インフルエンザ2,インフルエンザと風邪
2008年01月10日
第2回の今日は大好評?の前回に続いて、
今回も風邪とインフルエンザについてです。
ところで、風邪っていったい何なんでしょうか。
風邪を知らない人はいないと思いますが、
医学的な風邪の定義を知っている人は
少ないかと思います。
医学的に風邪症候群とは、
「ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症。」
です。
上気道というのは、要は喉や鼻で、そこに炎症が起こると
喉が痛くなったり、咳や鼻水がでたりします。
急性というのは一週間とか二週間で良くなるということですね。
まさに、風邪って感じですよね。
具体的な原因ウイルスとしてはライノウイルス、
アデノウイルス、コロナウイルス等があります。
夏風邪なんかはエコーウイルス、
コクサッキーウイルスが原因の場合が多いです。
子供だとロタウイルスやRSウイルスが多いです。
これら以外にもあり、数十種類位の風邪の原因ウイルスがあります。
一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で
上気道感染を起こし、高熱を出す病気です。
広い意味ではウイルスが原因の上気道感染なので、
インフルエンザも風邪の一種なのですが、
一応インフルエンザと風邪は別物として扱う場合が多いです。
インフルエンザとただの風邪は症状も違うのですが、
大きく違うのは治療です。
十年位前までは基本的にはどっちも安静にしているしかなかったのですが、
インフルエンザはここ数年でタミフルという抗ウイルス薬ができたので、
それを飲む場合が多いです。
同じ様な抗ウイルス薬として、吸入のリレンザってのもありますがね。
ちなみに日本だけで世界の70%のタミフルを消費しています。
風邪の場合は今でも対症療法しか治療はありません。
対症療法というのは、熱が出たら熱を下げる、
咳が出たら咳を止める、というようなその場しのぎの治療です。
前回のメルマガでは風邪とインフルエンザの違いは、
インフルエンザは高熱が出る事と書きました。
しかし、風邪でも高熱がでる場合もあります。
それは、風邪に気管支炎や肺炎を合併した場合です。
気管支炎や肺炎は、最近が気管支や肺に感染して、結果的に熱をだします。
こうなったら、早めに病院に行った方が良いです。
風邪で抗生剤を投与しても、ウイルスが原因なので意味がないのですが、
この二次感染予防のために風邪でも抗生剤を出す医師もいます。
古い先生や開業医で自分の所で薬を出している病院なんかは、
出すこともあるようです。
ちなみに、先進国の中で、風邪に抗生剤を出す国は日本しかありません。
当たり前ですよね、風邪には効かないんですから。
と、いうことでとりとめなくなってしまいましたが、
今回は風邪とインフルエンザの違いについてでした。
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【今日のまとめ】
■風邪とは、ウイルス感染によって生じる上気道の急性炎症である。
■風邪とインフルエンザでは治療が違う。
風邪は対症療法のみ。
インフルエンザには抗ウイルス薬がある。
■風邪でも気管支炎や肺炎が合併すると、高熱が出る。
そうなったら、早めに病院へ。
■風邪はウイルスが原因なので、抗生物質は効かない。
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インフルエンザ1
2008年01月06日
初めまして。
循環器内科医のDr. Iと申します。
このブログは現役の医師であるDr. Iが
健康、病気、等に関して
わかりやすく解説していくブログですよ!
一般の人が読んでもわかるように、
わかりやすく説明していきますから。
一緒に勉強していきましょうね!
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第一回目は、今はやりの、
インフルエンザに関しての話をしていきます。
みなさんの周りではもう、
インフルエンザはやってますか。
私の周りではまだそれほどでもないみたいです。
今年のインフルエンザは
例年より早く、はやっているようですね。
皆さんもうご存じかもしれませんが、
インフルエンザというのは
インフルエンザウイルスに感染して、
高熱や関節痛などの症状が出る感染症です。
普通の風邪との違いは、
38℃以上の高熱が出ることです。
ただの風邪の場合はそんなに高熱はでません。
インフルエンザの治療は10年くらい前までは、
ただ安静にしているしかなかったのです。
しかし、インフルエンザウイルスに対する
抗ウイルス薬が登場してからは、
薬を飲むという治療も出来るようになりました。
タミフルという薬もインフルエンザの薬で、
日本では約7年位前から発売されており、
今ではインフルエンザにかかった人の
多くに使われています。
最近新聞やインターネットで
このタミフルの副作用で異常行動とかが
発表されて、本当にこの薬を飲んで良いか
迷っている人もいるのではないかと思います。
ではインフルエンザにかかったら
どうしたらよいのでしょうか。
方法は2つあります。
1,病院に行ってタミフル(リレンザ)を
処方してもらう。
2,家で安静にして水分を十分にとる。
この2つですね。
一番良くないのは病院に行って
タミフル(リレンザ)を処方してもらったのに
飲まないというものです。
ちなみに、リレンザっていうのは、
吸入するタイプの、インフルエンザの薬です。
1に関してですが、タミフルをインフルエンザ発症後
48時間以内に飲むと、インフルエンザが
早く治るというのは、証明されております。
一方タミフルの副作用と言われている
異常行動ですが、これはまだタミフルのせいである
と決まったわけではありません。
その頻度も0.1%とか非常に低いです。
ですから、ものすごく低い副作用にこだわって、
病状を悪化させる位であれば
薬を飲んだ方が良いと思います。
ただし、念のため特に子供の場合は
薬を飲んで数日は目を離さないように
した方が良いと思いますよ。
2に関してですが、基本的には
若い人はこれでも良いと思います。
昔はこれしか方法がなかったわけですし、
若い人であれば自然治癒力で
たいていは治りますから。
ちょっと前に厚生労働省も、
新型インフルエンザがはやった場合は、
人に移すこともあるから出来るだけ家で
安静にしていろ、と言っていましたしね。
この方法の良いところは、
1、人にインフルエンザを移さない。
2、無理に病院に行って体力を使わない。
3、病院に行って、逆にインフルエンザ
(本人がインフルエンザで無かった場合)や他の風邪などを移されない
などがありますね。
そういう事で、インフルエンザにかかったら、
病院に行ってタミフル(リレンザ)を処方してもらうか、
家で安静にして水分を十分に取るのが良いと思いますよ。
ただし、高齢者やものすごく高熱があって
水分が十分に取れない時や、
他に病気があって体が弱い人。
こういった人は、早めに病院に行った方が良いので
これは覚えておいて下さいね。
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【今日のまとめ】
■インフルエンザと普通の風邪の違いは、
インフルエンザは38℃以上の高熱が出ること。
■インフルエンザにかかったら、
病院に行ってタミフルを処方してもらうか
家で安静にして水分を十分にとる。
■高齢者や水分が十分に取れない時、
他に病気があって体が弱い人などは、
早めに病院に行く。
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