高尿酸血症・痛風9,高尿酸血症・痛風の治療3
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の治療3
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回は、高尿酸血症、痛風の予防。
第七回は、高尿酸血症、痛風の治療1。
第八回の前回は、高尿酸血症、痛風の治療2でしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
●高尿酸血症、痛風の治療1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
●痛発作が起こったら
患部を冷やす。
発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
お酒は飲まない。
できるだけ早く病院に行く。
●痛風発作が起きてものすごーく痛くなったら
消炎鎮痛剤を飲む。
この時尿酸を下げる薬を、新たに飲んではいけない。
第九回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療 3です。
あれ、前回で高尿酸血症、痛風については終わったんじゃないの?
って思った人。
ごめーーーーーん。
まだ終わってなかったわ。
全部書いたつもりだったんだけど、まだ言い残した事が
あったのと、前回の訂正もあったので、
今回も第九回って事で、よろしくね!
まずは前回の訂正と、ちょっと表現に語弊が
あったかもしれない点があったので、補足。
コルヒチンって薬を、発作がでる前とか、発作の直後に
飲む事もあるけど、副作用の問題もあるので、
現在はあまり使われていない。
って表現があったのですが。
あまりどころか、よっぽどベテランの医師以外は、
全く使わない、という意見をいただきました。
まあ、私も使った事はないんですけどね、コルヒチン。
痛風治療のガイドラインにも載っていた薬なので、
一応書いたんですけどね。
だから、痛みが出る前とかなんとかで使い分けるっていう
のではなく、痛み止めの使い分けはしないで、
痛みが出たら、消炎鎮痛剤を飲んで下さいって事っす。
それともう一つ。
大事なのは高尿酸血症、痛風にならない為の予防です。
高尿酸血症、痛風になってしまうと、
痛発作が起きて痛い目にあうって事もありますが、
一番怖いのは、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全なんかを合併して、
死んでしまうかもしれないからです。
この表現だと高尿酸血症、痛風になったら直接、
心筋梗塞や脳梗塞になってしまうように誤解されたかもしれません。
前から読んで頂いている読者の方は、
第五回、合併症のところで、高尿酸血症、痛風+高血圧や
糖尿病、高脂血症が重なると心筋梗塞や脳梗塞になりやすい。
って書いたので、わかるかもしれませんが。
最近読み始めた人にとっては、ちょっと誤解を招く
表現でしたね、すいません。
高尿酸血症や痛風になる人は、肥満や
生活習慣に問題のある人が多いんです。
すると、高血圧や糖尿病、高脂血症なんかも合併して
心筋梗塞や脳梗塞なんかになって、
最悪の場合は死んでしまうかもしれないって事です。
尿酸の値を下げるだけで、全てが解決する訳ではないですよ!
そいで本題。
治療の目的)
前回、前々回といろいろ書きましたが、まとめると
1)痛風発作の発症を抑えるために、尿酸値をコントロールする。
2)尿酸結晶の沈着に伴う合併症である腎障害、
尿路結石までに進行させないこと。
3)虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害の
発症率を高くする誘因でもある高脂血症、高血圧、
糖尿病、肥満などの生活習慣病の併発を防ぐ。
この3つです。
上にも書いたように、他の生活習慣病を合併して
心筋梗塞や脳梗塞等になっちゃう事もあるから、
生活習慣そのものを改善してくださいね!
それで、ここからが追加。
高尿酸血症とか痛風っていうのは、尿酸値が高い病気です。
で、その治療って事は、尿酸値が上がったら、
それを下げる治療をするって事になります。
適当に下げれば良いってもんでもないし、どれだけ高かったら
治療を開始するとか、どの位の尿酸の値を目標に下げると良い、
って事がきちんと決まっているんです。
医者に任せても良いかなって思って、最初は書かなかったんだけど、
治療して採血とかして、せっかく尿酸値を測ってるんだから、
自分でも知っておいた方が良いかな、って思って書く事にしました。
■6-7-8のルール
尿酸の値は、
目標値=6mg/dl以下
正常値=7mg/dl以下
治療開始値=8mg/dl以下
ってのがあるので、6-7-8のルールって言います。
尿酸値が7mg/dl以上なら高尿酸血症なんだけど、
薬を飲んだら、6mg/dl以下になるようにするって事っす。
その中でも、痛風発作がある人は尿酸値7mg/dl以上なら、
すぐ薬を飲むとか、合併症(腎障害、尿路結石・高血圧・
高脂血症、狭心症、心筋梗塞、糖尿病など)があれば
8mg/dl以上で薬を開始。
合併症がなければ9mg/dl以上で薬を開始するとか、
結構細かくあるんですけどね。
それ以上細かく知りたいって人はこちらからどうぞ!
→ http://tinyurl.com/m5apn
という訳で、今日は高尿酸血症、痛風の治療3、
追加と補足でした。
今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の治療、まとめ
1)痛風発作の発症を抑えるために、尿酸値をコントロールする。
2)尿酸結晶の沈着に伴う合併症である腎障害、
尿路結石までに進行させない。
3)虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害の
発症率を高くする誘因でもある高脂血症、高血圧、
糖尿病、肥満などの生活習慣病の併発を防ぐ。
●6-7-8のルール
尿酸の値は、
目標値=6mg/dl以下
正常値=7mg/dl以下
治療開始値=8mg/dl以下
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高尿酸血症・痛風8,高尿酸血症・痛風の治療 2
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の治療 2
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回は、高尿酸血症、痛風の予防。
第七回の前回は、高尿酸血症、痛風の治療についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
●高尿酸血症、痛風の治療1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
第八回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療 2です。
前回は治療でも、食事、運動療法について書いたので、
今回は薬物療法についてです。
薬物療法だから、医者が出す薬を飲む事。
終了―――――。
って言ったら怒りますよね。
いや、冗談ですので、怒らないでくださいね!
薬物療法の前に、痛風の発作が起きた時に自分で
できる事があるので、まずはそれをやって下さいね。
具体的には
●患部を冷やす。
●発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
●お酒は飲まない。
そいで、その後に、
●できるだけ早く病院に行くこと。
って事っす。
で、本題の薬物療法についてです。
痛風というのは、尿酸値が高いとなる病気なので、
尿酸値を下げる薬を飲むってのが基本になります。
いくつか薬にも種類があるんですが、まあそれは医者に任せましょう。
そして、痛風の治療です。
痛風の発作時に使用する薬には2種類あります。
ひとつは痛風発作の直前、または発作になった直後に飲んで、
発作を未然に防いだり、症状の進行を抑える薬です。
この薬はコルヒチンって言います。
コルヒチンって薬は、発作が起きてかなり痛みが出てから
飲んでも意味がないんです。
というか、逆に副作用もあるので、使っちゃ駄目です。
まあ、最近はこの薬自体ほとんど使わなくなりましたけどね。
もうひとつは、発作が起きてものすごーく痛くなったのを、
とにかく痛みを和らげるために使われる薬です。
いわゆる、痛み止めってやつですね。
消炎鎮痛剤とも言います。
頭痛薬とか、高熱が出た時に飲んで下さいねって言われて
病院から貰う薬と、基本的には一緒です。
痛風発作が起きてから、慌てて尿酸を下げる薬を飲むと、
かえって炎症がひどくなることがあるので、飲んじゃ駄目です。
ただし、もともと服用していて発作が起きた場合は、
そのまま飲んでくださいね。
今まで飲めって言われていて、勝手に止めていたのを、
発作が出たから飲むってのは駄目って事ですから。
ま、結局痛風発作が起きたら、安静にして
痛み止めを飲んで、発作が収まるのを待つしかないって事っす。
というわけで、今回で高尿酸血症、痛風については終了です。
今までに言ってきた通り、一番大切なのは、
高尿酸血症、痛風にならない為の予防です。
なってしまうと、痛発作が起きて痛い目にあうって事もありますが、
一番怖いのは、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全なんかを合併して、
死んでしまうかもしれないからです。
その為に、食事はプリン体を制限したり、カロリーも制限して、
有酸素運動をして、体重を減らす。
そして、水分を多めに摂って、おしっこを出すって事ですね。
という訳で、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●痛発作が起こったら
患部を冷やす。
発作の起こった関節を安静にする。
できるだけ歩かないで、運動は控える。
患部のマッサ-ジはしない。
お酒は飲まない。
できるだけ早く病院に行く。
●痛風発作の直前、または発作になった直後に飲む。
薬の名前はコルヒチン。
ただし、現在はほとんど使われていない薬。
●痛風発作が起きてものすごーく痛くなったら
消炎鎮痛剤を飲む。
この時尿酸を下げる薬を、新たに飲んではいけない。
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高尿酸血症・痛風7,高尿酸血症・痛風の治療
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症と痛風の治療
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回は、高尿酸血症、痛風の合併症。
第六回の前回は、高尿酸血症、痛風の予防についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
第七回の今日は、高尿酸血症、痛風の治療についてです。
糖尿病や高血圧、高脂血症等、他の生活習慣病と同じく、
治療は、食事・運動療法と、薬物療法になります。
食事・運動療法に関しては、基本的には予防と同じです。
具体的には先週書いた。
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
が基本になります。
そして第二回でやった痛風の誘因の復習
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
これら痛風の誘因になる事を、しない様にする事が
痛風の治療とも言えると思います。
具体的には
1,食べ過ぎない
3の肥満って事とも関係があるんですが、食べ過ぎないっていうのは、
カロリーを摂りすぎないって意味と、プリン体を多く
摂りすぎないっていうのと両方の意味があります。
2,アルコールを飲み過ぎない
アルコールは尿酸の産生を促進し、しかも尿酸排泄を抑制します。
特にビール、発泡酒はお酒のなかでも特にプリン体が多いので、
できるだけ止めた方がよいですね。
3,肥満にならない
医学的に肥満っていうのは、BMI>25の事を言います。
これも何回も出てきましたね!
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さいね。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
で、肥満にならない為には
摂取カロリー < 消費カロリー
にすれば、体重は必ず減ります。
摂取カロリーっていうのは、食事のカロリー。
消費カロリーっていうのは、基礎代謝(何も運動とかをしないでも、
消費されるカロリー)+運動で消費するカロリーです。
簡単に言うと、食べた分以上に運動すれば良いんですね!
ここで注意しなきゃならない事は、「有酸素運動」
をして下さいって事です。
有酸素運動っていうのは、ウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングや、ゆっくりと泳ぐ水泳等です。
なんでかって言うと、激しい運動は尿酸値を上昇させるんです。
また、いきなり強い運動を行うと、
痛風発作を誘発することがあるので、逆効果だからです。
せっかく良いと思ってやった事が、逆に悪さをする事もあるので、
注意して運動して下さいね!
4,ストレスを貯めない
これができれば苦労しないんでしょうけどね(笑)
仕事をしていたり、人間関係の事なんかだと、
なかなか難しいんですよね、実際は。
まあ、ストレスを完全にゼロにする事は不可能ですから。
あんまり無理をしないって事が大事でしょうね。
という訳で、今日はここまで。
来週は高尿酸血症、痛風の治療(薬物療法)についてです。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の治療、1
食べ過ぎない
●高尿酸血症、痛風の治療、2
アルコールを飲み過ぎない(特にビール、発泡酒)
●高尿酸血症、痛風の治療、3
肥満にならない
摂取カロリー < 消費カロリー となるように
有酸素運動を行い、食事も調節する。
●高尿酸血症、痛風の治療、4
ストレスを貯めない
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高尿酸血症・痛風6,高尿酸血症・痛風の予防
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の予防、1
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回は、痛風の症状と経過。
第五回の前回は、高尿酸血症、痛風の合併症についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作は、足の親指の付け根、足の甲に多く、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●合併症が悪化すると、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
第六回の今日は、高尿酸血症、痛風の予防についてです。
高尿酸血症、痛風になって、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症
にかかってしまったら、最悪の場合は死んじゃいます。
ですから、ならない為の予防が最も重要です。
糖尿病や高血圧、高脂血症等、他の病気でもそうなんですが、
原因がわかっている場合は、予防することは可能です。
まあ、理屈ではなんですけどね。
原因になっている事をしなければ良いんですから。
実際は遺伝とか体質の問題もありますし、
原因は一つだけではないですから、
完璧に予防することはできないんですけどね。
でも、確率を減らすことは出来ます。
尿酸というのは、毎日ほとんど一定の量が体で作られています。
そいで、一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れてます。
そしてそのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃうんです。
使うエネルギーの量が一定で、それによって作られる
尿酸の量が一定で、排泄の量も一定。
だとすると、沢山原料を摂りすぎると、
尿酸の値が上がっちゃいますね!
原料ってのは、肉類等の食べ物に多く含まれるんでした。
これ「プリン体」って言います。
という事は、原料のプリン体の多い食品を控えるってのが、
高尿酸血症、痛風予防の原則になります。
プリン体の多い食品ってのは、精巣、卵巣、内臓、干物等です。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモなんかっす。
アルコールの中ではビール、発泡酒に多く含まれていますね!
そいで、高脂血症の時のタマゴなんかでもそうだったんですが。
プリン体を摂っても問題ないって言ってる先生も一部にいるんです。
自分が痛風で、ビール飲んでいる医者とか。
でも、今のところプリン体の多い食品は、制限した方が良い
というのが、一般的な考え方です。
尿酸のバランスを保つために、一つは摂りすぎない。
もう一つは、多く出すって事ですね、理屈から言うと。
で、具体的には、おしっこをいっぱい出せば良いんですよ。
健康な人だと、水分を摂れば、その分おしっことして出ます。
だから、簡単に言うとたくさん水を飲めば良いんですよ。
一応目安としては、一日2リットルと言われています。
水分ですから、水じゃなくてお茶とかでも良いですよ。
ただし、アルコールやジュース等は、カロリーが多いですから、
お茶とかコーヒー位にしておいてくださいね!
そして、「健康な人」だと、飲んだ分がおしっことして出る
って言いましたよね。
健康じゃない人っていうか、心不全や腎不全等、飲水に制限が
ある人は、たくさん水分を摂る事はできませんから、
主治医と相談してからにしてくださいね!
ここでもう一回、痛風の誘因の復習
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
って事は、これらをしなければ痛風の発作を予防出来るって
事でもありますよね。
結局こういう事をしないって事が、高尿酸血症、痛風の
治療にもなりますから、細かい内容は来週って事にしましょうか。
という訳で、今回はここまで。
次回は高尿酸血症、痛風の治療についてです。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
ご友人や会社の上司・同僚・部下!
または不健康な顔してる人にも教えてあげて下さいね♪
【お勧めメルマガ 「やぶ医師のひとりごと」】
http://www.mag2.com/m/0000180417.html
糖尿病についても知りたいって人は、こちら!
日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://1muryoureport.com/?2985
■このメルマガはいいぞ!と思ったら「まぐまぐ読者さんの本棚」
へ推薦していただけますと、すごーくうれしいです。
http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
◎「やぶ医師のひとりごと」 ID. 0000180417
http://www.mag2.com/m/0000180417.html
3つセットなので、こちらもどうぞ。
◎1日1分!知っててよかった!血液の話 ID.0000172341
http://www.mag2.com/m/0000172341.html
臨床検査技師のどれみさんが、血液検査についての話や、ビタミン、
不飽和脂肪酸の話なんかもしてくれる、メルマガです。
◎yukilaの雑記帳 ID.0000156653
http://www.mag2.com/m/0000156653.html
とある大学の工学部の学生、yukilaさんが、
環境やエネルギー等について語っているメルマガです。
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【今日のまとめ】
●高尿酸血症、痛風の予防、1
プリン体の多い食品を控える
プリン体の多い食品:精巣、卵巣、内臓、干物等。
具体的にはレバー、イクラ、スジコ、エビ、アンキモ等
●高尿酸血症、痛風の予防、2
おしっこをたくさん出す。
目安としては一日水分を2リットル飲む。
ただし心不全や腎不全のある人は注意が必要。
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高尿酸血症・痛風5,高尿酸血症・痛風の合併症
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の合併症
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回は、高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ。
第四回の前回は、痛風の症状と経過についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断基準
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作で一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)。足の甲、
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
●合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
第五回の今日は、高尿酸血症、痛風の合併症についてです。
その前に、ちょっと前回の訂正です。
このメルマガを書く前に、何冊かの教科書を読んで一番多い
意見を採用しているつもりなんですが。
ちょっと教科書が古かったのと、言い方に語弊があったようなので
少し訂正しますね。
●痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなり、
たいていは1~2週間で完全になくなる。
ってところ。
痛風発作の多くは数日でおさまる事が多いんです、実は。
で、長くとも一週間か、せいぜい二週間って意味でした。
それと、関節、関節って書きましたが、関節以外にも
足の甲なんかにも起こるんですよ、前回も書いたアキレス腱とか。
だから、関節にしか起きないって意味ではないです。
すいません。
●何回も同じ関節で痛風発作を繰り返すと、
そこの部位は、関節の変形や破壊も起こる。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
関節そのものが破壊されるのではなく、関節の周囲や軟骨、
皮下組織などにも尿酸の結晶がたまり、「痛風結節」
ができるって事ですね。
最近はほとんど見なくなりましたが。
私も見た事はありません。
という事で、専門家の先生からご指摘をいただきましたので、
ここで訂正しておきますね。
では、気持ちを改めて、高尿酸血症、痛風の合併症についてです♪
合併症というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
糖尿病、高血圧、高脂血症でも出てきたので、前からこのメルマガを
購読している読者さんは、もうご存じですね!
今まで、痛風の「痛み」の話ばっかりしていましたよね。
でも、一番怖いのは、「痛み」ではないんですよ。
極端な話、痛いだけじゃ死にませんから。
高尿酸血症、痛風で一番怖いのは、この合併症なんですよー。
■尿路結石
尿中の尿酸の濃度がすごーく高くなっちゃうと、
尿酸が溶けきれなくなるんです。
そーなったら、尿酸の結晶が腎臓の中で作られてしまいます。
昔、理科の実験で似たような事やりませんでしたか。
あんな感じですね、結晶ってのは。
それが腎臓内で起こるんですよ。
腎臓と膀胱の間をつなぐ尿管っていう管の径は、
数mmとすごーく細いので、尿酸の結晶が詰まりやすいんですよ。
そして、激しい痛みと血尿を伴う発作を引き起こします。
これが尿管結石です。
痛風の人の約20%位に合併すると言われています。
■腎障害、痛風腎
普通だと尿酸は尿に溶けて、腎臓からおしっことして、
外に出されるんです。
でも、上で書いたように尿酸の濃度が高くなると、
尿酸の一部が結晶化してしまうんですよ。
そしてそれが腎臓を傷つけたり、沈着すると腎障害を起こします。
そしてずーっとそれを放っておくと、最終的には慢性腎不全
になって、血液透析が必要になる事もあります。
最近は良い薬があるから、痛風腎で透析になったという人は
あんまりいないんですが、放っておけばそうなる可能性はあります。
そして、お得意様の登場です。
そうです、前の生活習慣病シリーズでも登場した、あの方達です。
■高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満症
痛風患者では、高血圧(約50%)、高脂血症(約40%)、
と高率に他の生活習慣病を合併します。
それぞれの病気については、以前のメールマガジンで書きましたので、
ここで細かく説明する事は、省きます。
ちなみに、糖尿病については無料レポートにまとめたので、
興味のある人はこちらを見てくださいね!
⇒ 日本一わかりやすい!「糖尿病」
http://1muryoureport.com/?3068
高尿酸血症、痛風の患者では約80%の人が、これらの病気を
合併すると言われています。
痛風は「ぜいたく病」って言われるくらいの病気ですから。
たくさん食べたりとか、運動不足等の生活習慣。
これらは、糖尿病や高血圧、高脂血症の原因のところでも
出てきましたから、こういう生活をしていたら痛風だけじゃなくって
他の生活習慣病になってもおかしくないですよね!
そしていちばん大事なこと。
それは。
こういう他の生活習慣病を合併すると、狭心症や心筋梗塞、
そして、脳梗塞なんかになりやすくなっちゃうんですよー。
以前は痛風の死因として、一番多かったのが腎不全だったんですが。
最近は薬が良くなったのと、透析が発達したので、
一番ではなくなっています。
まだ、それでも多い事は多いんですけどね。
問題なのは、それ以上のペースで、心筋梗塞や脳梗塞によって
死亡する人が増えているって事なんですよー。
高尿酸血症や痛風単独でも、心筋梗塞や狭心症になる確率が
2~3倍になるって最近の研究もあるんですが。
今の所はまだ、高血圧や糖尿病、高脂血症、肥満症、タバコのように
単独で心筋梗塞になる確率を増やすって事は証明されていません。
しかし、確実なのは、高尿酸血症や痛風に高血圧や糖尿病、
高脂血症等の他の生活習慣病を合併すると、
確実に心筋梗塞になる確率が増えるって事。
そして、高尿酸血症や痛風の人は高率で
それらの病気を合併するって事です。
ここでもう一つ訂正。
前回のメルマガで
●進行すると合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
って書きましたけど。
これって、痛風の病状が悪化すると、って意味ではないんです。
今回書いたように、他の生活習慣病を合併すると、
そうなっちゃうよって意味ですからね。
心筋梗塞も脳梗塞も、なってしまったら死ぬかもしれない、
ものすごーく大変な病気です。
だから大事なのは、予防する事なんですよ、予防。
他の病気でも、いっつも言っていますよね。
高尿酸血症、痛風の予防に関しては、次回以降でお話します。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●痛風の合併症には、尿路結石、腎障害、痛風腎、
高血圧や糖尿病、高脂血症等がある。
●痛風腎になって、腎不全になると、透析が必要になる事もある。
●高血圧や糖尿病、高脂血症等を合併すると、
心筋梗塞や脳梗塞になる確率が高くなる。
最悪の場合は死亡する事もある。
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高尿酸血症・痛風4,痛風の症状と経過
2008年02月12日
__________________________
<本日のテーマ> 痛風の症状と経過
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回は、痛風の原因と誘因。
第三回の前回は、高尿酸血症、痛風の頻度と
なりやすいタイプ、についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風になりやすいタイプ
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多い、と言われている
第四回の今日は、痛風の症状と経過についてです。
尿酸値が高くなっちゃうと、高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる。
単純に尿酸値がいくらになったから、痛風になって関節に
痛みが出るって事ではなくって、ある誘因が重なると、
痛みが出て痛風になる、って話でした。
でも、「痛風になると痛みが出るって言うけど、
どこがどーいう風に痛くなるんだー。」
って思った方もいるんじゃないですかね。
全くおっしゃる通りです。
それをこれから書きますので、焦らないで読んでいってくださいね!
痛風発作(急性関節炎)
第二回、痛風の原因と誘因でも書きましたが、
尿酸の血中濃度が高い状態が5年とか10年続くと、
尿酸塩の結晶が、徐々に関節の内面に沈着してきます。
すると、ある日突然関節に激しい痛みが襲います。
これが痛風発作です。
尿酸塩を白血球が攻撃して急に関節に炎症が起こるんです。
この発作は普通1~2週間位でおさまりますが、おさまった後、
尿酸値を適正に下げる治療をしないと、また再発するんですよ。
「関節、関節って言うけど、どこの関節よ」って思った人。
まあ、そう焦らんと。
これから書いていきますからね♪
痛風発作っていうのは、足の関節に炎症が起きる事が多いです。
ほとんどの場合1ヶ所だけに起こり、
同時に複数の関節炎を起こすことはめったにありません。
痛風関節炎が一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)です。
これが最も典型的ですね。
私が見た痛風の人は、ほとんどみんな、
足の親指の付け根が痛いって言っていました。
次くらいに多いのが足関節(くるぶしの下の所にある関節)で、
膝関節、手指遠位関節、肘関節、アキレス腱なんかにも起こります。
発作が起きる時間で多いのは夜間や早朝ですね。
突然激しい痛みで始まるって事が多いです。
発作時は関節の痛み、発赤、腫れが強く、歩くのもつらくなります。
痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなって、
たいていは1~2週間で完全になくなります。
痛風の慢性期
きちんと治療しないと痛風発作の間隔はだんだん短かくなって、
発作が完全におさまらないうちに
また次の発作が起こるようになっちゃいます。
悪循環ってやつですね。
何回も同じ関節で発作を繰り返すと、そこの部位は、
関節の変形や破壊も起こってきちゃいます。
発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
また、関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもあります。
最初はただ痛かっただけなのに、
徐々に関節が壊れてきたりするんですよー。
怖いですねー。
ま、こうなるまでには、最初の発作が起こってから、
十数年かかるって言われているんですけどね。
若い時に発症した人や遺伝的因子の強い人は、
尿酸値も高く、進行も早くなります。
さらに、その後も未治療のまま放置した場合は、
同時に進行している合併症が慢性・悪化し、
腎不全や脳卒中、心筋梗塞などで最悪の場合は、
死んでしまうこともあります。
こっちの方がもっと怖いですねー。
合併症というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
糖尿病、高血圧、高脂血症でも出てきたので、前からこのメルマガを
購読している読者さんは、もうご存じですね。
「合併症」に関しては、次回詳しく説明しますからね。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●痛風発作は、ある日突然関節に激しい痛みが襲う。
●痛風発作の症状(痛み)は、24時間以内にもっとも強くなり、
たいていは1~2週間で完全になくなる。
●痛風発作で一番多いのは、足の親指の付け根
(第一中足趾節関節)。
足関節(くるぶしの下の所にある関節)、膝関節、
手指遠位関節、肘関節、アキレス腱でも起こる事がある。
●何回も同じ関節で痛風発作を繰り返すと、
そこの部位は、関節の変形や破壊も起こる。
●痛風発作の部位も一ヶ所にとどまらないこともあり、
関節や筋肉、皮下などに尿酸結晶の塊(痛風結節)
ができることもある。
●進行すると合併症が慢性・悪化し、腎不全や脳卒中、
心筋梗塞などで最悪の場合は、死ぬこともある。
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高尿酸血症・痛風3,高尿酸血症・痛風の頻度となりやすいタイプ
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症、痛風の頻度となりやすいタイプ
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高尿酸血症と痛風。
第一回は、高尿酸血症の診断基準。
第二回の前回は、痛風の原因と誘因についてでしたね。
前回までのまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
第三回の今日は、高尿酸血症、痛風の頻度と
なりやすいタイプ、についてです。
尿酸値が高くなっちゃうと、高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる。
単純に尿酸値がいくらになったから、痛風になって関節に
痛みが出るって事ではなくって、上に書いた誘因が重なると、
痛みが出て痛風になる、って話でした。
ところで、尿酸値に限らず、採血等で測る検査には、
全て基準値とか標準値って呼ばれるものがあります。
たいてい、自分の採血の値の右側に( )でかかれている数字です。
では、尿酸値の場合はこの値っていくらでしょうか?
「高尿酸血症の診断基準が、血清尿酸値が7.0mg/dL以上だから、
血清尿酸値が7.0mg/dL未満だ。」
と、思いませんでしたか?
残念、不正解です。
血液検査の報告用紙には、尿酸の標準値、基準値として、
男性で3.8~7.5 mg/dL、女性で2.4~5.8 mg/dL位が
記載されていることが多いみたいです。
ま、施設とか検査する機械とかによって違うんですけどね。
でもね、これは病気のない健康な人が、だいたい
この範囲におさまるという、あくまでも参考値なんです。
具体的に言うと、100人健康な人を連れてきて測ったら、
95人がこの値の中に入りますよ、って値です。
だから、「健康に良い」という正常値ではないんですよー。
糖尿病は空腹時血糖が126mg/dl以上とか、
高血圧は血圧140/90mmHg以上とか、
こういう病気かどうかを決める時の値っていうのは、
世界中でいろんな研究をして、
この値を超えると問題ありますよ。
具体的には合併症が増えますよ、死亡率が上がりますよ。
って客観的データーに基づいた値です。
標準値、基準値っていうのは、100人健康な人を
連れてきて測ったら、95人がこの値の中に入りますよ、
っていう値です。
だから、違って当然なんですよね。
むしろぴったり一致することは珍しいです。
ですから、尿酸値の場合、具体的な値を覚えるとしたら、
意味があるのは、血清尿酸値が7.0mg/dLっていう値です。
やっと本題に入りますか。
痛風は男性の病気って言われていて、99%は男性なんです。
男性の高尿酸血症の頻度は、1960年代は約5%、
1970年代から1980年代前半が約15%、
1980年代後半から1990年代が約20%。
って徐々に増えているんですが、その後は約20%とほぼ一定です。
女性に痛風が少ないのは、女性ホルモンが尿酸を体外へ
排泄しやすくしているからだ、って言われています。
だから、女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こります。
昔は痛風は50歳代の中高年に多い病気だったんだけど、
最近は30歳代が最も多く、20歳代でもいるんですよー。
今日本には推定で痛風の患者数は約30~60万人、
高尿酸血症は、その10倍くらいって言われています。
では痛風になりやすい人ってのは、どんな人でしょうか。
痛風にかかりやすい人の共通点って事で、
性格との関係っていうのが言われています。
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多いっていうものです。
まあ、科学的な根拠はないんですけどね。
でもこういうタイプの人は、立場上ストレスを常に受けていたり、
接待とか仕事の関係で、飲酒や食事量が多くなる、
なんて事も多いんでしょうからね。
尿酸値が上昇しやすい環境にはあるとも言えますよね。
こういう人は特に気をつけた方が良いですよ♪
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●痛風のほとんど(99%)は男性。
女性の痛風は閉経前はまれ(約1%)で、
ほとんどは閉経後(3~5%)に起こる。
●痛風になりやすいタイプ
積極的で行動力があって、競争心旺盛で、努力家で
社会的に成功する人に多い、と言われているが、
科学的根拠はない。
●正常値と標準値、基準値は違う
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高尿酸血症・痛風2,高尿酸血症・痛風の原因と誘因
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症・痛風の原因と誘因
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高尿酸血症と痛風。
第一回の前回は、高尿酸血症の診断基準についてでしたね。
前回のまとめ
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるという基準自体はない。
第二回の今日は、痛風の原因と誘因についてです。
前回の内容は、「尿酸」という古い細胞の残りかすは、
基本的には毎日ほとんど一定の量が体で作られており、
一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れている。
でも、そのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃう。
そうすると高尿酸血症という病気になる。
そして、それが進むと痛風という病気になる、
って事でしたね。
「痛風」というのは高尿酸血症が進むとなるんですが、
ただ尿酸値がいくら以上になったら、
痛みが出て「痛風」になる、って事はないんです。
尿酸の血中濃度が高い状態が続くと(5~10年)、
尿酸塩の結晶が関節の内面に沈着してきます。
「痛風発作」っていうのは、この尿酸塩を白血球が
攻撃する時に起こる急性の関節炎の事なんです。
だから、「痛風発作」では関節が痛ーくなるんですよ。
痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがあります。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
なんとなく、わかるとは思いますが、もっとわかりやすくする
ために、別の例を使って解説しましょう。
例)お金持ち(小金持ち)
本当の大金持ちは、先祖代々お金持ちって人達が多いんですが、
ここでは、自分1人の力でお金を貯めた人の例を見てみましょう!
自分の力でお金を貯める場合、お金を増やす方法は
大きく分けて3つの方法があります。
1)収入を多くする
2)支出を少なくする
3)財テクをする
1)の収入を多くする、ってのは残業をするとか、
アルバイトをするとか、場合によっては
もっと給料の良い会社に転職するって事ですね。
1]、尿酸の場合は、たくさん食事(量)を摂って、
尿酸を体に蓄える。とか、尿酸の原料「プリン体」を多く含む
食事を摂る、って事になりますね。
2)の支出を少なくする、ってのは電気代を節約したり、
飲み代を節約するって事ですね。
出すお金を減らすってのは、そういう事ですよね。
2]、尿酸の場合は、尿から出す量が減るって事です。
尿から排泄する量が低下するから、
体には尿酸が貯まって、尿酸値が高くなるって事ですね。
3)の財テクをする、ってのは株を買ったり、貯金をして
利子を貰ったりする事ですね。
これは尿酸の場合にはないですね(笑)。
3]、尿酸の場合は、(混合型)って事ですから、収入も
増やしてかつ節約もしてる人、って事ですね。
だから、沢山食べて、かつ尿から排泄する量も
少ない人って事になります。
わかりやすくしたんで、本当はちょっと違うんですけどね。
痛風の誘因
痛風の誘因としては、以下のものが考えられています。
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
肥満を助長するし、尿酸の原料の過剰摂取につながります。
2.アルコールの飲み過ぎ
アルコールは尿酸の産生を促進し、しかも尿酸排泄を抑制します。
3.肥満
内臓脂肪が蓄積すると尿酸産生が促進され、
皮下脂肪が蓄積すると、尿酸排泄が抑制されます。
4.ストレス
脱水傾向になったり、ストレスホルモンの影響で
尿酸排泄が抑制されるのではないかと言われています。
5.その他二次性のもの
血液の病気や腫瘍などの他の病気が関係している場合や、
薬(利尿薬など)の副作用で起こる場合もあります。
こういう事があると、尿酸値が上がっちゃいますよ♪
というわけで、今日は「痛風」の原因と誘因についてでした。
一番為になったのは、お金の話だったりして(笑)。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●痛風の原因
尿酸が体内で増えるタイプには、下の3つのタイプがある。
1]. 尿酸が作り出されやすいタイプ(産生亢進型)
2]. 尿酸が排泄されにくいタイプ(排泄低下型)
3]. 両方をあわせもつタイプ(混合型)
●痛風の誘因
1.食べ過ぎ(カロリーの多い食事や動物性食品)
2.アルコールの飲み過ぎ
3.肥満
4.ストレス
5.その他二次性のもの
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高尿酸血症・痛風1,高尿酸血症と痛風の診断基準
2008年02月12日
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<本日のテーマ> 高尿酸血症と痛風の診断基準
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前回までは肥満症についてでしたね。
今回からは、気持ちを新たに、高尿酸血症と痛風についてです!
第一回の今日は高尿酸血症の診断基準についてです。
皆さん、「高尿酸血症」って言葉、聞いたことありますか?
このメルマガを読んでいる方は、健康に興味のある方が
ほとんどですから、それなりに病気とかの知識がある方が
多いんだとは思いますが。
それでも、聞いたことのない人の方が多いかもしれませんね。
では、「痛風」って言葉ならどうですか?
「痛風」は聞いたことある人も多いんじゃないですか。
ちなみに、多くのパソコンは「つうふう」という文字を入れると、
最初に「通風」と変換されますが、こっちじゃなくて「痛風」です。
風が当たっても痛いってのが語源らしいです。
ホントかウソか知りませんけど、そう言われてます。
「高尿酸血症」って言葉は、聞いたことがなくっても、
何となく意味はわかりますよね、漢字を見れば。
その名の通り、尿酸値が高い病気の事です。
いやー、日本語って便利だねー。
じゃあ、尿酸ってなんなんでしょうか?
一言で言うと、尿酸っていうのは、古い細胞の残りかす。
エネルギーの燃えかすって事になります。
「尿酸」は、細胞の中にある「核酸」っていう遺伝子の成分が
分解されてできた、いわゆる古い細胞の残りかすなんです。
そいで、体の中のエネルギーのもととなっている
物質の燃えかすでもあるんです。
要するに、新陳代謝によって細胞が分解されたり、
エネルギーを使うと、体の中で尿酸が作られるんです。
また、尿酸の原料は食物(特に肉類)にも含まれていて、
こういう物を食べると、体の中で尿酸が作られます。
普通に生活をしていれば、使われるエネルギーの量ってのは、
そんなに変わりませんからね。
だから、それによって尿酸が作られる量っていうのは、
基本的には毎日ほとんど一定なんです。
そいで、一定の量が主に尿から排泄されて、バランスが取れています。
しかーし、そのバランスが崩れると、尿酸値が高くなっちゃうんです。
尿酸の原料は食物(特に肉類)に含まれるんでしたよね。
これ「プリン体」って言います。
聞いた事がある人もいるかもしれませんね。
ちなみに「プリン」の語源は核酸代謝物の総称を表すラテン語
「プリンヌクレオチド」で、デザートのプリンとは関係ありません。
使うエネルギーの量が一定で、それによって作られる
尿酸の量が一定で、排泄の量も一定。
だとすると、沢山原料を摂りすぎると、尿酸の値が上がっちゃいますね。
原料ってのは、肉類等の食べ物に多く含まれるんでしたね。
だから、たくさん美味しい物を食べる人がこの病気になりやすいんです。
むかしは「ぜいたく病」って呼ばれていた位ですからね、「痛風」は。
じゃあ、どんくらい尿酸の値が高くなったら、
高尿酸血症って病気になるんでしょうか?
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上
になった状態を「高尿酸血症」と言います。
この状態がさらに進んで関節に炎症が起こって、
痛ーくなる病気が「痛風」です。
高尿酸血症→痛風になるんですが。
尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるって基準自体はありません。
尿酸の値が高くなればなるほど、痛みが出る(痛風発作)
確率は高いんですが、いくら以上とは言えません。
だから尿酸値が7でも痛みが出れば「痛風」って病気だし、
尿酸値が9でも、痛みがなければ痛風ではなくて、
ただの「高尿酸血症」になります。
どんな食事が多いとなりやすいかって具体的な食事とか、
どこが痛くなるのかって事なんかは、次回以降にお話しますね。
というわけで、今日は高尿酸血症の診断についてでした。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●高尿酸血症の診断
年齢、性別に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dL以上。
●「高尿酸血症」の状態がさらに進んで、
関節に炎症が起こって、痛くなる病気が「痛風」。
●尿酸値がいくら以上になったら痛みが出て、
痛風になるという基準自体はない。
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