熱中症4,熱中症の対処
2008年02月17日
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<本日のテーマ> 熱中症の対処
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熱中症シリーズ
第一回は熱中症の病態について。
第二回は熱中症の症状について。
第三回の前回は熱中症の予防についてでした。
前回までの復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をした時などに、
体に熱がこもってしまう病態。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
●熱中症が起こりやすい環境
気温が高い、風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い、急に暑くなった日、等
●熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
2)服装に工夫をする
3)こまめに水分を補給する
4)急に暑くなる日に注意する
5)個人の条件を考慮する
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
熱中症は、正しい応急処置ができれば命を救う事ができる。
って事で、今回は、熱中症の対処についてです。
熱中症というのは、暑い中で汗をいっぱいかいて、
それ以上汗をかけない状態になって、
体に熱がこもる、という病態です。
だから、対処の基本は、これらを解除する事になります。
熱中症というのは、命に関わる病態ですので、
緊急事態という事を認識して、なるべく早く対処する事が大事です。
「危ない」と思ったら、まず救急車を呼んで下さい。
そして、その後に身体を冷やします。
■熱中症を疑った時にすべき事
1)涼しい環境へ
熱中症が疑わしい人を、すぐに風通しの良い日陰や、
クーラーが効いている室内に連れて行ってあげましょう。
そして、寝かせてあげて下さい。
2)脱衣と冷却
○衣服を脱がせて、体からの熱の放散を助けてあげます。
完全に脱がせなくても、胸や手首のボタンを開けて、
ゆるめるだけでも効果がありますよ。
○露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇いで、
風を当てて、体を冷やしてあげて下さい。
これも、気化熱ってやつです。
○氷嚢があれば、それを脇の下、首、太股の付け根に当てて下さい。
脇の下には腋窩動脈、首には頸動脈、太股の付け根には大腿動脈
という大きな血管があります。
その血管の上に冷たい氷嚢を置く事によって、血液を冷やして、
体全体を冷やす効果があります。
この方法は、クーリングと言われる方法で、
病院では患者が熱を出したときに、よく使う方法です。
こういう対処を始めるのは、早ければ早いほど良いです。
だから、救急車を要請したら、来るまで
何もしないで待っているのではなくって、
救急車が来るまでに、できるだけの事はしてあげて下さいね。
3)水分、塩分の補給
意識があって、水が飲めそうなら、冷たい水を飲ませましょう。
これは、水分の補給という意味が大きいのですが、
胃の表面で熱を奪って、体温を下げる効果も少しは期待できます。
塩分も同時に補給できる、という意味では
スポーツドリンク等が最適です。
呼びかけに反応しない、とか反応がおかしいって時は、
無理に水を飲ませようとしてもうまくいきません。
逆に誤って気管に入って、むせてしまう可能性が高いので、
こういう時は飲ませてはいけませんよ。
4)医療機関へ運ぶ
自力で水分が飲めない時は、急いで病院へ運んで下さい。
もちろん、救急車を呼んでもかまいません。
意識障害があるのは、重症度IIIにあたりますから、まずいです。
病院に早く連れて行って、点滴や厳重な管理が必要です。
ということで、熱中症の対処法についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症を疑った時にすべき事
1)涼しい環境へ
2)脱衣と冷却
3)水分、塩分の補給
4)医療機関へ運ぶ
特に意識障害があるのは、重症度IIIにあたりますから。
そういう時は、病院に早く連れて行くか救急車を呼んで下さいね!
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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熱中症3,熱中症の予防
2008年02月17日
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<本日のテーマ> 熱中症の予防
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熱中症シリーズ
第一回は熱中症の病態について。
第二回の前回は熱中症の症状についてでした。
前回までの復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をした時などに、
体に熱がこもってしまう病態。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
熱中症は、正しい予防法ができれば防ぐ事ができるって事で、
今回は、熱中症の予防についてです。
熱中症というのは、体に熱がこもる病態です。
だから、暑い日でも寒い日でも、同じ様な確率で起こる、
という訳ではないんですよ。
それは、なんとなくわかりますね。
熱中症になりやすい環境というのがあって、
それは具体的には下で述べるような環境です。
○熱中症が起こりやすい環境
気温が高い
風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い
急に暑くなった
具体的には、梅雨の合間に突然気温が上昇した日や、
梅雨明けの蒸し暑い日など、身体が暑さに慣れていない
時に熱中症は起こりやすいです。
特に高血圧症の人や、心臓病持ちの人、高齢者などは要注意です。
では、そういう熱中症になりやすい環境の時には
何に注意したら良いのでしょうか。
■熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
具体的には、日陰を選んで行動する。
日傘をさしたり、帽子をかぶる。
すだれ、カーテン等で、直射日光を避けて、
風通しを良くする、なんかですね!
2)服装に工夫をする
太陽の光に当たる時は、熱を吸収して暑くなる黒色系の
服は止めた方が良いですね。
汗をかく時の下着は、吸水性の良い素材のものが良いです。
また、襟元はなるべくゆるめて、通気を良くしましょう。
3)こまめに水分を補給する
のどの渇きを感じたって事は、身体の中の
水分が減り始めたってサインです。
できればのどが渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。
気温の高いとき、運動などで汗を多くかいたときは早めに、
ゆっくりと少しずつ水を飲みましょう。
水分と塩分を同時に補給できる「スポーツドリンク」がお勧めです!
アルコールは利尿作用があるので、水分を摂った分以上に
おしっこが出ちゃいますので、止めてくださいね。
4)急に暑くなる日に注意する
例年、熱中症の発生は梅雨入り前の5月頃から増え始め、
7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
人間が上手に汗をかくことができるようになるためには、
慣れが必要ですから、暑さに慣れていないこの時期に
最も注意が必要です。
急に暑くなる日や、熱帯夜の翌日は要注意ですよ!
5)個人の条件を考慮する
熱中症の病態というのは、汗がたくさん出て、熱が
身体にこもってしまう状態です。
なので、元々水分が少ない人や、熱が高い人はなりやすいです。
具体的には、
風邪などで発熱してる人、下痢などで脱水状態の人。
そして、暑さを外に逃がしにくい皮下脂肪の暑い人。
その他には、暑さに鈍感になりがちな高齢者。
もともと涼しい環境で育った人。
心肺機能の悪い人。
自律神経や循環機能に影響を与える薬を飲んでいる人。
こういった人達は、他の人より熱中症になりやすいので、
特別に注意しなければなりません。
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
集団行動の時、特に学校での体育の授業なんかですね。
先生や責任者は、暑さが避けられない場所での作業は、
なるべく短時間で済ませるようにしてください。
そして、こまめに水分や塩分を補給させてあげてください。
ということで、熱中症の予防、注意点についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症が起こりやすい環境
気温が高い、風が弱い、日差しが強い
照り返しが強い、急に暑くなった日、等
●熱中症を防ぐための注意事項
1)暑さを避ける
2)服装に工夫をする
3)こまめに水分を補給する
4)急に暑くなる日に注意する
5)個人の条件を考慮する
6)集団活動の場では、お互いに配慮する
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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熱中症2,熱中症の症状
2008年02月17日
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<本日のテーマ> 熱中症の症状
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前回は熱中症ってどんな病気(病態)なの?
って話でした。
前回の復習
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をする。
→汗がどんどん出る。
→水分補充しない。
→体に熱がこもる
→体温40℃などの異常高熱。
→更に脱水状態が進む。
→手足のけいれん、吐き気、失神、
ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることもある病態。
(あくまでも一つの例ですよ)
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができるし、
正しい応急処置ができれば、命を救う事もできます。
という話でした。
では、今回は、じゃあどういう症状だったら熱中症なんだ。
って思った人の為に。
熱中症2 は、熱中症の症状についてです。
昔は熱中症を、「熱痙攣」、「熱疲労」、「熱射病」
の3つに分類していたんですが。
言葉も難しいし、わかりにくいので、
今は症状によって、重症度を分類する場合が多いです。
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
ちょっと個別に解説しますね。
ちなみに重症度は、Iの方が軽くて、IIIが一番重症です。
■重症度I
○めまい、立ちくらみ、失神
「脱水状態」になると、立ち上がった時に「ふわっとする感じ」
いわゆる立ちくらみの状態になりやすくなります。
これは、脳への血流が瞬間的に不十分になった事を示し、
「熱失神」と呼ぶ事もあります。
○筋肉のこむらがえりが痛い、筋肉痛・筋肉の硬直
汗をなめた事ありませんか。
汗ってしょっぱいんですよ。
って事は、たくさん汗をかくと、塩分が不足しますよね。
汗が出て、塩分が欠乏すると「こむらがえり」が起こります。
これを「熱痙攣」って呼ぶ事もあります。
■重症度II
○頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
脱水が進行して、更に体に熱がこもってくると、
体がぐったりする、力が入らないなどの症状がでます。
これを、「熱疲労」って呼ぶ事もあります。
■重症度III
○意識障害、痙攣、手足の運動障害
さらに進むと、呼びかけや刺激への反応がおかしい。
体にガクガクとひきつけがある。
真っ直ぐ走れない、歩けない等の症状が出ます。
○高体温
前回も書きましたが、汗をたくさんかくと、脱水になり、
それ以上汗をかく事ができなくなって、体に熱がこもります。
だんだんこもってくると、体温が40℃位になる事もあります。
その位体温が高いと、触ったら「熱い」って感じますよね。
従来から「熱射病」や重度の「日射病」と言われていたものが
これに相当します。
重症度IIIまでいったら、すぐに適切な処置をしないと、
命を落とす事もある、危険な状態です。
じゃあ、適切な処置って一体なんなんだ?
って思った方。
そこらへんに関しては、次回以降でお話しますね。
ということで、熱中症の症状についてでした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
◎熱中症の症状
■重症度I
○めまい、立ちくらみがある。
○汗がふいてもふいてもでてくる
○筋肉のこむらがえりが痛い
■重症度II
○頭が、がんがんする(頭痛)
○吐き気がする、吐く
○体がだるい(倦怠感)
○判断力、集中力が低下する
■重症度III
○意識がない
○体がひきつる(痙攣)
○高い体温である
○呼びかけに対し、返事がおかしい
○真っ直ぐに歩けない、走れない
参考:熱中症保健指導マニュアル2006
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熱中症1,熱中症の病態
2008年02月17日
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<本日のテーマ> 熱中症の病態
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今回からは、ちょっと生活習慣病を離れて、
夏に注意しなきゃいけない病気(病態)を勉強していきます。
という訳で、今回からは、熱中症についてです。
熱中症って言葉は、なんとなく聞いた事がありますよね。
日本語の場合は、漢字からなんとなくイメージできますよね!
熱中症という漢字には、読んで字のとおり、
「熱に中る」という意味があるんです。
では、専門的に熱中症っていうのは、
どんな病気(病態)なのかを、教科書で見ていきましょう。
○熱中症とは
暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって
体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、
体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、
全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態。
ながっ。
しかも、難しいわ。
って事で、ちょっと解説。
サッカーでもジョギングでも、運動をすると
体が熱―くなりますよね。
これって、体から熱が出るからなんです。
正常な状態だと、人間の体は末梢血管を拡張させて、
皮膚に多くの血液を分布させて、外へ熱を逃がす事ができます。
車でいう、ラジエーターみたいもんですね。
更に、汗をかいたら、汗が蒸発しますよね。
この時の気化熱で、体の熱を上手に逃がす事ができます。
気化熱って中学生くらいの時に、理科の授業で習いましたね。
あれです、あれ。
では、夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をしたらどうなりますかね。
ただでさえ暑いのに、からだから大量の熱が発生します。
そうすると、たくさん汗をかきますよね。
血管が拡張するっていっても、限界がありますよね。
無限に広がれるはずもないですからね。
汗もどんどん出ます。
でも、汗がどんどん出ているのに、水分を補充しないと、
これ以上汗をかけなくなりますよね。
そしたら、どんどん体に熱がこもっていって、
下手したら体温が40度を超える、異常高熱になってしまいます。
そしたら、更に脱水状態が進んで、手足のけいれんや吐き気、
失神、ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることがあります。
これが熱中症なんですよー。
こわいですねー。
でも、大丈夫♪
熱中症は死んでしまう事もある、怖い病態ですけど、
正しい予防法を知っていれば、防ぐ事ができますから。
また、正しい応急処置ができれば、命を救う事もできますから。
ということで、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●熱中症とは
夏の暑い日等に、サッカーやジョギング、
ゴルフなどの激しい運動をする。
→汗がどんどん出る。
→水分補充しない。
→体に熱がこもる
→体温40℃などの異常高熱。
→更に脱水状態が進む。
→手足のけいれん、吐き気、失神、
ひどいときには意識障害を起こして、
ショック症状で死に至ることもある病態。
これ以外(運動をしなくても)でもなる時もありますので、
あくまで一例ですからね!
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