣病に決めました。
いつかやろうとは思っていたのですが、今日に決めました。
善は急げってやつですね。
皆さん、生活習慣病ってご存じですか。
このメルマガの読者さんであれば、
名前は聞いたことがある方が多いかも知れませんね。
聞いたことない人。
じゃあ、成人病は聞いたことはありますよね。
これも聞いたことがなかったら
、
、
、
、
、
今覚えて下さい。
実は中身は全く同じです。
日本人の三大死因で一部のがん(肺がん・胃がん・大腸がんなど)、
心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脳血管障害(脳卒中)や、
高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などは、
以前は成人病と言われていました。
「成人病」という言葉は、文字どおり子供から成人になるにつれて、
歳をとるとかかる病気、という意味です。
つまり、自分自身のせいではなく、歳をとるという
やむを得ない理由でかかるのだと考えられていました。
しかし成人病の本当の原因は何かというと、加齢よりもむしろ
食生活や運動習慣、職場や家庭などのストレスといった、
普段の生活習慣であることがわかってきました。
そこで、「成人病」という言葉は、「生活習慣病」
という表現に言葉が変わったんです。
実際お相撲さんなんかで、十代なのに糖尿病とか
高血圧なんて人もいますよね。
もったいぶるわけではないのですが、あんまり病気が多いので
一回で全てを紹介することは当然できません。
そこで、シリーズで何回かに分けて、
生活習慣病についてお話ししていこうと思います。
私が循環器内科で、心臓、高血圧、糖尿病等が専門。
心筋梗塞や脳卒中など、動脈硬化性疾患の原因になる。
早い内であれば予防が可能な病気である。
という理由で糖尿病や高血圧、高脂血症などの
疾患を中心に書いていきたいと思います。
次回は生活習慣病シリーズの各論第一回として、
「糖尿病」を取り上げようと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
■生活習慣病は以前成人病と言われていた病気と同じである。
■具体的にはがん、狭心症、心筋梗塞、脳卒中や、
糖尿病、高血圧、肥満、高脂血症等がある。
■生活習慣病の原因は、加齢よりも食生活や運動習慣、
職場や家庭などのストレスといった、普段の生活習慣である。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:生活習慣病
心筋梗塞
<本日のテーマ> 心筋梗塞
今日は私の専門分野の心筋梗塞についてです。
循環器内科というのは、心臓、血管、
高血圧、糖尿病等が専門です。
皆さん、心筋梗塞という言葉は
聞いたことはありますよね。
なんか、重病だというイメージは
あると思うんですが、
具体的にどんな病気か知ってますか?
心筋梗塞というのは、心臓の表面を走っている
心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が
詰まる病気です。
いきなり言われても、イメージがわかないという方は、
こちらのURLの絵を見て下さい。
参考URL:
http://www.toshiba.co.jp/care/benri/igaku/iga_15.htm
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/Sick/sick4.html
心臓というのは、心筋という筋肉で出来ています。
冠動脈が詰まると、その先に
血液(酸素)が行かなくなるので、
心筋が死んでしまい、胸が痛くなったり
心不全になったりします。
場合によっては死亡します。
ちなみに医学用語で「梗塞」というのは、
血液が行かなくなって臓器(組織)が死んでしまう、
という意味です。
似たような言葉で脳梗塞、
肺梗塞なんかがあります。
これらは、脳、肺に行く血管が詰まって、
脳や肺の組織の一部が死んでしまう病気です。
これらの病気も共に命に関わる病気です。
話を元に戻して、血管(冠動脈)がなぜ詰まるか、
というと動脈硬化が進んだからです。
動脈硬化というのはその名の通り
動脈が硬くなってもろくなる事です。
動脈硬化は、高血圧、糖尿病、高脂血症、
喫煙、肥満、、、等で進みます。
いわゆる生活習慣病というやつですね。
残念ながら、硬くなった血管が元に戻る事はないので、
一度心筋梗塞になった人がもう一度心筋梗塞になる確率は、
一度もなった事のない人よりも何倍も高いです。
動脈硬化というのは、心臓の血管だけ進む、
というわけではなく、全身の動脈で同時に進むので、
脳梗塞の発症する確率も高くなります。
肺梗塞というのは、肺に行く静脈が詰まる病気なので
また別なのですが、これは機を改めて話す事にします。
大事なのは、心筋梗塞にならないように、予防する事。
一度なってしまった人は、
もう一回起こさないようにする事です。
予防には禁煙をしたり、塩分やカロリー制限、
適度な運動をして体重を落とす等が重要です。
当然ですが、病院で薬をもらっている人は、
きちんと医師に言われたとおりに薬を飲む、
という事も大事です。
では、もし心筋梗塞になってしまったら
どうすれば良いのでしょうか。
すぐ病院に行って下さい。
、
、
、
、
、
当たり前ですね。
じゃあどういう風になれば、
心筋梗塞になったと自分でわかるのでしょうか。
はっきり言って症状くらいしかないです。
心筋梗塞になると、胸が痛くなり、痛みが続きます。
痛みの程度というのは、
人それぞれ感じ方が違うので、
凄く痛いから重症、あまり痛くないから軽症、
というわけではありません。
胸の痛みではなく、胸が重苦しい感じ、
胸の違和感、と感じる人もいます。
また、心臓の血管(冠動脈)が詰まると、
心臓に血液が行かなくなるので、
体中に血液を送り出せない
心不全という状態になり、
息が苦しくなったりもします。
こういった症状が30分以上続いたら要注意です。
心筋梗塞以外にも胸が痛かったり、
息が苦しくなる病気もあるのですが、
こんな症状が続いたらまず心筋梗塞を疑って、
すぐ病院に行って下さい。
救急車呼んで構いませんから。
絶対自分の車で行こうなんて思ったら駄目です。
救急車で一刻も早く病院に来て下さい。
命に関わりますから。
治療は少しでも早い方が良いのですが、
心筋梗塞の治療は特殊な治療で、ある程度大きな規模な
循環器のある病院でないとできません。
検査してみないと心筋梗塞かどうかはわからないので、
一刻も早く病院に連れて行く事が大事です。
下手したら死んでしまう病気ですから。
参考URL:
http://www.toshiba.co.jp/care/benri/igaku/iga_15.htm
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/Sick/sick4.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
■心筋梗塞というのは、心臓の表面を走っている
心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が詰まる病気。
■動脈硬化が進むと、心筋梗塞になりやすくなる。
■動脈硬化は、高血圧、糖尿病、高脂血症、
喫煙、肥満、、、等、いわゆる生活習慣病で進む。
■予防が一番大事で、それには禁煙、塩分やカロリー制限、
適度な運動をして体重を落とす等が重要。
■心筋梗塞の症状は、胸の痛み、胸の違和感、
胸の重苦しさ、息苦しさ等。
■心筋梗塞を疑ったら、一刻も早く病院に行く。
カテゴリー:心筋梗塞
インフルエンザ2,インフルエンザと風邪
第2回の今日は大好評?の前回に続いて、
今回も風邪とインフルエンザについてです。
ところで、風邪っていったい何なんでしょうか。
風邪を知らない人はいないと思いますが、
医学的な風邪の定義を知っている人は
少ないかと思います。
医学的に風邪症候群とは、
「ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症。」
です。
上気道というのは、要は喉や鼻で、そこに炎症が起こると
喉が痛くなったり、咳や鼻水がでたりします。
急性というのは一週間とか二週間で良くなるということですね。
まさに、風邪って感じですよね。
具体的な原因ウイルスとしてはライノウイルス、
アデノウイルス、コロナウイルス等があります。
夏風邪なんかはエコーウイルス、
コクサッキーウイルスが原因の場合が多いです。
子供だとロタウイルスやRSウイルスが多いです。
これら以外にもあり、数十種類位の風邪の原因ウイルスがあります。
一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で
上気道感染を起こし、高熱を出す病気です。
広い意味ではウイルスが原因の上気道感染なので、
インフルエンザも風邪の一種なのですが、
一応インフルエンザと風邪は別物として扱う場合が多いです。
インフルエンザとただの風邪は症状も違うのですが、
大きく違うのは治療です。
十年位前までは基本的にはどっちも安静にしているしかなかったのですが、
インフルエンザはここ数年でタミフルという抗ウイルス薬ができたので、
それを飲む場合が多いです。
同じ様な抗ウイルス薬として、吸入のリレンザってのもありますがね。
ちなみに日本だけで世界の70%のタミフルを消費しています。
風邪の場合は今でも対症療法しか治療はありません。
対症療法というのは、熱が出たら熱を下げる、
咳が出たら咳を止める、というようなその場しのぎの治療です。
前回のメルマガでは風邪とインフルエンザの違いは、
インフルエンザは高熱が出る事と書きました。
しかし、風邪でも高熱がでる場合もあります。
それは、風邪に気管支炎や肺炎を合併した場合です。
気管支炎や肺炎は、最近が気管支や肺に感染して、結果的に熱をだします。
こうなったら、早めに病院に行った方が良いです。
風邪で抗生剤を投与しても、ウイルスが原因なので意味がないのですが、
この二次感染予防のために風邪でも抗生剤を出す医師もいます。
古い先生や開業医で自分の所で薬を出している病院なんかは、
出すこともあるようです。
ちなみに、先進国の中で、風邪に抗生剤を出す国は日本しかありません。
当たり前ですよね、風邪には効かないんですから。
と、いうことでとりとめなくなってしまいましたが、
今回は風邪とインフルエンザの違いについてでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
■風邪とは、ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症である。
■風邪とインフルエンザでは治療が違う。
風邪は対症療法のみ。
インフルエンザには抗ウイルス薬がある。
■風邪でも気管支炎や肺炎が合併すると、高熱が出る。
そうなったら、早めに病院へ。
■風邪はウイルスが原因なので、抗生物質は効かない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:インフルエンザ
インフルエンザ1
初めまして。
循環器内科医のDr. Iと申します。
このブログは現役の医師であるDr. Iが
健康、病気、等に関して
わかりやすく解説していくブログですよ!
一般の人が読んでもわかるように、
わかりやすく説明していきますから。
一緒に勉強していきましょうね!
----------------------------------------------------------
第一回目は、今はやりの、
インフルエンザに関しての話をしていきます。
みなさんの周りではもう、
インフルエンザはやってますか。
私の周りではまだそれほどでもないみたいです。
今年のインフルエンザは
例年より早く、はやっているようですね。
皆さんもうご存じかもしれませんが、
インフルエンザというのは
インフルエンザウイルスに感染して、
高熱や関節痛などの症状が出る感染症です。
普通の風邪との違いは、
38℃以上の高熱が出ることです。
ただの風邪の場合はそんなに高熱はでません。
インフルエンザの治療は10年くらい前までは、
ただ安静にしているしかなかったのです。
しかし、インフルエンザウイルスに対する
抗ウイルス薬が登場してからは、
薬を飲むという治療も出来るようになりました。
タミフルという薬もインフルエンザの薬で、
日本では約7年位前から発売されており、
今ではインフルエンザにかかった人の
多くに使われています。
最近新聞やインターネットで
このタミフルの副作用で異常行動とかが
発表されて、本当にこの薬を飲んで良いか
迷っている人もいるのではないかと思います。
ではインフルエンザにかかったら
どうしたらよいのでしょうか。
方法は2つあります。
1,病院に行ってタミフル(リレンザ)を
処方してもらう。
2,家で安静にして水分を十分にとる。
この2つですね。
一番良くないのは病院に行って
タミフル(リレンザ)を処方してもらったのに
飲まないというものです。
ちなみに、リレンザっていうのは、
吸入するタイプの、インフルエンザの薬です。
1に関してですが、タミフルをインフルエンザ発症後
48時間以内に飲むと、インフルエンザが
早く治るというのは、証明されております。
一方タミフルの副作用と言われている
異常行動ですが、これはまだタミフルのせいである
と決まったわけではありません。
その頻度も0.1%とか非常に低いです。
ですから、ものすごく低い副作用にこだわって、
病状を悪化させる位であれば
薬を飲んだ方が良いと思います。
ただし、念のため特に子供の場合は
薬を飲んで数日は目を離さないように
した方が良いと思いますよ。
2に関してですが、基本的には
若い人はこれでも良いと思います。
昔はこれしか方法がなかったわけですし、
若い人であれば自然治癒力で
たいていは治りますから。
ちょっと前に厚生労働省も、
新型インフルエンザがはやった場合は、
人に移すこともあるから出来るだけ家で
安静にしていろ、と言っていましたしね。
この方法の良いところは、
1、人にインフルエンザを移さない。
2、無理に病院に行って体力を使わない。
3、病院に行って、逆にインフルエンザ
(本人がインフルエンザで無かった場合)や他の風邪などを移されない
などがありますね。
そういう事で、インフルエンザにかかったら、
病院に行ってタミフル(リレンザ)を処方してもらうか、
家で安静にして水分を十分に取るのが良いと思いますよ。
ただし、高齢者やものすごく高熱があって
水分が十分に取れない時や、
他に病気があって体が弱い人。
こういった人は、早めに病院に行った方が良いので
これは覚えておいて下さいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
■インフルエンザと普通の風邪の違いは、
インフルエンザは38℃以上の高熱が出ること。
■インフルエンザにかかったら、
病院に行ってタミフルを処方してもらうか
家で安静にして水分を十分にとる。
■高齢者や水分が十分に取れない時、
他に病気があって体が弱い人などは、
早めに病院に行く。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カテゴリー:インフルエンザ
相互リンク
当サイトは相互リンクを募集しております。
ご希望の方は、下記のテキストリンクを貼っていただき、
ご連絡をいただけますようお願いします。
(当サイトの趣旨と大幅に逸脱するサイトとのリンクはできませんのでご了承願います。)
リンク先URL: http://www.yabuishi.com/
リンク名 : 病気の症状と対処法
連絡先: renraku★yabuishi●com (★を@、●を.に変換してください)
おすすめのサイトを紹介いたします。
どれもユニークでためになる情報を提供しているHPです。
■健康に役立つホームページ
「やぶ医師のつぶやき」~健康、病気なし、医者いらずを目指して
■趣味に役立つホームページ
■ビジネスに役立つホームページ
■脳を鍛えるホームページ
カテゴリー:相互リンク
Powered by
Movable Type 3.35
