高血圧5,高血圧の治療
2008年02月03日
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●<本日のテーマ> 高血圧 の治療 (生活習慣病 2)
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今日は高血圧について!パート5!
今日も元気にいきますよ~。
第1回は高血圧の診断基準。
第2回は高血圧の種類と検査。
第3回は高血圧の合併症。
第4回の前回は高血圧の予防についてでしたね。
第5回の今日は高血圧の治療についてです。
俺は、私は高血圧じゃないから関係ない、なんて言わないで、
しっかり読んで下さいね!
高血圧の場合も、治療は糖尿病なんかと同じように、
いきなり薬ではなくって、まずは食事、運動療法になります。
食事)
食事に関して、前回の予防では一日の塩分摂取量を
10グラム以下に、と言いましたよね。
高血圧になってしまった場合、治療としては
塩分6グラム/日以下が推奨されています。
これは、はっきり言って結構きついです。
私は男の1人暮らしなもんで、食事はコンビニ弁当や
外食が中心です。
でも、その割には一応食事には気を遣ってメニューを選んでます。
医者ってある程度の年齢より若い場合は、一ヶ月に何回か
病院の当直をやるんですよ。
で、当直の時って、病院によっては患者さん用の食事が
出されるんです。
私は患者さん用の食事が出ても、別に味が薄いとは感じません。
ほとんどの病院で、常食(高血圧とかの病気以外の人用の食事)は、
塩分は一日10グラムくらいになるように計算されています。
この味が薄く感じないって事は、だいたい、いつもの食事で
一日にとる塩分の量は10グラムくらいって事です。
でもさすがに一日塩分6グラムの食事は薄いと思います。
一般的な日本人の塩分摂取量は、一日に12グラム位ですから、
約半分ですからね。
これはちょっときついです。
ほとんどの患者さんは味薄いって言います。
でも、高血圧になってしまったら仕方ないです。
高血圧学会でもこれが推奨されてますからね。
前は7グラムだったんですが、制限厳しくなったんですよ。
運動)
予防でも言いましたが、有酸素運動は、
長期間繰り返し続けると、血圧を下げます。
有酸素運動っていうのは、ウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳等です。
一日30~45分位の軽い運動を続けるのが良いですね。
一回に30分とかの時間が取れなくても10分を3回
とか4回って、分けても効果はほとんど同じですから。
軽く汗をかいたり、息が切れる程度の運動ですよ。
高血圧がある人は、合併症として心臓や腎臓に病気
のある人や、脳梗塞をやったことのある人もいるでしょうから、
主治医と相談してやりすぎないように気をつけてください。
減量)
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
で計算して、BMI>25が肥満でしたね。
普通体重はBMIが18.5~25です。
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さい。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
まずはBMI<25まで痩せる事が目標になります。
また、肥満の中でも皮下よりも内臓に脂肪がつく内臓肥満
(上半身型肥満、リンゴ型肥満)が血圧上昇と関連がある、
と言われていますので、ウエストも減らしたいです。
目標としては、男性はウエスト85センチ以下、
女性はウエスト90センチ以下です。
なんでこの数字かってのは、また今度。
メタボリックシンドロームのところで話そうと思います。
摂取カロリー < 消費カロリー = 痩せる
ですから、食事のカロリーを制限して、運動して
カロリーを消費して痩せてもらいます。
薬)
高血圧の人用の血圧を下げる薬の事を降圧薬って言います。
具体的な薬の種類にはCa拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬、
β遮断薬、α遮断薬なんかがあるのですが、医療関係者以外は
覚える必要はありません。
一応、主治医を信頼して任せましょう。
ちょっと注意する事は薬の副作用ですね。
肝機能障害とか採血をしないとわからないものは、病院で
採血をするしかないんですが、自分でわかる副作用もあるんです。
降圧薬であれば、血圧が下がり過ぎる事が副作用としてあり得ます。
多くの場合は横になっていれば何ともないんだけど、
立ち上がるとふわっとする、立ちくらみの症状ですね。
こういう症状があったら横になっている時だけでなくって、
立ち上がったときの血圧も測った方が良いですね。
立ち上がると血圧が下がる、起立性低血圧というのに
なっていると、立ちくらみの症状が出る場合が多いです。
他に薬にアレルギーがあって、蕁麻疹のようなものが出るとか、
吐き気がするとかいうのも自分でわかりますよね。
そういう副作用が疑われたら、早めに病院を受診して、
主治医に相談して薬の変更を考えて貰ってください。
他)
高血圧になった人はもちろんですが、血圧が高めの人、
家族に高血圧の人が多くて血圧が気になっている人は、
家で血圧を測定するのが重要です。
病院で測るのはせいぜい月一回か二回くらいですから。
これでは少なすぎます。
白衣高血圧っていって、家ではもっと低い人もいますし。
血圧計は市販されていますから、数千円位で買えます。
手首で測定するやつよりも、肘の所に巻いて測定するタイプの方が、
正確ですので、できればそっちを買った方が良いですね。
毎日測るのがベストですけど、何日かに一回とかでも構いません。
できれば、血圧を測ったら測定した日付と時間、血圧の値を
手帳かなんかに書いた方が良いです。
たいていの病院には、血圧手帳というのが置いてありますから、
それをもらうと良いですよ。
それを診察の時に持っていって、主治医に見せてあげてください。
主治医は病院での血圧だけでなく、家庭での血圧も参考にして、
薬を調節してくれますので。
今、病院にかかっていない人は、普通のノートとか手帳でも良いですし、
エクセルかなんかで表にしても良いですね。
あとは、アルコールを控える事。
タバコを止める事ですね。
そういったわけで、今日は高血圧の治療についてでした。
なんか予防と同じような内容になってしまいましたが、
予防と治療はそんなに変わらないので、やむを得ませんね。
これで高血圧については終了です。
次回からは、生活習慣病の3として高脂血症の話を
していきますからね。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高血圧の治療は、食事療法、運動療法、減量、
薬物療法がある。
●食事は塩分制限で、一日塩分6グラム以下。
体重を落とす為にはカロリー制限も必要。
●運動は有酸素運動
具体的にはウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳等。
●薬物療法は自分では副作用に注意する。
●家でも血圧を測るのが重要。
使う血圧計は手首で測るタイプより、肘付近に巻いて
測るタイプの物の方が正確なので良い。
●アルコールは控える、タバコは止める。
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高血圧4,高血圧の予防
2008年02月03日
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●<本日のテーマ> 高血圧 の予防 (生活習慣病 2)
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高血圧シリーズ。
第1回は高血圧の診断基準。
第2回は高血圧の種類と検査。
第3回の前回は高血圧の合併症についてでしたね。
第4回の今日は高血圧の予防についてです。
これ、一番大事ですから、心して読んで下さいね!
今までのが大事じゃないってわけでは、勿論ないのですが、
知識でわかったつもりになっただけでは、あんまり意味ないです。
実践するって事が大事です。
今までに高血圧に関して、世界中でいろんな研究がされています。
その中で、確実にわかっていることは
1)塩分の取りすぎ
2)肥満
3)運動不足
これらがあると、血圧は上がるって事は間違いないんです。
って事は、逆に言えばこれらに気をつければ高血圧の予防が
できるって事なんですよ。
もちろん、遺伝的に高血圧になりやすい家系というのもあるので、
100%予防できるってわけではないんですが。
確実に高血圧になる確率を減らす事は出来ます。
では、それぞれについて見ていってみましょう。
1)塩分の取りすぎ
一般的な日本人は、だいたい一日に12グラム位です。
理想的な塩分摂取量というのは一日に10グラム以下です。
日本人っていうのは、塩辛いものが好きな人種なんですよ。
だから、普通に周りの人と同じ味付けの食事をしていたら、
塩分は取りすぎって事になってしまうんです。
じゃあ塩分を取りすぎないためにはどうすれば良いかっていうと、
自分の意志で薄味にして、それに慣れていくしかないんです。
入院患者さんに、「病院のご飯どうですか?」って聞くと、
ほとんどの人は「味が薄い」って答えるんです。
でも、何ヶ月か入院していると、だいたい慣れて、
逆に退院して普通の食事をすると、「しょっぱくて食べられない」
って言う人も多いです。
人間の味覚って慣れるんですよ。
コンビニなんかで売っているお弁当とか、レストランの食事は、
薄味でまずいって人が多かったら商売にならないですからね。
当然味は濃いです。
でも、今はコンビニなんかでも探せば、結構健康に気をつけたってのを
売りにしたお弁当とかもあるので、外食中心でも何とかはなりますが。
できれば、自分で自炊して塩分を減らした方が良いですね。
どんな食事にどの位塩分が含まれているかってのは
こういうサイトを参考にしてみると良いですよ。↓
http://www.ketsuatsu.com/lifestyle/04.html
http://tinyurl.com/nnxdp
それと、もう一つ。
塩分を取ってもそれをなるべく出すようにすれば良いんです。
で、どうすれば塩分を排泄できるかっていうと、
カリウムを取れば良いんですよ。
カリウムを取れば、余計な塩分がおしっこから排泄されるので、
カリウムは自然の降圧薬って言われているくらいです。
カリウムの摂取量に決まりはないんですが、目安としては食塩の1/3位。
1日に3~4gのカリウムが必要です。
カリウムは、主に野菜類(アスパ、ブロッコリー、ほうれん草等)、
いも類、果物類(プルーン、バナナ等)などの植物性食品や、
ひじき、わかめなどの海草類に多く含まれています。
ただし、腎臓が悪い人がカリウムを多く摂取すると
「高カリウム血症」になる事があるので、
主治医の許可をもらってからにして下さいね。
カリウムの含まれている食品に関しては
こちらなんかを参照にして下さい。↓
http://www.ketsuatsu.com/lifestyle/07.html
2)肥満
日本の医学界では、肥満の定義は、BMI>25です。
BMIというのは、前にもメルマガで書きましたが、
BMI=体重(kg)/身長(m)/ 身長(m)
で計算します。
これが22だと、最も病気になりにくいと言われています。
BMIが22以上だと標準よりも太っている。
22以下だと痩せているという事になります。
普通体重はBMIが18.5~25です。
自分で計算するのは面倒くさいでしょうから、
自分のBMIを知りたい人はここで計算してみて下さい。
⇒ http://www2.health.ne.jp/check/bmi.html
特に肥満の中でも皮下よりも内臓に脂肪がつく内臓肥満
(上半身型肥満、リンゴ型肥満)が血圧上昇と関連がある、
と言われています。
でも、30歳とか40歳になれば自然にお腹出てきますよね。
私もかなり危ないです。
一応今はBMI 22くらいなのですが、
油断するとすぐ太ってしまいます。
BMIをちょうど22にするまで痩せろ、とは言いませんが、
BMI25以下の正常範囲までは痩せた方が良いですね。
体重っていうのは
摂取カロリー>消費カロリー ⇒⇒⇒⇒ 太る
摂取カロリー<消費カロリー ⇒⇒⇒⇒ 痩せる
という単純なものなんですけどね。
まあ、それができりゃあ、苦労しないんでしょうけど。
食事のカロリーを制限して、運動してカロリーを消費するってのが
ダイエットの王道です。
3)運動不足
運動をする習慣のない人の血圧の方が、運動する習慣のある人と
比べると高いです。
また、有酸素運動は、長期間繰り返し続けると、
血圧を下げる作用があることがわかっています。
ですから、有酸素運動を続けるのが、高血圧の予防には良いですね。
有酸素運動っていうのは、ウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳なんかです。
聞いた事ある人多いんじゃないですか、有酸素運動って言葉。
そうです。糖尿病の予防や治療でも出てきましたからね。
まあ、そうでなくてもテレビや雑誌なんかのダイエットとか、健康とかで
たくさん取り上げられている言葉ですから、知っている人も多いでしょう。
一日30~45分位の軽い運動でも2~3ヶ月続けると、
だいたい半分位の人は血圧が10~20位下がります。
一回に30分とかの時間が取れなくても10分を3回とか4回って、
分けても良いです。
これなら、やる気さえあれば出来ますよね。
あくまで有酸素運動なので、全力疾走とかでなくって、
軽く汗をかいたり、息が切れる程度にしておいて下さいね。
特に心臓や腎臓に病気のある人や、脳梗塞をやったことのある人
なんかは、主治医と相談してやりすぎないように気をつけてください。
他にも一時的なものですが、怒ったり、緊張が続いたり、
ストレスが貯まると血圧は上がります。
また、急に寒いトイレとかお風呂に行くと、血圧は上がります。
こういうのも注意した方が良いですね。
そういったわけで、今日は高血圧の予防についてでした。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高血圧の予防法は、食事療法、ダイエット、運動療法
●食事は塩分制限が中心、カリウムも多めに取る。
体重を落とす為にはカロリー制限も必要。
●運動は有酸素運動
具体的にはウォーキングや軽いジョギング、
平らなところでのサイクリングやゆっくりと泳ぐ水泳等
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高血圧3,高血圧の合併症
2008年02月03日
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●<本日のテーマ> 高血圧 3 (生活習慣病 2)
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第1回は高血圧の診断基準。
第2回の前回は高血圧の種類と検査でしたね。
第3回の今日は高血圧の合併症についてです。
合併症というのは、その病気がもとになって起こる、
別の病気や症状の事です。
前からこのメルマガを購読している読者さんは、
もうご存じですね。
この「合併症」という言葉は、どの病気でも出てくるので、
覚えといた方が良いですよ。
で、具体的に高血圧の合併症に何があるかというと
○脳卒中
○心臓病
○動脈瘤、大動脈解離
○高血圧性腎症
なんかがありますね。
全部命に関わる重要な病気です。
では、一つずつ見ていきましょう。
○脳卒中
名前は聞いたことがありますよね。
漫画とかで、
「あんた、そんなに青筋たてて怒ったら、頭の血管切れるよ」
って場面がありますよね。
実際、怒ったり興奮すると血圧は上がります。
血圧というのは、血液を送り出す圧力の事です。
圧力が高いって事は、力いっぱい叩いているって事です。
そーっとほっぺたを叩いただけならちょっと赤くなるだけで済んでも、
思いっきり力入れてびんたしたら、真っ赤に内出血しますよね。
あれと同じで、血圧がすごーく高いと、血管を力いっぱい
叩いているようなもんなので、出血しやすくなります。
頭の血管から出血したら、脳出血です。
血管というのは、血液を送る時に使う管です。
水道管みたいなものですね。
血圧が高いと、ずーっと高い圧力がかかるので、血管は
普通よりも痛みやすくなります。
こういうのを動脈硬化っていうんです。
血管が痛みやすいっていうのは、具体的には、
もろくなって出血しやすいとか、詰まりやすいって事です。
頭に行く血管が詰まって、脳の一部が死んでしまう病気の事を
脳梗塞って言います。
脳の表面は、脳を守るために何重もの膜で覆われているんですが、
その中に、「くも膜」って膜があるんです。
その下(内側、脳側)に血管があるんですが、そこの血管から
出血する病気の事を、くも膜下出血と言います。
脳出血、脳梗塞、くも膜下出血。
これら3つを合わせて、脳卒中と言います。
○心臓病
心臓病って言ったってたくさんありますよね。
その中でも大きく分けて2種類あります。
さっきも言いましたけど、高血圧が続くと、血管に負担
がかかって動脈硬化が進むんです。
で、脳に行く血管が詰まると脳梗塞なんですけど、
心臓に行く血管が詰まると心筋梗塞になるんですよ。
心臓に行く血管が細くなるけど、詰まりはしない、
その前くらいの段階の事を狭心症って言います。
高血圧があって、動脈硬化が進むと、こういう
狭心症や心筋梗塞といった動脈硬化性の心臓病が増えます。
話は変わって、血液を送り出す臓器ってなんですか。
はい、正解。
心臓です。
間違った人。
じゃあ、今覚えて下さい。
高血圧っていうのは、血液を送り出す圧力が高い病気です。
当然いつも高い圧力で血液を送り出していれば、
心臓にも負担がかかりますね。
具体的に言うと、心臓の筋肉(心筋)が鍛えられて、
心筋がぶ厚くなります。
こういうのを高血圧性の心肥大といいます。
最初のうちはただ筋肉が厚くなるだけで済んでいても、
最終的には心臓がそれに耐えられなくなって、
心臓の動きが悪くなってしまう場合があります。
そしたら心不全になってしまいます。
高血圧があると、こういった動脈硬化性の病気と、
心臓そのものに負担がかかる病気と、両方増えちゃいます。
○大動脈瘤、大動脈解離
血管というのは、血液を通す管でしたね。
その中でも、体の真ん中を通る大きな動脈を大動脈と言います。
木で言うと幹の部分で、一番大事な所です。
高血圧があると血管に常に高い圧力がかかっているわけですから、
次第に動脈が太くなってしまいます。
血管がある程度以上に太くなると、動脈瘤という病気になります。
名前の通り、血管の一部分がこぶのように、ふくれちゃうんです。
太くなるだけではなく、もろく、薄くなります。
何が悪いか、っていうと。
「破裂」するんです。
血管が破裂するんですよ。
血管っていうのは血液を送り出す、管ですよ。
イメージとして水道管の破裂を思い出して下さい。
どばーっと水が噴き出しますね。
同じように、血管が破裂したら、どばーっと血が出ます。
いや、血が出るなんてもんじゃないですよ。
まあ、体の中で出血するので外からはわからないんですが。
自殺する時に、手首の動脈を切る人がいますが、
あれよりもっと何倍も太い、たくさん血液が流れている血管が、
破裂するんですよ。
イメージできますか。
時代劇や映画なんかで、悪人が刀で切られて、
血がどばーっと出るシーンがありますよね。
あれの何倍もすごい位の勢いで血が出ます。
体の中の話なので、実際に見た事はないんですけどね。
でも、大動脈が破裂したら、その位血が出ます。
当然、治療は緊急手術なんですが。
8~9割以上は死んでしまいます。
残念ですが、当たり前ですね。
どんな名医でも、です。
大動脈が太くなって、こぶみたいになるのを大動脈瘤。
血管がもろくなって、一部裂けてしまう病気の事は、
大動脈解離と言います。
○高血圧性腎症
心臓は血液を送り出す臓器ですが、腎臓というのは、
フィルターみたいな臓器です。
老廃物を、こし取ったりする臓器です。
コーヒーのフィルターをイメージして下さい。
コーヒーメーカーって、その上にコーヒーの元?
をおいたら、コーヒーだけが自然にぽたぽた落ちてきて、
おいしいコーヒーになりますよね。
あれを、上から無理矢理圧力かけて押したらどうなりますか?
フィルターの目が徐々に大きくなって、余計なコーヒー豆の
一部までコーヒーに入ってしまいますよね。
高血圧ってのは、高い圧力で常に腎臓に行く血液を押している、
みたいなもんですから、長い間それがつづくと、
フィルターが駄目になってしまいます。
で、尿からタンパクが出たりして、それが進むと、
最終的には透析が必要になってしまうんです。
高血圧の場合も、糖尿病と同じく合併症が問題なんです。
合併症は一日とか一ヶ月とかでなるものではなくて、
何年、何十年かけて病気になっていくものです。
だから、気づいた段階で対処すれば、まだ間に合うんですよ。
そういったわけで、今日は高血圧の合併症についてでした。
いつものように、下にまとめを書いておきますね。
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【今日のまとめ】
●高血圧の合併症には、動脈硬化が進んでなるものと、
臓器そのものに負担がかかるものと2種類ある。
●具体的な病名は、
○脳卒中
○心臓病
○動脈瘤、大動脈解離
○高血圧性腎症
等である。
●どれも、命に関わる重大な病気です。
●合併症は、一日とか一ヶ月とかでなるものではなく、
何年、何十年かけて病気になっていく。
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高血圧2,高血圧の種類と検査
2008年02月03日
<本日のテーマ> 高血圧 の種類と検査 (生活習慣病 2)
第1回目の前回は高血圧の診断基準でしたね。
●高血圧の診断基準
病院での血圧 140/90mmHg以上
家庭での血圧 135/85mmHg以上
第2回の今日は高血圧の種類と検査についてです。
高血圧って、生活習慣病(昔の成人病)っていう位だから、
おいしい物食べたり、年とったりしたらなる
って思っていませんか。
まあ、ある意味正しいです。
でも、ある意味って事は100点満点中90点位って事ですよ。
なんで、100点じゃないんだって、思いましたね。
あなた。
それは。
残りの10点は違うからです。
当たり前って、思ったでしょ。
まあ、そう言わんと。
今、日本で高血圧の患者さんは、約3000万人います。
3000万人ですよ。
赤ちゃんや、子供を含めて4人に1人です。
50歳を越えると、半分近くの人が高血圧になります。
で、そのほとんど、約90%は明確な原因は不明です。
原因不明だけど、年をとるとなぜか高血圧になるって事です。
こういうのを本態性高血圧って言います。
逆に言うと、残りの人達の原因はわかっています。
どんな原因かというと、「病気」です。
高血圧だって、病気じゃねーか。
って思ったでしょ。
まあ、そうなんですけど、高血圧の原因だから、
高血圧は除いて下さい。
他の病気が原因で高血圧になるって人がいるって事です。
こういうのを二次性高血圧と言います。
二次性高血圧は高血圧全体の中の約5%。
40歳以下の高血圧の中の約20~30%は
二次性高血圧と言われています。
原因になる病気にはどんなのがあるかっていうと、
腎臓の病気:急性・慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、
腎臓に行く血管が細くなる病気等、
ホルモンの異常:レニン産生腫瘍、アルドステロン症、
褐色細胞種、クッシング症候群、
甲状腺機能亢進症、等
心臓、血管の病気:大動脈縮窄症、大動脈炎症候群、
大動脈弁閉鎖不全症、等
その他にも、妊娠中毒症や薬なども
二次性高血圧の原因となります。
もっと詳しく知りたいという人は、このページなんかを
見ると良いと思います。
http://tinyurl.com/mf883
でも、細かい病気の名前なんて覚えなくても良いですよ。
要は、ただ年を取ったら高血圧になるんじゃなくって、
それ以外に病気があって高血圧になる人もいるんだよ。
って事がわかれば良いんです。
上にも書きましたけれど、40歳以下の20~30%は
二次性高血圧なんですよ。
って事は、他に病気があるって事なんですよ。
病気があるって事は、放っておいたら
もっと悪くなるって事なんですよ。
だからあなたや、あなたの周りに若いのに
血圧が高い人がいたら、病院に行って、
二次性高血圧じゃないかを調べた方が良いですよ。
で、どんな検査をするかっていうと。
まず、血圧を測ります。
当たり前ですね。
それから血液検査、尿検査をして、腎臓が悪くないかとか、
血圧を上げるホルモンが出てないかをみたりします。
更に、レントゲンや心電図を撮って、
心臓に病気がないか等をチェックします。
それで疑わしい、って事になったら、CTを撮ったり、
心臓のエコーをしたりします。
その結果、他に病気があるってわかれば、
その病気の治療をします。
他に病気があって血圧が高いんだから、
そっちの病気を治すのがまず大事ですね。
で、なんにもなければ、血圧を下げる薬を処方したり、
食事、運動療法をしてもらったりします。
って事で今回は高血圧の種類と検査についてでした。
ちょっと賢くなったなーって思った人は、
試しにやってみた下さいね。
今回やってない事も出てるんで、
できないと思う問題もあるんですけど。
高血圧常識クイズ ↓
http://www.ketsuatsu.com/quiz/
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【今日のまとめ】
●高血圧のほとんどは本態性高血圧といって、
明確な原因は不明のものである。
●二次性高血圧という、他の病気が原因で高血圧になる人もいる。
●若いのに血圧が高い人は、二次性高血圧の可能性があるので、
病院に行って検査してもらう。
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高血圧1,高血圧の診断基準
2008年02月03日
<本日のテーマ> 高血圧の診断基準 (生活習慣病 2)
突然ですが問題です。
問1,高血圧症というのは、言葉の通り
血圧が高い人の事ですけど、
どのくらい高いと高血圧というのでしょうか。
要は高血圧の診断基準は何かという問題ですね。
140/90mmHgと答えた方
正解です。
135/85mmHgと答えた方、
あなたも正解です。
なんで正解が二つもあるのかと、疑問に思いましたね、
あなた。
まあ、それが普通です。
なぜ正解が二つあるかを説明するには、
血圧というものがどういうものかを
説明しなければなりません。
血圧というのは、簡単に言うと心臓が血液を
全身に送り出す際の圧力のことです。
この血液の圧力が、基準値以上の状態が
続く状態を高血圧といい、
これが一般に言われる高血圧です。
例えば、100mあなたが走ったとしますよね。
100m走った直後に血圧測ったら
どの位になるか知ってますか。
普通の人は思いっきり走った直後に
血圧測ったことないですよね。
でも、なんとなく上がりそうな気がしませんか。
そうです。それは正しいです。
では、どのくらい上がるんでしょうか。
まあ、人にもよりますけど、血圧が200位いく事も
そんなに珍しくはないですね。
ちなみに心拍数は120とか150位ですかね。
血圧200ってとんでもない値だと思いませんか?
血圧がずっと200とかだったら、相当その人危ないですよ。
はっきり言って、緊急入院した方が良いですよ。
その位の値ですね、血圧200が続くって事は。
でも、普通は5分とか10分とかすれば、
血圧は元に戻ります。
だから心配はいらないんですよ。
一回でも血圧200になったら入院するんだったら、
ほとんど全員入院しなきゃならないですから。
他にも血圧が上がる時というのは、緊張した時ですね。
例えば病院にいって、すごくかわいくて、若い看護師さんが
血圧測ってくれたとか、女性の方であれば、若くてかっこいい
医者が血圧測ってくれたら、ちょっとどきどきしませんか。
そしたら簡単に血圧は10や20は上がります。
白衣高血圧って言葉があります。
その名の通り、白衣を見ると血圧がすごく上がることです。
普通の人は病院に来ると、ちょっとは血圧が上がるんです。
私は医者で、毎日病院に来てるから、
きっと上がっていないと思いますけど、
普通の人は上がります。
私でも、悪いことしてなくても、警察官とすれ違ったら、
なんかどきどきするので、きっと血圧上がってますね。
それと同じような感じで、普通の人は病院に来て
白衣を来た人を見ると血圧が少しは上がります。
それで話は戻るんですけど、
さっきの問題の解答、わかりましたか。
140/90mmHgというのは病院での血圧。
135/85mmHgというのは家での血圧なんですよ。
だから、基準値が2つあるんですね。
参考までに、このページの下の方の3、に出てます。
http://www.lifescience.jp/ebm/hyper_f/04/key1/
家だとリラックスするし、病院だと緊張するんで、
家の方が血圧って低いもんなんですよ。普通。
そういうことは、わかっているので、最初からその事も
考慮して、診断基準って作ってあるんですよ。
ちょっと賢くなったところで、第2問
問2 初めて病院に行って血圧を測ったら
血圧が148/92でした。
この人を高血圧症として、診断して良いでしょうか。
もうおわかりですね。
駄目です。
初めて病院に行ったら、血圧が上がるのは、
むしろ普通です。
緊張して上がっているだけかもしれないし、
診察室に呼ばれる前にどっかに行っていて、
急いで戻ってきた直後かもしれませんからね。
まあ、血圧が高い事は事実なので、
要注意ではありますが、
一回だけでは診断はできません。
前回の糖尿病の診断基準でも書きましたが、
血糖値とか血圧とか、ある程度時間や状況によって
変わるものに対しては、一回だけでなく、
一定の状態で2回以上測定をする必要があります。
そうやって、何回か測ってやっぱりいつも高い、
という事がわかって初めて診断できるんですよ。
そういった所で、今日は終わりにしましょうか。
高血圧の診断基準、わかりましたか。
おまけに、高血圧チェックシートというのを見つけたので、
下に貼って置きますね。
興味のある人はやってみて下さい。
高血圧チェックシート ↓
http://www.ketsuatsu.com/check/
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【今日のまとめ】
●高血圧というのは血圧が高い状態が、長い間続く状態の事。
●高血圧の診断基準
病院での血圧 140/90mmHg以上
家庭での血圧 135/85mmHg以上
●血圧は運動したり、緊張すると上がる。
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